カープな毎日

カープファンのひとりごと。

誤算だらけの2020年

2020年12月31日 20時20分33秒 | 日記

 53年ぶりの投手出身監督として佐々岡監督が就任して覇権奪回の期待が高まったシーズンでしたが、誤算だらけで52勝56敗12分けの5位に終わってしまいました。

 初めに新型コロナウイルスの感染拡大により開幕が約3カ月遅れ、シーズンも120試合に短縮されるも6連戦が続く過密日程の上、開幕から約1か月は無観客開催と例年とは異なる異例のシーズンでした。

 チームとしては、開幕直後から新守護神スコットが救援失敗を繰り返し、その後は菊池保、一岡を起用するも決まらず勝ちパターンの継投が固定できなくて躓くと、先発ではローテの軸として期待していたK.ジョンソンが不振に陥り、エース大瀬良は2度のコンディション不良による離脱後、手術を受け今季絶望となり、春季キャンプ中の故障により開幕1軍入りから漏れた野村も、シーズン後半には再び故障して手術と主戦投手が機能しませんでした。

 リリーフでは3連覇を支えた中崎、今村、一岡が本来の投球が戻らずシーズン序盤で2軍降格となり、中崎はその後手術を受けることとなりました。

 野手では開幕から田中広と菊池涼の打撃状態が上がらず打順を固定できず、8月には西川がコンディション不良により離脱、會澤も打球を顔面に受けるなどコンディション不良により本来の力を発揮できませんでした。

これだけ主力の離脱が相次げば、苦戦するのは仕方なく、佐々岡監督も苦しいシーズンだったと思いますが、一方で来季に繋がる嬉しいことも多くありました。

 堂林が開幕から打撃好調をキープすると、途中からは懸案だった三塁のレギュラーとして好不調がありながらもシーズン最後までポジションを守り切りました。投手陣では九里がシーズン終盤から安定感のある投球を続け、規定投球回数をクリアしてローテの軸となり、遠藤も1年間ローテを守り切り、終盤では白星を重ねました。

 また新戦力としては新人森下が10勝3敗、防御率1.91で新人王を獲得する活躍でエース級の活躍を見せると、シーズン終盤には中村祐が復活して3勝を挙げて復活し、中継ぎでは塹江がセットアッパーとして奮闘して崩壊した中継ぎ陣を救うと、シーズン終盤にはケムナ、島内が勝ちパターンの継投として奮闘しました。さらにドラフトでは社会人No.1投手の栗林らの即戦力投手を3人獲得するなど弱点を補うことができました。

 野手では會澤のコンディション不良もあり坂倉が47試合でスタメンマスクを被るなど2番手捕手として台頭すると、2年目の大盛が1軍に定着して一時は1番として打線を牽引するなど攻守で存在感を見せると、その後も羽月が衝撃の1軍デビューを果たし、宇草、林、正随、桒原と次々に新戦力が1軍初出場を果たして経験を積みました。

 今季終盤はカープの目指す守り勝つ野球ができ始めて、10月は月間勝ち越しを決めて来季に繋がる良い終わり方ができたと思います。更に来季は河田コーチがヘッドコーチとして復帰することで機動力野球も復活するはずであり、會澤、田中広、菊池涼、鈴木誠らの主力にブレイクした堂林、今季台頭した大盛や宇草らの若手、新外国人クロンらが上手く融合すると3連覇したときを凌ぐ強力打線になるはずです。

 課題の投手陣も今季活躍した森下、塹江、ケムナらに大瀬良、野村らの故障者、今村、一岡らの不調者が復帰し、新戦力の栗林、ネバラスカスらが加われば、強力な投手陣が形成できるはずです。

 来季は佐々岡監督も2年目となります。緒方前監督も2年目でリーグ制覇を果たしているので、必ずやリーグ制覇を成し遂げてくれることでしょう。そして悲願の日本一を掴み取ることを願いたいですね。

 本年も1年間お付き合いいただきましてありがとうございました。皆様も良いお年をお迎えください。

 

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堂林が大トリで契約更改

2020年12月22日 22時52分40秒 | オフシーズン

  堂林が契約更改交渉を行い、2,000万円増の3,600万円で契約を更改しました。これで全選手の契約更改を終えました。

 堂林は、111試合に出場して、8年ぶりに規定打席に到達し、打率.279、14本塁打、58打点、17盗塁と打撃に関しては自己最高の成績を残して、故障離脱や打撃不振が多かった打線の中で奮闘しました。

