曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

飼育小屋にカバマダラとツマムラサキマダラのお客様が来ました

2018年07月06日 | 日記

今日の猫

 

1匹はこちらも見ずに一目さん逃げて行きました。

この数日、野良の子猫を家の周りで見かけるようになりました。数匹いるようですが人を見るとすぐに逃げたり隠れたりするのでよくわかりません。この大きさの子猫だったらまだ母猫が付いているはずなのですが、母猫の姿を見たことがありません。どうしたのでしょうね。こんな小さな子猫はカラスにでも見つかると持って行かれます。無事に育ちますかどうか。

 


 ひどい雨が降り続いています。梅雨の末期によくあることですが、今日のニュースを見ると、各地で川の水かさは上がり心配のされる状態になっているようです。平地の少ない町では人家が山際まで建ち並んでいますが、こんなに降るとがけ崩れや山津波の恐れがあります。何処においても大きな災害が起こりませんようお祈りします。

さて、私の所には今日、蝶のお客様がやって来ました。蝶と言っても皆様にはあまりなじみのない蝶で、日本では九州以南の島々か沖縄地方に行かねば見られない南方系のマダラチョウです。一つはカバマダラといってオレンジ色に黒と白の斑点を持つ中くらいの蝶で、台風などの強い風に乗せられて本州にも時々やってきます。私の所大島にも3~4年に一度くらいは迷蝶としてやって来る蝶なのですごーく珍しいということはありません。今回のカバマダラはある蝶の先生から送っていただいたものですが、南の蝶ですから夏の暑さには強く、これから冬までの間に飼育するのはとても楽な蝶です。上手く行くと秋までに2回から3回の発生が可能ですから沢山のカバマダラを見ることができるようになるかもしれません。

もう一つの蝶はツマムラサキマダラというカバマダラと同じマダラチョウの仲間です。もともと熱帯から亜熱帯で繁殖する蝶ですから日本で見られるのは種子島・屋久島より南の地方です。それでも繁殖力が強いのか沖縄地方でも数が多く蝶の中でも普通種とみられるようになっています。今日いただいたのはツマムラサキマダラのメスなのでオスより少し地味なのですが翅の表に紫色があってとてもきれいな蝶です。次の世代できれいなオスが出たら写真でご紹介します。

飼育小屋はしばらくの間空っぽだったのですが、これからは忙しくなります。

 


蝶の飼育小屋

小屋の中には餌となる花は十分にあります。

以前飼っていた蝶の亡骸です。

 

先ほどレターパックが届きました。

元気で無事に届いているか心配です。

三角紙に入っています。手に取るとすぐにもぞもぞと動き始めました。元気です。

まず採卵室に入れます。元気に飛んでゆきました。

先日ここで羽化したツマグロヒョウモンのメスの写真をもう一度のせてみましょう

ちょっと、似ていませんか? カバマダラは体内に毒を持つ毒蝶と言われていますので、ツマグロヒョウモンのメスは毒蝶のカバマダラに似せていて身を守る擬態とも言われていますが、普段同じ所に生息していないのであまり意味はないと思います。偶然似ただけかもしれません。それともはるか昔には、同居していた時代があったのかもしれませんが証明するのは難しいかもしれません。

 

 

 

2匹目です

 

 

最後はツマムラサキマダラのメスです。

三角紙から出るとすぐに飛んでゆきました。これも元気です。

隅っこにとまりました。長旅の疲れもあるでしょうし、今日は雨で薄暗いのでもう飛ばないでしょう。数日花の蜜を吸って疲れがとれたら卵を産んでほ意志です。