JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

米モトローラによるバーテックススタンダード株の公開買付期限が延長に

2007-12-28 | インポート

以前書かせて頂きました米モトローラによるバーテックス スタンダード(以下VS社)の株式公開買付ですが、当初の期限(12月26日)から来年1月15日に延長されることになりました。ソースはこちら


 


簡単に説明すると今回の公開買付でVS社がモトローラ傘下に入った場合、通信機部門のシェアが各国の独禁法に抵触する可能性があることから、モトローラが米国・EU・中国で独禁法関連の届け出を行ったのですが、その届け出の事実を公開買付の趣意書に追記する必要が生じ、投資家に周知するために期限が延期されています(これは法令に従った正当な手続きです)。


 



これだけですと単なる手続き上の話だけなんですが、実はもっと深刻な問題を抱えている模様です。12月25日までに公開買付に応じたのは約123万株で、モトローラが買い付けたい株数の最低目標である348万株に対しわずか35%程度にしかなっていないようです。モトローラは348万株以上の株が集まらないと公開買付を中止することにしていますので、このまま12/26に期限を迎えると公開買付は失敗だった可能性が高いです。



公開買付の期間を延期し、その間に何とかモトローラの買付に応じて貰うよう大株主の説得を行うのではないかと思われます。どうもこっちの方がホンネくさいですね。


 



「何で株主が公開買付に応じないか」ということなんですが、これは1株2,214円という買付価格が安すぎることが理由ではないかと思われます。本年3月末時点でのVS社の1株あたりの資産価値(土地や建物、工場の設備やソフトウェア等を全てお金に換算した場合の金額)は約2,288円です。公開買付の価格は過去5年間の株価よりも高い価格なんですが、資産価値で評価すれば買い叩かれている感じがします。これが各株主に二の足を踏ませているのではないかと考えられます。



前回公開買付の記事の最後に「VS社の企業価値を考えたら安いと思う」と一文書き添えましたが、各株主さんも同じように考えていたようですね。裏を返せばVS社の株は市場で正当に評価されず割安のまま放置されていたってことなんでしょうね。


 


 


今回買付価格の変更はないそうですから、予定通り348万株以上を集められるかは黄信号が灯っているのではないかと思います。


 


 


日本で今回のような友好的な公開買付が失敗するケースは珍しいんですが、どうなりますやら。また新しい情報が出ましたらご紹介します。



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1/2 岡山県赤磐市移動

2007-12-27 | インポート

お正月のQSOパーティーにあわせ1/2に岡山県赤磐市(JCC 3115)にて移動運用します。


 


日時:1/2(水) 午前10時頃~午後1時頃まで


 


場所:岡山県赤磐市 本宮高倉山(458m)からQRVの予定です。


    雨や雪の場合、登山道の路面が凍結し登れない場合は中止します。


 


バンド:50/144/430MHz帯(SSB中心。FM/AMはリクエストがあればQRVします)


 


※当局の移動運用についてはこちらもご覧下さい。


※QSLカードについてはこちらをご覧下さい。


 


 


移動運用終了後は常置場所でも運用予定です。どうぞよろしくお願いします。


 



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君はブーベに「ヘボカワレ」と言えるか?(苦笑)

2007-12-25 | インポート

製作途中のJ型アンテナですが、月曜は寒風が吹き寒くて外に出られない状態でさすがに無理でした。悲しいかなNYPに間に合わない公算が大きくなってきました。


 


 


さて、普段QSLを印刷しているソフト(筆自慢)で本来の役目である年賀状を印刷しながらニュースを斜め読みしていると面白い記事がありました。現在QRVしているブーベ島3Y0Eのオペレータが初心者でコールを聞き取れなかったりログの取りこぼしが起きているんだとか。QSOを録音してEメールで送った方が安全なんだそうです。難易度の高いentity(ついカントリーと書きそうになるのは…hi)であるだけにDXer各局にとっては大変なことなんだろうな、と思っています。まさかブーベに「ヘボカワレ」なんてされる方はいないですよね。


