JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

ハムのための東海汽船案内①

2011-08-31 | シャック便り

伊豆諸島に渡る際にお世話になることの多いのが東海汽船。ところが船旅をしたことがない方も少なからずおられるようですから、今回は東海汽船について掘り下げてご紹介したいと思います。アマチュア無線で利用する上での注意点も入れてゆきます。

 

[東海汽船とは?]
東京都港区に本社のある東証2部上場の海運会社で、航路はほぼ伊豆諸島に特化しています。関連会社の神新汽船・伊豆諸島開発などとあわせて伊豆諸島の全有人島(9島)への航路を持ち、エリアの旅客・貨物輸送をほぼ独占しています。

近年は伊豆諸島北部に超高速ジェット船を投入、東京-大島間がわずか1時間45分に短縮されています。

 
[東海汽船の航路は?]
大きく分けると以下の通りになります。
大島航路(片航路)
 東京-大島-利島-新島-式根島-神津島(客船・ジェット船)
 熱海-大島(ジェット船)
 下田-神津島-式根島-新島-利島-下田(神新汽船)

三八航路
 東京-三宅島-御蔵島-八丈島(客船)

その他航路
 八丈島-青ヶ島(伊豆諸島開発)

この他季節により館山や横浜、久里浜などを経由する便もあります。詳しくは東海汽船のサイトにある時刻表を確認して下さい。

伊豆諸島の各航路ではフェリーの運航はありません。しばしばネット上で「フェリー」と書かれている記事がありますが、上記の船では貨物としても運べませんからご注意下さい。どうしても自動車を持ち込みたい方は東海汽船系の貨物船会社である伊豆七島海運に相談してください。貨物船のスケジュールが毎日ではない上に運賃も結構高いためあまりお勧めしません。

 

[どんな船か?]
詳細は東海汽船のページをご覧下さい。
大型客船
 さるびあ丸 

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 かめりあ丸

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超高速ジェット船
 セブンアイランド(愛・虹・夢) 

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神新汽船
 あぜりあ丸
伊豆諸島開発
 還住丸

 
[船に乗るには?] 
東海汽船は全席全等級指定制です。自由席はありません。当日空席があれば予約なしでも乗船できますが、予約をお勧めします。予約はインターネット(クレジットカードによる即時決済)と電話予約(乗船当日支払い)があります。

客船はいくつかの等級に分かれており、値段も大きく違います。
特等   個室・ベッド付き 
特1等  数人の小部屋に2段ベッド
1等   数人の小部屋で毛布付き
特2等  大部屋に2段ベッド 毛布1枚付き

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2等   大部屋で雑魚寝(和室)かリクライニング座席(座席)

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1等と2等では運賃に2倍の開きがあります。安い2等から埋まりますので2等を希望される方は早めの予約をお勧めします。2等の和室・座席は選択できます。横になることのできる和室の人気が高いようです。

ジェット船は全て2等座席ですが、特別料金が加算され、ほぼ特2等(2等の1.5倍)に近いです。

神新汽船と伊豆諸島開発は全席自由席のため予約不要です。満席になることはまずないと思われます。 

 
[乗り場は?]
東京の乗り場は竹芝桟橋です。JR浜松町駅北口から海側に進んだ突き当たり、またはゆりかもめの竹芝駅下車すぐです。

各島の発着港は以下の通りです。
大島 元町港・岡田港(下り夜行客船のみ岡田港に固定)
利島 利島港
新島 新島港(黒根)・渡浮根港(ジェット船のみ)・羽伏浦港(かめりあ丸のみ)
式根島 野伏港
神津島 神津島港(前浜)・多幸湾(三浦漁港)
三宅島 三池港・錆ヶ浜港・伊ヶ谷港
御蔵島 御蔵島港
八丈島 底土港・八重根港

大島・新島・神津島・三宅島・八丈島は複数の港のうち上記の優先順で条件のよい港を選んで接岸します。従ってこれらの島から船に乗る際は必ず現地の東海汽船代理店に電話をして発着港の確認を行って下さい。電話番号は東海汽船のサイトや時刻表をご覧下さい。

三宅島を例にしますと、船は三池港・錆ヶ浜港・伊ヶ谷港のうちいずれか1つの港にのみ接岸します。島を回って3つ全てに寄港するわけではありません。また、朝の船が錆が浜に着いたからといって午後の船が錆が浜という保証はありません。三池港になることもあります。錆が浜と三池は車で20分程度離れており間違うと船に乗り遅れることもあります。