 今季は6年ぶりの開幕スタメンを勝ち取ると、打撃が開眼して一時打率4割台を記録して首位打者に立つなど絶好調のスタートとなり、守備でも途中からレギュラー不在だった三塁に定着して、打線に欠かせない存在となり、今季野手では一番評価が高かったのではないでしょうか。

 今季は一塁の松山が故障による出遅れで不在となったことから、開幕一塁のスタメンを勝ち取りました。さらに開幕戦は無安打ながら2戦目も先発起用され4安打を放ったことで、本人は自信を持つことができ、首脳陣も覚醒の予感を感じ取ったことで、その後も継続して起用されて結果を残せたとたと思います。

 堂林にとってはこれまでの苦労が報われたシーズンでしたが、これも腐らずに地道に努力を重ねてきたからこそ、野球の神様がチャンスを与えて、それに応えることができたと思います。

 シーズン中盤までは打撃好調でしたが、終盤戦は状態を落としてしまい、昨季までの悪癖が出る場面もあったので、これは来季への課題であり、来季はシーズン通して安定した打撃をして、打率、本塁打、打点と全ての成績で今季以上の結果を残してほしいです。堂林のポテンシャルであればできるはずです。

 また、守備面では18失策とリーグ最多を記録してしまいました。もちろん、シーズン中に急遽三塁で起用されたことを考えれば仕方ない面もあります。来季は三塁を主戦場として出場することになると思うので、キャンプでしっかりと練習をして失策数を減らし、打撃だけでなく守備でもチームに貢献して、鈴木誠とともにチームを盛り上げてほしいですね。

 

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菊地涼が現状維持で契約更改

2020年12月21日 21時09分21秒 | オフシーズン

 菊池涼と松山が契約更改交渉を行い、菊池涼が現状維持の年俸3億円+出来高、松山が500万増となる9,000万円+出来高でそれぞれ契約を更改しました。 

 菊地涼は、今季は106試合に出場して、打撃成績は打率.271、10本塁打、41打点でしたが、守備では一塁以外の内野手ではプロ野球史上初の守備率10割を達成して、8年連続8度目のゴールデングラブ賞と3年ぶり2度目のベストナインを受賞しました。また、守備機会は503でセ・リーグの同一シーズン連続守備機会無失策の新記録も達成し、マツダスタジアムの左翼後方に二塁での守備率10割を記録した菊池涼の記念プレートが設置されました。

 打撃では、シーズン序盤から状態が上がらず、シーズン終盤は定位置の2番から8番など下位に下がりましたが、その分を守備でしっかりと取り戻して、二塁手では初の守備率10割という偉業を成し遂げました。

 やはり守備での貢献度は絶大であり、カープの投手陣は何度も菊池涼の好プレーに助けられましたし、菊池涼がバックで守っているというだけで心強かったと思います。来季は2年連続守備率10割という離れ業を狙うことはもちろんですが、広い守備範囲と堅守で投手陣を盛り立てて、失点を少しでも減らしてチームの勝利に貢献してほしいです。そして、打撃でも定位置の2番に復帰して、攻撃面での援護もしてほしいですね。

 

 松山は、108試合に出場して打率.277、9本塁打、67打点の成績で、得点圏打率はチームトップの.324と勝負強い打撃が光りました。今季は春季キャンプ中の負傷にコンディション不良も重なり、開幕1軍こそ逃しましたが、6月下旬に1軍に昇格すると、鈴木誠の後の5番という重要な打順を担い、シーズン後半は鈴木誠が3番に回ったことから4番として打線を牽引しました。

 カープの打線で鈴木誠の後を打つ打者が打線のキーマンであり、得点力を直結するだけに、松山はその役割をしっかりと果たしたと思いますが、もう少し打点を増やしてほしかったです。

 来季は新外国人のクロンが加入し、守備位置は一塁が濃厚なので、松山にとっては強力なライバルになります。長打力では敵わないと思いますが、松山は勝負強い打撃が持ち味なので、そこに磨きをかけてポジションを死守して目標の100打点を目指してほしいですね。

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菊地涼と鈴木誠がゴールデングラブ賞を受賞

2020年12月18日 21時10分40秒 | オフシーズン

 守備のベストナインを選ぶ三井ゴールデングラブ賞が発表され、カープからは菊池涼と鈴木誠が受賞しました。

 菊地涼は、両リーグ最多得票で8年連続8度目の受賞となり、自らが持つセ・リーグ二塁手の最多受賞記録を更新するとともに、二塁手で8年連続の受賞は両リーグを通じて最長記録となりました。一方の鈴木誠は、両リーグの外野手最多得票で2年連続4回目の受賞となりました。

 

 菊地涼は、106試合に出場してセ・リーグ守備機会連続無失策記録を27年ぶりに更新して、二塁手としてはプロ野球史上初となるシーズン無失策の守備率10割を達成したことを考えれば、最多得票での選出も納得です。

 本拠地が内野が天然芝で守備の難しいマツダであることを考えれば、この無失策という記録はより一層重みのある価値ある記録であると思います。なかなか無失策を継続するのは難しいと思いますが、来季もこの記録を継続して、2年連続無失策という球史に残る偉大な記録を打ち立ててほしいですね。

 鈴木誠は、118試合に出場して失策2で守備率.991はリーグ4位でありながら、捕殺はリーグトップの8個という点が評価されての受賞と思われます。今季は打撃不振が守備にも影響して精彩を欠いたプレーもありましたが、外野手では両リーグ最多得票と高評価を得ての選出となりました。

 来季は打撃はもちろん、守備でも投手陣を助けて、4番としてだけでなく外野の要としてチームを引っ張ってほしいです。そして菊池涼とともに無失策で来季も受賞できたら最高ですね。

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森下が新人王を獲得

2020年12月17日 21時08分09秒 | オフシーズン

 NPBアワーズ2020が開催され、セ・リーグの最優秀新人賞に森下が選出されました。カープの選手が受賞するのは、14年の大瀬良以来、10人目となりました。

 森下は、開幕からローテーション入りして18試合に先発し、122回2/3を投げてチームトップの10勝3敗、防御率もリーグ2位の1.91という素晴らしい成績を残しました。

 シーズン序盤は巨人の戸郷に先行されていましたが、森下はシーズン終盤の10、11月に5戦4勝、防御率0.24で月間MVPを受賞する驚異的な好成績で一気に戸郷を抜き去って最有力候補となりました。

 投票結果は、森下がダントツの得票を得て、文句なしの選出となりました。戸郷は9勝ながら巨人のリーグ制覇に貢献したものの、投球内容を比較すると投球回数、防御率、勝率、奪三振の成績では戸郷を圧倒していたので、森下の新人王は間違いないと思いましたが、これほどの得票差が付くとは思っていませんでした。

 森下には来季も今季以上の成績を残して、大瀬良、九里、野村とともにローテの軸として先発陣を支えてチームを勝利に導いてほしいですね。それにしても、森下は入団時からシーズン中まで新人王を獲ると公言していましたが、本当に獲ってしまうので凄い精神力ですね。将来は間違いなく、カープのエースになりますね。

 

 今季取得したFA権を行使せず残留を決めた田中広が、契約更改交渉を行い、現状維持の1億5,000万円+出来高の2年契約で契約を更改しました。

 今季は、昨年の膝の手術から復活して112試合に出場して打率.251、8本塁打、39打点、8盗塁の成績を残しました。シーズン序盤は、膝手術の影響からか打撃が低迷して打率2割前後と精彩を欠いていましたが、9月以降は状態が上向いて打率も上昇し、出塁率はチーム2位の.351の成績を残しました。

 今季終盤の状態を見る限り、来季は開幕から万全の状態でスタートできると思われ、1番に田中広が入って打線を牽引してくれるのではないでしょうか。河田新ヘッドコーチが就任会見でコメントしていたとおり、田中広がカープ打線のキーマンになると思うので、来季の打線は期待できそうです。また強いカープを見せてほしいですね。

 

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鈴木誠と菊池涼がベストナインに選出

2020年12月16日 20時48分20秒 | オフシーズン

 今季のベストナインが発表され、カープからは鈴木誠と菊池涼が選出されました。鈴木誠は5年連続5度目、菊池涼は3年ぶり2度目の受賞となりました。

 鈴木誠は、主に4番として 118試合に出場して打率.300、25本塁打、75打点の成績を残し、5年連続打率3割は球団史上初、さらに5年連続打率3割と25本塁打は、プロ野球史上4人目の快挙でした。

 この打撃成績だけを考えれば選出は順当なところですが、佐野と丸に続く3番目での選出というのは少し寂しいです。シーズン中盤に調子を落としてしまったことが影響したと思われます。本人も個人成績、チーム成績とも不本意なシーズンとコメントしており、来季の巻き返しに向けて準備を進めていると思うので、来季はシーズンを通してチームを勝利に導く打撃をして、トップで選出される成績を残してほしいですね。

