艦長260搭、乗員3300余名、総排水量七万トン
今でいえば原子力空母に匹敵するようなものを
あの困窮した時代によく作ることが出来たと驚きました。
映画ではボロボロになって沈没したはずの
1/1スケールの戦艦大和のロケ セットが
なぜ公開されているのか不思議でしたが、
映画ではパーツごとの撮影だったんだなと
後でなんとなく理解しました。
以前見た映画での
ノルマンディーの戦いを彷彿させる
戦争シーンの、直視するのが
耐え難いようなリアルさ。
女性がらみのシーン、
愛する人との別れは
本当に見るのがつらくなるほど、
切なくて悲しくて涙を誘う。
中村獅童、反町隆史も
普通の現代劇では
浮いてしまうかもしれないような
気合いの入った演技も、
この映画では、
役柄にビシッとはまっていました。
まだあどけなさを残した15、6才の少年が
戦争にかり出されるなんて・・・
今の平和な日本と比較して、
戦争の痛ましさ、非情さに心が締め付けられる。
三連式機関砲は敵からの
防御の設備がなかったように見えたが…
装備に関し少し疑問が残った。
映画では丸裸で戦っているように見えて
あまりに無謀でかわいそうな気がした。
エンディングもよかった。
長渕剛の歌も感動を呼び起こし
最後の最後まで涙腺がゆるみっぱなし。