曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

挿し木の椿が咲きました

2013年01月08日 | 日記

今日の花


2013年1月8日の椿

昨年の6月に春に伸びた新芽を取って挿し木をしました。充実した新枝を20cmくらいに切って葉を4枚から5枚残して川砂に密閉ざしにしました。一鉢に4本づつ挿して5鉢で20本ですが1本も枯れることなくすべて活着しました。この鉢は11月の下旬に植え替えたものです。小さな蕾が付いていたので部屋の中に入れていたところ今朝見たら花が開いていました。こんな小さな木で葉も4枚しかないのによく花を咲かせるものだと驚いています。すごい力ですね。

 

この椿は実生の椿ですから世界に1本しかない椿です。その椿が挿し木で21本になったわけです。

 

 

 


 

この椿は昨年このブログでも紹介しています 。その時とてもきれいだったのでみんなに分けてあげようと思い昨年挿し木で増やしました。ところが今年は昨年のような花が咲かないのです。下に昨年の花の写真を載せますので比べてみてください。

 

2011年の11月29日の写真

 

2012年1月12日の写真

 

2012年3月7日の写真

 

 

以上の写真はすべて同じ椿です。咲く時期によってこんなにも変わるのでしょうか。

 

 


菅原神社 (天神様)

2013年01月07日 | 神社の森シリーズ

今日の花

冬桜

11月ごろから咲きますが冬桜というようです。今の時期にはもう終わりが近いようでした。

 


 寒入りした途端穏やかな日和が続いています。収穫作業もあり時間が取れなかったので近くの菅原神社へ行ってきました。こどもの頃この神社へはよくシイのみを拾いに来ました。当時の社殿は古いものでしたが何年か前に新しく建て直されました。秋のお祭りはとても賑やかで行列が出るし出店もたくさん並んで子供心にとても楽しかったことを覚えています。今は社殿は手入れが行き届いていますがなんだか寂しさを感じました。ここの森も竹に侵入されています。心配です。

 

(松の内も明けたのでテンプレートを変えました。いつまでも正月気分では・・・) 


今日の音楽

Johann Sebastian Bach - Air - Herbert von Karajan

バッハの曲って飽きないしいつ聞いても受け入れやすいですね。画像もとてもきれいです。テレビをネットにつないでいる方はテレビでご覧ください。

ブラウザがI.E.の方は下をクリックしてください。

http://www.youtube.com/watch?v=i1kjbzjuYEQ&feature=related


神社の森シリーズ


5.菅原神社

 

 

 

 

天神様と言えば梅の花ですが、今年は寒くてまだ蕾もかたいようでした。

 

 

 

森の中にはそうとうの竹が入り込んでいます。

 

幹の感じではクロガネモチでしょうか。

竹藪がそこまで来ています。

大きな木はスダジイです。

アラカシもたくさんあります。

なんだかモダンな社殿です。引き戸は鍵がかかってなくて開けることができました。

絵馬が少しありますが、受験の祈願でしょうか。

ここの森にはクロガネモチが多くみられました。

 

 

帰り道に昔のことを思い出しました。この石段のまっすぐ下の方に友達の家があって小学時代この辺によく遊びに来たものです。今は平たんなところ(田中原といいます)にずっと遠くまで家が立ち並んでいますが平安時代にはこの神社の真下まで海が入り込んでいて九州へ流される途中の菅原道真さんが船から上がったといわれている岩がこの下の方にあります。その頃はこんな陸地の中の方まで船が入って来ていたということが不思議でなりませんでした。その時代に比べてだいぶ陸が隆起したのでしょうか。 

 

 

 

 


今日はクレメンティンの収穫

2013年01月06日 | 日記

今日の花

ナズナ(ペンペングサ)   花を撮るのはやはりマクロですね。

 

昨日が寒の入りでしたが今日は穏やかな暖かい日でした。蝶を探しに行きましたが冬の虫はこのナナホシテントウと蜂の仲間とハエの仲間が1匹づつ見つかっただけでした。

 


 少し暖かだったので野山を歩いてみました。そして今連載中の神社シリーズのために由良の八幡様へ行ってきました。今まで一度ものぞいたことのないところでしたがすごく立派な森に囲まれた神社で感動しました。またゆっくり散策することにしてさっと一回りしてきました。この立派な神社の森で一つ気がかりなことがありました。丘の東側斜面の森が孟宗竹に侵略されていることです。今なら侵入した竹の伐採も間に合いますがこのまま放っておくとこの神社の森は竹藪になってしまうことでしょう。この森を絶やすのは本当にもったいないことと思います。なんとかしたいですね。


クレメンティンの収穫

 

