篠田ローテ入りへ

　篠田が巨人との練習試合に先発して、6回を投げて無失点に抑える好投でした。ここまでのは制球を乱すなど不安定な内容が続いていましたが、今日は低めへの制球が良かったようです。
　今日のような投球内容であれば、先発ローテを任せても安心ですが、篠田は好不調の波があるので、この1試合だけでは当確とは言い難いところですね。
　篠田には練習試合でもう1度登板して、今日のように好投してくれないと当確とは思えないです。好調を続けられるかが大きなポイントですね。

　開幕が近付いて、そろそろローテ入りする投手が固まってきました。前田健、バリントン、ジオは当確で、篠田、齊藤、福井、ソリアーノが争っている感じでしょうか。ソリアーノは外国人枠の問題がありますが、篠田、齊藤、福井の結果次第ではローテ入りの可能性がありますので、最後まで争いが続きそうです。誰が入るのか楽しみですね。

日程変更

　セ・リーグは東日本大震災の影響により関東・東北圏での4月中のナイターや東京ドームでの開催を自粛したことにより、公式戦日程の変更を発表しました。
　カープは東京ドームで予定されていた4月15～17日の巨人戦はマツダスタジアムで広島主催として開催することになりました。
　また4月の神宮での試合も大学野球との日程調整がつかず、全て未定となっています。

　カープでは巨人戦だけが変更となりましたが、5月以降も電力不足が解消する見通しが立たないので、また日程の変更があるかもしれませんね。前半にマツダでの試合が増えてしまうと、後半はロードが続いてしまうので長期ロードになりそうで心配です。関東で試合ができないなら、代替球場を探してほしいですね。

大竹、永川勝実戦復帰

　右肩痛のため3軍調整している大竹がウエスタンリーグの中日戦で先発しました。3回で25球を投げて1安打無失点に抑えて、最速は147㎞をマークし、三振も3個奪う上々の復帰登板してした。
　キャンプではフリー打撃に登板するまで回復していましたが、その後は肩の状態が上向かず、オープン戦には登板していませんでした。1軍復帰の目処が立たないかと思っていましたが、思ったより早く実戦復帰できました。1軍への復帰に向けて大きな1歩ですね。
　ウエスタンで何試合か投げて、徐々に投球回を増やしていき、肩に問題が無ければ、最短で5月上旬には1軍に復帰できるのではないでしょうか。
　1軍の先発は前田健以外は確実に計算できる投手がいないので、大竹の復帰に目処がつけば2本柱が確立できるので安心できますね。

　また、右肘痛で離脱していた永川勝も4回から登板して、1回2安打1失点でしたが、肘に問題はなかったとのことで、こちらも1軍復帰に向けて一つステップを上げました。横山が離脱して、シュルツも不調のため勝利の方程式が組めない状態になっているので、永川勝が復帰してくれれば、サファテとともに勝利の方程式が組めますね。

チャリティー活動

　セパ12球団は東日本大震災の被災者を支援するために4月2，3日に慈善試合（計12試合）を実施することを決めたました。詳細は後日発表されるとのことです。
　両日ともカープは神宮球場でヤクルトと対戦します。その他はナゴヤドームで中日対巨人、横浜スタジアムで横浜対阪神が行われます。

　ナゴヤドームでカープが試合をするなら見にいきたかったですね。残念ながらカープと中日の練習試合は行われないようです。チャリティー試合ということで、被災地の方々のために協力したい気持ちはありますが、他球団の試合を見に行く気にはなれないですね。かと言って、神宮は遠いです…。他に機会があれば協力しようと思います。

前田負傷離脱

　主力野手にアクシデントが続出しています。昨日の練習中に足に違和感を訴えて早く練習を切り上げていましたが、今日検査を受けた結果、右太もも裏の筋肉を痛めて、1週間の加療が必要と診断されました。
　また今日は、梵が体調不良を訴えて、練習を休み静養に努めました。栗原は練習を通常通り行ったものの、練習後に体の異変を訴え早退しました。

