曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

ツマムラサキマダラの卵が孵化しました

2018年07月12日 | 日記

今日の夕暮れ

この時間まだみかん畑にいます。なぜなら、夕方日が西に傾いてから仕事に出かけます。でも、夏至からもう20日も経ちました。日の暮れるのが早くなったのを感じます。

 


 今朝ようやく白黒の子猫を捕まえて飼ってくださる所へ持って行き、子猫騒動は終わりました。

この子猫はもう一つの茶色の子猫より警戒心か強くて、なかなか近くに寄ることができませんでした。そこで餌を与えておびき出してから柄の長い蝶用の補中網で捕まえました。網の中へ入ると意外におとなしくしていました。動物病院へ連れて行く時に嫌がる猫は洗濯ネットに入れて行くと聞いたことがあります。補中網も洗濯ネットと同じ効果があるのかもしれません。

 

猫騒動が無事に終わったので、これからは蝶の飼育に専念できます。蝶小屋の中ではツマムラサキマダラとカバマダラが毎日せっせと卵を産んでいます。その卵の一つが今夜孵化しているのに気付きました。孵化したばかりの幼虫は1.5mmくないしかありませんが産み付けられたキジョランの葉からトウワタの葉に移さねばなりません。ツマムラサキマダラの幼虫はキジョランの葉ではうまく育ちません。明日の朝にはトウワタの葉に乗り移っているといいのですが。

 

梅雨が明けてこれからしばらくの間、蝶の数は非常に多くなります。大型のアゲハの仲間が特に目立つようになります。今日はとても美しい大型の蝶のカラスアゲハに出会いました。夏の明るい日差しをコバルトブルーに反射して飛ぶ姿はとてもきれいです。日本の国蝶のオオムラサキも美しい蝶ですが、カラスアゲハも美しさにおいては負けないと思います。しばらく飛ぶ姿を写真に撮りました。

 


ツマムラサキマダラの卵が孵化

 

 

キジョランの葉で孵化していました。

キジョランの葉からトウワタの葉に移ってもらいます。

 ツマムラサキマダラの飼育は初めてなので手探り状態です。うまく行くといいのですが。ツマムラサキマダラはもう15個くらい卵を産んでくれました。

 

 


カラスアゲハ

 

カラスアゲハは真夏の蝶です。

 

 

 

 

 

 


豪雨の爪跡

2018年07月10日 | 日記

今日のみかん

早生みかん  秋になったら美味しく食べられる早生みかんは今こんな状態です。カマキリさんもまだ幼稚園くらいでしょうか。

 


 この度の西日本豪雨は各地に大きな災害をもたらしました。大島でも崖崩れなどで道路が不通になった所がかなりあったようです。主要道路から復旧を急いでいるようですが、我が家のみかん園のそばでも崩落で農道が通れなくなった所があります。まだ手つかずで放置されているのですが一日も早く通れるようにしていただきたいところですが、生活道路の方を優先しているのは仕方がありません。

夕方、みかん園から海の方を眺めると、海面に大量のごみが浮いて流れているのが見えました。舟の航行には危ないですね。以前舟で沖に出ていたころには何度か流木に当たって危ない目にあったことがあります。

 

昨日迷子の子猫のことを書きましたが、今日もらい手が決まり、行く先ができました。皆様にはご心配をおかけしてすみませんでした。

 


豪雨によるがけ崩れ

 

農道の左側が私のみかん園です。

 

夕方の海

五味が帯状になって流れていました。

 

梅雨明けの空はとても気持ちいいですね

 

 

 


子猫

2018年07月09日 | 日記

今日の空

夏を感じさせる空でした

 


 何方か猫を飼ってみようと言う方はいませんか。

 

我が家には今まで10年以上飼っているシロとソックスと言う猫がいます。この子猫たちがやって来て、母親の姿が見えないので仕方なく面倒を見ています。捨てに行くわけにもいかず、あちこちに声をかけて里親になってくださる方を探していますが、簡単には見つかりません。

単刀直入に申しますが、「どなたか この子猫たちを飼ってくださる方はいませんか」 

もしも飼っても良いと言う方がおられましたら、是非ご連絡ください。

 


迷子の子猫

 

 

 

 

 

 


雉のカップルが歩いていました

若いメスですね。今年の子供でしょうか。

 

 


子猫をどうしたものか

2018年07月07日 | 日記

今日の花

クサタチバナ 名前の通り柑橘の花によく似ていますね。こちらの方ではほとんど見かけない植物ですが、キョウチクトウ科の植物なのでアサギマダラの食草になります。一昨年種をいただいたので播いて育てていますが、初めて花が咲きました。

 


