曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

長門峡への途中で徳地へ寄りました

2016年08月12日 | 日記

今日の花

蓮の花 お盆も近いことだし道路わきの蓮田へお邪魔して写真を撮らせていただきました。

 


 お誕生日の今日は計画が盛りだくさんでどのようなコースで回るか悩みました。長門峡のルーミスがメインなのですがせっかく遠くまで出かけるのですから途中も無駄にしたくありません。それで徳地のカワラケツメイを栽培している地域へ寄ってツマグロキチョウを見てゆくことにしました。

ツマグロキチョウと言っても何のことかわからない方も多いと思います。多くの方が蝶と言うと思い浮かべるのはモンシロチョウではないでしょうか。全国にいて街中でも普通にみられる蝶です。しかも春の早い時期に現れて秋の遅くまで飛んでいます。モンシロチョウはきっと日本で代表的なチョウだと思います。そのモンシロチョウの仲間で黄色い小型の蝶がいるのをご存知でしょうか。キチョウと言います。私も10年前までは蝶に関心が無かったので黄色い蝶はみんなキチョウだと思っていましたが、蝶の道に嵌ってみてキチョウにもいろんな種類があることを知りました。その何種類もいるキチョウの中でツマグロキチョウという蝶がいます。この蝶は生息域が限られていてどこででも普通に見ることはできません。食草がカワラケツメイと言うマメ科の植物で、これがどこにでも生えている草ではないのです。長門峡へ行く途中に徳地と言う町がありますがここでは昔からカワラケツメイを畑で栽培してケツメイ茶という豆茶を作っています。この茶は健康にもよいらしく最近はあちこちで話題になっています。徳地ではこの茶を特産品として売り出しています。そんな訳でこの地域にはカワラケツメイを餌とするツマグロキチョウがたくさん見られるのです。農家にとってはケツメイ茶の葉を食べる害虫ですがそこは優しい心で蝶を許しているようです。農家におことわりしてカワラケツメイの畑に入らせていただくとそこではツマグロキチョウが乱舞していました。普段大島では一年に一度でもツマグロキチョウを見たら大喜びするくらいの蝶です。思わずいっぱいの写真を撮ってしまいました。

我が家の飼育小屋で飼育してみようと思い卵を産んでいる母さん蝶にお断りして(?)産みたての卵を10個くらいもらってきました。

 


ツマグロキチョウ

蝶と一緒に写っているのがマメ科植物のカワラケツメイです。

この蝶は何かにとまった状態では羽を開きません。羽の表側を撮るためには飛んでいる所を撮らねばなりません。でもルーミスシジミの飛翔写真を撮るのに比べるととても楽です。なぜかと言うとこの蝶は日のよく当たる明るい畑で飛び回るからです。シャッター速度を上げても比較的きれいな写真が撮れます。ルーミスは暗い木陰にいます。

オス同士のバトル お互いにクルクル回り合います

メスの吸蜜

産卵

産卵しています。この後卵をいただきました。大事に育てるからねって。

あちこちで沢山の産卵が見られました。

 

多分ツマグロキチョウだと思いますが後翅にも黒い縁取りがありホシボシキチョウにも似ています。こころもち前翅の先端がツマグロキチョウより丸いような気がします。

 

キタキチョウ  この蝶が一般的に見られる黄色い蝶です。

 

その他の蝶

ツバメシジミ

ヒメキマダラセセリ