医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

使い切りゴメン

2024-07-28 04:57:11 | 薬局
魅力はお金だけじゃないけど、お金は最も大きな魅力かもしれない。

あり余るほどのお金は要らない。
最低限とは言わないが、“チョコ贅沢”くらいはさせて欲しい。
薬局の経営者にはかなりの財を蓄えている人も多い。
高級車を何台も持っている人もいる。
季節ごとに乗り換えるのだろうか。
縁起でもないが使い切らないお金は家族の不幸を招きそうだ。
ない者のひがみかもしれない。

中央最低賃金審議会で2024年度の最低賃金の目安を全国平均で時給1,054円と決めた。
地域ごとに最低賃金は定められており、それを下回る賃金は認められないことになる。
現在は1,004円であるが、今回は50円アップの1,054円となる。
地域は県単位で「A地域」「B地域」「C地域」の大きく3区分されている。
因みに、現時点では「C地域」は低く897~900円となっている。

さて、問題は単に給与を引き上げればいいということではない。
先ずは、引き上げるだけの原資があるかどうかである。
ないことはないと思う。
問題は自分の取り分まで犠牲にする勇気があるかどうかじゃないだろうか。
利益をたくさん出ている会社なら余裕かもしれないが、経営者は意外にもシビアである。
会社全体の利益が減益になるのを嫌う。
嫌うというか不安になる。
もちろん自分の報酬を犠牲にする気など毛頭ない。

利益にのしかかるのは職員の給与だけじゃない。
諸物価の高騰が”真綿”状態で忍び寄る。
頼みの綱である薬価交渉は共同交渉グループに入っていても有意差が無くなっている。
ピンハネ分を考えると自分で交渉しても変わらない。

何とか最低賃金を確保できたとしても、それは自社内のことで他の会社との比較で負けると人は来ない。
2024年の春季労使交渉の連合の賃上げ率は平均で5.1%になる。
今回の最低賃金の50円アップは4.98%でちょっと負ける。
要は、欲しい人材の確保が難しい現実がある。

豊臣秀吉は良い人財には惜しげもなく高額な録を持って集めたと言われる。
自分の録を減らしても事業の発展や継続につなげた。

因みに、私は使い切って去る準備中だ。
ちょっと在庫が少なくなりかけているので不安であるが、使えるのは元気なうちだと割り切っている。
もともと貧乏からの成り立ちなので辛抱は苦にならない。
今になったら貧乏生活が役に立ちそうだ。
親に感謝!

因みに、三途の川の渡し賃はどなたでも”六文銭”だそうだ。
コメント
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