4/26~27に開催されたオールJAコンテストの結果が公開されています。
結果はこちら。
今回はP50で297点となり5エリア1位でした。ありがとうございました。いつもの女木島が瀬戸内国際芸術祭で使えず苦戦しましたが、それ以上に参加局が少なかったです。
当日は好天に恵まれた地域が多かったものの参加局が年々減少する流れに歯止めがかからない状態です。アマチュア局の減少に加えコンテスト対象外のFT8に移行した局が多いためで、「コンテストよりFT8の方が面白い」と捉えている局が少なくないことを示しています。
シングルオペ・50MHzバンドの参加局はこうでした。
2025年 313局
2019年 384局(2020年はコロナのため影響のない前年値)
2015年 334局
2010年 405局
このため四国の50MHzではおなじみの方からは「100局に届きそうにない」「あまりにも呼ばれないので早帰りしようかと思っている」などの声がありました。実際四国の50MHzではRCTさんの98局がQSOsとしてはトップでした。設備が優秀でロケーションの良い場所から出ている常連組がこの状態なのです。私のような5Wと3エレでやっている局の成績ではなく優秀な人たちですらこれくらいしかできません。
X50の5エリア1位だったDHXさんの1,716点は1エリアでは17位相当のスコアであり、QSOsが伸びない地方の厳しさが分かります。
もしこういった局が「つまらないから」とコンテストから去ってしまえば5エリアのマルチは稼げなくなり、ますますつまらないコンテストになることは分かりきっていますよね。
FT8とコンテストの折り合いをどう付けてゆくか、減少幅の大きな地方の参加局をどう盛り返すことができるのかなど課題は山積していると思われますが、参加局の減少が比較的緩やかな1エリアからではなかなか見えてこないのではないかと思います。JARLのコンテスト委員はぜひ地方に行って参加してもらえれば惨状が分かると思います。