曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

十種ヶ峰の蝶たち

2016年08月14日 | 日記

今日の花

朝顔 これも可憐な夏らしい花ですがなかなか手ごわい植物です。釣瓶取られて・・・というやさしい話もありますが畑の朝顔はみかんの木に登り樹を覆い尽くし太陽の光を奪います。

 


 8月10日、私の誕生日シリーズ最終回です。
この頃は朝早くに起きてまず今日一日をどう使うかを考えます。この日も考えて少し遠いけど長門峡の方へ蝶を見に行こうと決めました。支度をして日の出直後に家を出発し一日を蝶の観察で過ごし家に帰り着いたのは夜の9時半です。370㎞走りました。我ながら徹底した趣味人間だとあきれています。きょうは〆に十種ヶ峰山頂付近で出会った蝶を紹介します。

 


十種ヶ峰山頂付近の蝶

ヤマキマダラヒカゲ 大島にはこの蝶はいません。サトキマダラヒカゲはいます。

ヤマキマダラヒカゲとよく似た蝶でサトキマダラヒカゲと言う蝶がいます。下の写真がサトキマダラヒカゲですが見比べてください。

サトキマダラヒカゲ

飛んできたヤマキマダラヒカゲが私の目の前で産卵を始めました。ヒカゲチョウの仲間は夕方活動が活発になり産卵もその時間帯のようです。飼育マニアの私にとって超ラッキーです。産卵日時がはっきりわかっている卵は大切です。
母さん蝶にあとは大事に育てるからねと断わって産みたての卵7個をもらって帰りました。 

 

ツマグロヒョウモン

 

スミナガシ この蝶も一度飼育してみたいのですが私の住む大島にはいません。

 

ヒメキマダラヒカゲ

 

クロヒカゲ この辺り一帯はチマキザサに覆われているのでササを食草とするクロヒカゲは大量に飛び回っていました。時期的に成虫の多い時なのか幼虫は見つかりませんでした。卵は少しもらって帰りました。

 

アカタテハ 縄張り意識の強い蝶でテリトリーの中に他の蝶が入ってくるとすかさず追い払います。

 

ダイミョウセセリ

 

キアゲハの幼虫 このキアゲハの幼虫の食べている植物は何でしょう。

 

たぶんオオチャバネセセリの幼虫 チマキザサの葉を丸めて中にいました。

 

アカソの葉に付いていた幼虫  何でしょう。

 

今回のお土産は ヤマキマダラヒカゲの卵7個、クロヒカゲの卵2個、セセリの幼虫1匹、ツマグロキチョウの卵10個でした。