酢豚のひとりごと

楽しい芝居と映画探しつづけま~す!

読書三昧 (28年8月)

2016-08-31 12:46:01 | BOOK



読書三昧(28年8月)

手術・入院があったため、4冊しか読めなかった。
分野は違うがそれぞれパワフルで魅力的な本だった。

8月に読んだ本

誉田哲也『硝子の太陽Rouge』
駒村吉重『君は隅田川に消えたのかー藤牧義夫と版画の虚実』
村上春樹『雑文集』
伊藤龍平『怪談おくのほそ道』―現代語訳『芭蕉翁行脚怪談袋』

☆誉田哲也『硝子の太陽Rouge』
誉田哲也に〈ジウ〉サーガと姫川玲子のヒットシリーズがある。コラボで書かれたうち、先月は『硝子の太陽Noir』を読んだ。今月は姫川玲子シリーズの『硝子の太陽Rouge』。
こちらのシリーズは、登場人物の人間関係が良くわかっているから、すらすら読みやすい。事件自体は殺伐な話であるが、いつもどおり姫川玲子と上司や部下との付き合いが非常に魅力的に描かれていて楽しい。また職場の天敵である勝俣健作警部補とのやりとりが大きなアクセントになっており面白く読める。お薦め!

☆駒村吉重『君は隅田川に消えたのかー藤牧義夫と版画の虚実』
7月27日のブログに町田国際版画美術館の『小野忠重コレクション展』のことを書いたところ、小野忠重について興味深い本があると教えてもらったのがこの本。実在した人物が登場する生々しさにミステリーの要素もあって凄く面白い。さすがノンフィクション大賞をとった著者だけあり文章に説得力もある。
ただそれなりに有名な版画家であった小野忠重が何故こんなに手の込んだ危険なことをやらなければならなかったのかは、一応著者の説明はあるもののやっぱり疑問。
近代版画に関心あればお薦め。

☆村上春樹『雑文集』
村上春樹の本の序文・解説や挨拶などをまとめた短い雑文からなっている。
だからほとんど私の知らない外国のジャズ奏者や小説家などのことが書かれており、本来何の興味も湧かないはずなのだが、不思議に読んでいて楽しい。
文章が明快なこともあるが、一番大きいのは、多分ジャズ奏者や小説家のことを媒介にした村上春樹自身がそこに描かれているからだろう。
文章の中ではエルサレム賞・受賞の挨拶『壁と卵』に感銘を受けた。難しいスピーチを強いられる中で、相手を傷つけることなく(多分)自分の意見をきっちり言えるのが凄い。

☆『怪談おくのほそ道』―現代語訳『芭蕉翁行脚怪談袋』
江戸時代後期の奇談集『芭蕉翁行脚怪談袋』の現代語訳に、著者の解説をつけたもの。この時代の人々の思う芭蕉像が読みとれて面白い。ただ怪談とついているわりにはそれほど引き込まれる話はなく、また芭蕉が中国地方や九州に登場したり、掲載されている俳句の作者が違っていたり史実的にはかなり変。芭蕉やその門人を登場させて興味をひいたのであろう。
著者は本書を『怪談おくのほそ道』名付けたことについて解題で説明はしているのだが、違和感は残る。

『シン・ゴジラ』

2016-08-29 10:57:21 | 映画



『シン・ゴジラ』

配給:東宝、総監督・脚本:庵野秀明、監督・特技監督:樋口真嗣、音楽: 鷺巣 詩郎
出演:長谷川 博己・竹野内 豊・石原 さとみ他、有名俳優多数出演。

長谷川 博己フアンに連れられて、映画『シン・ゴジラ』に行って来た。公開4週を過ぎているのに結構混んでいる。
ゴジラシリーズもこの映画が第29作目だと言うからびっくり。

内容は一言で言うと、福島原発での政府のモタモタ対応にゴジラをくっつけたようなお話。
全体にからっとしていて気持ちよく見られる。

はじめの方で怪獣の姿が明らかになる部分が面白い。ちょっと意表をつかれた。
自衛隊の協力のせいか戦闘機、戦車、兵器など画面に重量感があるのもこの映画の強さかも。また多くの役者さん達が少ない出番で個性を競い合っているのも映画を面白くしている。

ただゴジラ側から見ると、今回は主役とは言えないし、ゴジラ自体に哀愁が感じられないのも残念。
底に流れるこの映画のコンセプトは「自分の国は自分で守る」といったところか。

同行の長谷川博己ファンは、いつものマニアックな役でなく正統派の主役として、ほとんどでずっぱりに大満足。ただ私にはどう贔屓目に見ても彼が政治家には見えなかったのだけれど。

石原さとみが映画『進撃の巨人』と同様独自のキャラ確立で存在感を見せている。


夾竹桃

2016-08-23 17:06:15 | お花



線路沿いに咲いていた夾竹桃


久しぶりの散歩です。歩くことがこんなに大変とは・・・
あえぎあえぎ7~8分。途中日が差しはじめて、無理と判断。今日は戻りました。

でも散歩これからも続けます。お花も咲いているし、それに私には「ポケモンGO」という強い味方もあるのだから・・・。

退院

2016-08-13 22:40:33 | 食べ物
先日、体調いいので気楽な気分で病院検査。
意外にも数値が大幅悪化していて、CT、即入院。翌日手術になってしまいました。

もう家に帰れないかと思いましたが、術後の経過が良く、今日やっと無事退院。




写真は術後3日目の病院食。色と味はついていますが、液体のみ。
退院後もしばらくお粥。早く普通に食べたい~。

カマキリ

2016-08-07 12:49:41 | その他


近くの空地で大掛かりな草刈りの音が聞こえていると思ったら、大きなカマキリが飛んできました。
網戸が気に入ったのかそれからずっと居付いています。

時々声をかけると、目をこちらに向けてくれます。
ずっと居てくれるといいのですが・・・。


五輪の水泳個人メドレーで、東洋大萩野公介が金メダル第一号。
卒業生としてはうれしいニュースです。