クレメンティンとはアフリカのアルジェリアで生まれたみかんの仲間です。発見したクレメント神父の名前にちなんでクレメンティンと呼ばれるようになりました。現在スペインをはじめとして地中海の沿岸諸国で栽培されています。みかん類の中では世界で温州ミカンに次いで多く作られていますが、日本では温州ミカンと時期がかち合うためあまり栽培されていません。香りのよいことと珍しさから日本でも最近注目を浴びるようになりました。私もスペインで食べたクレメンティンがとてもおいしかったので少し作っています。近々山本柑橘園の販売メニューにも加えたいと思っています。

本場スペインで品種改良されて種のほとんどないクレメンティン・ド・ヌーレスという優れた品種があります。この写真はその品種です。大きい果実より小ぶりな実のほうがおいしいです。

 


神社の森シリーズ

5.由良正八幡宮


この案内板も根元が朽ちて倒れたままになっています。今度行ったときには余計なことかもしれませんが直しておきたいと思います。

参道入り口から見上げた森の様子です。

 

石段を上ると社殿の前が広場になっていました。鬱蒼とした森に囲まれた広場っていいですね、いかにも神域という感じがしました。

広場の地面を見るとシイの実がたくさん落ちていました。子供の頃にはこのシイの実を捜し歩いて食べたものです。スダジイの木の実ですがその頃はスダジイの木がわからずやみくもに探していました。このスダジイの実はそのまま生で食べられますがそのほかのどんぐりは生では食べられません。

立派なスダジイです。

スダジイの葉

新しく建て替えられたもののようです。せっかくお参りしたのでお賽銭でもと思って中へ入ろうとしましたが戸に鍵がかかっていて開くことができませんでした。

10mくらいの大きな藪椿です。この竹はすぐにでも切らないと樹木は負けてしまいます。

ご覧のようにこの神社は立派な木に囲まれています。いつまでもこの森を守りたいものです。

 


これから下は今日の山を歩いて見つけた木です。皆さんもよくご存じの木だと思います。


マンリョウ


モッコク


カクレミノ幼樹


カクレミノ


サカキ


ユズリハ


アラカシ


タブノキ


トベラ


ネズミモチ


ヤツデ


ホルトノキ


ユーポン の収穫

2013年01月05日 | 日記

 

今日の蝶の情報

卵を見つけるのはなかなか難しいのです。

 

今年は早くから寒くなったためか蝶の姿が全く見当たりません。今日は午後になって少し気温が上がってきたので初蝶がみられるかもしれないと思いみかん畑をのぞいてみました。どこにも蝶の姿はありませんでしたが今年初めてのベニシジミの卵と幼虫を見つけることができました。昨年に比べると非常に数が少なくてかなり丹念に探してようやく卵を一つと2齢幼虫が一匹です。昨年の今頃にはベニシジミの成虫がまだたくさん飛びまわっていました。今年も1月から3月までベニシジミを追ってみようと思っています。

 


 今日はユーポンの収穫をしました。夏の干ばつでやや小ぶりですが甘みは強くておいしいです。ユーポンは伊予かんにポンカンを掛け合わせてできたものです。形や雰囲気はポンカンに似ていますが伊予かんの風味がありとてもジューシーです。1月から3月ごろまでが食べごろで山本柑橘園ではまもなく販売を始めます。みかんにそろそろ飽きてきた人には是非お勧めです。まだ一般のお店では売っていません。

 

 


ユーポンの結実状態

 

収穫したばかりのユーポン

色もきれいでピカピカで美味しそうでしょう。まだ量が少ないので注文に応じきれないこともあります。

 

 

 

 

 

 


下田八幡宮の社叢

2013年01月04日 | 神社の森シリーズ

山本柑橘園の柑橘新品種


 

みかんに似ていますが温州ミカンではありません。外皮の赤みが濃くて 剥きやすく種もありません。やや小ぶりなのが欠点でしょうか。

 


 下田八幡宮の社叢は広くて巨木に覆われています。しかも珍しい樹木や草が多くて行く度にいろんな発見があって興味深いところです。ただ私の植物への知識が足りないものですからわからない木がたくさんあります。

下田八幡宮でもうひとつ面白いことがあります。多くの神社では鳥居をくぐり参道を進んで行くとそのまま社殿の正面に向かうところが多いように思いますが、ここの下田八幡宮では参道の石段を登ってゆくと社殿の後ろ側に出て社の傍を通り抜けて180度向きを変えて正面に向かうようになっています。社殿は南向きに建てなければいけないのでしょうか?その辺の知識がないものですから私にはわかりませんが神官の知人に今度聞いてみましょう。

 


神社の森シリーズ

4.下田八幡宮

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トトロの森ですね。風に乗って飛んでみたいものです。私のようなおじさんにはトトロは見えません。

巨大な古木が倒れていました。

立派な社殿です。でも正月というのに人影がありません。

 

鳥居の向こうにはワシントニアの並木の国道が走っています。雰囲気が合いませんが時代の流れで仕方ないのかもしれませんね。

樹木の名前はまた後日明らかにしたいと思います。

 