三宅島の場合は上りでしたら通常正午頃に発着港が決まりますのでそのあたりの時間に現地の代理店に電話して確認して下さい。あるいは宿の方に自分の携帯の番号を知らせておき、連絡してもらう方法もあります。

なお、いくつかの島ではソフトバンクの携帯はつながりません。最もつながりやすいのはドコモですので、グループでドコモの携帯を持っている人がいるか確認を取った方がいいと思います。

預け荷物のある方は締切時間が早いため早めに竹芝桟橋で手続きして下さい。締切時間は東海汽船の案内に電話すると教えてくれます。

 
[就航率は?]
伊豆諸島は外海に面した島が多く、しかも火山島で波の穏やかな湾の構造になっていない港が多いことから風や波の影響を受けやすく、港湾事情は決して良好とは言えません。就航率は季節によって大きく異なり、海況の安定する初夏から夏場(9月の敬老の日前後)は高いのですが、季節風の強い冬場の就航率は大きく下がります。

最も就航率が高いのが大島で、低いのが御蔵島と利島です。利島は大型客船の利用が基本だと思って下さい。ジェット船を利用の際は必ず海況と就航状況を確認すること、代替の交通手段を確認しておくことをお勧めします。

伊豆諸島開発の青ヶ島も就航率が低く、特に冬期は10%台という年もあります。青ヶ島への渡島はヘリが基本であり、船は海況の安定する初夏から夏場以外は使えないと思って下さい。

 
[条件付きとは?]
竹芝桟橋に行くと、「○○島につきましては条件付きとさせていただきます」などと掲示やアナウンスがある場合があります。

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条件付きとは船を出航させるものの、接岸できるかは未確定という意味です。船が現地に接近した時点で現地係員が風や波の高さなどを計測し、安全に接岸できると判断すれば接岸となります。ダメな場合は通過(最終港の場合は引き返し)になります。利島・御蔵島はこの条件付きになっているケースが多いです(逆にこれらの島が最初から就航の場合は非常に穏やかな航海だと思って下さい)。

東海汽船としては条件付きの島に着けるかどうかはあくまで「現地係員の判断」としていますので出発前にカウンターの係員や船員に聞いても明確な答えは返ってきません。心配な場合は現地の宿泊先に電話して海況を確認してみるのがいいと思います。

実際のところ条件付きはそれなりの確率で接岸しますので乗ってみるのがベターです。下りがダメな場合は途中で下船しなければ折り返しの上りで接岸したときに追加料金無しで下船できます。折り返しの上りも欠航となった場合は竹芝桟橋に戻ったときに運賃が全額払い戻されます。

航海中は案内所にあるホワイトボードで就航状況が確認できます。出航時点で「条件」となっている島が「就航」に変わっていれば就航決定です。ジェット船の場合は時折船内を回っている船員に確認して下さい。

 

[運賃の払い戻しは?]

欠航および条件付き運航となった場合に乗船しないのであれば無手数料で払い戻しを受けることができます。ただしこれは東海汽船の乗船券に限った話であり、現地の宿は条件付き運航を理由にキャンセルした場合はキャンセル料を取られるケースが多いようです。上記の通り利島や御蔵島は条件付きでの就航が通常ですから、条件付きなら乗船することをお勧めします。心配な方は乗船当日の夕方に予約確認の意味も込めて宿泊先に電話してみるといいと思います。欠航の場合は手数料を取られないケースが多いと思いますが、この辺は各宿泊先に確認してください。

 

続きます。

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9月の予定について

2011-08-30 | シャック便り

しばらく無線なしの夏休みを取っていました。途中で風邪引いてのどに来て今も結構きつかったりしますHi

 

9月の予定が決まりましたのでお知らせします。

・9/18(日) 伊豆諸島移動 たぶん50MHzになります

・9/23(祝) 愛・地球博コンテスト対応の移動 こっちもたぶん50MHz

このほか7MHzまたは50MHzの移動運用を計画しています。詳細は追ってお知らせします。

 

「Eスポが終わったこの時期に50MHzなんて」と思う方は大間違いです。秋はGWが伸びますので時間帯によっては3エリアから1エリアがよく聞こえます。積極的に距離を狙ってゆきましょう。

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JCCアクティブリストの復活を願う

2011-08-26 | シャック便り

東日本大震災で被害が出たことを理由に電子QSLシステムの「QSO bank」が停止したままになっています。このため、QSO bankのデータを利用しているJCC/JCGアクティブリスト(以下JCCアクティブリスト)も止まったままになっています。

