広島 000 001 010 2
阪神 001 003 00X 4
勝利投手:伊藤将5勝4敗
敗戦投手:大瀬良4勝8敗
セーブ:岩崎3勝1敗17S
本塁打:[阪神]森下3号
先発の大瀬良は、2回に四球と暴投で2死2塁のピンチを招くも、梅野を三振に斬って無失点で凌ぐも、3回に2安打と盗塁などで1死2,3塁とされて、中野の二ゴロに間に1点を失って、先制を許しました。
菊地が2番2塁でスタメン復帰した打線は、5回まで散発2安打に抑えられて2塁さえ踏むことができませんでしたが、6回2死後に安打と盗塁で2死2塁として、菊池が適時打を放って同点に追いつきました。
大瀬良は、4回と5回は秋山の好守もあって三者凡退に抑えていましたが、6回1死1塁から森下に2点本塁打を浴びると、さらに2死後に3塁打を打たれ、ノイジーに適時内野安打を打たれて、この回3点を失ってしまい、6回を6安打1四球7奪三振4失点でマウンドを降りました。
7回は中崎が三者凡退に抑えると、打線が8回に連打に敵失も絡んで無死1,3塁の好機を作り、代打會澤に適時打で1点を返して、更に犠打で1死2,3塁の一打同点の場面を作りましたが、菊池が二飛、秋山は三振に倒れて追加点を奪えませんでした。
8回はケムナが1安打無失点に抑えるも、打線が得点を奪えず、阪神に競り負けて、首位攻防戦は2敗1分けに終わりました。
大瀬良は、3回に1点を失うも、5回までは失点した3回以外は無安打に封じる好投でした。打線も6回2死後から盗塁を絡めて好機を作り、スタメン復帰した菊池が適時打を放って同点に追いつき、カープに試合の流れ傾きかけたところでしたが、直後の6回裏に大瀬良が、森下に痛恨の2点本塁打を浴びてしまうと、さらに佐藤輝の3塁打から追加点を奪われてしまい、試合の流れを失ってしまいました。
6回は2死無走者から同点に追いつき、チームの雰囲気が盛り上がったところでの本塁打は痛かったですが、それ以上にもう1点奪われたのは、チーム勢いを失わせてしまいました。
この6回の攻防は、今日のゲームを左右する重要なイニングだったので、大瀬良にはここで踏ん張って無失点で抑えてほしかったです。
今季の大瀬良は、ここ一番の勝負所で踏ん張れないことが多いように感じます。やはりエースが勝負所で踏ん張れないと、チームの勢いがつきません。次戦こそは粘り強く、チームを勝利に導く投球を見せてほしいですね。