平家物語に登場する白拍子、
祇王ゆかりの寺、祇王寺です。
平清盛の寵愛を失い、母の刀自、妹の祇女とともに
この地で仏門に入ったが、
心ならずも祇王の恋敵となった
仏御前も無常を感じ、この庵を訪ね、
4人でひっそりと念仏三昧の日々を
すごすようになったと伝えられている。
このとき、祇王21歳、祇女19歳、仏御前17歳。
なんと、若いっ!!
かやぶきの小さな山門。
悲しい物語を伝えるお寺にふさわしい趣。
あざやかな散り紅葉に埋め尽くされた庭。
楓の木立に囲まれた本堂。
本堂の仏間には母刀自、祇王、祇女、仏御前の
4人の木像が安置されている。
中央には平清盛の像も。