JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

【予告】11/10~14 沖縄県宮古島市・島尻郡座間味村ほか移動

2017-10-30 | 移動運用予定
本年も沖縄に移動運用に行ってきますのでご案内させて頂きます。
この予告は現時点での予定であり、変更することがあります。出発前に改めて最終のご案内を致しますのでよろしくお願いします。


(1)宮古島市[池間島]移動(JCC:4714 JIA:47-104)
 日時:11/10(金)15:00~16:00頃 ※Condxにより延長の可能性あり
 場所:池間島からQRVの予定です。
 バンド:18/21MHz帯(SSB)


(2)宮古島市[下地島]移動(JCC:4714 JIA:47-136)
 日時:11/11(土)10:00~11:30頃 ※伊良部島と日程を入れ替えることがあります
 場所:下地島からQRVの予定です。
 バンド:18/21MHz帯(SSB)


(3)宮古島市[伊良部島]移動(JCC:4714 JIA:47-135)
 日時:11/11(土)12:30~13:30頃 ※下地島と日程を入れ替えることがあります
 場所:伊良部島からQRVの予定です。
 バンド:18/21MHz帯(SSB)のいずれか


(4)島尻郡座間味村[座間味島]移動(JCG:47002 JIA:47-124)
 日時:11/12(日)12:30~15:45頃
 場所:座間味島からQRVの予定です。
 バンド:7/18MHz帯(SSB)


(5)中頭郡中城村移動(JCG:47003)
 日時:11/13(月)10:00~12:15頃
 場所:中城村 吉の浦公園付近からQRVの予定です。
 バンド:18/21MHz帯(SSB)


(6)浦添市移動(JCC:4709)
 日時:11/13(月)15:30~17:00頃
 場所:浦添市 浦添大公園付近からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)

※11/14(火)も沖縄本島中南部からQRVします(場所未定)。


[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。
 荷物の関係で電鍵を持って行けないためCWの運用はありません。

・船や飛行機の欠航等により渡島できない場合や雨天の場合は中止もしくは
 スケジュールを変更することがあります。あらかじめご了承下さい。
 逆に時間ができた場合にはスケジュール外でQRVすることもあります。

・現地ではレンタカーではなくバスや船を使用します。
 時間の延長や変更、バンドの追加リクエストはお受け致しかねます。

・7MHzの予定は上記に明示されている移動地のみです。
 その他は7MHzのアンテナを持ってゆきません。

・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[JF4CAD4]です。

・もしご連絡/ご要望等ございましたらこの記事の「コメント」でお願いします。
 ↓にある「コメント」をクリックして頂きますと書き込めるようになります。
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睦月島移動運用メモ

2017-10-29 | シャック便り
睦月島移動運用メモ

[松山市中島睦月]
睦月島は忽那諸島の島の1つで、愛媛県松山市に属します。

睦月島の人口は約160人。集落は睦月港周辺に固まっています。ミカンの栽培が島の主産業で山の上までミカン畑が広がっていますが過疎化と高齢化が進んでおり人口が大きく減っています。子供がいなくなり小中学校は既に閉校しています。


[島内での運用]
港もしくは海岸周辺になりそうです。


[島へのアクセス]
伊予鉄高浜駅前にある高浜港から中島汽船・東線のフェリーや高速船があります。フェリーに車を載せる場合は高浜港ではなく三津浜港からとなります。睦月島は一部通過便があるため上下7便となります。

なお睦月島10時55分発の大浦行きにフェリーに乗船し、終着の大浦で下船せず折り返し大浦11時40分発で高浜に向かう場合は直航と同じ運賃が適用されます。


[島内でのアクセス]
徒歩のみです。


[宿泊施設]
宿はありません。中島または松山市内となります。


[島内の店]
商店は1軒ありますが品数は少なく営業しているかも分かりにくいです。食事処は1軒あります。電話予約の上での利用がベターです。なお高浜駅の売店で弁当を扱っています。またフェリー「なかじま」を利用の場合は売店でおでんを販売しています。


[注意点]
潮位の関係で車の乗下船ができない場合があります。あらかじめ中島汽船にお問い合わせください。徒歩乗船の場合は問題ありません。


[おみやげ]
特にありません。
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10月分QSL発送しました