震災直後にはQSO bankの管理者より地震で被害が出ていること、この件への問い合わせは控えて欲しいことがアナウンスされましたが、その後どうなったのか調べても出てきません。本日現在も止まったままです。

・QSO bankを再開する目処が立っているのか立っていないのか
・再開の目途が立っているのならいつになるのか
・再開できないのなら何が障害になっているのか

あたりを公開できないのかな?と思います。

 
私はログを手書きで処理しているのでQSO bank停止による直接の影響は受けていませんが、JCCアクティブリストが使えないのが何とも痛いです。

J-クラスタの過去検索でもある程度過去のQRV情報が拾えますが、これはカバー率が低く、この情報だけでは「過去にQRVがなかった」と言い切ることはできないと思います。私の例で言うとJ-クラスタには先日の壱岐市移動が乗っていません(一方、井戸吉リアルタイムには50MHzの情報が乗っています)。特にJ-クラスタが本人認証を導入してからはカバー率が悪化しているように思います。

他のクラスタも併用すればカバー率が上がるんですけど過去検索ができないところが多く、なかなか欲しい情報が得られません。何とかJCCアクティブリスト相当のカバー率で過去のQRV情報を把握できるようにならないかなと思っています。

 
#QSO bankをJARLが引き取って運営すればという意見をどこかで見かけましたが、JARLが運営するとなると災害対策としてバックアップサーバーが必要でしょうし、ハッキング対策でセキュリティ強化も求められるでしょう。サーバーもサポートが打ち切られる前に機種更新が必要ですから、アウトソースにせよ自前調達にせよボランティアベースの現在よりは相当に費用がかかってくると思います。

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移動耳寄り情報

2011-08-25 | シャック便り

[石垣島・竹富島が夜間断水へ]
沖縄県の石垣島と石垣島から海底送水を受けている竹富島は、水源としている石垣島のダムの貯水率が低下したため夜間断水を計画しています。このまままとまった雨が降らなければ今月26日より午後11時~翌朝6時で実施される見込とのことです。

八重山地方は梅雨以降まとまった雨が少なく、台風も本島寄りを通過したため例年より雨が少ないそうです。石垣市では応急対策として貯水率の高い農業用ダムからの取水が実現するよう調整しているようですが、雨が降らないことには根本的な解決にはならないと思います。

八重山へお出かけの方は石垣市のサイト等で確認をお願いします。今後の状況によっては旅行を控えることも一つの判断だと思います。

なお、沖縄本島の各ダムは貯水率が平年より高めだそうで、本島周辺の水事情は問題ありません。

  
[各航空会社が冬ダイヤを発表]
大手2社が10月30日からの冬ダイヤを発表しています。このうち、増便されるのは以下の路線です。

日本航空 羽田-新千歳・那覇・岡山・秋田 関西-那覇 新千歳-花巻
全日空 羽田-新千歳・徳島・秋田 成田-福岡 伊丹-大分 那覇-松山・広島 新千歳-オホーツク紋別

注目は岡山と秋田だと思います。いずれも東京からで見た場合、新幹線と航空機とのシェアが拮抗すると言われる3~4時間圏にある中規模の地方空港です。これらは格安航空会社が参入する可能性が低い一方、増便による利便性アップでJRからシェアを奪える余地があることから、将来の格安航空会社時代に向けた布石だろうと思っています。JRは需要に応じて運賃を割り引くような柔軟性のある価格体系への対応が遅れており、高速バスに切り崩されつつある在来線の特急に加え新幹線も今後切り崩される可能性があるのかなぁと思います。

なお、全日空の新千歳-オホーツク紋別は利用率が低迷する羽田-オホーツク紋別を休止し代わりに就航させるもので、オホーツク紋別撤退に向けた地ならしではないかとの指摘もあります。那覇-広島は1日1往復から2往復への増便ですが、沖縄と広島の結びつきは弱く(歴史のあるJTAの那覇-岡山線がある影響で中国地方では岡山との結びつきが強い)、果たして2往復を維持できるのかなぁと疑問に思います。

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突然パイルになったら どう対応すれば?

