医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

あばんとからん

2017-09-10 05:12:00 | 薬局
一般人として疑問がある。

先日、ある全国紙を見ていたら「記憶力を維持する」をキャッチにした”歯につきにくいガム“の全面広告を見つけた。
9月5日から新発売だそうだ。
その広告には9人の顔のイラストが描かれ、そこに以下のようなコメントが付いている。
・斉藤、斎藤、齊藤、齋藤。経理部のさいとうさんの漢字、どれだっけ…?
・立ち上がったまさにその瞬間。用事を忘れた。
・カレーを食べていて、昼もカレーを食べたことにふと気づいた。
・買い物に出かけた。買うものを忘れた。
・以前、名刺交換した人に、また名刺を差し出してしまった。
・昨日まで解除できたパスワードが、なぜか思い出せない。
・しまった。カギをどこにしまったのか忘れてしまった。
・忘れないようにメモしたのに、メモのありかがわからない。
・部下が「その話、前にも聞きましたよ」という顔をしている。
どうだろうか。
なぜかしら私にもかなりの確率で当てはまる。
ヤバイ!

突然ですが!
“さいとうさん”の「サイ」の字にはどんな意味合いがあるのだろうか。
違いが分からない。
知っている人、教えて!

あるデータによると断然トップが「斎藤」で15万0494件、続いて「斉藤」が7万3424件、「齋藤」が1万7071件、そしてグッと減って「齊藤」が1111件だそうだ。
「斉藤さん」「斎藤さん」「齋藤さん」「齊藤さん」の4つの姓は、すべて同じ「斎藤」が由来で、「斎藤」以外の3つの姓は役所の人間の書き間違いによるとのことだ。
明治になって住民登録が始まり、役所に口頭で登録したらしい。
具体的には「齋藤」は旧字体で書いてしまったパターンで、「齊藤」は旧字体の書き間違い。そして「斉藤」は本来の「斎藤」の書き間違い、というのだ。

話が大幅にそれた。
そのガムの広告にはグラフが掲載されており、このガムを噛むことによって言葉を覚えて、思い出すことが改善されたデータである。
プラセボに比べて明らかに改善されている。
ガムに含まれているのは「イチョウ葉抽出物」だそうだ。
実験は健常な60~70歳のブラジル人男性48人に、イチョウ葉抽出物(イチョウ葉フラボノイド配糖体19.2mg、イチョウ葉テルペンラクトン4.8mg含有した錠剤)を8か月間摂取したらしい。
この錠剤とガムの因果関係がよくわからない。
その結果は明らかに有意差を感じさせるが、そのガムにどれだけのイチョウ葉抽出物が含まれているのかは書かれていない。
新聞にはである。

さて、患者から「これどうなんでしょうか」と聞かれたらどうする。
しかも「機能性表示食品」になっている。

“お口の恋人”になりうるのか。
取りあえず買って噛んでみたい。

今日は、これから名古屋で研修がある。
何てったって9時からの開始だ。
6時半の新幹線に飛び乗る予定!





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