酢豚のひとりごと

楽しい芝居と映画探しつづけま~す!

『初代宮川香山 技と美の饗宴』 展

2017-08-20 18:14:34 | 美術
『初代宮川香山 技と美の饗宴』展     於:宮川香山 眞葛ミュージアム





「宮川香山 眞葛ミュージアム」に行って来ました。横浜駅から徒歩で10分くらいかかります。

陶磁器には詳しくありませんが、小さい美術館ながら、香山の見ごたえのある作品が並んでいます。
眞葛焼は京都でやきものを生業としていた家に生まれた宮川香山が、横浜で眞葛窯を開窯したのが始め。
浮彫りの作品が海外で評価され、国内でも人気が出たとのこと。




たまたま見にきていたおじさんが、花瓶を見ながら百年も前にこの色を出せたのは凄いとさかんに感心していました。

私は浮世絵の河鍋暁斎の影響をうけたという蛙の浮彫りの花瓶に興味を持ちましたが、暁斎はあまり花瓶のイメージには合わないような・・・。

浮彫りが面白くて、誰でも楽しめますが、開館は土曜・日曜だけなので要注意。

『詩情の森‐語りかたられる空間』

2017-05-18 16:25:24 | 美術



KAAT EXHIBITION 2017   『詩情の森‐語りかたられる空間』
(於)KAAT神奈川芸術劇場 3F中スタジオ
角文平・金子富之・田中望・ 藤堂・長沢明・三瀬夏之介

画家と彫刻家の作品が、演劇空間に展示という三重のコラボ。
それぞれの作品が素直に馴染んでおり、意外に心地よい。
個別の作品では、三瀬夏之介の和紙がなんとも言えない味わい。写真を撮りたくなるという意味では、長沢明の絵がお奨め。



ずっとモダンアート的なものには、なんの興味もなかったけれど、心が動いたのは10年ぐらい前「塩田千春」の展示を見てから。
今も訳はわからないが何故か落ち着く。
少ない展示なのだけれど、椅子に座って1時間ぐらいを過ごした。二組ぐらい一緒になったが直ぐ出ていってしまったので、ほとんどの時間私一人という贅沢。

会期は2017年5月28日(日)まで

昼は向かいにある洋食屋「トレビ」のランチでトマトソースパスタ。
美味しくて、ボリュームもしっかりあったのだけれど、写真を忘れた。

『草間彌生 わが永遠の魂』

2017-05-08 22:31:13 | 美術



草間彌生「あたり」しました。会場に入った途端、びっしり並べられたカラフルな絵の洪水に目がくらくら。体調が今一つの上に、お腹も空いたままで入ったので、完全にダウン。
今90歳近くになるはずの婆さんのパワーに見事やられてしまいました。





今日は六本木の国立新美術館に来ました。連休明けで入場券を買うのも10分ぐらい並んだだけ。順調に入ったまでは良かったのですが・・・。
結局初期の作品などは見ずにやっと見つけたガラス越しに屋外展示のかぼちゃが見える椅子に座って時間を過ごしました。

負け惜しみですが、ひょっとしたら草間彌生の作品が、私には合わないのかもしれません。



『紙に描いた名品展』

2017-05-06 18:05:06 | 美術



昨日は思いきって、銀座まで。
人混みを避けて、銀座7丁目の「ギャルリーためなが」で『紙に描いた名品展』を見た。今回の展示は紙に書かれた水彩画やパステル画で、全体的に重量感はないが、シャガールやデュフィの絵は見応えがあった。藤田の猫もあったがあまり精気が感じられず残念。
目の前でゆっくり見られるのが画廊で見るぜいたく。




昼はそば所銀座「よし田」で天せいろ(1100円)。宴会で盛り上がっているグループもありにぎやか。





帰り日比谷のペニンシュラホテルのところに、「紅橡の花」が端正に咲いていた。

『佐藤泰生展ー透過する刻 花と人達ー』

2017-04-30 18:25:08 | 美術



連休の雰囲気を味わうため、横浜高島屋へ。すごい賑わい。

買物ついでに、7階の美術画廊に寄り道。
「佐藤泰生展ー透過する刻 花と人達ー」をやっていた。油彩とガラス絵を展示。シャガール的な色使いは魅力だが、全体に絵の構成が不安定な感じ。何となく見ていて不安な気分になる。
その場に画家ご本人らしき人がいたが、そんな印象は全然なかったけど(笑)