2011-08-24 | JF4CAD技研

移動運用をしていると思わぬタイミングでパイルになることがあります。あるいは普段移動運用をしていない方でも記念局を運用したりすると同様にパイルに遭遇することがあります。そんなパイルに出くわしたら呼ばれる側としてどう対応したらいいのか簡単にまとめてみました。

 
[なぜパイルが起きるのか]
もちろん相手局が珍しいからであるのですが、以前のパイルと異なるのはクラスタの影響が強いことでしょう。珍しいところでもクラスタに上がっていなければ簡単にQSOできますが、クラスタに上がると一気に呼ばれ、大きなパイルになることが多いです。

逆に言えばQRPの局や大きなアンテナを張れない局が珍しい局を呼ぼうとしたらクラスタに上がる前が勝負といえます。入念なワッチこそが昔からの王道です。

 
[パイルが整然とするのも混乱するのもOP次第]
パイルを聞いていると、同じバンドでも整然としたパイルもあれば呼び合いになってぐちゃぐちゃになっているパイルもあります。この違いは呼んでいる側ではなく呼ばれている側の力量の違いによる部分が大きいように感じます。

パイルになっている局をワッチしてみて整然としたパイルと混乱したパイルでどこに違いがあるか確かめてみるのもいいのではないかと思います。整然としたパイルは流れるようなオペレーションになっており、呼ぶ側に的確な指示が出せて交通整理ができていることが多いと思います。

 
[基本はより多く聞こえた局を拾うこと]
パイルの中からどんな局をピックアップするのかがパイルを整然とさせる鍵だと思います。その一つの方法が「より多く聞こえた局を拾うこと」です。例えばパイルの中から「・・・AD」と聞こえた局よりも「・・・4CAD」と聞こえた局の方を拾うことになります。これはあとでコールサインの確認が取りやすいためです。コールサインが取れないとQSOは成立しませんから、より確実にコピーできた局を拾ってゆきましょう。

こうした強い局をこなしてゆくと次に強い局が拾えます。さらにこれを繰り返すと徐々に弱い局もピックアップできると思います。

 
[パイル中はショートQSOで]
パイルをさばく上でのもう一つの基本はショートQSOを心がけることです。これにより同じ時間で多くの局をピックアップできます。QSO成立に関係ない内容は極力削って大丈夫です。

7MHzや3.5MHzでは関係ないのかも知れませんが、ハイバンドや50MHzはCondxの影響を受けやすく、59の信号が数秒後にはノイズレベルまで落ちることもザラです。従ってこれらのバンドでQSOを成立させるためにはショートQSOが鉄則なのです。

実際の例ですとこうなります。
「JA3QRZ/6 ○○市移動 受信します」
「・・・・4CAD」
「4エリア CADどうぞ」
「JF4CAD 59です ありがとうございました」
「JF4CAD 同じく59 ありがとうございました さらにどうぞ」
これでJA3QRZ/6とJF4CADのQSOは成立しています。これなら数をこなせますから、待っている局もいらいらしなくて良いと思います。

とはいえ相手のあることですから、区切りでコールサインを送出する際に「たくさんの方に呼ばれていますのでショートQSOでお願いします」とあわせてアナウンスすればよいと思います。

時には知り合いの局が呼んでくる場合もあります。このような場合は挨拶程度の追加は大丈夫です。「では次回ゆっくりお願いします」で締めくくればいいのではと思います。

 
[呼び倒しは極力拾わない]
呼んでくる局の中には「ジャパ~ン アルファ~ ス~リ~ ケ~ベック~ ロ~ミ~オ~ ズ~ル~」といった具合でロングコールをする局や、コールバックも分からずあたり構わず呼んでくる局(呼び倒し)をする局がいます。

私の経験則で申し訳ありませんがこれらの局はこちらのコールサインすらまともにコピーせずに呼んできている局や、こちらのコールサインをなかなか取れない局も少なくなく、QSOに非常に時間を取られるケースが多いように感じます。こういう局の中にはパイルになっていることなどお構いなしで「ホームQTHはどこですか?」などQSO成立と関係ないことまで聞いてくる場合も少なくありません。こういった局はパイル中はなるべく拾わないようにして避けた方がいいと思います。

先ほどのJA3QRZ局の例でしたら「ジェイ エイ スリー クイーン レディオ ゼブラ」とフルコールをシンプルに呼んできた局の方があとのオペレーションがサクサク進むと思います。実はこういった局が一番ピックアップしやすいのも確かです。

 
[呼ばれすぎて手に負えなくなったら]
ご自分のキャパを越えるような大きなパイルになった場合は迷わずエリア指定を行うことをお勧めします。「分かりません もう一度お呼び下さい」を連発して下手に混乱させるよりもずっとスマートな方法だと思います。エリア指定のノウハウについては以前まとめていますのでこちらをご覧下さい。

クラブ局等で何人かオペレータがいる場合はパイルをさばける人に交替することも一つの選択肢だと思います。

 
[ハイバンド以上はリストを取るな]
最近7MHzなんかではサフィックスを呼ばせてリストを取り、順番に呼んでゆくリストQSOをやっている局が見受けられます。これを真似てハイバンドや50MHzでリストを取っている局も見受けられます。

