カープな毎日

カープファンのひとりごと。

新井新監督によるチーム改革が始まる

2022年12月31日 23時13分42秒 | 日記

 佐々岡監督の就任3年目のシーズンは、中継ぎ陣の整備とメジャーに移籍した鈴木誠の穴を埋める選手の発掘という開幕前挙げられていた投打の大きな課題を解消することができず、前半戦に奮闘するも、後半戦は前半戦の無理がたたって失速してしまい、最後は阪神、巨人との三つ巴のAクラス争いから脱落して、66勝74敗3分けの5位に終わってしまいました。

 チームとしては、開幕から大瀬良、森下、床田らの先発陣が好調で不安定な中継ぎ陣をカバーすると、打線も繋ぎの攻撃が機能して得点を重ね、開幕から6連勝スタートを決めて開幕ダッシュに成功しました。しかし、鬼門の交流戦はエース大瀬良が不調により、打線の軸となっていた西川が負傷により登録抹消されるなど、歯車が噛み合わず5勝13敗の最下位となってしまいました。

 それでも、6月下旬にはメジャーから日本復帰した秋山の獲得に成功し、7月には1軍に昇格して得点力不足解消への期待が膨らみ、大瀬良も1軍復帰するなど、チームが浮上する気配を感じられ、一時は貯金1まで持ち直すなど、踏ん張って5割の2位タイで前半戦を終えました。

 後半戦での巻き返しに期待が高まりましたが、後半戦は6連敗スタートで波に乗り損ねると、ローテの柱として奮投していた床田が負傷離脱し、大瀬良も不調により再び登録抹消とチーム最大の強みであった先発陣が崩壊しました。さらに追い打ちをかけるようにチームをコロナ禍が襲って主力が離脱する苦境に陥ってしまい、一気に借金が膨らんで下位に低迷してしまい、そのまま浮上できませんでした。それでも、シーズン終盤に3位阪神が失速したことで、阪神、巨人、カープの3球団がゲーム差無しで並ぶという熾烈な3位争いとなりましたが、ここでもチームは踏ん張ることができず、あっさりと3位争いから離脱してしまい5位に終わりました。

 今季は収穫の少ないシーズンとなってしまいました。投手では床田が先発の柱となりローテを支え、矢崎は勝ちパターンの継投入りして栗林に繋ぐ8回を任せられるようになったことでしょう。

 床田は故障により後半戦を棒に振ってしまいましたが、来季は万全の状態で迎えられれば、ローテの柱として計算できる投球ができるはずです。また、矢崎は今季は1シーズン通して安定した投球ができていたので、来季に向けての不安は無いと思います。

 野手では坂倉が全試合出場して中軸を任せられるようになったことですが、出場のほとんどが3塁であり、来季は本人の希望と新井監督の方針により捕手に専念するため、今季のように全試合スタメンでの出場は難しいと思われることは大きな不安要素となっています。

 坂倉がベンチスタートとなることによる攻撃力低下に関しては、新外国人のデビッドソンを獲得しているので、不確定要素が多いですが、自慢の長打力を発揮してくれることを期待したいですね。

 

 シーズン終了後にはチーム成績不振の責任を取って佐々岡監督が辞任すると、球団は新監督して新井氏を招へいするという驚きの人事を発表しました。さらにコーチ陣も藤井ヘッド、新井良2軍打撃コーチ、福地打撃・走塁コーチを外部から招へいして大胆なチーム改革に乗り出しました。

 この首脳陣の刷新効果は、早速、秋季キャンプに表れて、伸び悩んでいる若手選手の意識改革やモチベーションアップに成功し、チームを覆っていた重苦しい雰囲気を払拭することに成功するとともに、チームを家族に例えて選手を鼓舞して、チームを一つにまとめることができました。

 今のカープは若手選手が伸び悩み、3連覇した時代の主力から次世代の選手への世代交代ができていないことが、低迷の最大の要因となっていることから、新井監督には若手育成への期待が掛かりますが、現段階では順調にチーム作りが進んでいると感じます。

 2月からの春季キャンプからが本当の意味でのスタートとなります。ここで秋季キャンプと同様に若手の成長を促し、チームの世代交代を進められれば、来季のチームは期待できると思います。

 とはいえ、まだ新井監督1年目であり、チームの改革は始まったばかりであることから、直ぐに結果を出すのは難しいので、過度な期待をしてはいけないと思っています。来季はまずはチーム作りを進めて世代交代を促し、2年目又は3年目のリーグ優勝、そして日本一という悲願達成に向けての期待が膨らむ1年になってほしいですね。 