2017-10-26 | QSL発送情報
10月分のQSLを本日ビューロー宛発送しました。
・9/2の岡山県笠岡市移動の全て
・9/16~17の宮城県塩竃市移動の全て
・9/30の神戸市中央区移動の全て
・10/7~8の香川移動の全て
を発送しました。

しかしながら以下は送りきれず未発送となっています。
・10/14の愛媛県松山市移動の全て

順次発送しておりますのでご理解のほどよろしくお願いします。
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野忽那島移動運用メモ

2017-10-24 | シャック便り
野忽那島移動運用メモ

[松山市中島野忽那]
野忽那島は忽那諸島の島の1つで、愛媛県松山市に属します。

野忽那島の人口は約100人。集落は野忽那港周辺に固まっています。ミカンの栽培とたこつぼ漁が島の主産業ですが過疎化と高齢化が進んでおり人口が大きく減っています。子供がいなくなり小中学校は既に閉校しています。

2003年公開の映画「船を降りたら彼女の島」のロケ地となりましたが今は訪れる観光客はほとんどいないそうです。


[島内での運用]
港もしくは海岸周辺になりそうです。


[島へのアクセス]
伊予鉄高浜駅前にある高浜港から中島汽船・東線のフェリーや高速船があります。フェリーに車を載せる場合は高浜港ではなく三津浜港からとなります。野忽那島は一部通過便があるため高浜発は6便、高浜行きは5便となります。

なお野忽那島11時12分発の大浦行きにフェリーに乗船し、終着の大浦で下船せず折り返し大浦11時40分発で高浜に向かう場合は直航と同じ運賃が適用されます。

野忽那島では現在乗船券を発売していないため高浜港で往復の乗船券を購入してください。中島大浦または睦月島とハシゴをされる場合は高浜港の窓口でその旨申し出ると乗船券を出してくれます。


[島内でのアクセス]
徒歩のみです。


[宿泊施設]
夏の間限定の民宿があったようですが現在も営業しているのかは不明です。


[島内の店]
現在商店はありません。弁当は高浜駅の売店で扱っています。またフェリー「なかじま」を利用の場合は売店でおでんを販売しています。


[注意点]
潮位の関係で車の乗下船ができない場合があります。あらかじめ中島汽船にお問い合わせください。徒歩乗船の場合は問題ありません。


[おみやげ]
特にありません。
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FT-70D買いました

2017-10-22 | JF4CAD技研
八重洲の144/430MHzハンディ機「FT-70D」を買いました。

1985年の開局から32年になり、手持ちのリグは技適機ばかりじゃなくスプリアス確認保証が必要な古いリグもあります。中には故障して動かないものもあるのでスプリアス確認保証の手続きを前に手持ちのリグの整理を行うことにしました。IC-2Nのように壊れておりJARDの確認保証の対象外のリグは撤去手続きをすることにしました。

その際せっかくだから、ということで430MHzのFMハンディ機を買うことにしました。FT-817があれば430MHzのFMに出ることができるのですが本体だけで約1kgと意外と重いしサイズも大きい、さらに5Wを出そうとすると内蔵バッテリでは無理ですので補助バッテリが必要、と「430MHzのFMだけに出るのなら結構重いし面倒くさい」となります。軽くてコンパクトなハンディ機があればちょっとした旅にでも持って行けますよね。

八重洲に430MHzだけのリグはなく、144はいらないけどデュアル機になりました。見比べてFT-70Dが一番合ってましたのでこれにしました。W60×H98×D33mmとコンパクトですし重量も1/4、5Wなので外部アンテナをつなげれば飛びます。また電源プラグがFT-817と同じですのでこれまで817用に作ってきたバッテリをそのまま使ってQRVできますし充電も可能、というのが決め手になりました。


ということでIC-2Nなどを撤去するとともにFT-70Dを増設(申請上は取替)で中国総通に申請を出して認められました。FT-70Dは新スプリアス対応の技適機ですから手続きは簡単でした。免許されたバンドなどは変わらないため証票のみ送られてきて使用できるようになっています。