しかしながら先に述べた通り、ハイバンドや50MHzではCondxが変化しやすいため、これらのバンドではリストQSOはやってはいけない選択肢です。再度呼ぼうとしたときには既にSが下がってQSOできないケースが続出するだけです。

ハイバンドや50でのパイルのさばき方の基本はオープン戦か早回しでのエリア指定になるんじゃないかと思います。少なくとも国内QSOではエリア指定だけで十分対応できます。

 
[パイル中にQRXしたいときは?]
長時間パイルをさばいているとトイレに行きたくなったなどQRXしたい事情が生じる場合があります。このような場合は「QRXします ○分後に再開します」と言えば大丈夫です。

 
[パイル中に終了するときは?]
パイルが継続しているけれど先の予定があってQRTしなければならない場合もあると思います。このような場合は終了前に「予め終了するという事実」と「終了のタイミング」を知らせながらオペレーションするのがいいと思います。

例えば「14時30分で終了させていただきます」でもいいですし、「あと5局で終了させて頂きます」でもいいと思います。

エリア指定をしている場合は現在回しているパターンで進め、パターンが一回りした時点で終了とするのが鉄則です。例えば「1」「2+9+0」「3+5」「4+6」「7+8」で回しているのなら、最後の「7+8」の指定を終えたところで終了とするべきです。

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頭島移動運用メモ

2011-08-22 | シャック便り

頭島移動運用メモ

[備前市頭島]
頭島は岡山県備前市の日生諸島に属します。周囲4km、人口は400人ほどの小さな島ですが、小学校・郵便局・漁協支所などがある日生諸島の中心となる島です。カキの養殖をはじめとした漁業とミカン栽培を主産業としています。

日生諸島は頭島のほか大多府島・鹿久居島・鴻島に人が住んでおり、定期船が就航しています。このほか無人島の鶴島・曾島があります。日生諸島は江戸時代は北前船の風待ち港となり、明治以降入植者が増加し現在の姿となりました。日生は広い漁場を持ち、岡山県では倉敷市下津井と並ぶ漁師町として知られています。

備前市は平成の大合併により日生諸島を含む和気郡日生町と内陸の吉永町を合併しましたが、中心部の片上地区が狭いために都市機能の集積ができないなどの理由から過疎化が進み人口は3.7万人ほどで低迷しています。これは平成の大合併で新設された近くの赤磐市の人口(4.5万人)をも下回ります。広域合併前は珍市として知られ、現在もQRVが多くありません。

日生諸島からのQRVも離島運用に熱心な局が少ないことからほとんどありません。

 
[島内での運用]
集落の外れにある公園などがあります。

 
[島へのアクセス]
日生港から大生汽船の旅客船があります。付近は通常波の高さが50cm以下のきわめて穏やかな海域ですので台風が接近しない限り欠航になることはなく、船酔いすることもないと思います。

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同社の旅客船は日生-日生駅前-鴻島-鹿久居島-頭島-大多府島のルートで1日9往復運航されています。ただし全便が寄港するのは大多府島だけで、日生駅前は1日1往復のみ、鴻島は4往復、鹿久居島は2往復のみです。頭島は始発の大多府行きに限り通過します。

発着港である日生港はJR日生駅の前ではなく、駅前の国道250号を岡山方面に10分ほど歩いたところにあります。漁港にある小さな東屋が発着所で、切符は国道を挟んだ小屋で売っています。

旅客船のため車を乗せることはできませんが、前もって予約すれば日生駅前から小型フェリーを出してくれます。小型ボートによる海上タクシーもあり、定期船の時間が合わない場合には便利だと思います。詳細は大生汽船にお問い合わせ下さい。

なお、本土と頭島間は鹿久居島経由で架橋される計画があり、頭島から鹿久居島までは既に完成しています。本土と鹿久居島の間は2014年度完成予定です。

 
[島内でのアクセス]
狭い島ですので公共交通機関はありません。

 
[宿泊施設]
民宿・ペンションなどがあります。夏場の海水浴シーズン以外は簡単に取れると思います。詳しくは日生の観光協会にお問い合わせ下さい。冬場はミカン狩りの斡旋もしてくれます。

 

[島内の店]
「ふみ」というお好み焼き屋が港近くにあります。ここが島で唯一の食堂だそうです。もちろん冬には名物の「カキオコ」が食べられるそうです。

このほか集落には小さな商店が数軒あります。分かりやすいのは郵便局の隣にある店でしょう。どこも品揃えは多くないので日生港近くのスーパーで買っておく方がいいでしょう。

