ヤクルト 010 000 000 1
広島 000 202 00X 4
勝利投手:九里13勝9敗
敗戦投手:小川9勝6敗
セーブ:栗林1敗36S
本塁打:[広島]小園5号
最多勝を目指して中4日で先発した九里は、初回に2四球と安打で1死満塁のピンチを招き、西田を三振、長岡を一ゴロに打ち取って無失点に抑えましたが、2回に連打と四球で1死満塁とされ、宮本の犠飛で先制を許し、さらに四球で2死満塁のピンチでしたが、村上を三振に斬って最少失点で凌ぎました。
3回に2安打で1死1,2塁とされるも、古賀と奥川を連続三振に斬り、4回にも死球と小園の失策などで2死1,3塁のピンチをむかえましたが、西田を三振に斬って得点を与えませんでした。
打線は、初回に連打で1死1,2塁の先制機を作るも、西川が投直併殺に倒れてしまいましたが、4回に先頭の小園が本塁打を放って同点に追いつくと、1死後に安打と盗塁で1死2塁として菊池涼の適時2塁打で勝ち越しに成功しました。
九里は、5回を三者凡退に抑えると、5回裏の打席で代打を送られて、5回を5安打5四死球6奪三振1失点で降板しました。
6回はケムナが登板するも、安打と犠打で1死2塁のピンチを招き、宮本を二飛に打ち取ったところでバードに交代しました。バードは四球で1,2塁とするも、村上を二ゴロに打ち取って無失点で凌ぐと、打線が6回裏に無死2塁から西川の内野安打に敵失が絡んで1点を挙げ、さらに1死3塁から菊池涼の内野ゴロの間にも得点して、この回2点を追加しました。
7回は森浦、8回は島内がそれぞれ三者凡退に抑えると、9回は栗林が1安打無失点に抑えて、地元最終戦を白星で飾り、九里がリーグトップに並ぶ13勝目を挙げて最多勝のタイトルを確定させました。
最多勝を目指す九里は、立ち上がりから九里らしい力強い投球が見られず、制球にも苦しみ、4回まで毎回得点圏に走者を背負う苦しい投球が続き、明らかに本来の状態とは程遠く、前回137球を投げてからの中4日登板の影響を感じさせましたが、要所で粘りを見せて、犠飛による1失点で凌ぎ、勝利への気迫を見せました。
この九里の姿に打線も奮起して4回に逆転に成功すると、6回から登板した中継ぎ陣も必死の投球でリードを守り切って、チーム一丸となって九里の最多勝をバックアップしたと思います。
今日は九里の気迫がチームを鼓舞して、掴んだ勝利だったと思います。今日のようなチーム一丸で1勝を掴みにいく試合をシーズン序盤からできれば、チーム成績はもっと良くなると思うので、来季は開幕から今日のような試合を見せてほしいですね。