 本年も1年間お付き合いいただきましてありがとうございました。皆様も良いお年をお迎えください。

コメント

栗林が3年目の球団史上最高額で契約更改

2022年12月20日 21時09分42秒 | オフシーズン

 栗林が、契約更改交渉を行い、4,200万円増の9,500万円で更改しました。来季3年目の年俸としては今季の森下を上回る球団史上最高額となりました。全選手の契約更改を終えました。

 今年も守護神として48試合に登板して0勝2敗6ホールド、31セーブ、防御率1.49の好成績でした。新人から2年連続での30セーブ以上はDeNAの山崎康以来、史上2人目の快挙でした。

 開幕直後こそ不調のためセーブ機会での登板失敗がありましたが、直ぐに修正して安定感を取り戻すと、シーズン通して絶対的守護神として安定した投球を続けて、チームの勝利に大きく貢献したことかから、投手陣の中では最高評価だと思われるので、この大幅増は妥当な評価ですね。

 惜しくも3年目での1億円突破はなりませんでしたが、開幕直後の不調によりセーブ失敗さえ無ければ、1億円を突破していたかもしれませんね。

 来季の目標としては、永川2軍投手コーチのマークした球団記録である38セーブの更新とともにセーブ王獲得を掲げましたが、栗林の実力であれば十分に達成可能だと思われます。

 そして、その目標を達成できれば、史上初の3年連続での30セーブ以上となり、さらに通算100セーブも達成して、3年目で到達も史上初となります。また、47登板までに32セーブを挙げれば、史上最速での100セーブ達成となります。

 来季も栗林には守護神としてチームの窮地を救って、白星に導いてほしいですね。そして、来季は記録ずくめの1年になりそうで、今から楽しみですね。

コメント

巨人から移籍の戸根が入団会見

2022年12月19日 21時30分22秒 | オフシーズン

 現役ドラフトにより巨人から移籍した戸根が、マツダスタジアムで入団会見を行いました。なお、背番号は49に決まりました。

 戸根は、現役ドラフトでの移籍第1号になったことを誇りに思っていると語り、特に左打者に関しては絶対に抑える自信を持っており、リリーフとして自分の果たす役割を自覚するとともに自信をのぞかせました。さらに、しんどいときも良い時も僕が投げると意気込みました。

 巨人ではここ数年は低迷しており、出場機会に恵まれませんでしたが、リリーフとして必要な力強い直球が武器であり、スタミナもあるタフな投手なので、カープに移籍して環境が変われば、復活する可能性は十分あると思います。 

 チームは守護神の栗林へ繋ぐ投手が最大の懸案事項であり、左のリリーフは手薄であることから、戸根が1軍に定着してくれれば、チームにとっては大きな戦力アップになると思います。

 幸いにも、巨人に移籍する長野の計らいにより、既に球団関係者や選手達から連絡が入っているそうで、チームに馴染みやすい環境を整えてもらっているので、チームには溶け込みやすいのではないでしょうか。

 早く新しい環境やチームメイトに慣れて、自身の実力を存分に発揮して、チームの勝利に貢献してほしいですね。 

コメント

森下が球団最速で1億円突破

2022年12月16日 23時05分52秒 | オフシーズン

 森下が、契約更改交渉に臨み、3,500万円増の年俸1億1,000万円で更改しました。入団4年目での1億円突破は前田健と田中広の入団5年目を上回り、球団史上最速となりました。

 今季は27試合に先発して投球回178回2/3はともにリーグトップで、開幕からチームで唯一、1年間先発ローテーションを守って10勝8敗、防御率3.17の成績を残して、初のゴールデングラブ賞を獲得しました。

 前半戦の登板過多による蓄積疲労もあり、シーズン終盤は調子を落としてしまい、本来の投球ができず白星が伸びませんでしたが、ローテを守り続けて崩壊状態だった先発陣の中で奮闘したことが高く評価されたと思われます。

 ただ10勝止まりだったことは少し物足りず、森下本人も不満だったようですが、ローテの柱として先発陣を支えたことを考えれば、この高評価は当然であり、入団から3年間ローテを守っていることも加味すれば、球団史上最速での1億円突破は不思議ではありません。

 10月下旬には「右肘関節鏡視下骨棘切除、右肘関節内滑膜切除」の手術を受けて、現在はリハビリ中ですが、軽いキャッチボールもできる状況にまで回復しており、来季の開幕までには間に合うようです。

 来季を万全の状態で迎えることができそうなので、来季も1年間ローテを守り、チームに勝利をもたらす投球をして、チームを優勝に導くとともに、自身は最多勝、最優秀防御率、最高勝率などの投手タイトルを狙ってほしいです。森下の実力であれば絶対にできるはずですね。

コメント

野間も大幅増で契約更改

2022年12月15日 21時03分08秒 | オフシーズン

 野間が、契約更改交渉に臨み、1,900万円増の年俸5,000万円で更改しました。今季取得した国内FA権は行使せずに単年契約となりました。

 今季は野手キャプテンとして野手陣を引っ張るも、開幕直後は不振より2軍に降格してしまいました。それでも、5月の昇格後は1番として打線を牽引したものの、規定打席には到達できず、85試合の出場で打率.312、0本塁打、16打点。7盗塁の成績でした。

 打撃では打席で粘るなど1番としての役割を発揮しましたが、機動力の面では下半身のコンディション不良もあり7盗塁に終わり、1番としては不本意な成績で、チーム打率が高いわりに得点数が伸びない一因となりました。

 今季はFA権を取得したこともあり、球団は打撃面を評価するとともに、来季への期待を込めて予想以上の昇給となったと思います。

 新井監督は機動力野球復活を掲げており、盗塁だけに限らず、攻撃における走塁面への重要度はかなり高くなると思います。野間には1番として機動力を駆使して、相手バッテリーや守備をかき乱す役割が期待されており、1シーズン通した活躍が求められることは間違いなく、攻撃面での重要なキーマンになると思います。

 来季は球団の期待に応えるため、故障することなく、1シーズン通して1番打者として打線を牽引してほしいですね。

コメント

床田が2,000万円増で契約更改

2022年12月14日 20時58分23秒 | オフシーズン

 床田が、契約更改交渉に臨み、2,000万円増の年俸5,000万円で更改しました。

 今季は17試合に登板して8勝6敗、防御率2.84の成績でした。前半戦だけで8勝を挙げてローテの柱として先発陣を支えましたが、後半戦初登板となった8月3日に「右足関節骨折」により離脱してしまい、そのままシーズンを終えてしまいました。

 現在は自主トレでは坂道ダッシュも再開しており、8割ぐらいの強度のダッシュができるぐらいまでに回復していることから、このまま順調にいけば開幕には間に合いそうです。

 来季の目標には1年間ローテを守り、2桁勝利と規定投球回の達成を掲げ、投手陣を支える意気込みを見せました。

 前半戦の床田は安定感抜群で、床田が投げる試合は安心して見ていられました。ケガさえなければ間違いなく2桁勝利を挙げられたはずで、最多勝も狙うことができたと思います。

 床田には、まずは故障箇所を直してもらい、来季を万全の状態で迎えることを目指すとともに、1年間ローテを守るため、体のケアやトレーニングをしっかりして故障離脱しないようにしてほしいです。離脱さえしなければ、ローテの柱として目標の2桁勝利と規定投球回数は簡単にクリアできるはずなので、さらに高い目標として最多勝や最高勝率のタイトルを狙ってほしいですね。

コメント

坂倉が4,500万円増で契約更改

2022年12月13日 20時30分02秒 | オフシーズン

 坂倉が、契約更改交渉に臨み、4,500万円増の年俸9,500万円で更改しました。

 今季は自身初でチーム唯一の全試合出場を果たし、打率.288、自己最多の16本塁打、自己最多タイの68打点の好成績を残すとともに、守備では本職の捕手では18試合だったものの、三塁で119試合に出場して、三塁手不在というチームの弱点を見事に補いました。

 攻守ともにチームへの貢献度が高く、野手では最高評価であると思われるので、この大幅増は当然の結果といえるでしょう。

 来季は捕手に専念することから、今季のように打撃優先での起用は無くなると思われ、スタメンとして出場するためには捕手としての技量アップが不可欠となります。

 打撃技術の高さは証明済であることから、藤井ヘッドコーチ、石原バッテリーコーチらにしっかりと鍛えてもらい、會澤や磯村らとのポジション争いを勝ち抜いて、来季はキャリアハイの打撃成績を残して、チームの勝利に貢献してほしいですね。

