酢豚のひとりごと

楽しい芝居と映画探しつづけま~す!

坂口安吾

2009-05-30 11:43:32 | 東洋大学
東洋大学のエクステンション講座に参加して来ました。
「坂口安吾と現代」の五回の講座の内の第一回目で、題は「『二十七歳』と『三十歳』」。
講師は山崎甲一東洋大学文学部教授。
参加者は40名弱。明らかに男性の方が多い。安吾は女性には余り好かれていない??

安吾は全くの初心者ですが、とりあえず作品の『二十七歳』と『三十歳』を読んで出席。

山崎先生は次のように話されました。
 安吾は無頼派と呼ばれ、反逆の精神を持った好きな作家であるが、対女性との関
係で見ると違った面が見える。安吾の性格には自己批評や相対的視点が欠けている。
女性に対しては、雅量が小さな包容力に欠けた男であった。安吾の『二十七歳』や
『三十歳』での津世子への接し方を見るとよくわかる。

短い時間でしたが、安吾の作品の読み方の一端がわかったような気がします。
次回は藤本典裕先生の「安吾の推理小説」。それまでに『不連続殺人事件』だけ
でも読んでいくことにします。


「浮世絵ベルギーロイヤルコレクション展」

2009-05-08 19:26:41 | 美術館
「浮世絵ベルギーロイヤルコレクション展」

学校の図書館で調べものをして、帰りに日本橋の高島屋に寄る。
いま「浮世絵ベルギーロイヤルコレクション展」をやっている。浮世絵約150点を展示。
「江戸時代の感動が、ベルギーから里帰り」が宣伝文句。
作品は保存状態が良く、当初の色彩を保っているとのこと。

今回目についたのは、喜多川歌麿の作品。 「六玉川 野田の玉川」や「青楼十二時」の12枚などに魅かれた。歌麿を魅力的と思ったのは初めてだが、色がきれいなせいか。

好きな鈴木春信もたくさんあった。春信になぜこれだけ魅かれるのだろうと考えているうちにこんなことを考えた。春信作品には小道具が上手く使われていること。鳥籠、手拭い、盥、傘などどれもさりげなくあるのだが、動きのある人物との取り合わせが絶妙なのである。

他に写楽、北斎、広重などたくさんの作品があり、お勧めだが、残念なことに5月11日(月)まで

前川知大

2009-05-03 22:56:44 | 東洋大学
5月1日にNHKの教育テレビの芸術劇場で「イキウメ短編集」という舞台をやってました。
前世の話や地獄の話などちょっと不思議な気分。シュールというか不条理というか中々ユニーク。
一度、生の舞台が見たくなりました。

作・演出は前川知大で劇団イキウメ主宰。

この前川知大は、実は東洋大学文学部哲学科の卒業生で、「映画研究会」にいたらしい。
今はすごい売れっ子で8月までに3本の演出が決まってます。(5月「関数ドミノ」・7月「奇ツ怪」・8月「狭き門より入れ」)

頑張れ!東洋大学!