こんな感じで1/2λのホイップと組み合わせています。1/2λのホイップが長く見えてしまいます。伸縮ポールに乗せたゲインのあるアンテナと組み合わせたいですね。


使ってみての感想ですが、飛びや受信性能はFT-817の5Wと何ら変わりません。ただコンパクトすぎるため5Wでの夏場の連続使用は放熱が厳しそうです。コンテストなどのヘビーな使い方よりむしろちょっとした連絡用とすべきかも知れません。
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移動耳より情報

2017-10-21 | シャック便り
[エアアジア・ジャパンが10/29より就航]
長らく就航を延期していたエアアジア・ジャパンが10/29より中部-新千歳で就航することになりました。当面1日2往復の予定です。

エアアジア・ジャパンは当初2011年に設立され、全日空との合弁で就航したものの日本向きではないwebサイトが不評で利用が伸びず、全日空とエアアジアとの間で方向性が対立したこともあり2013年に運航を終了、全日空が会社を引き取りバニラエアとなりました。

その後エアアジアがパートナーを楽天やノエビアなどに変更し新しく立ち上げたのが現在のエアアジア・ジャパンですが、国土交通省との調整に手間取り当初予定より2年遅れての就航となりました。


[八重山観光フェリーのゆいまるが就航]
八重山観光フェリーのフェリー「ゆいまる(19t・最大速力20ノット)」が10/10より正式に就航しました。今年5月に石垣に行った際に既に石垣港にいましたが正式な就航が遅れたようです。

デッキに座席があり人のみの乗船もできます(もちろん冷房なし)。時間がかかりますが高速船より安く乗ることができます。興味のある方は八重山観光フェリーにお問い合わせください。

入れ替わる形で「平成丸(43t・最大速力10ノット)」が引退しました。なお「ゆいまる」では車高2.5m以上の貨物や車は運べないため注意して欲しいとのことです。


[元小豆島豊島フェリーの「マーレてしま」を売却へ]
小豆島土庄-豊島-宇野を結ぶ小豆島豊島フェリーで活躍していた旅客船「マーレてしま」が引退し売却されることになりました。

「マーレてしま」は元四国汽船の「ブルーバード」で、2002年に常石で建造された19t・航海速力20ノットの旅客船です。高速船に該当しないため「快速船」と呼ばれていました。2013年に小豆島豊島フェリーに移籍、2016年まで活躍したのち親会社である四国フェリーの「ひかり」と交換する形で再移籍となり土庄港を発着する各旅客船の予備船となっていました。

しかしながら今年夏に高松-土庄間の「スーパーマリン」が機関故障で離脱した際に代航に入ったものの「マーレてしま」も機関故障を起こして離脱し役目を果たせませんでした。三代目スーパーマリンとともに売却されることになり、現在相手先を探している模様です。
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松山移動運用報告③

2017-10-19 | 移動運用結果報告
10/14(土)伊丹→松山空港→松山市内→野忽那島→睦月島→松山市内(続き)
高速船が到着。

やってきたのは「すいせい」です。1996年に尾道の木曽造船で建造された43t・通常速力26ノットの高速船です。木曽造船も初めて聞きますが小型旅客船を得意としているようです。

急行料金が上乗せされることもありお客は5名ほど。10分で睦月島に到着です。


睦月島は人口約160人。こちらもミカンと漁業の島です。かつては「睦月の縞売り」として島の人が伊予絣を売りに全国に行商に出ていたそうで、手にしたお金で家が立派ななのだと言います。それも昔の話となり、いまや伊予絣は技術保存と観光を目的とした松山の伊予絣会館でしか作られなくなっています。

先ほど「なかじま」の船上からQRVできそうな場所はチェックしてありましたが、雨が降ってきました。港の待合所のそばに東屋があるのでここで雨宿りです。

雨宿りを兼ねお昼にしましょう。高浜駅で買った醤油めしです。

要は山菜や揚げを入れた炊き込みご飯なんですけど松山駅の駅弁としても知られています。先ほどおでんを食べているので分量はこれで十分です。

食べ終わってもまだ雨です。いつでもアンテナを張ってスタートできるよう機材は出してバッテリをつないでおきました。

作業が終わっても降り続いており、雨宿りに島猫がやってきました。遊んでくれるかといろいろやってみましたが餌ねだりが目的なのか遊んでくれません。

少し雨が弱くなってきました。空も明るいのでアンテナを張ってみましょう。

13時30分にスタート。バンド内混雑していますので引き続きCondxはいい感じです。3~6エリア中心です。「先ほどの野忽那島と2島ゲットできました」という方も多かったです。