 西日本では今日も一日ひどい雨でした。各地で大きな災害となっていますが、心よりお見舞い申し上げます。

日本では梅雨の末期に毎年繰り返される水害ですが、何とかならないのでしょうか。自然災害はいつも起こってから対策を考えることが多いですね、人間の力の及ばないこともありますが、のど元過ぎれば・・・・・とならないよう、肝に銘じたいものです。限られた財源をどう使えば良いのか政府や政治家はよく考えていただきたいですね。

私の所では幸いにも大きな災害はありませんでした。ただ、山の方や畑の見回りは危険が伴うので行かないようにしています。多少のがけ崩れなどはあるかもしれません。一日中作業場のかたずけなどをしていました。数日前から野良の子猫が作業場の周りにいるのですが、今日は正体を突き止めました。餌で釣っておびき出したのです。ここ数日の様子を見ると親猫は見かけません。この子猫ははぐれたのでしょうか。現在我が家では作業場で2匹の猫を飼っています。もう11歳になる老いた猫ですが、この2匹は最後までしっかり面倒をみなければなりませんので、新たに子猫を飼うわけにはいきません。今日は写真を撮るために餌でおびき寄せてみましたが、今後どうしたものか悩んでいます。

母親が連れて行ってくれると一番良いのですが、お母さんはどこへ行ったのでしょうね。


今年の七夕はのんびり夜空を眺めることはできませんでした。

 


餌に寄って来る子猫

 

 

我が家の猫ソックスが2・3日ぶりで帰って来ました。 「おい、おまえは誰だ!」 子猫を見て驚いているソックス。

それでも子猫はひるみません。耳はぺしゃんこになっても、必死で餌を狙っています。

尻尾が完全に垂れていますが、引き下がれないようです。やはりオスかな。

この子は様子をうかがいながら逃げて行きました。

私の方を伺っています。こちらはメスかな。

 


飼育小屋にカバマダラとツマムラサキマダラのお客様が来ました

2018年07月06日 | 日記

今日の猫

 

1匹はこちらも見ずに一目さん逃げて行きました。

この数日、野良の子猫を家の周りで見かけるようになりました。数匹いるようですが人を見るとすぐに逃げたり隠れたりするのでよくわかりません。この大きさの子猫だったらまだ母猫が付いているはずなのですが、母猫の姿を見たことがありません。どうしたのでしょうね。こんな小さな子猫はカラスにでも見つかると持って行かれます。無事に育ちますかどうか。

 


 ひどい雨が降り続いています。梅雨の末期によくあることですが、今日のニュースを見ると、各地で川の水かさは上がり心配のされる状態になっているようです。平地の少ない町では人家が山際まで建ち並んでいますが、こんなに降るとがけ崩れや山津波の恐れがあります。何処においても大きな災害が起こりませんようお祈りします。

さて、私の所には今日、蝶のお客様がやって来ました。蝶と言っても皆様にはあまりなじみのない蝶で、日本では九州以南の島々か沖縄地方に行かねば見られない南方系のマダラチョウです。一つはカバマダラといってオレンジ色に黒と白の斑点を持つ中くらいの蝶で、台風などの強い風に乗せられて本州にも時々やってきます。私の所大島にも3~4年に一度くらいは迷蝶としてやって来る蝶なのですごーく珍しいということはありません。今回のカバマダラはある蝶の先生から送っていただいたものですが、南の蝶ですから夏の暑さには強く、これから冬までの間に飼育するのはとても楽な蝶です。上手く行くと秋までに2回から3回の発生が可能ですから沢山のカバマダラを見ることができるようになるかもしれません。

もう一つの蝶はツマムラサキマダラというカバマダラと同じマダラチョウの仲間です。もともと熱帯から亜熱帯で繁殖する蝶ですから日本で見られるのは種子島・屋久島より南の地方です。それでも繁殖力が強いのか沖縄地方でも数が多く蝶の中でも普通種とみられるようになっています。今日いただいたのはツマムラサキマダラのメスなのでオスより少し地味なのですが翅の表に紫色があってとてもきれいな蝶です。次の世代できれいなオスが出たら写真でご紹介します。

飼育小屋はしばらくの間空っぽだったのですが、これからは忙しくなります。

 


蝶の飼育小屋

小屋の中には餌となる花は十分にあります。

以前飼っていた蝶の亡骸です。

 

先ほどレターパックが届きました。

元気で無事に届いているか心配です。

三角紙に入っています。手に取るとすぐにもぞもぞと動き始めました。元気です。

まず採卵室に入れます。元気に飛んでゆきました。

先日ここで羽化したツマグロヒョウモンのメスの写真をもう一度のせてみましょう

ちょっと、似ていませんか? カバマダラは体内に毒を持つ毒蝶と言われていますので、ツマグロヒョウモンのメスは毒蝶のカバマダラに似せていて身を守る擬態とも言われていますが、普段同じ所に生息していないのであまり意味はないと思います。偶然似ただけかもしれません。それともはるか昔には、同居していた時代があったのかもしれませんが証明するのは難しいかもしれません。

