医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

何が言いたいの

2015-11-30 05:57:02 | 薬局
インタビュアーのように。

昨日の全国紙に厚生労働大臣と日本薬剤師会会長の対談が記事広告として全面で掲載された。
薬剤師はあまり新聞を読まないので見ていない人も多いかもしれない。
妙に顔写真が多く字が小さ過ぎる。
字が小さいだけじゃない。
対談だから仕方ないが字数が多過ぎて読む気にならない。
中味的には大した内容でもないのだから、高齢者が読みやすく字が大きい方が良かったような気がする。
日薬会長は終始自分の意見というより大臣への質問が主体のように感じた。
大臣が考える薬剤師像や薬局に求める姿が会長からの質問に答えるかたちになっている。
たまたま昨日は研修があったので、そこでも見てもらったが同じような感想だった。
全体から薬剤師自身の覚悟みたいなものは感じられない。

ところでこの広告はなんの目的で掲載されたのだろうか。
患者のための薬局ビジョンの話も出てくるが、それはなぜだか"かかりつけ薬局"である。
肝心の「健康サポート薬局」はどこにも登場しない。
良し悪しはともかく健康サポート薬局を国民に認知させるのが先決じゃないだろうか。
さらに、今求められているのは"かかりつけ薬剤師"でもある。
その話題には触れていない。
既に、かかりつけ薬剤師は現実的ではないと諦めたのか。
何ともはっきりしない広告となっている。
感じ方だから人によって異なる評価があって当然だ。
興味があれば昨日の新聞を確認して欲しい。

ところであの広告にいくらかけたんだろうか。
意外にお金持ちかもしれない。

ちょっと気になったんだが医薬分業って昭和49年からスタートしたんだっけ?
少し違うと思うけだ会長の認識は昭和49年なんだろうなと感じた。
確かに処方せん料が大幅に引き上げられ、これがきっかけで分業が進んだ経緯はある。
でも、それ以前から医薬分業はあったし、その分業に向けた先輩たちの戦いもあった。
認識の違いを少し感じてしまった。

そして全体を読み終わった後に感じた率直な感想は、会長は選挙にでも出るのかなぁである。
もっと薬局はこうなりますとか薬剤師はこう頑張っていますが欲しかった。
なんだか自分をアピールしているようでちょっと…。
しかも会長からの発言から、これからの薬局、薬剤師の目指す姿が見えないのが残念だ。
私の目が悪いせいかもしれないが。
それとも読解力に弱さか。

さて、何だかんだと59歳を迎えてしまった。
この1年は50代最後の締めくくりだ。
未公認だが勝手に"日本の薬剤師の兄貴"を目指して、ただ今出張中である。




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コメント (2)
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