ただ小雨が降り続き時折強くなることもあります。弱く風が吹き始めて東屋にも吹き込むなどお天気に苦戦します。

止めた方がよさそうなのでコールが途切れたタイミングで終了としました。30分ほどしかできなかったです。片付けておきましょう。睦月島からは25局でした。


睦月島では待合所で乗船券を売っています。乗船券を売っているおばちゃんと話をしたら島ではミカンを売っているところはないそうです。島の人は農家から規格外品をもらうので買うことはなく、観光客も少ないので売っても買う人がいないのだとか。

帰りの「なかじま」に乗りました。

高浜到着前にテーマソングが流れます。旧中島町のイメージソングとして坂本冬美さんが20代の頃に歌った「白いかおりの島へ」です。和歌山出身の坂本さんには何の縁もない土地で当時ほとんど印象に残らなかったそうですが、その後も歌い継がれたことを知るとたびたび島を訪れるようになり、松山市への合併時には中島で「白いかおりの島へ」を披露するなど交流が続いているそうです。

坂本さんは仕事も体も行き詰まって活動を休止したことがあり(そのまま引退を考えていたと言われています)応援してくれる島の人たちの暖かさが何より嬉しかったとテレビで語っているのを見たことがあります。

高浜線に乗り15時49分に市駅に戻ってきました。宿に荷物を預けておきます。松山の中心は市駅から東一帯、大街道電停付近あたりまでです。

大街道には大きなアーケードを持つ商店街があり鹿児島の天文館によく似ています。飲食店も多く集まっておりこの付近に宿を取りました。

松山に来るのは久しぶりなので観光をしてみます。松山観光の中心はやっぱり道後温泉。待たなくても路面電車がやってくるので気軽に行けます。

最近は外国人観光客も加わって大賑わいだそうです。


大街道に戻り夕食は「かめそば じゅん」へ。

「かめそば」とはかつて松山市内にあった「かめ」という店の焼きそばで、独特の食感を持っています。「かめ」の閉店により失われた味を復活させたのがこの店だそうです。おでんとのセットで食べてきました。

#お昼に続きおでんですが松山にはおでんを出すお店が多いです。

麺は蒸し麺ですが「企業秘密」という何かをやっているので独特の歯ごたえがあります。ソースではなく醤油ベースと思われる味付けがされていて食べたことのないユニークな味でした。セットの中では豆腐のおでんが秀逸です。

大将曰く「松山は住みやすいから移り住んでくる人も多い」そうです。確かに人も気候も穏やかで食べ物も美味しいですし、町がコンパクトにまとまっているので住みやすいでしょうね。


続いてバーに行ってみます。「バー露口」をお勧めされました。お店は1958年開店とのことでお年を召したご夫婦だけでやっているようです。

名物はハイボールでほとんどのお客さんが頼んでいます。ここのハイボールはサントリーの角瓶で、市販されている缶入りの「角ハイボール 濃いめ」は露口のレシピを元に作られたそうです。

露口のハイボールは角と氷と炭酸水だけ。氷と角と入れ炭酸水を4回に分けて注ぎ、軽くステアさせれば完成です。ブクブクと泡が立たないので一見水割りかと思ってしまいます。マスターは何万杯と作ってきたでしょうから目分量でも全くブレのない味に仕上げています。

確かに他のお店で出している角ハイボールより濃いです。言って悪いけどウイスキーの味がしないくらい薄いハイボールを出している居酒屋ってありますよね。それだとハイサワー飲んでる方が旨いですよね。ベースが角瓶だけに先週高松で飲んでいたウイスキーとはまた別の飲み物ですが、これはこれで1つの完成形なのだと思っています。


本日は合わせて72局でした。ありがとうございました。
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松山移動運用報告②

2017-10-18 | 移動運用結果報告
10/14(土)伊丹→松山空港→松山市内→野忽那島→睦月島→松山市内
7時10分発のJAL2301便で松山に向け出発です。空港が遠くないとはいえこの出発時間ですと早起きが必要です。