 


「オペレータが初心者で苦労する」で私が真っ先に思いだしてしまうのがJARLとかのコンテストです。クラブ局で59+で強力に入っているのに「QRZ?」とか言われたり「コンテストナンバーもう一度送ってください」とか言われるケースって皆さんご経験があるのではないかと思います。特に私の場合、常置場所と別のエリアで運用しているケースが圧倒的に多いため、「JF3CAD」とか言われたり「JF4CAD/4」とか言われたりすることが多いです(JF3CADというコールサインは現在空きになっているようです。いっそこのコールサインを再割当で取りたいですねHi)。この手の局に間違いを訂正してもらうのに2度3度かかることもあったりします。


 


オペレーションの技術は4アマであろうと磨くことが可能ですし、中には上級の方よりスムースなオペレーションをされている方もおられます。一番の早道は「たくさんQSOすること」なんだと思います。学校のクラブ局ですと1日1局でもいいからできる限り毎日QSOする。続ければきっと上達すると思います。


 


私もこの世界に戻ってきて最初は全然へにょへにょなオペレーションしかできず皆さんにご迷惑をかけしました。少しは戻ってきたと思っていますが、まだまだ精進せんといかんな、と思っています。来年はその辺も課題にしてQRVしようと思っています。



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50MHz用J型アンテナを自作する②

2007-12-23 | インポート

50MHz用J型アンテナ自作の続きです。今日はM-1グランプリを見ながらハンダ付けしました。


 


昨日までに平行フィーダーのカットができましたので同軸ケーブルにコネクタをハンダ付けします。反対側は平行フィーダーにハンダ付けするよう加工しておきます。エレメント部とスタブ部(正確にはスタブの一部)の2本の平行フィーダーと一緒にハンダ付けします。






他の方の制作記録ですと同軸ケーブル側をミノムシクリップでスライドさせる構造にしていましたが、そうでなくても上下エレメントのカットで調整が可能ですから最初からハンダ付けしています。ここの強度確保はアンテナの耐久性に左右しますから、ミノムシクリップは必ずしもベストではないと考えています。ハンダ付け後絶縁テープで巻いて保護しています。


 


仕上げに昨日作ったロープの固定部分も絶縁テープで巻きました。






先端も調整後にテープ巻きする予定です。


 


これで組み上がりました。こんな感じです。






あとは調整するだけなんですが、大掃除もありますからいつできるのか微妙です。なんとかNYPに間に合わせたいものです。



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50MHz用J型アンテナを自作する①

2007-12-22 | インポート

移動シーズンが終わり、手が空きますのでアンテナを作ってみることにしました。


 


 


間もなくお正月です。ハムにとってお正月といえばニューイヤーパーティーですね。この時期だけはQRVするという方もおられるようです。2日間で20局とQSOできればクリアなんですが、常置場所からだとこれが意外と難しいです。移動局をコールしてゆくとよいものの、皆さん20局達成したら寒さから下山してしまい、タイミングを逃すと20局の達成すら難しくなります。


 


それならこっちが移動すればいいんですが、まさか常置場所までスキーバッグに入れた移動セット一式を持って帰る訳にもゆかず、50MHz用の軽いワイヤーアンテナでも作ろうかと言うことになりました。先日沖縄に7/21MHzのツェップ(ZA-721H)を持って行き、バッグ一つでQRVしたように50MHzも手軽にQRVできるアンテナを作ろうってことです。これはNYPでなくてもニーズがありますね。


 


 


一口にワイヤーアンテナと言ってもダイポール・ロングワイヤー(+ATU)・ヘンテナなど様々です。いろいろ考えたところ、先日秋葉原で買ってきた平行フィーダーがありますから、これで作ることのできるJ型アンテナに決めました。元々他のバンドでアンテナを作ろうってことで買った材料ですが、余裕を見て買ったので使ってみましょう。「J型アンテナは垂直に立てるのにポールとか必要なんじゃないの?」と思われた方もいらっしゃるでしょうが、これはおいおい紹介します。


