カープな毎日

カープファンのひとりごと。

クロンの来日初本塁打が決勝弾

2021年03月31日 23時04分35秒 | 試合結果

阪神 000 200 000 2
広島 001 101 10X 4
勝利投手:床田1勝
敗戦投手:加治屋1勝1敗
セーブ:栗林3S
本塁打:[広島] クロン1号、菊池涼1号

 打線は、3回2死後に安打と四球で1,2塁とすると、鈴木誠の適時打で先制しましたが、先発の床田が直後の4回に2安打で1死1,2塁とされ、サンズと梅野の適時打で2点を失って逆転を許してしまいました。

 それでも4回2死後に2塁打で得点圏に走者を進めると床田の適時2塁打で同点に追いつき、さらに6回には1死後にクロンが来日初本塁打を放って勝ち越しに成功し、続く7回には菊池涼の今季初本塁打で1点を追加してリードを2点に広げました。

 床田は5回と6回を1安打無失点に抑えて、6回投げて6安打1四球6奪三振2失点と粘りの投球でした。7回は中田がマウンドに上がり三者凡退に抑えると、8回にはプロ初登板となった大道が長短打で1死1,2塁のピンチを招きましたが、大山を遊ゴロ併殺に打ち取って1回を無失点に抑えました。9回は栗林が三者凡退に抑え阪神に逆転勝ちして、チームは1分を挟んで3連勝となりました。

 

 今季の打線のキーマンとなる鈴木誠とクロンの2人が揃って打点を挙げてチームを勝利に導きました。3回の先制点は、1死1塁で田中広が牽制死した後に作ったチャンスで鈴木誠が先制打を放ちました。直後に床田が2失点して逆転されたものの、走塁ミスで牽制死した直後であり、ここで鈴木誠が凡退していたら試合の流れが一気に阪神に傾いてもおかしくない場面であり、もしかすると4回は2失点では済まなかったかもしれません。

 6回にはクロンが代わったばかりの加治屋から、打った瞬間本塁打と分かる完璧な本塁打を放ち勝ち越しに成功するとともに、試合の流れをカープに傾けて7回の菊池涼の追加点を呼び込みました。

 クロンは、開幕3連戦では1安打に抑えられて、打線の繋がりを欠く要因となっていたこともあり、昨日から打順を下げていましたが、昨日は1安打、今日は本塁打を含む2安打と徐々に状態が上向いてきたようです。

 鈴木誠とクロンの2人に当たりが出てくると、打線の繋がりも良くなり、得点力も上がってくるはずです。ここまで投手陣は好調を維持しているので、打線の援護があれば開幕ダッシュを決めたいですね。

 

 

 

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天敵西勇に黒星をつける

2021年03月30日 23時37分47秒 | 日記

阪神 000 000 000 0
広島 000 001 00X 1
勝利投手:森下1勝
敗戦投手:西勇1敗
セーブ:栗林2S

 

先発の森下は3回まで無安打に抑えると、4回は安打と2四球で1死満塁のピンチを招きましたが、佐藤輝を三振に斬り、続く梅野は二ゴロに打ち取って無失点で凌ぎました。5回と6回は共に三者凡退に抑え、6回まで投げて1安打3四球無失点7奪三振の素晴らしい投球でした。

 打線は、5番坂倉、6番長野、7番クロンとテコ入れを図りました。初回は無死1塁で田中広が牽制死すると、その後の2死1,2塁では坂倉が二ゴロに倒れて先制機を逸してしまいました。2回から5回までは1安打に抑えられて2塁さえ踏むことさえできませんでした。

 6回に森下の代打メヒアが安打で出塁すると、犠打で1死2塁として、菊池涼が適時打を放って待望の先制点を挙げました。

 7回は森浦が登板して1死後、佐藤輝に右前安打を浴びるも、2塁を狙った打者を鈴木誠が2塁で刺す好守に助けられ1回を無失点に抑えました。

 8回は塹江が安打と犠打で1死2塁のピンチを招きながらも、後続を断って無失点でつなぎ、9回は栗林が1安打無失点に抑えて2試合連続の完封リレーを完成させ、天敵の西勇に黒星を付けました。

 

 森下は、キレの良い直球にカットボール、カーブなど変化球を交えて好調阪神打線を翻弄しました。唯一のピンチとなった4回は1死満塁で好調の佐藤輝を迎えましたが、ここで一段ギアを上げて力強い直球で空振り三振に抑え、続く梅野もカットボールで二ゴロに打ち取り無失点で凌ぎました。

