曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

新しい命が次々と生まれています

2018年07月13日 | 日記

今日の空

秋は夕暮れ・・・・・  と言われますが、この数日夕焼けがきれいですね。旧暦ですと7月はもう秋です、夏が始まったばかりで秋の雰囲気を感じるのはちと早すぎるかもしれませんが。

 


 ツマムラサキマダラとカバマダラがやって来てからは飼育室がとても心配で、一日に何度となくのぞきに行ったり、撮影も忙しくなりました。幸いなことに、残ったカバマダラとツマムラサキマダラは元気です。昨日には初めてのツマムラの孵化がありましたが、今朝見るとカバマダラの卵も次々と孵化し始めていました。

新しい命が始まるのはいつ見ても感動的です。生まれたばかりのカバマダラの幼虫は蟻がやってくるとすぐに糸を出して葉からぶら下がり難を逃れます。しばらくして蟻が去った時を見計らって糸を手繰り元の葉に戻ってゆきます。あの小さな体の幼虫でさえ天敵から身を守りながら生きている姿はすごいなと思います。それでも多くの小さな命の多くは天敵に食べられてしまいます。ここは手を貸すべきか自然に任せるかいつも悩みます。蟻の数はすごく多いので全滅を避けのため何とかしなけれはいけませんね。

ツマムラサキマダラの母さんには困っています。何を思ったのか食草のトウワタに卵を産まないで、キジョランの新芽にばかり産んでいます。キジョランはアサギマダラの食草ですがツマムラサキマダラには適していなくて最初は食べますが最後まで育たないそうです。そこで孵化する前か孵化した直後に正しい食草のトウワタに移してやらねばなりません。最初からトウワタに産んでくれたら手間がかからなくていいのですが、困ったものです。

 

 


蟻の襲撃から逃れるカバマダラの赤ちゃん

 

 

キジョランに産み付けられたツマムラサキマダラの卵

 

 

 

初齢幼虫がトウワタの葉を食べ始めています

 

昨日生まれたツマムラサキマダラの幼虫   少し大きくなりました。

 

 

今日も元気 ツマムラサキマダラとカバマダラ

 

 


今の時期には夏型のとてもきれいなアゲハが飛んでいます。一瞬のことでうまく撮れませんでしたが真っ黒いモンキアゲハです。