 
[注意点]
島の道路は軽自動車がようやく通れるだけの狭い道が多く、対向車にご注意ください。集落内には人やバイクしか通れない道もあり、しかも迷路のように入り組んでいて迷いやすいと思います。帰りに船に乗る際は時間に余裕をもって行動してください。

 
[おみやげ]
みかんやカキがあります。いずれも冬場になると旬を迎えます。新鮮な海産物は毎週土曜日に頭島港近くで直売されるほか、日生港近くにある「五味の市」でも売っています。このほか国道250号線沿いには海産物や果物を売るお店があります。

また、日生港周辺はお好み焼き屋が密集しており、冬はカキを使った「カキオコ」、夏はエビを使った「エビオコ」が人気です。お店のリストはこちらをどうぞ。持ち帰りもできます。

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岡山県備前市(JCC 3113)頭島移動運用報告②

2011-08-21 | 移動運用結果報告

鹿久居島を通過したら頭島はまもなくです。

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頭島に到着です。船に乗っていた郵便局のバイクも下船し、早速配達に回ってゆきました。

頭島は日生諸島の中心で、小学校や郵便局、漁協の支所もあります。小さな集落を抜けて高台に進みましょう。島の一番高いところに「たぬき山展望台」があります。

この展望台、残念ながら屋根付きのため50MHzのアンテナを上げることができません。ワイヤーアンテナのZA-721でしたら展望台から斜めに張ることができます。張った感じロケーションは悪くなく飛びそうな雰囲気です。

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中央の島が大多府島、その先の大きな島が小豆島です。やはり小豆島はでかいです。

 

リニアをつなげて11時10分にスタートです。今日も30W出力です。アンテナの効率がいいのでこの出力で全く問題ないでしょうね。7085kHz付近が空いていたのでここでCQを出します。最初は近場の4・6エリアくらいしか開いていないためか空振りも多く、ペースはあまり上がりません。15分くらいすると1・2・9エリアが開いたようでペースが上がってきました。1・2エリアが開くとやはりペースが違うのかなぁという感じです。

各局からは「日生諸島がようやくできました」「頭島ファーストです」というお声が多かったです。岡山は離島運用に熱心な局が少ないので穴場なのかも知れませんね。

 

JO3FRH局のtwitterによると21MHzが少し開いたそうです。ZA-721は21MHzにもQRVできますから合間を見てバンドをチェックしておきますが、どうも東南アジア方面くらいしかオープンしてないっぽいですね。残念。

午後に入るとCondxがやや不安定に。1エリアなんかは数分間上がるんですが、また弱くなるみたいです。「やっとSが上がってきました」と言われる方もおられました。それでも7MHzはQRVする局が多いので呼んでもらえます。いつも徳島県内からの50MHzの移動でお世話になっているJI1OOB局が珍しく7MHz・しかも1エリアの固定でお呼びいただきました。

 

13時30分を過ぎました。船の時間は14時20分。撤収作業があるため13時50分で終了予定です。アナウンスして進めます。最後はペースが上がり、QSOsはなんとか3桁に乗りました。予定通り13時50分で撤収。バッテリはあと1時間くらいは残っていますがこれにて終了です。

14時45分に日生港に到着します。赤穂方面行きの日生駅発は14時55分なので急いで駅に向かいます。なんとか乗ることができました。

 

一旦姫路駅で降りてみましょう。姫路駅は高架になり、元の駅ビルは解体中です。この駅ビルのテナントは駅前にあった市営バス(神姫バスに移管され廃止)のターミナル跡地に移転しています。名物だったたこ焼きのお店も店が狭くなったもののここに移っています。

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明石風たこ焼き(390円)です。明石風と言うだけあってだし汁付きです。が、変だと思った人は正解です。

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ご覧の通り、ソースを付けてだし汁につけて食べるんです。私が変なのではなくこの店ではこういう食べ方みたいです。ルーツはよく分からないんですが、なぜか姫路の人はこうやって食べるようです。ちなみにソースの味が勝ってしまってだし汁の味はあまりしませんHi

 

本日は7MHzで102局でした。皆様ありがとうございました。日生諸島はタイミングを見ながら他の島も回りたいと思います。

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岡山県備前市(JCC 3113)頭島移動運用報告①

2011-08-20 | 移動運用結果報告

8/20に岡山県備前市(JCC 3113)頭島で移動運用をしてきましたのでご報告します。

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お盆を過ぎても残暑が続いていますがEsの発生頻度が減るなど徐々に秋のシーズンが近づいています。夏のハイバンド中心の移動から切り替える時期に入ってきました。

