『キネマと恋人』 (於)シアタートラム
【台本・演出】 ケラリーノ・サンドロヴィッチ、 【出演】妻夫木聡・ 緒川たまき・ともさかりえ・三上市朗・佐藤誓・橋本淳・尾方宣久 廣川三憲 村岡希美 他
昨日芝居『キネマと恋人』見てきました。何人かの役者さんがインフルエンザにかかりしばらく休演していたのですが、たまたま昨日から再開。ラッキーでした。
ウディ・アレン監督の映画「カイロの紫のバラ」を翻案した作品で、舞台はとある日本の港町。主役は映画が大好きな女性(緒川たまき)で、映画の脇役に出ている俳優と彼が演じる侍の両方に恋してしまうというファンタジックなお話。
映画の登場人物が画面から飛び出すなどドタバタの面白さもありますが、究極はほのぼのとした姉妹の愛情あふれる物語。
舞台転換はダンスを交えながらスムーズに進み、映像も役者との掛け合いまでこなす見事なもの。3時間全く飽きさせないケラリーノ・サンドロヴィッチはさすがに凄い。
文句なしに楽しいのですが、ひねりや風刺が少ないので印象はちょっと薄いかもしれません。
役者では姉(森口ハルコ)役の緒川たまきがおっとりしたいい味を見せ、妹役のともさかりえといいコンビ。妻夫木聡は俳優(高木高助)と映画の登場人物(間坂寅蔵)を軽やかに演じ笑わせてくれます。
東京公演は12月4日(日)まで
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