期待高まるキャンプ

　明日から春季キャンプが始まります。いよいよ今シーズンが始まります。毎年キャンプが始まるときは期待が高まりますね。今年こそは優勝争いに加わりたいと毎年思っていますが、今季は投手陣の戦力がアップしているので、期待だけでは終わらないと信じています。

　今季は投手陣にバリントン、サファテの新外国人が、福井、中村恭、岩見らの即戦力ルーキーが、そして豊田らの移籍組が加わり、1軍枠争いが例年以上に激しくなっています。この春季キャンプで勝ち残った選手が晴れて開幕1軍に入れるのですから、昨季までより戦力アップしているのは間違いありません。一体誰が1軍に残って、誰がローテ又は勝利の方程式の担うのか楽しみですね。

　一方の野手では新加入はトレーシーだけで投手陣に比べると少し寂しく感じますが、岩本の成長や天谷の復活など、既存戦力の底上げでメンバーは揃うはずです。開幕までにどれだけ戦力を整えることができるか、今キャンプでの最大のテーマになりますね。底上げに失敗すると、例年のように開幕でつまずく原因となると思います。野村監督、浅井、町田両打撃コーチの腕の見せ所ですね。

新たなピンチ

　昨日は1軍キャンプ地の沖縄で室内練習施設の泡瀬ドームが改修工事で使用できない可能性があることが分かりましたが、何とかキャンプに間に合う見通しが立ったようです。キャンプに影響が出なくて良かったと思ったところでしたが、新たな問題が発生してしまいました。　

　今度は2次キャンプ地である日南市の天福球場が、昨日大噴火した新燃岳の火山灰により一面真っ白に覆われてしまいました。積もった火山灰の厚さは約1㎝にもなっており、練習できる状態ではないようです。球団の職員も加わり日南市役所の職員とともに灰の除去作業を行って、何とか球場が使用できるようになったとのことでした。
　1軍は15日からの2次キャンプからですが、2軍やベテランは2月1日から使用するため、噴火が続けばキャンプのメニューに影響が出るのは確実です。

　こればかりは自然災害なので、どうすることもできませんので、球団には最悪の事態を想定して、どんな状況でも対応できるようにしておいてもらいたいです。
　今年はキャンプイン前から何かと難題がありますね。これで後は良いことばかりだと祈りたいです。

いきなりキャンプがピンチ？

　2月1日から始まる沖縄1軍キャンプで使用する室内練習場「泡瀬ドーム」が、3月まで改修工事中のため使えないことが分かったとのことです。今のところ代替場所は見つかっておらず、キャンプイン直前で前代未聞の事態となりました。
　
　雨天時に使用する練習場ですから、雨さえ降らなければ問題はありませんが、13日までのキャンプ期間中ずっと雨が降らないということは、さすがに有り得ないと思われます。もし代わりの練習場がみつからなと、キャンプに障害がでる可能性が高いですね。
　
　こんなことがあるんですね。普通に考えれば事前に把握できると思うのですが…。使えないものは仕方ありませんから、球団には何としても代わりの施設を見つけて、無事に1次キャンプができるようにしてほしいですね。そして、こんなことが起こらないようしなければいけません。

新外国人3選手入団会見

　新外国人のトレーシー内野手、バリントン投手、サファテ投手がマツダスタジアムで入団会見を行いました。
　
　トレーシーは長打力が魅力の打者と思っていましたが、入団会見では意外にもミートが得意と語っていました。長打がウリの打者は外れる可能性が高いと思っているので、ミートが上手いとなると期待が膨らみます。
　ここ数年の課題となっている5番候補ですが、最初は日本の野球に慣れるまで時間がかかると思われますので、早い段階で実戦の打席に立って日本の投手に慣れて、5番打者不在の課題を解消してほしいですね。

　バリントンは先発候補として期待されています。武器は直球ですが、スライダー、チェンジアップなど多彩な球種を持っており、強気な投球が持ち味だと語っています。制球が良いという触れ込みで、四球で自滅するタイプではないとのことですから、ある程度試合を作ってくれると思います。
　後は石原らの捕手と意思疎通を図って、持ち味を発揮できれば活躍できるのではないでしょうか。

　サファテは中継ぎとして期待されています。サファテは力のある直球でグイグイ押していくタイプのようで、バリントン同様に強気の投球が持ち味とのことですから、シュルツと似たタイプの投手と思われます。

　昨季のように新外国人が尽く外れることもあるので、あまり期待をし過ぎてはいけませんが、活躍してくれないと昨季の繰り返しになってしまうので、3人には何としても活躍してほしいですね。

福井初ブルペン

　ドラフト1位の福井がマツダスタジアムで今年初めてブルペン入りしました。捕手の石原を立たせたまま、直球のみ29球を投げました。昨年の神宮大会以来の投球練習だったようですが、思いどおりの球が投げられたようです。
　早大ドラフト1位トリオの斎藤、大石はすでにブルペンでの投球を行っており、最後となりましたが、納得できる投球だったことからマイペースでの調整が順調に進んでいるものと思われます。
　今日は初投げということで、まだ様子見といったところでしょうが、これから本格的な投球練習が始まると、どんな球を投げるのか楽しみですね。　

