酢豚のひとりごと

楽しい芝居と映画探しつづけま~す!

『ゴーストライター』・『デート〜恋とはどんなものかしら〜』

2015-01-28 10:17:22 | テレビ


『ゴーストライター』・『デート〜恋とはどんなものかしら〜』

1月からの私の見るテレビドラマは、選考??の結果「ゴーストライター」と「デート〜恋とはどんなものかしら〜」が残りました。どちらも私にとっては珍しいフジテレビです。

まず「ゴーストライター」は二回目がだれて、脱落しそうになったのですが、三回目で俄然面白くなってきました。いよいよ小説をめぐる女のドロドロの戦いが開始。ゴーストライターになった水川あさみの変身がどこまでいくか楽しみ~!!

一方の「デート〜恋とはどんなものかしら~」は最初は馬鹿らしいと思って見ていたのですが、杏と長谷川博己の絶妙のぼけぶりにはまってしまいました。長谷川博己は 園子温監督の映画『地獄でなぜ悪い』以来吹っ切れたみたい。今年8月には同じ園子温監督で『ラブ&ピース』が封切りになるのですが、やっぱりボケキャラだそう。
「デート」も続けて見ることにしました。

『神様はバリにいる』

2015-01-27 19:52:27 | 映画


「神様はバリにいる」
監督:李闘士男、出演:堤真一・尾野真千子・ナオト・インティライミ・菜々緒・玉木宏

バリ島で成功した破天荒な事業家の話。堤真一と尾上真知子が役にはまっていい味を出している。
元気が出る心温まる話なのだが、原作が実話のせいか、今一歩はじけたところがない。また現地の人に対して、多少上から目線なのも気になった。
もう少し笑いを期待したのに残念。おいしい部分だけ抜き出した予告編の方が面白かった。

気持ちの萎えている人にはお薦めだが。

『新春浅草歌舞伎』

2015-01-25 18:05:18 | 演劇


「新春浅草歌舞伎」  (於)浅草公会堂

出演者:尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助、中村種之助、中村米吉、中村隼人、中村児太郎ほか

浅草公会堂は雷門をくぐり、ごった返す仲見世の途中を左に曲ったところにある。ここで上演中の『新春浅草歌舞伎』第二部を見に行った。尾上松也を筆頭に20代の若手7人が中心の舞台。
演目は「仮名手本忠臣蔵」の五段目と六段目で早野勘平(尾上松也)と妻おかる(中村児太郎)のお話。おかるは祇園へ身売り、勘平は猟銃でおかるの父を撃ってしまったと勘違いして切腹という新春らしくない悲しい舞台。

主役は最近ミュージカルやテレビで大活躍の尾上松也であるが、私はおかる役の中村児太郎に注目。
昔国立劇場で『俊寛』を見た時、まだ児太郎を名乗っていた父親の福助が海女千鳥を演ずるのを見たことがあったからである。かわいらしく軽やかに動く千鳥をすごく魅力的に感じた記憶がある。今回の六代目児太郎はすっかり円熟した女性の風情。演目は違うとはいえ、父親と全く違う雰囲気にびっくりした。(と書いたところで六代目児太郎も2012年に国立劇場で千鳥を演じたのを知った。見過ごしたのが残念)

「仮名手本忠臣蔵」の後は、舞踊の『猩々』と『俄獅子』。どちらも華やかで明るくやっと新春気分を満喫出来た。
公演は明日26日が千穐楽

『雪と月と花 ~国宝「雪松図」と四季の草花~』

2015-01-15 12:31:26 | 美術館


『雪と月と花 ~国宝「雪松図」と四季の草花~』   於:日本橋の三井記念美術館

1月9日のBS日テレ「ぶらぶら美術・博物館」で紹介されたので行ってみたくなりました。

三井家のコレクションの中から「雪」「月」「四季の草花」などをモチーフにした絵画・工芸品が展示されています。今回の目玉は、円山応挙の代表作・国宝「雪松図屏風」。他にも国宝「志野茶碗 銘卯花墻」や酒井抱一「秋草に兎図襖」、象彦『月宮殿蒔絵水晶台』などがありました。
名品と言われるものはそれぞれいいのですが、私は、いくつかの作品にあった緻密な細工の「蒔絵」の美しさと、美術館の落ち着いた雰囲気の素晴らしさが印象に残りました。  会期は1月24日(土)まで

『ゴーストライター』と『オリエント急行殺人事件』

2015-01-14 12:29:23 | テレビ


『ゴーストライター』と『オリエント急行殺人事件』

1月からのテレビの新ドラマ、何を見ようかなと現在検討中。一番目の候補が昨夜放映されたフジテレビの、中谷美紀と水川あさみの二人が有名作家とそのゴーストライターになるサスペンスタッチのドラマ『ゴーストライター』。1回目は緊迫感あり見ごたえありでとりあえず取りおき。視聴率低迷で苦しんでいるフジテレビとしては期待できるかも。
どれを残すかは金曜日のTBSの『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』などいくつか見てから決めるつもり。

フジテレビの開局55周年企画である三谷幸喜の二夜連続の『オリエント急行殺人事件』も見た。昔読んだ原作の筋もすっかり忘れていたので前篇はわくわく感あり。ただ三谷幸喜のオリジナルという後篇は、3時間退屈しないで見られはしたものの、全体で考えると必要かどうかはちょっと疑問。

三谷幸喜の随所に見られる遊び心や緩やかなラストをみると、正月三が日のうちに放映した方が良かったのでは。

『海月姫』

2015-01-04 20:59:29 | 映画


「海月姫」
監督:川村泰祐、原作:『海月姫』東村アキコ、出演:能年玲奈・菅田将暉・池脇千鶴・太田莉菜・馬場園梓(アジアン)・篠原ともえ・片瀬那奈・速水もこみち・平泉成・中村倫也・内野謙太・長谷川博己

明けましておめでとうございます。
今年初めての映画は何故か「海月姫」。『あまちゃん』の能年玲奈のフアンではありません。
理由は想像におまかせすることにして・・・。

原作は東村アキコの人気コミック。
クラゲの好きな女の子・月海(能年玲奈)は男子禁制のアパート「天水館」で、オタク女子の仲間5人で楽しく暮らしている。そこへ女装趣味のイケメン・蔵之介(菅田将暉)が男であることを隠して出入りするようになってから・・・。

彼女たちを悩ます「立ち退き問題」ネタは、先月まで見ていたテレビドラマ「Nのために」もそうだったが、最近多くてちょっと食傷気味。
主演の能年玲奈はもっとはじけっぷりを期待したが、あと一歩迫力不足。オタク女子仲間も顔がはっきり見えないのが三人いて、個性が消えてしまうのはもったいない。
一方で女装シーンが大部分の菅田将暉は見栄えも良く大活躍。実質主役と言っていい。

クラゲの映像が楽しく、軽い気持ちで見られるお正月映画。前に見た映画で綾瀬はるか主演の「ひみつのアッコちゃん」と印象が似ていると思ったら同じ川村泰祐監督だった。