チームは、1日から実施してきた春季キャンプを打ち上げました。キャンプ最終日となったこの日の練習後、佐々岡監督が今季の開幕投手が大瀬良に決まったと全選手を前に発表しました。大瀬良は、4年連続4度目の開幕投手となり、球団では長谷川良平、北別府学、黒田博樹に続き4人目となりました。
昨季までの3年はキャンプイン前に開幕投手が大瀬良に決まっていましたが、佐々岡監督は今年は開幕投手を決めないでキャンプインして、森下と九里と競わせていました。公表こそ最終日になりましたが、佐々岡監督は日南1次キャンプを終えた時点で決めていたようで、大瀬良本人には2月14日に伝えていたそうです。
大瀬良も佐々岡監督の期待に応えて、沖縄キャンプで順調に調整を重ねて、26日のオープン戦開幕戦で3回2安打無失点に抑える好投で誰もが納得する結果を残しました。
佐々岡監督のコメントを見ていると、大瀬良に対する信頼感を感じていたので、既に大瀬良に決めていることは分かっていましたが、まさか沖縄キャンプ前に本人に通達していたとは思いませんでした。
今季の大瀬良はかなり仕上がりが良さそうなので、大瀬良が開幕投手を務めることは適任だと思います。大瀬良が開幕戦で好投してチームを勝利に導き、勢いを付けて開幕ダッシュを成功させてほしいですね。
今年の監督賞にはドラフト5位の松本と育成の二俣、敢闘賞にはドラフト6位の末包がそれぞれ選ばれました。
松本は、対外試合2試合に登板して計2回を投げて無失点に抑えて、佐々岡監督はセットアッパー候補として大きな期待をしているようです。
二俣は対外試合4試合連続安打を放つなど、持ち味の打撃で結果を残して、今後の成長に期待を持たせてくれました。
末包は、ここまでの実戦では全試合で4番に入り、26日のオープン戦初戦では特大本塁打を放って、4番候補として期待を高めました。
今季のキャンプでは新戦力の台頭が多く、3選手以外にも結果を残した選手がいたので、監督賞を選ぶのは難しかったと思いますが、佐々岡監督が特に大きな期待をしている3選手が選ばれたと思います。新戦力が活躍すると、チームが活性化されるので、これから本格的に始まるオープン戦では各選手のアピール合戦が見られそうで楽しみですね。