　梵と栗原は詳細が分からず何とも言えませんが、開幕日が4月12日に延期されたため、開幕に間に合わないということはないと思います。2,3日で体調が回復すれば開幕には万全の状態で臨めると思いますので、この不調が長引かないことを祈るしかありませんね。

　前田については、もともと足に爆弾を抱えているだけに、1週間で復帰できるか分かりませんね。代打の切り札が不在で開幕を迎えるのは、相手チームに与えるプレッシャーが違いますから、離脱となると大きな痛手になりますね。

福井ローテ入りに大きく前進

　阪神との実戦形式の合同練習で福井が先発しました。5回を投げて4安打無失点に抑える好投で、開幕1軍、そしてローテ入りに大きく前進しました。
　
　2軍では3月10日の教育リーグのソフトバンク戦で先発していましたが、初の1軍相手の初先発となりました。その試合で見事な投球を披露してドラフト1位の実力を首脳陣に見せ付けました。
　回を重ねる毎に調子が上がっていき、4回はブラゼル、金本、城島の阪神が誇る強打者を抑えると、5回も三者凡退に抑えました。

　キャンプでの調整遅れもあり、ここまでは1軍当落線上の投球が続いていましたが、今日は1軍でも通用する投球を見せてくれました。29日が開幕であれば、このまま1軍入りが決まっていたかもしれませんね。しかし、4月12日に延期されたことから、まだ実戦での登板機会が与えられると思われるので、まだ1軍決定とはいかないでしょうね。今日のような投球を続けて、開幕1軍ローテに入ってほしいですね。


　セ・リーグは緊急理事会を開いて、3月29日に延期していた開幕の再延期を決めて、4月12日にパ・リーグと同時開幕するを決定しました。また節電対策についても関東・東北地区では4月中のナイターを自粛して、3時間半を超えて新しい延長回に入らないことも決めました。そして一番問題となっていた東京ドームではデーゲームも4月中は開催しないとのことでした。26日の12球団によるオーナー会議で正式決定します。
　
　ようやくセ・リーグがパ・リーグと足並みを揃えました。今までは日程や集客などを中心に考えてばかりで、納得できない日程でしたが、これでようやく選手、ファン、そして世間が納得する開幕日と節電対策が決まりました。開幕日が確定して、選手も4月12日に向けて調整ができますね。

前田健順調に回復

　前田健がマツダスタジアムで行われた阪神との試合形式の合同練習に先発しました。5回を投げて5安打1失点の好投で、故障から順調に回復していることをアピールしました。唯一の失点はブラゼルに浴びたソロ本塁打だけで、直球とスローカーブでベストメンバーの阪神打線を抑えました。

　故障の内容は公表されていませんが、19日のオリックス戦の登板を回避したことで、一時は開幕に間に合わない可能性がでてきて心配されましたが、開幕日が遅れたことで開幕に間に合いました。これで大きな心配もなく開幕を迎えられそうですね。後は29日となっている開幕日がどうなるかですね。
　投手は登板日が変わると、調整が大変だと思いますから、早く結論をだしてもらいたいですね。

　シュルツが2軍で調整することが決まりました。20日のオリックス戦では1回を投げて3失点と本来の投球が出来ていませんでした。
　調整不足が原因と思われることから、2軍で登板して調整させるということでしょう。これで守護神はサファテで決まりましたね。

ナイター自粛要請

　加藤コミッショナー、セ・パ両リーグの理事長、新井選手会長が文部科学省を訪ねて、高木文部科学相と会談しました。ここで高木文科相はナイターの自粛を求めたようです。これを受けて加藤コミッショナーは、近々12球団の臨時オーナー会議を招集する意向を示しました。

　パ・リーグは4月中の関東・東北地区でのナイターは開催しないことを決めていますが、セ・リーグは4月3日まではナイターを自粛するものの、その後は節電で対応することとなっています。
　もし高木文科相の要請どおり、4月中のナイターを自粛するとなれば、セ・リーグの開幕日がまた変更になる可能性が高くなります。横浜はデーゲーム開催が可能ですが、神宮は東京六大学があり、東京ドームはデーゲームで照明が必要となるため、開催はかなり難しくなります。
　ヤクルトは神宮以外で主催試合を開催する考えがあるようですが、肝心の巨人はいまだに代替開催は考えていないようです。
　ここまで文科相から要請を受けては、強硬開催すると世論の厳しい批判を浴びる可能性が高いので、プロ野球のイメージダウンにつながりかねません。
　セ・リーグもパ・リーグを見習って、もう少し開催地や開催方法を再考した方が良いでしょうね。
　こんな状態では本当の開幕がいつになるのか分からないので、選手たちは調整が難しいでしょうね。選手、ファンのためにも、はやく誰もが納得できる開催方法を決めてほしいですね。

