医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

やるのは誰…?

2015-11-19 06:14:56 | 薬局
24時間の開局は必要あるの?

国が突然の様に言いだした“かかりつけ薬局”の要件に24時間対応がある。
さらに特例調剤基本料に基準調剤加算を付加させるには24時間開業が必要になる。
果たして24時間開局には社会的ニーズがあるのだろうか。
私は正直なところ反対である。
24時間調剤の対応できる体制が担保されるのであればいいのでは。
いわゆるオンコール対応である。

私が社長をしていた時に、24時間の救急対応している医療機関から処方せんを応需していた。
その医療機関では薬剤師が当直体制を取っている。
その業務が大変なのでとの理由から薬局に24時間対応を迫っていた。
しかし、私はガンとしてお断りをしていた。
確かに夜の10時くらいまでの患者はそれなりにいたようだ。
それ以降はほとんど患者もいなく、来る患者は急性期の熱発や腹痛などで緊急性がある患者だ。
正直なところ、医療人にあるまじき私は夜間の対応を職員にさせたくなかったのが大きな理由だった。
医療機関には「頭が痛くて、お腹が痛くて来院した患者に、診察後に処方せんを渡して向いの薬局で薬をもらってくださいはおかしい」とお断りしていた。
出る処方内容はその場しのぎの1回分がほとんどだ。
まさかの長期処方など出るはずもない。
その場の対応であれば病院で出して欲しい。
患者が痛がっているのに薬局まで行ってくださいはないだろう。

先日も新聞でドラッグストアが24時間対応を進めると記事が出ていた。
調剤専門薬局も24時間対応店舗を増やすとある。
これに何の意味があるのだろうか。
これこそ調剤報酬の評価のあり方に物申して欲しいような気がする。
でも出来ますって会社が出てしまうのも困る。
大事なことは開局していなくても対応がきちんと出来る仕組みだと思う。

話は違うがもっと日本人は休みを取るべきじゃないだろうか。
コンビニエンスストアが出来て24時間営業が当たり前になりつつある。
年末年始も大型スーパーは開いている。
年末に買い出しがないのは情緒がない。
歳末大売り出しは意味がない。
せめて元旦から3ヶ日くらいまでは日本全国の小売業は休業にしてもいいのではないだろうか。
働かされる身にもなって欲しい。
厚生労働省の役人様も医療だからで済ませるのではなく、医療人もある程度の休める仕組みを評価して欲しい。

24時間開いている店があるから家にも帰らずふらふら遊んでいる若者が増えている様な気がする。
24時間開いている薬局があるから夜間でも平気で受診する患者も増える。

そんな考えはおかしいのですかね。





目指すは薬学ブログ第1位
こちらもお願いします!
人気ブログランキングへ



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする