カープな毎日

カープファンのひとりごと。

藤井に戦力外通告

2023年10月31日 23時01分09秒 | オフシーズン

 球団は、藤井黎來に戦力外通告を行ったと発表しました。本人は現役続行の意思を示しており、球団は育成契約を打診しているとのことです。

 藤井は、昨季は中継ぎとして12試合に登板して0勝1敗、防御率3.86の成績を残しましたが、今季は1軍登板がありませんでした。

 これで、今オフは第1次通告で薮田、岡田ら支配下3選手、木下ら育成3選手の計6選手に戦力外通告を行っており、藤井で7人目となりました。

 今オフのドラフトで支配下で4人の大学生投手を指名できたことで、藤井が戦力構想から外れたと思われますが、藤井は、昨季の登板を見ると、切れの良い直球と鋭いフォークが魅力の投手で将来性を感じたので、まだ伸びる可能性があると思っています。できれば、カープで育成として再契約してほしいですが、トライアウトで他球団を模索する可能性は十分あるかもしれませんね。

 

 また、球団は、秋山が「右膝外側半月板部分切除」の手術を受けたと発表しました。復帰時期は未定となっていますが、取材に応じた新井監督によると、リハビリが順調に進めば、2月1日には間に合わないかもしれませんが、来春のキャンプ中にはチームに合流できる見込みとことで安心しました。

 今季は8月に右ふくらはぎの損傷で約1か月離脱しており、その後も本来の打撃が取り戻せていなかったのは、今回手術した故障の影響があったからだったということでしょう。 

 この手術により、来季は万全のコンディションで臨むことができると思うので、来季こそは1年間離脱することなく、本来のパフォーマンスを発揮して、打線をけん引してほしいですね。

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秋季練習始まる

2023年10月30日 21時44分28秒 | オフシーズン

 チームは、今日からマツダスタジアムで秋季練習を開始しました。

 参加メンバーは森、アドゥワ、坂倉、磯村、曽根、小園、末包、大盛の8選手とドミニカカープアカデミーから来日している練習生のラミレス内野手、バスケス外野手、ロベルト外野手の3選手も参加しています。

 フェニックスリーグに参加しているメンバーは11月2日から合流予定し、11月4日まで行われ、その後、日南での秋季キャンプが行われます。

 来季に向けてチームが本格的に動き出しました。来季に優勝を目指すためには、若手のレベルアップによる戦力の底上げは必須です。秋季練習から秋季キャンプにかけて、たっぷりと練習に打ち込んで、個々の課題を解消するとともに長所を伸ばして、実り多き秋にしてほしいですね。

 また、今季は外国人野手が期待通りの活躍ができず、得点力不足に苦しみました。得点力アップのためにも、アカデミーからの練習生3人には、この秋季練習と秋季キャンプでレベルアップして、来季の戦力となってほしいですね。

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大瀬良が右肘の手術を受ける

2023年10月28日 20時52分07秒 | オフシーズン

 球団は、昨日、大瀬良が「右肘滑膜切除」の手術を受けたと発表しました。復帰時期については、未定となっています。

 20年にも同様の手術を受けており、その時は翌年の春季キャンプは途中から1軍に合流して、開幕投手を務めていますが、昨年手術を受けた森下は、回復が遅れたこともあり、開幕には間に合わず5月に1軍に昇格しました。

 大瀬良の回復次第では、来季の開幕に間に合う可能性もありますが、選手のコンディションを最優先する新井監督は、無理をさせないと思われるので、開幕には間に合わないかもしれません。

 今季はシーズン序盤から右肘の状態が思わしくなかったので、思い通りの投球ができず不本意な成績に終わりましたが、この手術により来季は万全の状態となり、本来の投球を取り戻して、エースとしてチームをけん引して、優勝に導いてくれるはずですね。

 

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2球団競合の常廣の交渉権獲得

2023年10月26日 23時10分09秒 | オフシーズン

 ドラフト会議が行われ、カープは事前公表していたとおり青山学院大の常廣を1位指名し、楽天と競合しましたが、新井監督が見事に当たりを引き当てて、交渉権を獲得しました。

 新井監督はドラフト会議の途中で退席し、青山学院大に移動して、早速、常廣投手に指名あいさつを行いました。

 2位以下も即戦力投手を中心に指名しており、2位と3位はともに即戦力左腕の高投手と滝田投手を、4位と5位は素材重視の指名で、唯一の高校生となる仲田内野手と赤塚投手を指名し、全5選手のうち4選手が大卒投手となりました。

 常廣投手は、最速155kmの本格派右腕で、今春の全日本大学野球選手権大会でチームの日本一に貢献し、最高殊勲選手賞、最優秀投手賞を受賞し、エースとしてフル回転しました。また、侍ジャパン大学代表として参加した日米大学野球選手権大会では先発と抑えとして、優勝に貢献しました。

 高投手は、1m80㎝の長身から投げ下ろす最速151kmの直球と落差の大きいカーブが魅力で、3年秋のリーグ戦では、投手部門でベストナインに選出されています。 

 滝田投手は、大学進学後に成長した選手で、最速150kmの力強い速球が魅力で、3年生の時にはソフトバンク3軍との練習試合で好投しています。

 上位3選手は、全員即戦力投手となっており、少し年齢とポジションが偏りすぎているように感じますが、支配下で唯一指名した野手の仲田内野手は、長打力が魅力であり、強化ポイントである右の長距離砲を指名できたので、野手も最低限の補強はできたと思います。

 何と言っても、ドラフト1位で常廣を指名できたことだけで、今年のドラフトは大成功だったと思います。

 

1巡目:常廣羽也斗 投手 青山学院大

2巡目:高 太一 投手 大阪商業大

3巡目:滝田 一希 投手 星槎道都大

4巡目:仲田 侑仁 内野 沖縄尚学高

5巡目:赤塚 健利 投手 中京学院大

育成1巡目:杉田 健 投手 日本大学国際関係学部

育成2巡目:佐藤 啓介 内野 静岡大

育成3巡目:杉原 望来 投手 京都国際高

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中崎は国内FA権行使せず

2023年10月23日 21時36分25秒 | オフシーズン

 NPBは、2023年度の国内、海外FA権有資格者を公示しました。カープは国内FA権新規取得者5人を含む13人が権利を保有しています。

 今季FA権を取得した上本と磯村は、既にCSファイナルステージ敗退後、FA権を行使せずに残留することを表明していましたが、今日は中崎がFA権を行使せずに残留すると表明しました。

 既に球団と話し合いを終えており、シーズン終了後には新井監督からも連絡を受けて、「新井さんと一緒に優勝したいなという思いは強いです」と新井監督の下で優勝を目指す決意化を語りました。

 今季は35試合に登板して1勝0敗、防御率2.73の成績を残し、中継ぎ陣の一角として2位に入ったチームを支えるとともに、3連覇時の守護神としての経験を活かして若い中継ぎ投手の精神的支柱となり、リーグ屈指の中継ぎ陣形成の力となりました。

 まだ31歳であり老け込む年齢ではなく、レベルアップできると思うので、来季以降も豊富な経験を活かして、中継ぎ陣を支えるとともに、勝ちパターンの一角に入って、チームの勝利に貢献してほしいですね。

 あとは、西川と野間の動向が決まっていません。2人とも来季の戦力として絶対に必要なので、残留してもらえるように球団にはしっかりと交渉してほしいですね。

 

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3試合連続逆転負けでCS敗退

2023年10月20日 23時19分18秒 | 試合結果

広島 000 110 000 2
阪神 000 201 10X 4
勝利投手:桐敷1勝
敗戦投手:床田1敗
セーブ:岩崎1勝2S

 打線は、3回2死後に連打で1,2塁の先制機を作るも、小園は三ゴロに倒れて無得点に終わるも、続く4回も2死後に2塁打と内野安打で1,3塁として、坂倉の適時打で先制点を挙げました。

 先発の床田は、3回まで無安打1四球無失点に抑えていましたが、先制した直後の4回に内野安打と四球で1死1,2塁のピンチを招き、佐藤輝は左飛に抑えるも、続くノイジーと坂本に連続適時打を浴びて2点を失って逆転を許しました。

 それでも打線が5回に2安打で1死1,3塁として、堂林の犠飛で同点に追いつき、なおも西川の四球で1,2塁の好機でしたが、坂倉は三振に倒れて勝ち越すことはできませんでした。

 床田は5回は三者凡退に抑えるも、6回2死後に安打と四球で1,2塁として、坂本に適時打を打たれて再び勝ち越しを許してしまい、床田は6回5安打3四球3失点でマウンドを降りました。

 7回は矢崎がマウンドに上がるも、安打と犠打に敬遠、四球で1死満塁のピンチを招き、森下に押し出し四球を与えて、痛恨の点を失ってしまい、マウンドを大道に譲りました。代わった大道は、大山を一飛、佐藤輝を中飛に打ち取って更なる追加点を与えませんでした。

 8回は島内が2死後に安打と四球で1,2塁のピンチを招くも、近本を右飛に打ち取って無失点で凌ぎましたが、打線は8回1死後に2安打で2死1,2塁とするも、代打松山は右飛に倒れてしまい、9回は1死後に四球と安打で1,2塁としながら、堂林は三振、西川は左飛に倒れてしまい、阪神に3連敗を喫してCSファイナルステージの敗退が決まり、今シーズンの戦いが終わりました。

 CSファイナルステージは、今日までの3試合全て先制点を挙げながら、直後に失点して試合の流れを掴み損ねてしまい、そのまま試合が終了してしまいました。

 今日は失点に全て四球が絡んでおり、競った展開では四球が失点に繋がり負けるということを改めて実感した試合でした。その中でも7回の失点は痛かったです。1死2塁で敬遠しながら、次打者にも四球でピンチを拡大させて、痛恨の追加点を与えてしまいました。

 昨日の9回に続き敬遠策が裏目に出てしまいましたが、今日は絶対に負けられない試合であることを考えれば、押し出しで失点する前に大道に交代して、絶対に点を与えないという姿勢を見せてほしかったです。

 阪神とのファイナルステージの3試合は、初戦こそ大胆な采配が見られましたが、その後の2試合はシーズンと同じ戦い方に戻ってしまったように感じました。最後くらいは戦前の新井監督のコメントどおり、めちゃくちゃな采配を見せてほしかっただけに、少し残念な終わり方となりました。

 それでも、今季はほとんどの解説者が下位予想であった中、2位まで押し上げ、さらにはCSファイナルステージまで勝ち上がったことは、凄いことだと思います。これも新井監督はじめ、コーチや選手、そして裏方のみなさんの頑張りだったと思います。

 この時期までカープの試合を楽しませていただいて、本当にありがとうございました。

 まだまだリーグ制覇を目指すには、実力が足りないことを感じました。まずは選手たちは体を休めて今季の疲れを取ってもらい、秋季キャンプではしっかりと練習をして、来季に向けてレベルアップを図ってほしいですね。

 1年間お疲れさまでした。

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打線がチャンスを活かせずサヨナラ負け

2023年10月19日 23時14分54秒 | 試合結果

広島 100 000 000 1
阪神 010 000 001 2
勝利投手:岩崎1勝1S
敗戦投手:栗林1敗

 前日から打線を大幅に組み替え、4番堂林、6番上本、7番末包、8番會澤と右打者を多く並べると、初回に2塁打と犠打で1死3塁として小園の適時打で幸先良く先制点を挙げました。

 2回も安打などで1死2塁としながら、末包は一飛、會澤は三振に倒れてしまうと、3回無死1塁も、菊池、野間、小園が凡退して追加点を奪えませんでした。

 先発の大瀬良は、初回を三者凡退に抑える上々の立ち上がりでしたが、2回1死後に安打で1死1塁となり、続くノイジーの右前安打を末包が後逸して、同点に追いつかれました。なおも1死3塁のピンチでしたが、坂本を三振、木浪を敬遠して、伊藤将を三振に仕留めて勝ち越しは許しませんでした。

 5回は1死後に安打と犠打に敬遠で2死1,2塁のピンチを背負うも、中野を三振に斬って無失点で凌ぎ、6回と7回を三者凡退に抑えて、7回を投げて3安打2四球1失点の好投でした。

 打線は、6回に安打と犠打で1死2塁とするも、小園は遊ゴロ、敬遠を挟んで西川は遊直に倒れてしまい、7回無死1塁では末包が投直併殺、8回も2死後に連打で1,2塁としながら、代打松山が三振に倒れて勝ち越すことができませんでした。

 8回は島内が三者凡退に抑えるも、9回は栗林が登板して1死後に2塁打で1死2塁のピンチを招き、佐藤輝を三振に斬って2死となり、敬遠と四球で満塁としてしまい、木浪に適時打を浴びてサヨナラ負けを喫してしまい、連敗で対戦成績は0勝3敗と後が無くなりました。

 大瀬良は、立ち上がりから気迫あふれる投球で阪神打線をねじ伏せると、打線も初回に幸先良く先制しましたが、2回以降は走者を出して、得点圏まで進めるも、本調子ではなかった伊藤将から、あと1本が出ずに追加点を奪えませんでした。

 試合は序盤から終盤にかけて、カープが押し気味に進むも、得点を奪えない展開が続き、8回の2死1,2塁の好機では、堂林に代打松山を送るも三振に倒れてしまい好機を逸して、試合の流れが変わりかけたと思われます。

 松山はシーズン終盤から状態が良いとは思われないので、この場面は堂林をそのまま打席に送るか、代打なら秋山だったと思います。そして、9回には栗林が1死2塁のピンチを招き、2死後ノイジーを敬遠して坂本との勝負を選択したところまでは良かったと思いますが、坂本にストレートの四球を与えたことで、一気に流れが阪神に傾いてしまい、最後は木浪にサヨナラ打を浴びてしまいました。

 坂本にストレートの四球を与えた場面は、栗林が坂本に対して投げ辛かったのであれば、ノイジーと勝負しても良かったと思われ、新井監督は栗林の考えも聞いて判断しても良かったと思います。

 ファーストステージでは采配が的中していましたが、ファイナルステージでは采配がことごとく裏目に出ています。このまま3タテで敗退するのは悔しいので、明日は何とか一矢報いてほしいですね。

 この

 

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九里が痛恨被弾で流れを失い逆転負け

2023年10月18日 21時37分21秒 | 試合結果

広島 000 100 000 1
阪神 000 130 00X 4
勝利投手:村上1勝
敗戦投手:九里1敗
セーブ:岩崎1S
本塁打:[阪神]森下1号

 打線は村上対策として2番から8番まで左打者を並べると、3回まで毎回走者を出しながらも得点圏に進めることができませんでしたが、4回に3塁打で無死3塁として、1死後に秋山の犠飛で先制点を挙げました。

 先発の九里は、初回2死後に2塁打でピンチを背負うも、大山を投ゴロに打ち取って無失点で凌ぐと、2回と3回は三者凡退に抑えました。しかし、先制した直後の4回1死後に森下の本塁打で同点に追いつかれました。

 打線は、直後の5回に安打と四球などで2死1,2塁とするも、野間は遊直に倒れて無得点に終わると、九里が5回裏1死後に死球と安打で1死1,3塁のピンチを招き、村上の適時2塁打と近本の2点適時打で3点を失ってしまい、5回を投げて5安打2四死球3失点で降板となりました。

 6回はアドゥワが三者凡退に抑えると、7回は中崎が1四球無失点、8回はアンダーソンが1四球無失点に抑えましたが、打線が6回から8回まで三者凡退に抑えられ、9回も小園が安打で出塁するも、西川、秋山、代打上本が三者連続三振に倒れて、逆転負けを喫してしまいました。

 

 村上攻略に向けて8番1塁に韮澤を抜擢するなど左打線を組むと、本来の状態ではなかった村上から4回に1点を先制して試合の流れをカープに傾けたかと思われましたが、直後に九里が森下に本塁打を浴びて同点に追いつかれ、掴みかけた試合の流れも手放してしまいました。

 5回に2死1,2塁の勝ち越し機を作りながら得点を奪えず、反対に九里は5回裏のピンチで投手の村上に勝ち越し適時2塁打を浴びてしまい、試合の流れを完全に奪われてしまい、その後は為す術なく、完璧に抑えられてしまいました。

 さすがの新井監督も、走者を出すことができなければ、采配で試合を動かすことができず、ファーストステージのようにはいきませんでした。

 明日も苦手の伊藤将が先発ということで、厳しい戦いになると思われます。先発大瀬良が最少失点で凌ぎ、新井監督の攻撃的采配で得点を挙げて競り勝つしかありません。

 まずは何とか1勝を挙げて、シリーズの流れを掴んでチームを勢い付けてほしいですね。

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新井采配が見事的中して連勝でファイナルステージ進出

2023年10月15日 23時10分51秒 | 試合結果

DeNA 000 000 200 2
広  島 100 001 02X 4
勝利投手:島内1勝
敗戦投手:上茶谷1敗
セーブ:栗林1S
本塁打:[広島]西川1号、末包1号

 

 矢崎が発熱のため、コロナ特例で登録抹消となり、不穏な空気となりましたが、山本浩二元監督の始球式に鈴木誠也がサプライズ登場して、チームと球場の雰囲気を盛り上げました。

 打線は初回2死後に西川が本塁打を放って、今永から幸先よく先制するも、2回から5回まで1安打に封じられて2塁さえ踏むことができませんでした。

 先発の森下は、3回まで無安打1四球に抑えると、4回に2安打と重盗で1死2,3塁のピンチを招くも、宮崎を三振、大和を中飛に打ち取って無失点で凌ぎ、5回まで2安打無失点の好投でした。

 6回は林の2塁打と犠打で1死3塁のピンチを招いたところで、大道にマウンドを譲りました。代わった大道が大田を二飛、牧は右飛に抑えて無失点で凌ぎ、森下は5回1/3を3安打無失点に抑えました。

 直後の6回裏に代打末包が本塁打を放ち、さらに安打と四球に犠打で1死2,3塁としながら、代打松山は右飛、小園は敬遠で、秋山は三振に倒れてしまうと、7回に登板した中﨑が連打と犠打で1死2,3塁のピンチを招いてしまい、代わったターリーが関根の適時打代打ソトの犠飛で2点を失って同点に追いつかれてしまいました。

 8回は島内が登板して、先頭打者に四球を与えるも、大田、牧、宮崎の中軸を抑えて無失点で凌ぐと、8回裏に打線が連打と野選で無死満塁の好機を作り、代打田中の適時打と1死後の秋山の犠飛で2点を挙げて勝ち越しに成功しました。

 9回は栗林が1安打無失点に抑えてDeNAに競り勝ち、2連勝でCSファーストステージを勝ち抜き、ファイナルステージ進出を決めました。

 昨日に続き、両先発投手が好投して、終盤に試合がもつれましたが、新井監督の選手起用が見事に的中して、粘るDeNAを突き放して競り勝ちました。

 1点リードの6回に森下がピンチを迎えると、迷うことなく大道に交代して、後続を断って無失点で切り抜けると、直後には大道の代打末包が本塁打を放ってリードを広げました。

 7回は矢崎が不在だったため、代役として起用した中崎が2点を失ってしまいましたが、これは、6回の攻撃で末包の本塁打の後の好機を逸したことで流れが悪かったことも絡んでおり、仕方ない部分もありました。それでも勝ち越しは許さず、試合の流れを完全にDeNAに渡さなかったことで、8回に登板した島内がDeNAの中軸を抑えて、カープに流れを引き寄せて、田中の適時打に繋げました。

 終盤は試合の流れが目まぐるしく変わる展開となりましたが、新井監督の起用が見事に的中して最後はカープに流れを引き寄せたと思います。

 この連勝でチームは勢いをつけて、甲子園に乗り込むことができると思います。レギュラーシーズンでは阪神に苦戦しましたが、何とかCSではやり返してほしいですね。

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延長11回サヨナラ勝ちでファイナルステージに王手

2023年10月14日 20時29分15秒 | 試合結果

DeNA 000 002 000 00 2
広  島 000 001 010 01 3
勝利投手:ターリー1勝
敗戦投手:ウェンデルケン1敗
本塁打:[DeNA]宮﨑1号

 CS初戦の先発を任された床田は、初回2死後に2塁打を打たれるも、牧を投ゴロに抑えると、2回も2死後に連打で1,2塁とされながら、東を遊ゴロに打ち取って無失点で凌ぎました。

 3回は安打で無死1塁の場面で、桑原のバスターエンドランを左飛に打ち取り、1死1塁では、坂倉が二盗を刺してピンチの芽を摘み取ました。

 打線は、初回に1死1塁で西川が併殺に倒れると、3回には安打と四球に犠打で1死2,3塁の先制機を作りながら、菊池が三振、野間は遊ゴロに抑えられて得点を奪えませんでした。

 床田は、4回を三者凡退、5回は1安打無失点に抑えましたが、6回に先頭の大田に四球を与えると、牧を一邪飛に打ち取って1死1塁となったところで、宮崎に2点本塁打を浴びてしまいました。続くソトに安打を打たれたところで、マウンドを大道に譲りました。

 代わった大道が山本を三振、関根に安打を打たれて1,2塁とされるも、東を一ゴロに抑えて無失点で凌ぎ、床田は6回1/3を投げて8安打1四球2失点でした。

 打線は、直後の6回の1死後に連打で1,3塁として、西川の犠飛で1点を返しました。

 7回は矢崎が三者凡退、8回は島内が1四球無失点に抑えると、打線が8回に四球と犠打に盗塁で1死3塁として、菊池がスクイズを決めて同点に追いつきました。

 9回は栗林が登板して、内野安打と犠打で1死2塁のピンチを迎えると、林を中飛、代打大和を三ゴロに打ち取って無失点で凌ぐも、9回裏に打線が安打と犠打に敬遠で1死1,2塁のサヨナラ機を作りながら、代打松山は左飛、坂倉は投ゴロに倒れて、延長戦に突入しました。

 10回は九里が1安打無失点に抑えると、10回裏に四球と犠打に安打で2死1,3塁するも、西川が一ゴロに倒れてしまいました。

 11回も九里が続投すると、2塁打と犠打で1死3塁の大ピンチを背負いましたが、蛯名を遊飛に打ち取ったところでターリーに代わり、林を三振に斬って無失点で凌ぎました。

 11回裏に2塁打と敬遠で無死1,2塁として、代打田中は犠打失敗、坂倉は二ゴロで2死1,3塁となり、秋山が適時打を放ってサヨナラ勝ちして、ファイナルステージに王手をかけました。

 打線が3回1死2,3塁の先制機を逃すと、東は一段調子を上げて付け入る隙が無くなり、床田も立ち上がりから飛ばして、ピンチを招きながらも5回まで無失点に抑えていましたが、少し疲れが見え始めた6回に四球をきっかけに出塁を許し、宮崎に2点本塁打を浴びて先制を許すなど、試合中盤までは完全にDeNAが押し気味の展開となりました。

 しかし、6回に菊池のヘッドスライディングによる内野安打から1点を返して、DeNAに傾ていた流れを止めると、8回の1死2塁から代走羽月が三盗を決めて、試合の流れをカープに傾け、球場の雰囲気を一変させて、同点に追いつきました。

 9回と10回のサヨナラ機を逃したことで、11回は試合の流れが変わりかけましたが、このピンチを九里とターリーが無失点で凌いで、再び流れを引き寄せて、秋山のサヨナラ打に繋げました。

 最後に決めたのは秋山でしたが、試合の流れを変えた菊池、羽月はもちろん、床田を後を無失点で繋いで流れを渡さなかったリリーフ陣の皆がヒーローだった試合であり、新井監督のコメント通りチーム一丸で掴んだ勝利だったと思います。

 この1勝で勢いがついたと思うので、明日もこの流れに乗って連勝でファイナル進出を決めたいですね。

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