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『藁の楯』
抗がん剤のだるさが弱まってきたので、昨日は映画にお出かけ。目的は『探偵はBARにいる2』だったのだが、『藁の楯』がカンヌ映画祭の上映日と聞いて急遽変更。
監督:三池崇史 原作:きうちかずひろ 出演:大沢たかお、松嶋菜々子、永山絢斗、藤原竜也 他
幼女惨殺犯人の清丸国秀(藤原竜也)を東京の警視庁まで身柄を護送する5人のSPたち(大沢たかお、松嶋菜々子他)の話。
清丸を殺せば10億円支払うとの一面広告が新聞に載ったために、護送犯人を守るSPたちの命も狙われる羽目に。
何故死刑になるような犯人のため自分たちの命をかけなければならないのか。メンバーそれぞれの葛藤の中でお互いが疑心暗鬼に・・・。
題材としてはユニークで面白いのだが、似たような重いエピソードが続くことや、前半のスピード感が後半まで続かないことなどに不満が残る。お涙的味付けをそぎ落とし、乾燥したアクション映画にした方が面白くなったのではないか。
俳優では『デスノート』や『パレード』以来すっかり悪が板についてきた藤原竜也が、今回もとらえどころのない若者役にぴったりはまっていて好演。また永山絢斗や余貴美子などの脇役が、主演の大沢たかお、松嶋菜々子を上回る個性的な演技を見せている。
退屈しない映画ではあるが、カンヌのパルムドールには遠そう。
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