打線繋がらず

ＳＢ 200 100 000 3
広島 100 001 001 3

　開幕が伸びましたが、いまだに打線が上向きません。今日も相手を上回る8安打に6四球ながら9残塁で3得点のみで引き分けるのが精いっぱいでした。
　
　初回は先頭の梵が出塁し、盗塁と安打で3塁に進むと、栗原の犠飛で1点を挙げましたが、3回無死1,2塁と7回1死2塁は無得点、6回の1死満塁と9回の無死1,2塁はともに1点のみでした。
　今日はトレーシーが欠場して、5番に倉が入るなどベストメンバーではありませんが、繋がりを欠いた攻撃は開幕に向けて不安が募ります。
　特に9回の無死1,2塁で上位の梵に回しながら、最悪の遊ゴロ併殺打となり、サヨナラのチャンスをつくるどころか、一気に2死3塁となってしまいました。東出が何とか適時打を放って同点に追い付き、負けは免れたことは救いでした。

　全体的にオープン戦の打率が低く、廣瀬が2割5分台、梵と栗原は2割前半、赤松と天谷は1割台に低迷しています。期待のトレーシーは3割を超えているのが唯一に救いですね。
　開幕が4日遅くなりましたが、このままでは、例年通り打線低調のままシーズンに入りそうな気がして心配になりますね。

　サファテが今日も9回の1イニングに登板して、2連続三振を奪いました。これは守護神として決定的ですね。久々に安心して見ていられる守護神になってくれそうです。
　
　先発のソリアーノは6回を投げて6安打を打たれながらも、2本塁打による3失点に抑えました。毎回走者を出しながらも粘り強く投げました。先発としては及第点の投球内容だったので、ローテに入れたいところですが、外国人枠の問題があります。バリントンやジオと比べると見劣りするだけに、1軍枠入りは難しいでしょうね。ソリアーノを2軍に置いておくのはもったいないですね。

サファテ守護神へ

広 　島 020 000 010 3
オリックス 000 220 30X 7
勝：フィガロ
敗：齊藤

　先発の齊藤は3回までパーフェクト投球でしたが、4回に四球を与えたところから乱れて、押し出しを含む4四球と1安打で2点を失うと、5回にも3安打で2点を失ってしまいました。
　先発ローテを目指す齊藤でしたが、突如崩れる悪い癖が出てしまいました。特に4回は4四球と制球が定まらず、不安を残す投球でした。
　走者を背負ってから失点したくないと思う気持ち生まれて、早くアウトを欲しがったために、投球のペースを乱したのではないでしょうか。今日の投球ではローテとして任せるには不安が残りますね。

　3番手で登板したシュルツは1回を3安打3失点と打ち込まれてしまいました。4番手のサファテは対照的に三者連続空振り三振に抑える好投でした。
　永川と横山が離脱するリリーフ陣で、守護神として期待できるのは、シュルツかサファテのどちらかと思われます。
　サファテは前回の中日戦でも三連続三振に抑えており安定感は抜群です。一方のシュルツはキャンプインが遅れた影響もあってか、精彩を欠いた投球が続いています。オープン戦の結果や投球内容をみると、守護神はサファテで決まりと考えて間違いないでしょうね。

　打線はオリックスを上回る9安打を放ちながらも3点止まりでした。5番に入っている栗原から快音がなかなか聞かれません。今季はスロースターター返上のため、自主トレから打撃練習を行ってきましたが、今のところ状態が上向く気配がありません。
　開幕が少し伸びたことで、調整期間が増えたので、何とか29日までに状態を上げてほしいですね。