 その後は全く危なげない投球で阪神に試合の流れを渡さず、6回を投げ終えて球数が100球となったため、6回裏の攻撃で代打を送られましたが、そこで菊池涼の適時打が出たのは、森下の好投が打線の奮起させて呼び込んだのではないでしょうか。

 森下は2年目のジンクスが危惧されていましたが、全く心配ありませんでした。それどころか、チームに良い流れを呼び込んで勝利に導くことができるところは、エースの風格を感じさせます。菊池涼のヒーローインタビューのとおり最多勝も十分あり得ますね。

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投手陣は零封リレーも16残塁の拙攻で引き分け

2021年03月28日 22時07分08秒 | 日記

中日 000 000 000 0
広島 000 000 000 0

 雨天のため1時間5分遅れで始まりました。

 先発の野村は3回に安打と盗塁で2死2塁とされるも、阿部を二ゴロに打ち取って無失点で凌ぐと、続く4回にも2死後に2塁打を打たれて2死2塁のピンチを招きましたが、京田を二ゴロに打ち取って無失点に抑えました。さらに6回には安打と犠打で1死2塁とされましたが、高橋周を遊ゴロ、敬遠を挟んで平田を三振に斬ってピンチを脱して、6回を投げて3安打2四球5奪三振無失点の好投でした。

 打線は、初回に安打と四球で2死1,2塁としながら松山が捕邪飛に倒れ、3回には四球と安打で無死1,2塁の絶好機をつくりましたが、西川が併殺、鈴木誠が一邪飛に打ち取られて得点を奪えませんでした。

 6回には敵失で無死2塁の先制機を作るも、クロン、堂林、會澤が凡退してしまい、8回にも2死後に連打で1,2二塁の好機を作りながら、田中広が三振に倒れてしまいました。

 7回からは森浦が登板して安打と犠打に暴投などで2死1,3塁のピンチを背負うも、大島を一ゴロに打ち取って無失点で凌ぐと、8回はケムナが安打と盗塁で2死2塁のとされながらも、大島を一ゴロに打ち取って得点を与えませんでした。

 同点の9回には栗林がマウンドに上がり、京田、木下拓、武田を3人で片づけ、2試合連続で完全投球という新人らしからぬ素晴らしい投球で、4投手のリレーで中日打線を零封しました。

 打線は、7回に2死球と安打で2死満塁のチャンスを作ると、代打坂倉は二ゴロに倒れてしまい、8回は連打で2死1,2塁とするも、田中広が三振、さらに9回には2安打と四球で2死満塁としながら、堂林が三振に倒れてしまい、10安打を放ちながら16残塁の拙攻で9回引き分けに終わりました。

 

 打線は10安打を放ち、毎回走者を出しながらも、好機であと1本が出ずに得点を奪えず、6回以降は毎回得点圏に走者を進めていただけに、イライラが募る展開となりました。

 3回は無死1,2塁で主軸に回る最高の展開となるも、西川が三ゴロ併殺に倒れてしまい、6回は敵失で無死2塁の好機を貰いながら、走者を進めることさえできませんでした。キャンプからチーム全体で進塁打などケース打撃の浸透を図ってきましたが、初戦と今日の攻撃を見る限り、実践できていない印象を受けます。

 今の打線の状態からすると、不調の松山とまだ本領を発揮していないクロンを5番と6番に並べる打順では、ここで打線が分断されてしまい拙攻に繋がっているように思います。テコ入れとして長野や大盛をスタメン起用し、クロンの打順を下げた方が繋がりが良くなるのではないでしょうか。

 救いはこの攻撃の悪い流れの中でも、投手陣が踏ん張って4投手が無失点で繋いだことでしょうか。打線は投手陣の好投に応えて奮起して援護して挙げてほしいですね。

 

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栗林が三者凡退に抑えてプロ初セーブ

2021年03月27日 21時36分49秒 | 日記

中日 100 000 000 1
広島 100 201 00X 4
勝利投手:九里1勝
敗戦投手:柳:1敗
セーブ:栗林1S
本塁打:[広島]田中広1号

 先発の九里は、初回に2塁打などで2死3塁のピンチを招くと、ビシエドに適時打を浴びて先制を許しましたが、直後の1回裏に田中広が先頭打者本塁打を放って直ぐに同点に追いつきました。