 






材料は画像の通りです。


・300Ω平行フィーダー約4.5m(秋葉原の九州電機で購入:63円/m)


・2.5D-2V適宜(同上:84円/m)


・M型コネクタ(日本橋で購入:150円)


・ロープ適宜(コーナンで購入:14円/m)


 


作り方はJF6LIU局のHPにあります。寸法はリンク先の記事に従ってみました。


 


 


今日は雨なので屋外での調整はできませんから、エレメントの切り出しとかにとどめました。ちなみにロープはエレメントを張るのに使います。






こんな風に平行フィーダーに穴を開けてロープを通し固定できるようにしました。これならエレメントのはじっこに力がかからないですから耐久性が上がります。


 


 


今日はここまでです。天気がいいときに屋外で調整してみることにします。



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12月分QSL発送しました

2007-12-18 | インポート

本日12月分のQSLを島根のビューロー宛発送しました。


 


沖縄(宜野湾)移動・箕面市移動・小野市移動の全てのカードを発送しました。未発送で年を越すQSLは現在のところありません。


 


先月はクロネコメール便で80円で送れる限界まで送りましたが、今月はその1/4程度でした(これでも送料は80円)。コンテストもなく各局冬ごもり状態ですので寂しいものです。


 


各局ありがとうございました。


 



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兵庫県小野市(JCC 2719)移動運用報告

2007-12-16 | インポート
12/16に兵庫県小野市(JCC 2719)高山展望台に移動してきましたのでご報告します。


 


あれ、三木市じゃなかったの?と突っ込みを入れられそうですが、これは読み進めてもらえれば分かってもらえると思います。


 


2007年も大詰めになってきました。本年最後の移動は東播地区にすることにしました。移動地候補を探していたら三木市を走る第三セクター鉄道の三木鉄道が来年3月末で廃線になるとのこと。それなら「さよなら記念」でQSLを発行してみましょうか、ということにしました。廃線が近づくと鉄道マニアが全国から押し寄せてくるらしいのでそうなる前にQSL用の写真撮影がてら一度くらい乗ってみましょうか。


 


三木市の移動地としては正法寺山が有名だそうです。標高は152m。前回の六個山ほどの標高ではありませんから凍えなくてもよさそうですねHi しかもいい具合に三木鉄道の宗佐駅または下石野駅から歩いて行けます(どちらの駅からも2km少々)。






始発の厄神駅から乗った列車は10人ほどの乗客です。このうち半分は鉄道マニアですが、この数ではまだ押し寄せている状態ではないようですね。乗ること4分の下石野駅で降りて正法寺山を目指します。美嚢川の橋を渡って山の北西に回り込んで登ってゆきます。ここは頂上まで舗装道がありますから割と楽です。






ところが頂上はTV送信用をはじめ電波塔が林立しており、まともに運用できそうな場所がありません。50/144を諦め7/21用のZA-721を張ってみましたがこれも地上高を確保できず飛んでくれません。これはダメってことで運用を断念し早々に下山することにしました。


 


ネットには正法寺山での移動記録があるものの、どうやって運用したんでしょうね。ちなみに頂上は車で上がれるため、こういうところではお約束のエロ本やなぜかブラジャーも捨てられていました(どっちも捨てられて日が経ってない感じです)。どうなってるんだか…と思いながら下山しました。


 


 


このまま撤退するのも悔しいなぁ、とあたりを見ると加古川の対岸に展望台が見えます。そういえば「ゆぴか」という温泉施設の裏山に展望台があると聞いていたのでこれでしょうか。行ってみることにしました。場所はこちら


 


とはいえ、大河である加古川を渡る橋は数が少なく、かなり回り込む必要がありました。1時間ほど歩いてようやく橋を渡り、ゆぴかに到着です。ここは小野市の日帰り温泉施設で、人気があるそうです。






