医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

消えゆくのみ

2024-07-06 03:08:17 | 薬局
今は今でいいけど、これからはこれからのやり方が必要になる。

TSUTAYAの閉店ラッシュが続いている。
ガソリンスタンドがいつの間にか少なくなった。
郵便局がなくなりつつある。
この他にも一時期の一世風靡がウソのような業界がいくつもある。
なぜそうなったのか。
それらの大きな原因は“時代の変化”ではないだろうか。
時代は恐ろしい。

人口が減少して栄える国などない。
日本は少子高齢化と多死社会の中にある。
テレビCMに葬儀屋の宣伝が流れてくる。
年間に約150万人以上の人が亡くなる。
葬儀場は忙しい。
東京都内では火葬場が順番待ちだそうだ。
お陰様でドライアイスが売れている。

大学の閉鎖も耳にする。
学生が集まらないそうだ。
それにも関わらず学部を増やそうとする。
そもそも学生の絶対数が大幅に減少傾向にある。
既に年間の出生数は80万人を切っている。
現時点の大学総定員数は62万6,000人だそうだ。
2040年には大学入学者が定員の約8割になるとの見込みもある。

その他の栄枯盛衰を考えて欲しい。
ダメになった業界の要因は何だったのか。
過去の栄光が忘れられず、過去にとらわれ過ぎたのではないだろうか。
勢いがある業界の要因は時代の変化に敏感に対応したチャレンジャーではないだろうか。
身近なところではドラッグストアがある。

医薬分業の始まりから50年が経過する。
当時のチャレンジャーは時代遅れになりつつあるのではないか。

組織が新しくなった時に、新しい改革を邪魔するのは過去の亡霊ではないだろうか。
新しい改革に必要なのは”やってみなはれ”のチャレンジする勇気かもしれない。
自分で自分の過去を評価して何になる。
”私はこんなにも頑張りました“は凄くはない。
”お陰様で、こんな程度で終わりました“と謙虚に反省があってもいい。

“老兵は死なず、ただ消えゆくのみ”
これが実践出来る人こそが勇気ある人かもしれない。
“ただ消えゆくのみ”がいかに難しいことか。

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