 4回には安打と四球で無死1,2塁のチャンスを作り、鈴木誠と坂倉の連続適時打で2点を勝ち越しました。6回にも連続長短打に四球で1死満塁として、堂林の適時打で1点を追加してリードを3点に広げました。

 九里は2回から4回はパーフェクトに抑えると、5回には安打などで2死3塁のピンチを迎えましたが、代打福留を三振に斬って無失点で凌ぐと、6回を投げて3安打1失点6奪三振1四球の好投でマウンドを降りました。

 7回は森浦がプロ初登板すると、2死後に3四死球で満塁のピンチを招いたものの、大島を二ゴロに打ち取って無失点に抑えました。8回は塹江が1安打無失点に抑えると、9回は栗林がプロ初登板を果たし、京田を二ゴロ、木下枠は投ゴロ、最後は根尾を三振に斬り、三者凡退に抑えて、チームを今季初勝利に導き、自らもプロ初登板で初セーブを挙げました。

 

 昨日は終盤に逆転されての敗戦で、今日は初回に先制点を奪われる嫌な流れでしたが、田中広が先頭打者本塁打を放って直ぐに同点に追いつき負の流れを断ち切ると、九里も2回以降は球を低めに集めて中日打線を翻弄して、試合の流れをカープに引き寄せ、4回の勝ち越しと6回の追加点に繋げました。

 7回は新人の森浦が2死後に制球を乱して3四死球で満塁のピンチを招きましたが、踏ん張って無失点で凌ぐと、9回は同じく新人の栗林が完璧な投球を披露して中日に快勝しました。

 栗林は、プロ初登板の初球でいきなり150kmをマークすると、京田をフォークで二ゴロに、続く木下拓はカーブで投ゴロに打ち取り、最後は根尾をフォークで空振り三振に仕留める素晴らしい投球でした。

 いくら社会人時代に救援の経験があるとはいえ、プロ初登板がチームの今季初勝利が掛かった場面であれば、緊張で乱れてもおかしくないと思いますが、必ず勝って帰ろうという気持ちでマウンドに上がり、完璧な投球を見せたところは並の新人ではありません。

 栗林の守護神起用の成否は今季のチーム成績を大きく左右するキーポイントになると思っていましたが、今日の投球を見る限り大丈夫でしょう。守護神不在問題は解決したと見て良さそうです。栗林には永川コーチが1年目に記録した25セーブの球団記録を塗り替えてほしいですね。

 

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終盤7失点で逆転負け

2021年03月26日 23時19分44秒 | 試合結果

中日 000 000 052 7
広島 220 000 002 6
勝利投手:藤嶋1勝
敗戦投手:ケムナ1敗
セーブ:祖父江1S
本塁打:[中日]ビシエド1号
    [広島]西川1号

 開幕戦の初回から打線が奮起して、1死1塁から西川が2点本塁打を放って先制すると、2回には2安打と四球で2死満塁として菊池涼の2点適時打でリード4点に広げました。なおも安打で2死満塁で鈴木誠でしたが、三振に倒れて追加点を奪えず、3回から7回までは中日投手陣に無安打1四球に封じられてリードを広げられませんでした。 

 先発の大瀬良は、3回に安打と犠打で1死2塁のピンチを招くも、大島と阿部を抑えて無失点で切り抜けると、4回から7回までを1安打に抑えて中日打線を寄せ付けませんでした。

 しかし、8回に2長短打と四球で1死満塁のピンチを招き、阿部の適時打に松山の後逸も絡んで2点を失ったところで大瀬良は降板となりました。代わった塹江は、高橋周の二ゴロの間に1点を失い。さらに代わったケムナがビシエドに2点本塁打を打たれて逆転を許してしまいました。

 続く9回には島内が2死後四球をきっかけに2死2塁のピンチを招き、代打井領の適時3塁打と大島の適時打で痛恨の2点を失ってしまいました。

 打線は逆転された直後の8回に安打と四球で無死1,2塁の同点機を作るも、松山が併殺、クロンが一邪飛に倒れて無得点に終わりました。続く9回に1死2塁から代打坂倉の適時2塁打と菊池涼の適時2塁打で2点を返すも、あと1点が届かず、痛恨の逆転負けを喫しました。

 

 好投していた大瀬良でしたが、8回に先頭の木下拓に2塁打を打たれたところから、代打福留に四球を与えるなど投球に乱れが生じました。さらに松山の失策も絡んで2点を失ったところでマウンドを降りましたが、この交代はやむを得ないと思います。