 菊池涼は、106試合の出場で打率.271、10本塁打、41打点の打撃成績でしたが、守備では両リーグで初めて守備率10割の偉業を達成し、503連続守備機会無失策のセ・リーグ新記録を達成しました。

 例年なら二塁手は山田哲が選出されることが多いですが、今季は打撃が不調で本来の成績ではなかったことから、強力なライバルが不在となり菊池涼が選出されたと思いますが、もし山田哲が本来の打撃成績を残していても、今季の菊池涼の成績であれば、選出されていても不思議ではなかったと思います。

 来季も無失策を継続して、山田哲を抑えて2年連続受賞を目指してほしいですね。

 

 會翼が、契約更改交渉を行い、3年契約2年目の来季は現状維持となる1億8,000万円+出来高払いで契約を更改しました。

 今季は9月のヤクルト戦でファウルチップがマスク越しに顔面を直撃して、負傷交代すると出場選手登録を抹消され、その後もコンディション不良もあり、79試合の出場にとどまり、打率.266、7本塁打、36打点と不本意な成績となりました。

 今季は昨季のような勝負強い打撃が影を潜めてしまい、シーズン終盤には、森下と九里の先発時は打撃好調の坂倉がスタメン起用されるなど出場機会を減らしてしまいました。

 来季は石原慶が引退したことで、チームのまとめ役としての働きが期待されますが、正捕手として攻守の両面でチームを引っ張ることも必要になるので負担が増えますが、會澤ならできるはずです。来季はチームを優勝に導いてほしいですね。

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新入団選手発表

2020年12月15日 21時15分38秒 | オフシーズン

 球団は、広島市内のホテルで21年度新入団選手発表会が行われました。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ファンの招待は無く無観客で行われ、ドラフト1位の栗林ら新人7選手と松田オーナー、佐々岡監督が会見に臨みました。

 栗林は、自らの持ち味を投げっぷりの良さと語り、持っている全て球種を駆使して抑えて負けない投手を目指すと意気込みを見せました。また、1年目の目標として先発なら10勝以上して、しっかり貯金を作ると決意を語りました。

 会見の最後には、これから新入団7人で広島東洋カープに良い風を吹かせるように新人合同自主トレからしっかり頑張っていきたいと、新人のリーダ格として引っ張る姿勢を見せるなど、早くも将来のエース候補としての資質を感じさせました。

 ドラフト2位の森浦は、自分の持ち味としてコントロールで勝負していくタイプであり、インコースとアウトコースを投げ分けてバッターを打ち取っていくと意気込み、1年目の目標は1軍でチームの勝ちに貢献できる投手になりたいと語りました。

 そしてドラフト3位の大道は、先発完投型でスタミナに自信を見せつつ、場面によっては打たせて取るとしながらもピンチを三振で切り抜けることで打線に勢いを付ける投球を目指すと意気込みました。

 

 今季の新人はドラフト6位の矢野を含めて即戦力と期待される選手が多いからか、例年以上に頼もしいコメントが多かったように感じます。特に栗林、森浦、大道の3投手は球団からの期待も大きく、1年目から活躍してくれることを期待したいです。来季のカープの命運を握っているのはこの3人と言っても過言ではないと思っています。

 今年の森下ほどの活躍を期待してはいけませんが、3人には森下超えを目指して、3人で新人王を争ってほしいですね。

 

 

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長野が1億6,500万円で契約更改

2020年12月11日 22時16分59秒 | オフシーズン

 長野が、契約更改交渉を行い、500万円減の1億6,500万円で契約を更改しました。

 今季は、95試合に出場して打率.285、10本塁打、42打点の成績を残しました。西川の離脱やピレラの調子が落ちるとスタメンでは1番や3番などを担って、得点圏打率.403厘と勝負強さを発揮して苦しむ打線を支え、代打では切り札として代打打率.440と勝負所で貴重な一打を放って勝利に貢献しました。

 また戦力としてだけではなく、若手にアドバイスをしたり、盛り上げ役としてチームの雰囲気を明るくし、また外国人選手とコミュニケーションを取ってサポートするなど縁の下からもチームに大きく貢献しました。