他にもこの階には魅力的な陶器などの展示あり。美術品を見ていると元気になれる。

『ジョルジュ・ルオー大回顧展』

2016-11-25 22:24:02 | 美術



『ジョルジュ・ルオー大回顧展』  (於)銀座7丁目「ギャルリーためなが」

ルオー展行ってきました。ジョルジュ・ルオー財団の協力で、約50点を展示。
ルオーの展覧会でこれほど見ごたえのあるのを見たのは初めて。素人目にもいい作品ばかりです。

過去に見たのはもっと暗い印象だったのですが、ここでは明るい色調の作品も多数あります。一番好きなのは「ピエロ」。
大満足でおすすめです。

会期は 12月11日(日)まで。入場無料。





帰りは日比谷公園まで足をのばしました。黄葉が美しく、いい一日になりました。

『塩田千春ー鍵のかかった部屋』

2016-09-29 16:44:39 | 美術



『塩田千春ー鍵のかかった部屋』   (於)KAAT 神奈川芸術劇場

塩田千春の展示は何度か見ているので、チラシを見てある程度の想像をして来たのだが、それを上回るインパクト。やはり凄い!

蜘蛛の巣のようにはりめぐらされた赤い糸と鍵とドアと鏡の世界。いつもは吊り下げられたものが主役であることが多いが、今回はそれぞれが対等に主張している。
塩田千春ならではの驚きの世界が広がる。





見ごたえのあるおすすめの展示。
10月10日(月)まで

『現代日本画  遥かなる名峰の表情展』

2016-09-18 23:25:22 | 美術



先週は薬の副作用でほとんどダウン。やっと今日から動き始めました。

とりあえず体に負担の少ない、中目黒にある小さな美術館『郷さくら美術館』へ。今「現代日本画 遥かなる名峰の表情展」をやっています。

名のとおり山の絵がメイン。でも私は元々、山にそれほど興味がないので、同時開催の「桜百景VOL.7」の桜の絵の方にひかれました。
中でも淡い絵だけど、齋藤ゆりあの『春流譜(しゅんりゅうふ)』という作品の色合いが魅力的でした。

会期は12月4日(日)まで

遅い昼食は美術館から4~5分の『出雲蕎麦 錦織』。少し待ちましたが、雰囲気のいいお店でおいしいお蕎麦でした。


   『出雲蕎麦 錦織』の「梅鬼おろし蕎麦」

『宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ』

2016-09-11 19:53:40 | 美術



『宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ』へ行ってきた。

宇宙に関わる、科学的なもの、イメージによる映像、美術的なものなど、様々なものが展示されている。
雰囲気から言うと、万博のテーマ館といった感じかな。

私は「竹取物語絵巻」や常陸の国の人が見たというUFOらしきものの絵のある「うつろ舟の蛮女」などに興味をひかれた。


「うつろ舟の蛮女」


最近話題の「月面探索ローバーHAKUTO」(模型)の展示もあった。




(於)森美術館(森タワー53F ) 会期は2017年1月9日(月・祝)まで

『諷刺画って面白い?』 と 『小野忠重コレクション展 ―近代日本版画―』

2016-07-27 23:39:25 | 美術



「諷刺画って面白い?」と「小野忠重コレクション展 ―近代日本版画―」  於:町田国際版画美術館

昨日「町田市民文学館」の後に行ったのが、当初の目的地である「町田国際版画美術館」。
ここでは「諷刺画って面白い?」と「小野忠重コレクション展 ―近代日本版画―」をやっていた。

まず「諷刺画って面白い?」は、海外三人の作品とフランスの『ラ・カリカチュール』紙掲載の作品などを中心に諷刺画100点を展示。

まずウィリアム・ホーガスとオノレ・ドーミエの作品は面白いのだが、ホーガスは教訓的・ドーミエは父子の愛情物で諷刺画と言えるかどうか疑問だし、フランシス・ゴヤの作品はほとんど諷刺の内容がわからない。唯一新聞『ラ・カリカチュール』の作品から言論の自由や為政者への諷刺が読み取れ、絵もきれいで共感できた。

同時開催の「「小野忠重コレクション展 ―近代日本版画―」は国内作家中心の版画作品や資料約180点を展示。全般的には印象の暗い作品が多いと感じたが、中で竹下夢二、藤田嗣治、梅原龍三郎などの作品に目をひかれた。
これは私が有名人病に毒されているせいかもしれない。

会期は2016年9月22日(Thu)まで。




帰りは町田駅周辺で遅い昼食。なじみの『富士そば』の天ぷらそばですませた。