 代わった塹江は菊池涼の好守に助けられて高橋周を打ち取りましたが、代わったケムナが痛恨の逆転本塁打を浴びてしまいました。さらに9回には島内が2死後の四球をきっかけに余計な追加点を与えてしまいました。終盤の2イニングだけで7失点と中継ぎ陣の乱調で勝ち試合を落としてしまいました。このパターンは昨季と変わっていません。

 打線も8回無死1,2塁の絶好機で松山に普通に打たせて併殺で逸機する展開も昨季と変わっていません。松山が好調であれば強硬策も良いと思いますが、調子が悪いことを考えれば、代打を送って犠打で1死2,3塁としてクロンと堂林に掛ける作戦もあったと思います。

 開幕戦からこの試合展開では昨季の二の舞になりそうで嫌な雰囲気です。悪い流れを断ち切るためにも、明日は絶対に勝ってほしいですね。

 

オープン戦で低調だった打線が初回と2回に2点づつを奪って幸先良くスタートしましたが、3回から7回はほぼ完璧に封じられてしまいました。

 

 

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球団初の新人4選手が開幕1軍入り

2021年03月25日 23時49分37秒 | 日記

 NPBから出場選手登録が公示され、カープは28人を登録されました。

 新人では、栗林、森浦、大道の投手3人に加えて、矢野(亜大)も登録され、球団で新人4人が開幕戦に1軍登録されたのは、初めてのことです。また、新人投手3人が開幕1軍入りしたのは、球団では07年の青木高、宮崎、上野以来2度目となりますが、青木高は先発だったため、新人3人が全て救援として開幕戦に1軍登録されたのは球団初のことです。

 さらに新人だけでなく、石原と大盛も初の開幕1軍入りを果たし、育成から支配下登録されたばかりのコルニエルと新外国人のクロンも登録されています。

 今季は多くの新戦力が1軍入りを果たしていることから、昨季までと比べると大きくメンバーが変わり、若手選手の台頭を実感することができます。新戦力が多いということは、佐々岡監督も語っているように、期待する半面、不安もあります。

 新戦力は、最初に上手くいけば勢いに乗って凄い活躍をして、チームに勢い付かせることができますが、反対に最初で躓くとそのまま浮上のきっかけを掴めず沈んでしまう可能性もあります。しかし、今季の新戦力は実力があり、結果も残しているので、不安より期待の方が圧倒的に大きく、チームに勢いを与えてくれると思います。

 今季のカープは下馬評は低いですが、新戦力が活躍して勢い付ければ、十分に優勝を狙えると思っています。そのためにも開幕3連戦は重要になってきます。まずは開幕投手の大瀬良が好投してチームに良い流れを作ってほしいですね。

投手:九里、大道、森浦、大瀬良、野村、栗林、中田、ケムナ、塹江、島内、コルニエル

 捕手:會澤、坂倉、磯村、石原

 内野:曽根、上本、田中広、堂林、クロン、菊池涼、矢野、メヒア

 外野:鈴木誠、長野、松山、大盛、西川

 

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コルニエルを支配下登録

2021年03月23日 22時50分16秒 | 日記

 球団は、育成契約のコルニエルと支配下選手契約を結んだと発表しました。6年契約の契約金は約1,090万、年俸870万円+出来高払いで、背番号は147から98に変更になります。

 コルニエルは19年秋にカープアカデミーからの練習生として来日して、20年9月に育成契約を結び、昨秋のフェニックスリーグでの好投が佐々岡監督の目に留まり、春季キャンプは1軍スタートとなりました。

 最速155kmの直球にスライダー、フォークの制球も良く、オープン戦では3試合に登板して4回を投げて3安打4奪三振2失点(自責点1)、防御率2.25の好成績を残しました。

 新外国人のバードとネバラスカスの来日に目途が立たない状況が続いてることもあり、この時期に支配下登録されるということは、開幕1軍入りが濃厚となったと思われ、今季の秘密兵器としてシーズンでも課題の中継ぎ陣の一角として大きな戦力となりそうです。

 佐々岡監督は、楽しみな選手でまだまだ成長すると期待が高く、経験を積ませることで更なるレベルアップを図っていくようです。今季は新人の栗林、森浦、大道の3選手も開幕1軍入りが内定しており、中継ぎ陣のメンバーが大きく変わりますが、1年間戦うには今村、一岡、中崎らの3連覇を支えた中継ぎ陣にも復活してもらわないと厳しいと思います。新戦力の台頭に刺激を受けて奮起してほしいですね。