伊丹-松山線はJALの経営危機にあたり運休を余儀なくされましたが、経営が回復し1日3往復で再開されました。短距離で所要時間に遜色が出ないことからかつてはJACのプロペラ機DHC-8-400やSAAB340による運航でしたが、再開後はJ-AIRのCRJ200やE170といったジェット機に切り替えられました。

2301便はJ-AIRのCRJ200です。今年度中の退役が決まっており現在残るのは4機、松山線を含め5路線のみになりました。経営破綻時代のJALを支えたもののとにかく狭苦しく快適とは言えない機材でした。特に太った客が窓側の席に座ると相当に窮屈そうでした。段違いに快適なE170が就航すると明らかに見劣りし、退役が早まった感じです。IBEXもCRJ200を退役させましたので間もなく見納めとなります。

CRJはたぶんこれで最後でしょうから撮影しておきました。8割くらいの搭乗率で出発です。

松山空港が近づいてきました。忽那諸島の上を飛んでくれますのでそれぞれの島の様子がよく分かります。

5分遅れの7時55分に松山空港到着。松山は東京や大阪から距離があるため飛行機の需要があり、中四国では最も利用の多い空港とされています。


荷物を受け取りリムジンバスで市内に向かいましょう。

松山市内とその周辺の公共交通機関は伊予鉄道(伊予鉄)がほぼ独占しています。伊予鉄は1887年創立で今年130周年を迎えます。四国初の鉄道会社で、松山市駅(以下面倒なので市駅)を中心に三方に伸びる郊外線、JR松山駅や道後温泉などを結ぶ路面電車とこれらを補完する路線バスを運営しています。現存する最古の私鉄は1884年創立の南海ですからわずか3年しか違わないことになります。「イ」が4つで「伊予」という社章です。

ということでリムジンバスも伊予鉄の運行でJR松山駅経由で市駅に行きます。ただ飛行機到着の10分後に発車するって早すぎですよね。荷物を預けていれば慌てて駆け込まないと間に合いません。

ということで荷物を受け取りバス乗り場に行くとバスは既に発車したあと。少し先を走っているのが見えました。荷物が優先引き渡しになるJGCの私でこれですから一般のお客さんも乗れてないですよね。

次のバスは成田発のジェットスターからの接続で、飛行機が遅れたため発車を遅らせるそうです。補助席まで一杯になるまで待って出発したのは定刻より25分遅い8時40分。JALは遅れても無視するけどジェットスターの客は丁重に扱うんですね・・・


これじゃ市駅9時発の高浜行き電車に間に合わないことは確実なので車内で代わりの案を考えることにしました。中島汽船の時刻表が手元にあるので調べると次の高浜発は東線のフェリーです。15時頃には雨となりそうなのでそれまで時間を活用できるよう以下の通りとしました。

高浜 (10:25発)→野忽那(11:12着) ※野忽那島滞在時間1時間25分
野忽那(12:37発)→睦月島(12:47着) ※睦月島滞在時間2時間1分 
睦月島(14:48発)→高浜 (15:20着) 

睦月島は2日目に予定していたものの雨で絶望的ですからこれで行きましょう。


市駅で下車し荷物をコインロッカーに預けておきます。市駅は伊予鉄の中枢であり、ターミナルビルには高島屋があります。かつてはそごうでしたが、そごうの倒産に巻き込まれずに生き残り、新たに高島屋と提携して現在に至っています。


松山には南から三津浜・高浜・松山観光港の3つの港があります。規模の小さなこれらの港をまとめて「松山港」と呼ぶのですが、互いは離れており「松山港」ではどの港か分からなくなります。必ず調べてから利用しましょう。中島汽船の船は高浜港から出ています。高浜港へは郊外線の高浜線で約21分かかります。

これは井の頭線にいた電車ですね。3両の電車です。高浜線は伊予鉄が最初に開業させた路線で、夏目漱石の「坊ちゃん」に登場する「マッチ箱のような汽車」が走っていたのはこの高浜線でした。1888年に松山市内と三津浜を結ぶ路線として開業し、その後高浜へと路線を延ばしています。