 


塩宇地区の氏神様 岩屋権現

2013年01月03日 | 神社の森シリーズ

今日の花

 

我が家の椿

 

 


 今日はもう三日ですね。 正月は終わりまた明日から普通の日に戻ります。今日は私の住む地域の氏神様の岩屋権現へお参りしてきました。大きな岩の割れ目に社がお祭りしてありますが周囲の森が素晴らしくて私のお気に入りスポットとしてしょっちゅう出かけます。長年にわたり伐採などの人手の入っていない森は最終的な植物相の状態にあり他の所では見られない森です。今日はタブノキとカゴノキを覚えてきました。

 


 


神社の森シリーズ

3.岩屋権現

蔓植物が繁茂しています。

ユキノシタの大群落があり5月の花の時期には素晴らしい光景が見られます。

マメヅタ     ウラボシ科に属するシダ植物です。

ヤマアイ

大きな イロハカエデ があり周りには小さな幼木がたくさんあります。

カゴノキ 昔うちの子供はジグソウパズルの木と呼んでいました。

マメヅタに覆われたタブノキ

タブノキとカヤノキ

賽銭泥棒ではありません、私たちの集落の役員さんがお賽銭を集めに来られたところです。

この社では大きな炉が作ってあって参拝者は餅を焼いて食べます。ここの火で焼いた餅を食べるとその年を無病息災で過ごすことができるといわれています。

私が写真を撮っていると前の人も負けじとカメラを出しました。そのご夫婦は初めてここへお参りしたとのことでした。

次に訪れた若いご家族は餅を持って来ていなかったので先のご夫婦と私とで焼けた餅を分けていただきました。

何年か前に私も餅を忘れてきて他の人からいただいて食べた記憶があります。みんなで分け合って食べると楽しいですね。

カゴノキ

この周りには巨大なタブノキがたくさんあります。

森の下草としてノシランが繁茂している

アオキの実   まだ赤くなっていません。

マサキ

逆光で何の鳥かよくわかりませんでした。私に気づかず何か食べていましたが私に気づくと一斉に鳴きながら飛び去ってゆきました。

ヒトツバ  岩などにつくシダ植物

カヤノキ

 

名前の分からない木がだいぶあります。調べておきますのでまた見てください。

 


岩屋権現からの遊歩道より安下庄を見下ろす。

 

 

 

 


初詣 (神社巡り)

2013年01月02日 | 神社の森シリーズ

今日の花

外入の町中に咲いていました。なんて花でしょう。彼岸花に形は似ていますが葉の形は全く違います。

 


 私の住んでいる町にある長尾八幡宮へまず最初に参拝いたしました。子供のころからのなじみ深い神社で初詣と言えば普通ここです。

今年は神社巡りをしてみようと思い立ち長尾八幡が済むと次は外入の山田神社へ行きました。なぜ山田神社へお参りするのかというとここの社叢にはとても珍しい樹木があるからなのです。あまり信仰心のない私が寺社巡りをしたがるにはそれなりの理由があります。これから春までの寒い間は蝶や虫はあまりいません。そこでこの冬の間に少し樹木の名前を覚えようと思い立ったのです。社叢にはその地域独特の植物が生えています。大島の植物を覚えるには神社巡りが手っ取り早い方法かもしれないと思い立った次第です。これからしばらくは神社と植物の紹介をしてみようと思いますのでよろしくお願いいたします。まだ勉強を始めたばかりですので間違いや不明のことが多いと思います。大目に見てください。元日に撮った第一回目の寺社巡りです。

 


今日の音楽

坂の上の雲 「Stand Alone」  Vocalise(第1部) + 森麻季(第2部)

 

ブラウザとしてG.C.やF.F.の方は問題ございませんが、I.E.をご使用の方はリンクを開けませんので下をご利用ください。

 http://www.youtube.com/watch?v=3yoROVD-3KQ&feature=related


神社の森シリーズ

1.長尾八幡宮

 

長尾八幡の森

詳しいことはまた紹介しますが今日はこれだけです。

 


2.山田神社

 

小高い丘の上にあり急な階段が続いています。

運よくお祓いが終わったところだったので山田神社の神主さんにご案内いただきました。

紹介した写真以外に神社の森はまだまだたくさんの樹木で覆われています。見ただけで名前がわかりますか。私にもわからない木がたくさんあります。蝶の方は大島にいる蝶ならすべて判別できますが植物の方ははっきり名前の分かる植物は3分の2くらいでしょうか。これから3年くらいかけて全部覚えたいと思います。皆さんも一緒に覚えてください。木の名前がわかると山や森や林をよく見るようになります。するとその山や森にどんな生き物が済んでいるかがわかります。地球は人間だけのものでないことが実感できます。・・・・・・・

 


お終いに

1月1日の夕日を

 

こうして2013年の写真が始まりました。