偏り過ぎる知識でどうする。
先週行われたHSEセミナーの後の「薬局未来塾」では介護保険がテーマだった。
参加者に用語を確認するように、1人ずつ聞きながら進めて行った。
さすがに、これでいいのかと思うほどに知らないことを痛感する。
先日も書いたが、これでは”地域包括ケア”の一翼も連携も難しい。
先ず介護保険の仕組みについてどれだけの知識があるだろうか。
市町村またはその連合体で介護報酬をより多く使うと、第1号被保険者の保険料が高くなる。
そこで第1号被保険者とは何ぞやとなる。
介護保険料は40歳以上から支払いの義務が生じる。
その40歳から64歳までが第2号被保険者となり、65歳以上からが第1号被保険者になる。
ここで詳しい説明などしないが、それくらいの知識は欲しい。
次に、介護認定はどの様な手順で受けられるのか。
これもわからない人が多い。
どこに申し込む(申請)したらいいのか。
その後の調査とはどんな内容が聞かれるのか。
答える時のコツはあるのか。
主治医の意見書には何が書かれるのか。
認定通知が郵送されて来たらどうしたらいいのか。
薬剤師に相談してもいいのか。
介護サービスにはどんな種類があり、どんなサービスが受けられるのか。
ケアプランはどの様に作るのか。
利用者にはケアマネジャーの知り合いがいないが大丈夫だろうか。
お金はいくら必要になるのか
施設入所が希望だが、いろいろあって何が違うのか。
入居費用はどうなるのか。
などなど疑問はいくらでもある。
日本は超高齢社会を迎えている。
薬局の患者は高齢化する。
地域に住む住民も高齢化していく。
そんな時に、薬局だからと言って薬の話だけでいいのだろうか。
医療と介護は背中合わせである。
どちらの知識も合わせて必要になる。
もっと介護保険についても学んで欲しい。
「健康情報拠点薬局」なんだから。
と、イブはいつかと、ふと思う。
イブと言うと阿倍野スキャンダルだよなぁ〜。