そこで今回は瀬戸内海にある日生諸島(岡山県備前市)まで出かけることにしました。日生諸島は岡山県備前市にあり、みかんの栽培とカキの養殖が主な産業です。

日生諸島へは日生港から大生汽船の船が1日9往復あります。比較的本数はあるのですが日生諸島からのQRVは非常に少ないようで、6エリアの某局から「CADさんは岡山が常置場所ですよね? 日生諸島は何とかなりませんか?」とのリクエストを頂いていました。それではということで出かけることとしました。調べてみると確かに日生諸島からのQRVは少ないようです。

 

今回はその中でも中心地である頭島にしました。人口は400人。周囲4kmと小さいながら日生諸島では最も人口の多い島です。

この頭島へ渡るには船に乗らなければなりません。常置場所からではなく3エリアから日帰り(しかも19時からの花火に間に合うよう帰る)という強行軍です。調べてみると朝の新快速に乗って播州赤穂で日生方面行きに乗り換えれば大生汽船の日生発10時30分の船に間に合いそうです。

 
今日のお天気は曇り。午後からは雨が降るかも知れないそうです。新快速で姫路に到着。

姫路で食料を買い込み、播州赤穂行きの電車に乗ります。この電車は途中の相生から赤穂線に入ります。赤穂線は相生で山陽線と別れ、東岡山でまた合流します。赤穂線回りの方が時間がかかるんで青春18きっぷの連中はみんな山陽線回りを選び赤穂線は混みません。おかげで楽に行くことができますHi
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播州赤穂で日生方面行きに乗り換えました。途中に備前福河という小さな駅があります。よく間違われるのですが、この備前福河は兵庫県赤穂市になります。

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付近(福浦地区)は赤穂線の開業頃までは岡山県和気郡福河村で、のちに和気郡日生町になるんですが、福浦地区は戦後赤穂市への編入を再三再四希望しこれを拒否する岡山県と深刻な対立になりました。福浦は元々備前藩の干拓地ですし、沖合の漁業権を日生の漁民が持っている事情から岡山県としては編入を認める理由がなかったようです。

最終的には自治大臣の裁定で福浦地区は1963年に赤穂市に編入されたので旧国名は備前なのに赤穂市という変な状態なのです。確かJA4のOMさんが1名福浦地区におられ、その方はJA4→JA3にコールサインが変更になったはずです(現在はQRTされた模様)。2005年に岐阜県中津川市に編入された旧長野県山口村の場合と並んでコールエリアの変更が生じた珍しい例です。山口村の場合は希望すれば0エリアのコールサインを継続できる柔軟な対応でしたが、福浦の時代は強制変更であったようです。

福浦を過ぎて岡山県に入ると日生駅まではすぐです。家から2時間半ほどかかって10時15分に日生駅に到着します。

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駅の目の前に港が広がり、赤穂線の名所と言われています。小豆島行きのフェリー乗り場があるんですが、大生汽船の乗り場はここにはありません(寄港するケースもあるんですが通常は寄港しない)。漁師町の日生を10分ほど歩いたところに乗り場があります。本来の日生の集落は乗り場のある周辺で、駅は地形の関係で離れたところにあるのです。

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この辺が日生の漁港です。福浦のあたりでも説明しましたが、日生は広い漁場を持っており、古くから漁業で栄えています。

大生汽船の乗り場は漁船の船だまりに東屋があるだけ。切符売り場は道路を挟んであります。船は「ニューみしま」という小型旅客船です。10ノット(約18km/h)しか出ません。このスピードで頭島まで20分ほどですからそんなに離れてないのでしょうね。

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10時30分発に出航です。

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大生汽船は珍しく運航条件を掲示しています。波の高さ1.2m以上だと運航中止だそうです。元々瀬戸内は波が穏やかですが、その中でも日生港は日生諸島に囲まれているため港に波らしい波が立ちません。おかげでよほどのことがない限り欠航しませんし、船酔いすることもないです。1.2mで発航中止でしたら伊豆諸島なら年間何日かしか就航できませんねHi

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ニューみしまは自動車を運ぶことができませんが、バイクなら運ぶことができます。郵便局のバイクも船で運んで配達するみたいです。このバイク、なぜかうちの地元・赤磐市のナンバープレートで瀬戸郵便局の所属みたいです。日生からは20kmくらい離れており、もちろん配達エリア外のはずで、不思議なバイクです。