海が見えてくると間もなく終点の高浜駅に到着。終点なのにお隣に「松山観光港」とありますが観光港への連絡バスがあるためで鉄道としてはここが終点です。

駅から県道を挟んで目の前が中島汽船の乗り場です。高浜駅の売店で弁当を買い待合所に向かいます。昔ながらの売店で、忽那諸島には本屋がない島があるため雑誌の取り扱いが多かったです。


高浜港はすぐ沖に興居島があり天然の防波堤の役割を果たしています。興居島への航路は同じ高浜港から発着していますが中島汽船ではなく「ごごしま」という会社の航路になります。港にいるフェリー「えひめ2」が興居島行きになります。1987年に神原造船で建造された188t・通常速力9ノットのフェリーです。

「えひめ2」はとんでもなくボロで昨年には船底に放置された部品または工具と底板とで電蝕を起こし穴が空いて浸水するという事故を起こしています。このため新しい船に置き換えられることが決まっています。


中島汽船の乗船券は待合所で買えます。野忽那島は島で乗船券を発売しなくなったので高浜で帰りの切符も買って欲しい旨張り紙があります。私の場合野忽那島に行き、次は睦月島に行くのでその旨話したらこんな風に乗船券を出してくれました。

野忽那→睦月の高速船の乗船券は手書きですhi


船が来ましたので乗り場に向かいましょう。東線のフェリーは通常「なかじま」です。

1994年に中島の大内造船所で建造された676t・航海速力13.5ノットのフェリーです。船首と船尾にランプドアを持つ備讃型(瀬戸内型)です。大内造船所は終着の大浦港近くにあるようですが初めて聞きました。

高浜港では浮き桟橋側に到着するため車両の乗降はできず、舷門から人だけが乗降する形です。


3Fの客室は前方がリクライニング席とサロン席、後ろが座敷です。客室に入ると美味しそうな匂いがしてきました。

正体はこれ。売店でおでんを売っています。中島汽船のおでんは売っている人が引退してこの夏限りで終了、と聞いていたのですがNPO法人が売店に入って引き続きおでんを売っています。

島の人たちはビールを片手におでんをつまみながらデッキで過ごしています。これはなくなったら文句出ますよねhi ほぼ売れた後だったのでじゃこ天と鶏串だけになりましたがおいしかったです。ちなみに1本100円、お好みで辛子味噌を付ける(というか皆さん付けている)そうです。

「なかじま」は睦月島に立ち寄ってから野忽那島に向かいます。睦月島でQRVできるところがないかしっかりチェックしておきました。

次が野忽那島です。集落は北側の湾になったところにあります。船首のランプドアから下船します。

野忽那島は人口100人弱。ミカン栽培と漁業が島の主産業です。

立派な家が多いもののこの10年で大きく人口が減っており小学校は休校、商店や飲食店もなくなっており、これでは乗船券を売ることもできないのでしょうね。2003年公開の映画「船を降りたら彼女の島」のロケ地ですが、観光で訪れる客はほとんどいない感じです。

この荒れ果てた庭のある建物が小学校だったそうです。草取りをする島民もいないくらい過疎化・高齢化が進んでいるようです。


帰り予定の船まで船は来ないので港でQRVします。お天気は持ちそうですね。

アンテナを張り11時30分にスタート。今日はCondxがよいのかたくさんの局が聞こえます。7120kHzが空いていましたのでここでスタートです。12時20分が終了目安となります。

3~6エリア中心で一部東日本の局も聞こえます。近距離が全く聞こえなかった先月に比べるとCondxが持ち直しましたね。クラスタに載せて頂き呼ばれるようになりました。

「野忽那島ファーストです」という方が多かったです。忽那諸島は何局か回られてはいるのですがチャンスが少ないので珍しいのでしょうね。回られている局のお一人でもあるJI5DIH局にもコールを頂きました。DIH局はお隣の睦月島にシャックをお持ちですが今日は大三島に行かれているそうです。

12時20分で野忽那島を終了します。野忽那島からは47局でした。雨から逃げ切れました。綱取りの人が来て「高速船に乗る?」と聞いてきました。ほとんどいないのでしょうね。


