4月の花
しばらくのご無沙汰でした。
春はどっとやって来て四月と共にさっと行ってしまうようです。遅れていた桜もはや葉桜、蝶も遅ればせながら出揃ってきました。4月末までに撮った蝶は20数種類ですが私としてはまずまずの出足です。
夏や秋は行くのを惜しむ気持が働きますが春が行くのは惜しんでいる間がないようです。来たるべき季節は春よりも更に夢をかき立てる活力を持っています。これからしばらくの季節は一年の中で最もしのぎよくて美しい時期ではないでしょうか。
今年は東北地方の震災の影響でみんなの気持ちが沈みがちですが、毎日の新聞には復興支援の暖かい記事が沢山載っていてわたしも直接支援は出来ないが自分の仕事を頑張ることが何かの役に立つのではなかろうかと気を引き締めています。
今年は春の柑橘が全滅したので例年より畑の管理に時間を割くことができます。今は毎日柑橘園の植変え作業をやっています。古い品種の樹を引きおこし人気のある新しい品種を植え付けるのです。
また、蝶と大島の自然を中心にブログを再開しますので時々見に寄ってください。
蝶の部屋
昨日は早朝よりアオスジアゲハの撮影に2時間も費やしました。
実は、一昨日の夕方遅く家に帰ってみると飼育のアオスジアゲハが羽化していて窓の側に止まっているのを見つけました。夜の撮影は光の設定が難しいので翌朝にすることにしてその日は2・3枚撮ってやめました。
蝶がまだあまり動かないうちにと早起きしてさつえいをはじめました。アオスジアゲハはご存知かもしれませんがアゲハの仲間では飛ぶのが早くて撮影はしにくい方です。好きなように撮れるのはこんな時(羽化直後)しかありません。気が済むまで(数百枚)撮って外に放ってやりました。一部の写真をご紹介します。
一部 アオスジアゲハが蛹になるまで。
昨年の秋 10月3日 無事に蛹になりました。
今年の4月29日長い眠りから覚めて 蝶になりました。下は抜け殻です
二部 いつものように手に載せて遊ぶ
いよいよ お外です。 なんだか少し不安げです。
三部 庭のつつじにのせてみました。
すぐに飛び立つかと思ったのですが、午前中で気温が今一低かったのか飛び立っていったのは10時45分でした。意を決して、春の風に乗って舞い上がって行きました
四部 羽化直後でないとなかなか撮れない細密写真
アオスジアゲハの鱗プンはことのほかきれいです。
本日の蝶は他にもありますがあまりにも長くなりますのでこの辺で。