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出航して10分あまりで鹿久居島が見えてきました。この船は鹿久居島に立ち寄ることになっているのですが、汽笛を一発鳴らしただけで通過してしまいました。鹿久居島は岡山県最大の離島ながら人口15人ときわめて少なく、鹿久居島で降りたいときは日生港であらかじめ船員に言わないとダメなのだそうです。ちなみに寄港便は1日2往復だそうで、その貴重な便なのにこの状態です。

鹿久居島と隣の頭島との間に橋があります。今はあまり意味のない橋ですが、鹿久居島と本土の間も架橋中で、2014年度にこれが完成すると頭島まで陸続きとなります。

 

間もなく頭島です。長くなりすぎましたので今回はここまで。続きます。

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8/20 岡山県備前市(頭島)移動運用

2011-08-18 | 移動運用予定

以下の日程で岡山県備前市[頭島](JCC:3113 JIA:31-113)に移動します。

 
日時:8/20(土)11時頃~14時頃 
   船の関係でこのスケジュール固定になります(延長できません)

場所:備前市 頭島(日生諸島)からQRVの予定です。

バンド:7/21MHz帯(SSB) HL-45Bを持参し30WでQRVします。
   この時期ですので7MHzが中心と思われます。

 
[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。

・当日はtwitterで詳細をお知らせします。twitterは[@jf4cad]です。

・雨天の場合は一部もしくは全バンドの運用を取りやめますので悪しからずご了承下さい。

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移動耳寄り情報

2011-08-17 | シャック便り

[小笠原で水不足が問題に]
世界遺産に登録されたばかりの小笠原で水不足が問題化していることが明らかになりました。この夏現地で雨が少ないことが原因で、加えて世界遺産ブームに乗って観光客が増えていることも水不足に拍車をかけているようです。ちなみに島への交通手段である「おがさわら丸」は9月中旬までほぼ満席の盛況だそうです。

村では海水浴場のシャワーを使用停止としたり海水淡水化装置を借り受けたりと対策に追われているようですが、それでも解決できずに水源の貯水率が30%を切った場合は夜間断水に踏み切る模様です。

電力については島内の発電所で賄っており節電は関係ないのですが、小笠原への移動運用をお考えの方は水不足にご注意下さい。断水になった場合は移動を控えることも選択肢だと思います。

 
[九州新幹線が一部値下げへ]
3月に開業した九州新幹線は概ね好調のようですが、博多から比較的近距離にある新鳥栖・久留米・筑後船小屋・新大牟田の各駅は利用率が当初の予想を大きく下回っているそうです。このためJR九州はこの区間に限り値下げを検討しており、早ければ今年中にも値下げが行われるようです。

この区間は在来線の快速に比べて割高なことが原因のようです。博多-久留米を例に取ると在来線で40分・720円に対し、新幹線の自由席は20分と速いながら1550円と倍以上します。元々この付近は新幹線開業前の在来線特急時代に往復利用を前提として特急の自由席を大幅に割り引く乗車券を発売していたこともあり、新幹線の割高感は相当にあるようです。特急の待ち合わせが減って在来線の快速が速くなったことも快速に利用が集中する理由となっています。

九州新幹線にはもう一つ大きな問題があります。最も乗客を見込んでいた熊本の利用が伸びていないことです。上記の在来線特急時代にあった割引が廃止されて割高感があることに加え、熊本駅が市内中心部から離れていることが原因と言われています。熊本と福岡の中心地を直接結ぶ熊本交通センター-天神間の高速バスが頻発しており、安くて手軽に乗れることから新幹線に乗客が流れていないようです。九州新幹線開通後にこの高速バスは増発されており、さらに地元の支持を集めているようです。

 
[宗像市営渡船の発着港が統一]
先にお知らせした宗像市営渡船(神湊-大島、鐘崎-地ノ島)の本土側発着港を神湊に統一する件は、市が諮問していた委員会がこれを了承する答申を提出したとのことです。

宗像市では来年2月の神湊への統一を目指して国土交通省との調整に入るそうです。なお、渡船利用料は航海時間が長くなること、大島航路の新造船の減価償却がかさむことから各航路とも値上げされる見込とのことです。一方、新たに月2回程度地ノ島へフェリーを運航するそうで、大きな物資を運べるようになるそうです。

詳細・ダイヤ案はこちらをご覧下さい。西鉄バスとの連絡調整があるため正式ダイヤは変更される可能性があります。

私も来年3月あたりで地ノ島を狙ってみたいと思います。

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