医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

道すじ

2024-10-07 04:18:38 | 薬局
5年先はまだまだと思うかもしれないが、変化が早いのであっという間にやって来る。

5年先とは2030年をイメージしている。
2030年は政府が目標とする医療DXがある程度出来上がっている状態である。
ここに向けて急速にインフラが整備されていく。
私のような高齢者には想像も、たどり着きもしない世界が待っていそうだ。

9月30日の社会保障審議会の医療保険部会に提出された資料に「『医療機関・薬局間の情報』の共有・標準化等について」がある。
これが現実化された世界を想像すると、どれだけの中小薬局が生き残れるのか不安になる。
ひとつのいい時代が過ぎ去ろうとしている感じがする。
申し訳ないがDXへの積極的な取り組みが欠かせない。
変化は速い。
しかし知識は蓄積するために時間を要する。
そして、医療DX対応の設備投資とメンテナンス料が重くのしかかる。

基本的に医療における電子カルテ化が進む。
進むというより進ませる。
すでに電子カルテの標準化は出来上がっているそうだ。
薬局では電子薬歴の標準化が始まり、医療機関とのやり取りが簡易化される。
その時の橋渡しが電子処方箋のようだ。
国が電子処方箋の導入を急ぐのはそんな理由もありそうだ。

患者の服薬情報などはタイミングが大事になる。
医師が処方した後に患者の服薬情報を知らせられても手遅れである。
処方箋の発行時に分かる仕組みがあると処方変更が可能になる。
これらのやり取りが「電子カルテ情報共有サービス」の中で行われる。
この「電子カルテ情報共有サービス」から薬局は6情報が入手できる。
そのインフラ整備が急がれる。

この他にも在宅高齢者が増えることに対する医療と介護の連携も重要になる。
2030年までには介護保険情報もマイナンバーカードから確認できるようになる。
そんなことを想定してなのか「服薬情報等提供料」に介護保険専門員が加わったのかもしれない。

現場は一時的に混乱するが、落ち着いた時の効率化は大きい。
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