ヤクルト 000 000 010 1
広島 210 100 00X 4
勝利投手:九里5勝7敗
敗戦投手:星1敗
セーブ:栗林1敗21S
本塁打:[広島]小園6号
先発の九里は、初回1死後に安打と四球で1死1,2塁のピンチを招きましたが、村上を一ゴロ、サンタナを中飛に打ち取って無失点に抑えると、1回裏に安打と死球で1アウト1,2塁として、西川が適時打を放って1点を先制し、さらに坂倉の一ゴロの間に1点を追加して、2点のリードを奪いました。
九里は、2回に連続四球で無死1,2塁とするも、長岡を三振、続く星を併殺に抑えると、続く3回には2死後に連打で1,3塁のピンチを迎えましたが、サンタナを三振に斬って無失点で凌ぎました。
4回から6回は散発2安打に抑えて2塁さえ踏ませず、6回を5安打3四球8奪三振無失点に抑える好投でした。
打線は、2回に2塁打などで2死3塁として、野間の適時2塁打で1点を追加するも、3回は連打で無死1,2塁としながら、坂倉が併殺、上本は中飛に倒れてしまいました。しかし、4回に小園が本塁打を放って追加点を挙げました。
7回2死後に四球と盗塁で2塁に進むも、菊池涼が三ゴロに倒れて追加点を奪えませんでした。
7回は矢崎が1安打無失点に抑えるも、8回はターリーが登板して四球と2塁打で1死2,3塁とされ、青木の犠飛で1点を失いました。
9回は栗林が三者凡退に抑えて、ヤクルトに連勝してカード勝ち越しを決めました。
九里は、立ち上がり制球に苦しみ、3回まで毎回得点圏に走者を背負いましたが、ピンチの場面で踏ん張って無失点に抑えました。
初回と2回のピンチはともに四球が絡んでおり、今季の九里が崩れるパターンかと思いましたが、粘り強い投球で初回は村上とサンタナ、2回は長岡と星を抑えました。
特に先制した直後の2回に、連続四球で迎えた無死1,2塁のピンチを無失点に抑えたところが今日の試合のポイントだったと思います。ここを無失点に抑えたことで、2回の野間の適時打による追加点に繋がり、九里も3回以降は制球も安定して6回無失点に抑えられたと思います。
前回の降雨ノーゲームになったDeNA戦に続く好投で、ようやく九里が復調の手応えを掴んだと思います。これからどんどん勝って森下とともに苦しい先発陣を支えてほしいですね。