待っていても何も起こらない。
昨日はある地域で薬局主催の健康教室に出てきた。
私の担当時間は30分だが、出来るだけ参加者が楽しく、何となく役に立つ話をしたつもりだ。
何時もはフレイルや水分管理について話す。
今回は認知症に関係する気付きみたいな話をした。
「百マス計算」は知っているだろうか。
どんなものか知らない人はネットで調べて欲しい。
これを使って頭の体操を行う。
百マスの縦と横に数字を入れてもらい、ぶつかったところに足し算の数を書く。
時間を競うわけではない。
大事なことは頭の活性化にある。
実は、私も暗算がすこぶる苦手である。
暗算する機会が無くなると確実に廃用性症候群に陥る。
その他のメニューとして、以前もブログで紹介したと思うが警視庁の「認知機能検査」を使ってゲーム仕立てを行う。
ホームページにやり方も書かれている。
始める前に高齢者ドライバーが受ける検査であることを伝える。
その事前準備だからと安心させる。
これも自分がやる方だからいいものをやられる方なら自信がない。
16の絵柄に説明を付けて記憶してもらう。
その後に、関係ない数字の選択する時間を作る。
ここで覚えていたことからの意識を離す。
そして、ここからが本番となる。
16の絵柄が何であったのかを思い出しながら書き出す。
次にヒントを与えて同じように書き出す。
さて、いくつ思い出すことが出来たでしょうか。
こんな事をしながら普段からの頭の体操や認知症予防などについて話した。
人のことを心配する余裕などないと思いながらやっている。
そう言えば、この頃、会話に“あれ、あの”が多くなったように思う。