続きます。
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松山移動運用報告①

2017-10-17 | 移動運用結果報告
計画編
福岡移動の回数を減らし新しい場所にチャレンジすることになりました。

以前にもご紹介の通りその条件は
・伊丹からJALの空路があること
・離島が近くにあること
です。

この条件を満たすところとして今回愛媛県の松山を選びました。

松山市は人口約51万人、四国最大の都市です。伊丹から松山空港へのJAL便は1日3往復あり、市内へのアクセスも比較的良好です。しかも松山市だけでも忽那諸島をはじめ有人離島が9つあります。中にはフェリーの時刻がよくなく長期間移動運用のない島もあって非常に魅力的です。それに松山市中心部ですと飲食店も夜遅くまでやっていますから今回候補として選びました。

#先日の仙台、直航便のある隠岐、天草諸島のある熊本あたりも条件を満たしますよね。


忽那諸島とは松山市高浜港のすぐ沖合にある島々で、中島を中心に怒和島・津和地島・二神島・睦月島・野忽那島の6つの有人島があります。また無人島のうちの一つである由利島は某テレビ番組で開拓している島だとされています。これらの島々は元々温泉郡中島町という一つの自治体を構成していましたが、2005年に松山市に合併されて松山市の一部となりました。漁業に加え「中島みかん」のブランドで知られるミカンの栽培が主産業です。

忽那諸島には本土側の高浜港または三津浜港から中島汽船のフェリーや旅客船で行くことができます。中島汽船は元々中島町の町営渡船で、松山市との合併の際に民営化を求められ同じ愛媛県の石崎汽船の傘下として新たに発足しています。

航路は「東線」と「西線」の2つに別れ、
東線:中島・野忽那島・睦月島
西線:中島・二神島・津和地島・怒和島+釣島(忽那諸島ではないが寄港)
となっています。


行きは伊丹7時10分発のJAL2301便で松山着は7時55分、帰りは松山14時10分発のJAL2306便で伊丹には15時に到着します。初日午前から動けて程良い時間が確保できそうです。

往復の飛行機で行ける島々から今回は以下の通り選びました。
10/14(土)伊丹→松山空港→松山市内→二神島→松山市内
10/15(日)松山市内→睦月島→松山市内→松山空港→伊丹

バンドは7MHzのみ、今回はお試しで運用時間が短いため補助バッテリは持ち込まないことにします。少し荷物が軽くなりますhi 問題は天候でして、また雨になりそうな気配です。
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香川移動運用報告③

2017-10-16 | 移動運用結果報告
10/8(日)高松→女木島→高松→神戸
今日は全市全郡コンテスト参加のため女木島に行ってみます。コンテストは50MHz一本勝負のつもりです。昨日ウイスキーを結構飲んだはずですが二日酔いもなく起きることができました。起きたら早速天気予報を確認。問題なさそうですね。

朝食を食べたらホテルを出て高松駅を目指します。瓦町からバスに乗りましょう。

JR高松駅のコインロッカーに使わない荷物を預け、お昼のおにぎりを買ってからフェリー乗り場に向かいます。雌雄島海運の切符売り場で女木島行きの乗船券を買って8時発の始発に乗りましょう。今日は臨時の乗船券売り場も設けており、船内もかなり盛況です。

通常就航している「めおん2」は1998年建造、予備船となっている「めおん」は1987年建造で、「めおん」の老朽化が進んでおり次の瀬戸内国際芸術祭が開催される2年後の2019年秋を目処に新しいフェリーが建造されることになりました。

300t前後で航海速力は10.5ノットと「めおん2」に近い船になるようですが、ランプドアが前面のみの芸予型から前後2つの備讃型になるようです。新しい船が就航すると「めおん2」が予備船に回る予定です。

高松から20分で女木島に到着です。鬼ヶ島観光自動車の乗車券を買いバスに乗り込みましょう。

ドアが開いていたのは新しい方のバスですからこちらに乗り込みます。こちらも盛況で発車です。


他のお客が鬼の洞窟に向かう中で一人だけ展望台を目指します。ところが展望台には「スズメバチ発生中 登らないでください」とあります。確かに以前もスズメバチを見かけましたが増えているのでしょうか。このため展望台を使わず少し外れた北の方に展開します。

蚊は虫除けスプレー、メマトイはハッカ油で対策を取れますが、スズメバチは忌避剤がないので相手を刺激しないことしかありません。

50MHzの3エレを上げます。JARL主催コンテストの50MHz5エリアはJA5RCTさんをはじめ強豪が多いため勝ち目はなくQRPでの参戦です。今回RCTさんは出てないみたいですね。