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野村が開幕ローテ入り&栗林は初セーブ

2021年03月21日 21時13分33秒 | 日記

SB 000 001 000 1
広島 000 020 00X 2
勝利投手:野村1勝
敗戦投手:大関1敗
セーブ:栗林1S

 オープン戦最終戦に野村がオープン戦初登板して、5回を投げてソフトバンク打線を散発2安打に封じて2塁さえ踏ませない素晴らしい投球で無失点に抑えました。

 6回から登板したコルニエルが1死2,3塁から内野ゴロの間に1点を失ったものの、7回は森浦が無安打無失点、8回は大道が2安打無失点に抑えて1点のリードを保ち、9回は新守護神の栗林がマウンドに上がりました。2安打1四球で2死満塁のピンチを招きましたが、最後は周東を見逃し三振に斬って無失点に抑えて、プロ初セーブを挙げました。

 打線は、コンディション不良で実戦を回避していた堂林が7番3塁で実戦復帰すると、5回に安打を放ち無死満塁の好機のきっかけを作り、田中広の2点適時打を呼び込みました。しかし、打線は今日の4安打と沈黙して、6回以降は無安打に抑えられて追加点を奪えませんでした。

 オープン戦は5勝6敗の8位で終えました。

 

 野村は、最速135kmながらカットボール、ツーシームなど変化球を制球良く投げ込み、持ち味の緩急を付けた投球でソフトバンク打線に的を絞らせませんでした。5回には先頭打者に安打を打たれるも、後続の松田、栗原、上林を凡打に打ち取ってピンチを未然に防ぎました。

 開幕ローテ入りが掛かった試合で、5回を2安打無四球無失点の快投を披露して一発回答で応えました。試合後には佐々岡監督が開幕ローテ入りを明言して、ようやく開幕ローテ6人目が決まりました。

 野村は、昨秋の手術の影響が残りキャンプは2軍スタートでしたが、しっかりと開幕に合わせてきました。野村には経験と実績があるので、シーズンを通して安定した投球をしてくれるはずであり、安心してローテを任せられます。バランスの良い開幕ローテになり、今季は安定した戦いができそうですね。

 栗林は1点リードの9回にマウンドに上がり、先頭の明石に二塁打を浴びましたが、慌てず牧原と栗原を連続三振に斬ると、四球を挟み代打長谷川に安打を打たれて2死満塁のピンチを迎えるも、最後は周東を見逃し三振に抑えて、1回を2安打1四球3奪三振無失点に抑えてリードを守り切ってマウンドを降りました。

 ここまで無安打に抑えていたこともあり、ピンチの場面での投球は経験しておらず、走者を背負った場面での投球がどうなるのか気になっていました。さらに守護神として9回の緊迫した場面での登板機会も無かったので、いきなりシーズンで経験するのは不安でした。

 オープン戦最後でどちらも経験でき、しっかりと投げ切って無失点に抑えることができたので、シーズンでも安心して守護神を任せられそうです。課題であったリリーフ陣の整備はしっかりとでき、十分な手応えも得られました。今季の投手陣は期待が持てそうです。

 

 一方で打線は不安が残ったままシーズンに入ることになりました。堂林が開幕に間に合ったのは良かったですが、期待のクロンは今日の無安打と快音は聞かれませんでした。クロンに限らず、全体的に低調でオープン戦のチーム打率は12球団最低でした。投手陣は期待が持てるだけに、打線の復調が開幕ダッシュの鍵になりそうです。

 残り1週間でしっかりと状態を上げて、投手陣をしっかりと援護してほしいですね。

 

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九里が6回2失点で上々のオープン戦最終登板

2021年03月20日 21時02分22秒 | 日記

広島 100 000 000 1
SB 010 001 00X 2
勝利投手:髙橋純1勝
敗戦投手:九里2敗
セーブ:森4S

 先発の九里は、2回に無死1,3塁のピンチを招くと、松田の三ゴロの間に1点を失いましたが、3回から5回は1安打に抑えました。6回に無死2塁から柳田に適時打を浴びて1点を失うも、6回を投げて5安打8奪三振2失点と上々のオープン戦最終登板となりました。

