模倣の殺意 (創元推理文庫)
「これはすごい!」、
「騙されずに見破れますか?」と帯に。
40年前に書かれた作品で
再評価され、
今また売れ出したという、
話題の作品。
第4部 真相で
「あなたは、このあと待ち受ける
意外な結末の予想がつきますか。
ここで、一度、本を閉じて、
結末を予想してください。」
という挑戦の言葉。
シンプル感はあるものの
小説に出てくる登場人物にも
魅力を感じることなく、
動機も弱くて…
作家は叙述トリックを駆使し
読者を騙しているのに
あまりその実感がなく、
なんとなく不自然さが残りました。
よく似たトリックも、
最近見たドラマにもあったし
真相を知って驚くと言うより、
なんだそういうことかといった感じ。
なんかもやもや感のある作品。
衝撃を期待した分、
気抜けした思いです。
でもやっぱりこのトリックは
予想出来なかったです。
最後まで分からなかったということは
やっぱり騙されたのかな。
やっぱ二度読みをしたくなる作品でした。
読んでないけど(笑)
わかりにくいでしょうね。
でも二度も読むのは面倒くさいです(笑)