コメント

新入団選手発表

2022年12月12日 23時02分16秒 | オフシーズン

 新入団選手発表が行われ、松田元オーナー、新井貴浩監督とともに育成3選手を含む新人10選手が入団会見に臨みました。

 選手の会見後には、新井監督が新人選手とその家族らに向けて「安心してください。カープは12球団一アットホームで家族的な球団です。焦ることなく練習に励んでいただいて、マツダスタジアムで元気で活躍する姿を皆様にお見せできるように一緒に頑張っていきましょう」と語り、会見を締めました。

 また、新井監督が社会人出身の3投手については、来春キャンプは1軍スタートさせる方針を明らかにしました。ドラフト1位の斉藤ら高卒選手と故障明けのドラフト7位の久保は2軍スタートで、焦らずじっくりと育成するプランとなりそうです。

 今年の新人選手の会見を聞くと、上位が高卒ということもあってか、新人王など大きな目標を掲げる選手がいませんでした。自分の強みをアピールするとともに、自分の課題を挙げて、プロで更なるレベルアップを誓う選手が多かったように感じました。

 それだけ自分の実力を把握しており、プロで活躍することの厳しさを理解しているということであり、プロ入り後も新井監督の挨拶の通り焦ることなく、しっかりと練習に励んでくれると思います。

 そして、ドラフト1位の斉藤には目標とする2桁勝利を挙げられる投手となり、ドラフト2位の内田には打撃タイトル5冠を獲得できる打者となって、将来のエースと4番としてチームを支える存在になってほしいですね。

コメント

現役ドラフトで巨人の戸根を獲得し、正随は楽天に移籍

2022年12月09日 21時15分14秒 | オフシーズン

 現役ドラフトが実施され、カープは、巨人の戸根千明投手を獲得し、正随は楽天への移籍が決まりました。

 戸根は、14年ドラフト2位で日大から巨人入りして、1年目は46試合、2年目には42試合に登板するも、その後は1軍に定着できず、今季は9試合の登板に終わり0勝0敗、防御率5.02の成績でした。

 リリーフ左腕は手薄であり、チームとしては補強ポイントでもあったので、力強い直球が魅力でタフなイメージがある戸根は、カープにはいないタイプの投手なので獲得できて良かったのではないでしょうか。

 巨人では思うような成績が残せていませんでしたが、チームが変わって環境が変われば、活躍する可能性は十分あると思います。

 現役ドラフトが成功だったと思えるような活躍を見せてほしいですね。

 

 一方でカープからは正随が楽天に移籍することになりました。右の長距離砲として期待されて入団するも、1軍でのチャンスを掴みきれず、4年間の在籍で出場21試合、打率.121、2本塁打、5打点の成績でした。

 外野の1軍枠はチームでも屈指の激戦区であり、さらに来季は右の長距離砲として新外国人のデビッドソンを獲得したことから、正随にとっては1軍での出場機会を得るのはかなり厳しい状況なので、今回の現役ドラフトによる移籍は大きなチャンスかもしれません。

 楽天への移籍をきっかけにして活躍してほしいですね。

コメント

西川と會澤が契約更改

2022年12月08日 22時55分32秒 | オフシーズン

 西川と會澤が契約更改交渉に臨み、今季取得したFA権を行使せず残留した西川は4,400万円増の1億2,000万円で、3年契約の最終年だった會澤は4,000万円減の年俸1億4,000万円の単年契約で、それぞれ更改しました。

 西川は、シーズン中盤に下半身のコンディション不良により約2カ月離脱したため規定打席には届かなかったものの、97試合に出場して打率.315、10本塁打、53打点の成績を残して打線を牽引したので、大幅アップは当然でしょう。

 鈴木誠が抜けた今季は、西川が離脱したことで打線の得点力が低下してしまい、チーム低迷の一因となったことから、西川の存在感の大きさを痛感しました。

 来季の目標に全試合出場と打率.300、25本塁打を掲げましたが、西川の実力なら全試合出場できれば、25本塁打は厳しいかもしれませんが、打率.300は間違いなくクリアできると思われるので、来季は、ケガ無く全試合に出場して、中軸として打線を牽引してほしいですね。

 

 一方の會澤は、98試合に出場して打率.207、3本塁打、33打点に終わり、さらに捕手としても盗塁阻止率.180と攻守ともに不本意なシーズンとなったため、大幅減額はやむなしでしょう。

 ここ2シーズンはコンディションが万全ではなく、思ったような成績を残せていませんが、コンディションさえ整えば十分に復活できると思っています。

 来季は坂倉が捕手に専念することから、ポジション争いが激しくなると思いますが、簡単に正捕手の座を明け渡すのではなく、高いレベルで競い合って、健在であることを示してほしいですね。

コメント