 

 

 

2匹目です

 

 

最後はツマムラサキマダラのメスです。

三角紙から出るとすぐに飛んでゆきました。これも元気です。

隅っこにとまりました。長旅の疲れもあるでしょうし、今日は雨で薄暗いのでもう飛ばないでしょう。数日花の蜜を吸って疲れがとれたら卵を産んでほ意志です。

 

 

 

 


今年一番の暑さ

2018年07月02日 | 日記

今日の果物

サクランボ この時期だと完熟なのでしょうか、めちゃ甘です。

 


 今日の蒸し暑さは梅雨明けを思わせるようでした。今の時代多くの仕事場では空調が働き寒い時期には暖房が入り、暑すぎる時期には冷房が入るのは当たり前なのかもしれません。でも、私たちのように野外での仕事場には空調は出来ません。人間の活動にちょうど良い気温である15℃から25℃の範囲に収まる時期の、4月から6月までと、9月後半から11月前半までは野外の仕事も快適です。寒い時期には重ね着をして調節ができますが、暑さばかりはどうしようもありません。体が暑さになれないこの時期、「梅雨明け10日」は一番厳しい季節です。早朝と夕方のややしのぎよい時間帯に仕事をするしかないわけですね。いわゆる農家の夏時間でしょうか。今日の暑さはまだ大丈夫と思って8時を過ぎて畑に出かけました。9時には29℃を越えて10時にはおそらく30度を超えていたように思います。体が暑さに慣れていないものですから、炎天下での仕事は応えました。20分草刈りをしては10分間車の中で冷房をガンガンきかせて体を冷やすのです。そしてまた外へ出て仕事です。暑さはやはり体力を消耗しますね。

昼食後はしっかりお昼寝をしました。午前中の暑さに懲りたので午後は5時を過ぎて仕事に出かけました。このあたり西日本では7時半ごろまでは十分明るいので夕方仕事をするのが体のためにも良いと思います。帰りが遅いとホタルを見に行く時間がありません。今夜は9時過ぎて出かけましたがヘイケボタルは飛んでいました。

明日から夏時間の早起きです。台風もやって来るし対策をしなければ。

 


みかん畑からの海の眺め

 

小さな漁船が沖に向かって出て行きます。こんな時には「海に行きたいなあ」と心の中で呟いています。

 

 


久しぶりで蝶のこと

2018年07月01日 | 日記

今日の景色

いつものみかん畑からの景色  7月と言うだけで夏らしくなりました。蝉の初鳴きを聴いたと言う人もいました。

 


 あっと言う間に、一年の後半に入りましたね。

天気予報では梅雨明けは早そうだと言っていました。梅雨が早くあけてしまったら暑い夏が長いだろうといやになります。これからの野外労働はとても厳しいのです。それでもいいこともあります、暑い夏は美味しいみかんを作ってくれます。

 

家の前の蝶の飼育室に久しぶりで蝶が生まれました。ツマグロヒョウモンです。蝶のことはよく知らない方が多いと思いますが、春にお庭かプランターでビオラかパンジーを作られる方は多いと思います。春が過ぎて、花の終わるころに株を引き抜こうとすると赤と黒の色のどぎつい毛虫が付いていることがありませんか。パンジーや菫の葉を食べて育つこの毛虫がツマグロヒョウモンの幼虫です。我が家でもカミさんによく捨てられるのですが、今年は私がその幼虫をもらって飼育室に入れておきました。その幼虫がさなぎになり羽化したのです。蝶になれば比較的きれいな蝶なのですが、幼虫は嫌われ者です。

我が家の裏庭にはミョウガが植えてあります。そこへ行くとミョウガの葉を丸く閉じている所があります。その中にはクロセセリと言う蝶の蛹が隠れています。上手く身を隠していますね。もうじきに蝶になることでしょう。

 

蝶の中には真夏の暑い時期には夏眠するものもいます、そして暑さが嫌いなアサギマダラは夏の涼しい北国へ行ってしまいます。私も夏中寝ているか、極地の夜の無い国へ行って涼しく過ごしたいですね。

 


羽化したばかりのツマグロヒョウモン♀

 

 

ビオラにいたツマグロヒョウモンの幼虫

 

 

 

ミョウガの葉を巻いて中に隠れているクロセセリの幼虫

 

 

暑さの厳しい日には十分な水分を補給しましょう。

今までホタルのことで山ばかりでしたが、梅雨が明けたらやはり海です。海にも夜光虫と言う光るやつがいますが、海も楽しみですね。