　大野投手チーフコーチは福井ら即戦力新人5投手を、キャンプ中の練習試合などの実戦で投げさせる意向を持っており、福井もそれに向けて状態を上げ始めたのかもしれませんが、無理をせずマイペースで調整を続けて欲しいですね。
　

栗原が先乗り自主トレに合流

　米国アリゾナで自主トレを行っていた栗原が沖縄での先乗り自主トレに合流しました。栗原を含めた18人沖縄入りして、明日から梵や前田健ら9人とともに、総勢27人で自主トレを行うとのことです。
　
　栗原が沖縄での先乗り自主トレに参加するのは久しぶりですね。ここ最近はキャンプインまで広島で調整をしていましたが、温暖な沖縄での調整を選んだということは、今年は調整のペースが上がっているということでしょう。
　スロースターターを返上するために、今季は調整法を変えてキャンプに臨むとのことですから、上手くいって開幕から打ちまくってほしいですね。

　それにしても、沖縄先乗り自主トレが27人ともなると、ほとんどキャンプインしているのと同じ状態ですね。温暖な沖縄で自主トレをする選手が多いということは、それだけキャンプで首脳陣にアピールしたいと思う選手が多いということでしょう。今オフの補強により各選手に危機感が生まれた現れかもしれません。これは良いことですね。

キャンプメンバー発表

　昨日、スタッフ会議が行われ、今春キャンプの1軍沖縄組のメンバーが決まりました。その中で目を引くのが、ルーキー5人が含まれていることです。ドラフト1位の福井は当然として、2位中村恭、3位岩見、4位金丸に加えて、7位の弦本も沖縄キャンプスタートが決まりました。また新加入の豊田は沖縄組でしたが、復帰の菊地原は日南スタートとなりました。

　ルーキーが5人も1軍キャンプに参加するのは珍しいことですね。首脳陣としては豊田を含めた新戦力を1軍スタートとするこで、他の投手の危機感を煽るということでしょう。また、日南に移動してからは1軍と2軍の入れ替えも示唆しており、1軍メンバーから外れた投手たちにも、一層の奮起を促す意味もあると思われます。この首脳陣の思惑どおり、選手間の競争が激しくなれば、必ず戦力の底上げは進むと思いますので、狙い通りになってほしいですね。

　他のメンバーでは右肩痛が完治していない大竹の1軍スタートも決まりましたが、これは状態が良くなったと言う訳ではなく、気候の良い沖縄でリハビリさせたいという思いと、1軍に帯同させることで、緊張感を持ってもらうためでしょうね。

　日南組には梅津、小松、岸本、林、末永、井生らの実績組が含まれていることも注目ですね。1軍を狙う立場の選手たちですから、入れ替えで1軍キャンプに昇格してもらわないといけない存在ですね。

合同自主トレ始まる

　合同自主トレーニングが大野屋内総合練習場で始まりました。石原や永川勝らの主力選手の他に、新加入した豊田、復帰した菊地原ら約50人が参加しました。合同自主トレが始まると、キャンプインが近づいてきた感じがします。いよいよ今シーズンの始まりが近づいてきました。

　初参加した豊田はキャンプイン後、直ぐにブルペンに入る意気込みを見せており、仕上がりの状態が良さそうです。この姿を見た中堅から若手投手は、刺激を受けたことでしょうね。また大野投手コーチが早速視察に訪れたことから、早くも選手のアピール合戦が始まりそうです。豊田の加入効果が早くも出てきそうな気がします。これで戦力の底上げが進むことを期待したいですね。

順調な沖縄自主トレ

　沖縄での先乗り自主トレに今日から篠田が加わり、沖縄自主トレは前田健、齊藤、東出、梵、廣瀬、岩本ら9人が行っています。前田健はキャッチボール程度の投球を始め、ケガから復帰の東出も普通に練習できているようで、全員の調整が順調に進んでいるようですね。
　今年の1月は例年より寒く雪が多いので、広島では思うようにトレーニングができないかもしれません。しかし、沖縄なら寒いと言っても本州よりは格段に温かいので、体の動きも良くなるはずです。
　参加者は今季のカープを支えてもらうべき選手が多く、調整が順調に進んでいるので安心ですね。キャンプインまであと10日程となりました。このまま調整のピッチを上げていき、2月1日を万全の状態で迎えてほしいですね。

ドラフト1位候補

　今秋のドラフト会議に向けたスカウト会議が行われて、242人がリストアップされました。1位指名候補の即戦力として、明大の野村投手、東海大の157㎞右腕・菅野投手、東洋大の150㎞左腕・藤岡投手の3人が上がったようです。

　菅野はすでに巨人が1位指名を公言しており、カープが無理をして1位指名するとは考えにくいです。本来なら左腕投手が欲しいところですが、野村は地元広島出身ということを考えると、野村が最有力候補になるでしょうね。
　昨年末にも野村の徹底マークを決めており、野村獲得を最優先にスカウト活動を行うことになりそうです。今の時点では他球団の動向は分かりませんが、菅野の指名を回避して他の好投手を指名する可能性は高いので、野村の単独指名は難しいかもしれません。ただ、カープが早い段階で1位指名を決定して公表すれば、他球団の動きを多少は牽制できるかもしれないので、本気で獲得するつもりなら、早めに態度を決めた方が良いでしょうね。