 石原慶が引退したことで、来季は長野がチーム最年長となりますが、まだまだ実力は衰えておらず戦力としてはもちろん、チームの精神的な拠り所として欠かせない存在だと思います。来季の優勝を目指すためには、長野のような経験豊富な選手は必ず必要であり、長野が活躍するとチームの雰囲気も良くなるので、スタメンや代打の切り札として勝負強い打撃で勝利に貢献し、チーム一丸で戦う雰囲気づくりをして、優勝に導いてほしいですね。長野のカッコいいプレーをたくさん見たいですね。

 

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戸田と育成契約

2020年12月10日 21時15分40秒 | オフシーズン

 球団は、自由契約とした戸田と育成契約を結んだことを発表しました。年俸は900万円減の400万円となり、来季の背番号は125に決まりました。

 戸田は11年にドラフト3位で入団して、14年に30試合に登板するなど順調に成長して左腕不足に悩むカープ投手陣の中で大きな期待を背負っていましたが、16年のシーズン中にケガをして離脱してからは伸び悩み、19年からは1軍登板がありませんでした。

 今年も開幕2軍スタートとなると7月には「左肘内側側副靱帯再建術」の手術を受け、リハビリに励んでいましたが、11月に戦力外通告を受けてしまいました。

 球団としては、貴重な左腕であり、潜在能力が高いことを評価しており、完治すれば戦力になる可能性があると判断して育成契約を結んだようです。

 来季の先発候補で左腕は、K.ジョンソンが退団したため床田と新人の森浦の2人だけであり、先発左腕は不足していることを考えると、戸田が復活すれば貴重な戦力になることは間違いないと思います。

 戸田にとって来季は正念場のシーズンになると思います。まずはしっかりとリハビリをしてコンディションを整えて、持てる力をすべて出し切って復活して支配下登録、そして1軍のマウンドに戻ってきてほしいですね。

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鈴木誠が野手最高年俸で契約更改

2020年12月09日 21時34分34秒 | オフシーズン

大瀬良と鈴木誠が契約更改交渉を行い、大瀬良が2,500万円減となる1億5,000万円、鈴木誠は3,000万円増となる3億1,000万円でそれぞれ契約更改しました。鈴木誠は、今季の菊池涼の年俸3億円を超えて、現時点で野手として歴代最高年俸となりました。

 

 大瀬良は、2年連続開幕投手を務めると、開幕戦から2試合連続完投勝利を飾り、最高のスタートを切りました。しかし、7月下旬にコンディション不良のため出場選手登録を抹消され、約2週間で1軍復帰を果たしたものの、9月上旬に2度目の出場選手登録抹消となり、「右肘関節鏡視下遊離体摘出・骨棘切除・滑膜切除」を受けて、シーズンを終えました。

 今季は自己最少となる11試合の登板で、5勝4敗、防御率4.41と不本意な成績に終わり、エースとしての責任を果たせなかったため、責任感の強い大瀬良には悔しいシーズンになったと思います。

 幸いにもリハビリは順調に進んでおり、既にブルペンでの投球もできるくらいまで回復しており、来季の開幕には間に合うとのことで、開幕からローテの軸として活躍を期待できそうです。

 大瀬良は3年連続開幕投手に向けて意気込んでいると思いますが、大瀬良の離脱中に九里と森下が台頭してエース級の活躍を見せたことから、来季の開幕投手争いは3人による激しい争いが予想されます。誰が勝ち抜くのか楽しみですね。

 

 鈴木誠は、開幕から4番として打線を牽引して好スタートを切りましたが、8月から9月にかけて調子を落とし9月中旬には打率3割を切ると、チーム状態も低迷して優勝争いが脱落しました。それでも、徐々に状態を上げて119試合目で打率3割に到達して、今季は118試合に出場し打率.300、25本塁打、75打点の成績を残し、球団史上初の5年連続打率3割とプロ野球史上4人目となる5年連続の打率3割&25本塁打という偉業を達成しました。しかし、本人は今季の成績には満足しておらず、チームが5位に低迷した責任を感じているようです。

 今季は無観客で開幕し、その後も観客数が制限され、応援にも制約があり、打席でのモチベーションを保つことが難しいシーズンだったので、思うよな打撃ができなかったのは仕方ないと思います。来季もどのような形で試合ができるのか見通せない状況であり、今季の反省を活かして来季は1年間安定した打撃で打線を牽引してほしいですね。

 来季は優勝を目指すことはもちろんですが、最低でもAクラス入りを目指すと宣言しました。打撃だけでなく言動や行動でもチームを引っ張っていく決意を見せており、来季の鈴木誠はチームの中心となって活躍してくれそうで楽しみですね。

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