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JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

山梨御朱印・御首題巡り①

2023-01-09 | 御朱印めぐり
10月に山梨に行ってきました。

2020年に山梨の身延山に行き、富士山や駿河湾が見えたため「この山の上って電波が飛ぶのでは?」と思い立ち再訪してみることにしました。身延山は日蓮宗の祖山ですので、合わせて御首題も頂いてみましょう。

関西から山梨はアクセスに時間がかかり行きづらい場所です。なので一旦東京に飛び、東京から中央線で甲府へ、さらに身延線で身延に向かいます。途中でも少しずつQRVしたり御朱印を頂いてきたいと思います。


それでは振り出しは東京の新宿から。西口の野村ビルの向かいに常円寺があります。

日蓮宗のお寺で創建は分かっていませんが、1585年に渋谷区の幡ヶ谷から今の地に移転したことが分かっています。

太平洋戦争の空襲で焼失、その後1952年から伽藍の整備が進められています。現在の本堂は1966年に再建されたものです。

常円寺は修行僧を全国から受け入れて育成しており、過去には京都の妙顕寺や妙覚寺、本圀寺などの住職も輩出しています。若いお坊さんに対応していただきました。御首題を待っている間境内の長椅子に座って高層ビルを眺めていましたが、ここが新宿かと思うほど静かなところです。

常円寺の御首題です。成子とは現在西新宿となっているお寺付近の旧地名だそうです。池上本門寺と同じく御首題帳には御首題を、御朱印帳には御朱印を書いてもらえます。御首題を頂きたい場合は市販の御朱印帳でも大丈夫ですが、御首題のみの帳面or新品でお願いしましょう。


毎年続けている勝沼でのワイン買い付けを済ませ、430MHzで少しQRVしてからお隣の塩山へ。塩山は甲府の東にある旧東山梨郡では大きな町で、明治は養蚕、その後ぶどう栽培が盛んな地です。周辺の勝沼町などと合併した甲州市の市役所も塩山に置かれています。

塩山駅から北の方に恵林寺があります。本数は少ないですがバスがあります。恵林寺の先にも放光寺がありますから合わせてお参りできます。

放光寺入口バス停で下車し、放光寺から。1184年に安田義定が創建した真言宗智山派の寺院です。義定は甲斐源氏の一族で一ノ谷の戦いで勝利に貢献しています。しかしながら鎌倉は甲斐源氏を快く思わず次々と嫌疑をかけて殺害しており、義定も1194年に放光寺で自害しています。義定は京都から仏師を招いて仏像を作らせたそうです。

ユニークな形をした山門です。

その後武田信玄の帰依を受けるものの信長の甲斐攻めで焼け、江戸期に本堂が再建されています。

放光寺の大日如来の御朱印を頂いたのですが、年末の整理で御朱印帳を片付けたのでご紹介できません。申し訳ありません。


放光寺から歩ける距離に恵林寺があります。

1330年に当地の御家人だった二階堂貞藤が創建そた臨済宗妙心寺派のお寺です。その後荒廃するものの武田信玄が武田家の菩提寺に定め、快川紹喜を招いています。

しかしながら武田勝頼が敗れて武田氏は滅亡、その際に焼き討ちに遭っています。その際に快川紹喜が炎の中で「心頭を滅却すれば火も自ら涼し」と発したと言われています。

その後家康の命で再建され、江戸時代には柳沢吉保により整備されています。1905年に火災に遭い、その後再建されて現在に至ります。

さすがに庭園も見事です。

恵林寺の御朱印です。


今回はここまで。続きます。御朱印情報はいつも通り最終回の最後にまとめます。
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