9時にスタート。6DのときみたいにEsで8エリアばっかりじゃないから有り難いです。あのときは漫然とCQを出している局も呼ばれ放題となり8はウハウハでしたよね。

GWの伸びる10時過ぎまででどれだけ稼げるかが勝負です。ロケーションのいいところですので3エリアのそれなりの山に登った局は全て聞こえており、もちろん5Wでも簡単にQSOできます。西の方も33(山口)なんかが聞こえておりマルチが稼げて面白いです。

なんですが・・・バンド内はとってもガラガラ。聞こえている局は確実にQSOできるもののその数が少ないという次第。2エリアの移動局や9のJE9KZK局がQSOできる強さで聞こえ、QRMがなくワンコールでQSOできるということは3エリアで出ている局が非常に少ないのでしょう。逆方向の6エリアも誰も聞こえてきません。昨年も私しか出てないので誰も出ていないと思われます。

50MHzに出ている局が少なく手詰まりとなりました。時折スズメバチも飛んできますから次のバスで下山することにします。発車まで時間があるためこいつを使うことにします。

430MHzの1/2λホイップです。先にご紹介の通り移動運用で遭難した際に使えるよう軽いホイップを入れるようにしています。このアンテナでもFT-817の5Wならそれなり飛んでくれますから試しに出てみましょう。

CQを出してみると25,27,31,35,36と呼ばれます。瀬戸内海の海上伝搬となりいい具合に飛んでくれます。スズメバチが邪魔ですよね・・・


帰りのバスは11時5分発。10時55分で切り上げました。

女木港に戻ってきました。高松行きの「めおん2」が近づいています。まだ高松に戻るのはもったいないですから港で7MHzに出てみたいと思います。海辺に7MHzのフルサイズダイポールを上げました。これなら海面反射も期待できますよね。

最初は普通の移動運用を考えていたもののコンテスト外の周波数は激しいQRMになっています。入り込む余地が全くありません。コンテストの強い局を呼んでみたいと思います。

正午を回るとQRVする局が減ってきました。7130kHz台が比較的空いてきましたのでここでCQを出してみます。

面白いことにQRMが少ないタイミングではどんどん呼ばれます。出力5Wでもフルサイズダイポールですし海面反射を活かせばLの局より強いSになりますし、モービルホイップや短縮アンテナを使っているMの局に勝つこともあります。とはいえHの局には負けますしQRMが激しいと力負けし厳しいようで、QRMの少ないタイミングで呼ばれる、という次第。普段はぱっとしないけど横綱が休場したら好成績を残す豪栄道関みたいですhi

帰りの船の時間となりました。片付けましょう。女木島からは7MHzで41局、50MHzで23局、430MHzで13局の計77局でした。

全市全郡コンテストのV/UHFは西日本では参加局が大きく減り非常に厳しい状態です。部門によっては成り立っているとは言いがたい状態で、人がいないから参加局が減る、参加局がいないから人が減るの悪循環に陥っています。スズメバチが出て満足にQRVできなかったこともあり来年以降どうすべきか悩ましいです。


高松行きの「めおん2」が到着。男木島出航時点で席がかなり埋まっていたようで座れただけでもラッキーでした。高松からは14時15分発の4社連合で神戸に戻ります。その前に高松駅前の「めりけんや」でうどんにします。暑かったので冷たいうどんがおいしいです。

あとはスーパー「エースワン」で酒とおつまみを買っておきます。もちろん保冷用の氷ももらっておきましたので車内で冷たい酎ハイが飲めますHi 高速バスだと飲んでもいいので有り難いです。

夕方に入りましたので阪神高速神戸線はおなじみの渋滞となってます。湊川から東が詰まっているようです。どうするかと思ったら「北神戸線・新神戸トンネル経由で三宮に向かいます」とのこと。このルートは混雑しないのでほぼ順調で三宮まで定刻より5分遅れでの到着で済みました。三宮からは新快速で帰宅しました。


2日間あわせて121局でした。皆様ありがとうございました。香川の離島移動は引き続き取り組みますのでリクエスト等ありましたらよろしくお願いします。
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