 7回は島内、8回は中田がそれぞれ無安打無失点に抑える好リリーフを見せました。昨日に続いて9回裏の攻撃が無かったため、昨日新守護神に抜擢された栗林の登板はありませんでした。

 打線は、初回に1死1,3塁から鈴木誠が適時打を放って先制しましたが、3回1死1,2塁では西川が投ゴロに倒れて得点を奪えず、4回以降は1安打に封じられて2塁さえ踏むことができず、昨日に続いて逆転負けを喫して。オープン戦の負け越しが来ました、

 

 九里は、初回を三者凡退に抑える好スタートを切ると、2回のピンチでは三ゴロの間の1失点と最少失点で切り抜けました。6回に連続長短打で1点を失いましたが、ここでもしっかりと後続を断って要所で踏ん張りました。

 切れのある直球にカットボール、ツーシーム、カーブのコンビネーションが冴えて毎回の8奪三振とソフトバンク打線を翻弄しました。本人は「ある程度、今までの登板より意図している球を投げることはできた」と手応えを得たようで、シーズン開幕に向けて弾みが付くとともに、シーズン開幕までに今より一層精度を高めていくことを目指していく意向を示しました。

 昨日の大瀬良に続く好投で、九里は今年もやってくれそうな雰囲気を感じさせます。ローテの柱としてしっかりと投手陣を支えて2桁勝利を挙げてほしいですね。

 

 打線は、昨日に続き鈴木誠が4番右翼でスタメン出場して、いきなり初回の第一打席で適時打を放って好調をアピールして、コンディション不良の不安を一掃しました。しかし、その後を打つ松山とクロンの状態が一向に上向きません。2人とも3打数無安打と快音が聞かれません。佐々岡監督は、低調な打線に対してあまり心配をしていないようですが、さすがに開幕まであと約1週間となり、オープン戦も明日の1試合のみとなったので、そろそろ快音を聞かせてくれないと、昨季のような得点力の低さに苦しむことになりそうで心配です。

 コンディション不良によりオープン戦出場を回避していた堂林が、明日のオープン戦最終戦で実戦復帰する予定です。無理はさせられませんが、何とか開幕に間に合ってほしいですね。

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大瀬良が6回2安打無失点で開幕への準備完了

2021年03月19日 22時52分03秒 | 日記

 

 

 先発の大瀬良は、力強い直球、キレの良いカットボールを制球良く投げ込み、強力ソフトバンク打線を翻弄して2塁さえ踏ませず、6回を投げて2安打6奪三振無失点とほぼ完璧な投球でオープン戦最終登板を終えました。

 7回からは塹江が登板するも、2死2塁から松田に適時2塁打を浴びると、四球を挟んで代打川島にも適時打を打たれて逆転を許してしまいました。

 8回はケムナが登板して、1回を2安打無失点に抑えました。

 打線は、鈴木誠が4番右翼で出場し、大瀬良も9番に入るシーズンを想定したスタメンでしたが、6回まで3安打に抑えられて得点を奪えませんでした。7回に安打と盗塁などで1死3塁としてクロンの犠飛で1点を挙げて先制に成功するも得点はこの1点のみで、ソフトバンクの継投の前に13三振を喫してしまいました。

 

 大瀬良は、球も切れ、制球とも素晴らしく、走者を出しても全く危なげない投球で安定感抜群で、今すぐ開幕しても良いくらいの出来でした。これで今春の実戦登板は練習試合を含めて4試合に登板して18回を投げて無失点と、開幕投手として申し分ない結果を残しました。反対に出来すぎで、シーズンに入ってからが心配になるくらいです。

 1週間後に迫った開幕戦は、さらにモチベーションも上がると思うので、今日以上の素晴らしい投球を見せくれるはずです。3年連続での開幕戦勝利を挙げてほしいですね。

 

 打線は、一昨日の試合で11得点を挙げて状態が上向き始めたかと思いましたが、今日は一転して6安打1得点13三振と振るいませんでした。4回は1死1,2塁の先制機で松山とクロンが凡退してしまい、今季の打線の鍵となる得点パターンが機能しませんでした。

 7回には安打に盗塁と進塁打を重ねて1安打で1点を奪い、河田ヘッドコーチが目指す攻撃が出来ましたが、その後の2死1,2塁では代打長野が凡退して追加点を奪えませんでした。

 今のままでは、昨季と同様にあと1本が出ない、イライラが募る展開になりそうな気配がします。開幕までに少しでも主力打者の状態が上向いてくれることを願いたいですね。

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