大阪市港区のサントリーミュージアム天保山では、
ウィーン・ミュージアム所蔵、
「クリムト、シーレ ウィーン世紀末展」が
開催されています。
12月23日まで。
音楽そして美術、
芸術の都として名高いウィーン。
保守的な勢力からの脱却、
革新的な芸術に向かって
方向を定めたウィーンを代表する、
19世紀末の画家達。
特に装飾的で平面的な構図のクリムト、
クリムトと出会い、影響を受けながらも
作風の表現は独自の道を進み
人間の心理、内面を描くシーレ、
世界観の違いなどが、
二人の作品に感じられます。
グスタフ・クリムト《パラス・アテナ》
金色に輝く女性。
斬新な表現、威圧感を感じます。
エゴン・シーレ《自画像》
シーレの絵によく見られる、
特異なポーズ、
手のしぐさ。
ゆがんだ顔。
この手、顔に彼の特徴があります。
エゴン・シーレの心の内面を
描写するような絵は見るものに
強い印象をもたらします。
平穏さとはほど遠く、
不安感を感じさせ、
見ていて疲れてしまいます。
エゴン・シーレ《アストゥールアス.レスラー》
こちらの手もなんか変!
このミュージアムは、
2010年12月末をもって
休館することが決まっています。
休館後の施設の活用については、
協議を始めているということです。
とても残念です。
サントリーミュージアム天保山が
なくなってしまうと、
ここ天保山、大阪湾周辺を訪ずれることも、
これからは少なくなると思います。
サントリーミュージアム天保山、
マーケットプレースにある大観覧車。
ミュージアムの西は大阪湾
サンタマリア号
大阪ベイブルース
(悲しい色やね)の世界。
(大阪市港区)