画像の裏山が目的の山で「高山」と言うそうです。小野アルプスの東端の山です。整備された登山路があり、展望台には簡単に行くことができます。標高は120mあまりです。






アンテナを設営し、ようやく11時30分からスタートです。いつも通り50MHzスタートなんですが、福知山市の移動局が弱く聞こえる程度です。仕方ないのでCQを出してみました。何度かCQを出してぽつりぽつりと呼ばれる程度です。う~ん。


 


仕方ないので144MHzにQSY。こちらはFMのバンド逸脱局が聞こえるだけで全くダメです。CQを何度出しても空振りです。28MHzも何も聞こえない状態です。どうしようもなく昼飯の弁当を食べて仕切直し。


 


帰りの電車が1時間に1本なので次の電車までにすることとし、144MHzのアンテナを撤収し430MHzに変更しました。こっちはぼつぼつ呼ばれ、あわじ市などとQSOできました。呼び出し周波数をワッチしていると宇治市の固定局も聞こえてきており、ロケーションは悪くないようですね。時間になりましたので12時50分で下山しました。






この高山展望台からは無念の正法寺山はもちろん、山の右側には明石海峡大橋も見えています。季節が悪かったため飛びは今一つでしたが、頂上は切り開かれておりもっと飛びそうな気配です。帰りに温泉に入れる(車もゆぴかに止められるらしい)というメリットもありますね。


 


 


本日は50MHzで3局、430MHzも3局の計6局とQSOできました。各局ありがとうございました。本年の移動運用はこれにて締めとさせて頂く予定です。また来年よろしくお願いします。



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12/16 兵庫県三木市移動

2007-12-13 | インポート

12/16に兵庫県三木市(JCC 2716)に移動運用します。


 


日時:12/16(日) 午前9時30分頃~午後1時頃まで


 


場所:兵庫県三木市からQRVの予定です。


    雨天の場合は中止します。


 


バンド:50/144/430MHz帯(SSB中心。FM/AMはリクエストがあればQRVします)


    当日の状況によっては7/21/28MHzにQRVする場合もあります。


    (430MHzを追加しました。いつも通り閉店間際の運用です)    


 


※当局の移動運用についてはこちらもご覧下さい。


※QSLカードについてはこちらをご覧下さい。


 


今回は来年3月末で廃止される三木鉄道を撮影したQSLを作成する予定です。



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秋月のシールドバッテリ値上げ後

2007-12-11 | インポート

先日ご紹介した秋月電子のシールドバッテリですが、既に値上げされた値段で同社のHPに紹介されています。


 


ざっと見た感じGSユアサ製が大きく値上げされている感じです。12V7.2AHの製品が4,200円、12V2.3AHの製品が2,800円になっています。三洋電気のエネループ(2AH相当)を10本買っても2,500円ですから、それとあまり変わらないところまで値段が上がってきています。これでは「シールドバッテリは安いことが特徴」なんて言えなくなりましたね。


 


台湾LONG社の製品も値上げされているものの、こちらはまだコストパフォーマンス的に何とか有利かな、という感じです。同社のバッテリは表記通りの容量ではないとのレポートを見かけたこともありますが、値段的にやむなしかも知れません。


 


材料費の高騰はシールドバッテリに限ったことではありません。移動用のバッテリはお早めに調達された方がよろしいかと思います。



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伊豆大島での移動

2007-12-10 | インポート

この週末、JL1OVB、JO1LVZ、JJ2GAZ、7L3ATQ各局の伊豆大島からの移動運用があったようです。クラスタにも出ていたようです。


 


伊豆大島の場合、三原山の外輪山に登れば結構な標高を稼げ、しかも直線距離では都心に100km以内と近いためそれこそ「固定砲台」として使える便利な場所です。しかも固定局が少なく移動局には都合のいい条件が揃っています。


 


しかしながらこの季節伊豆大島をはじめ伊豆諸島では西からの季節風が強くなるため船の就航率が落ちるようで、「島に行けても帰られへんのちゃうか?」と心配していたのですが、東海汽船の運航状況を見るとどうやら無事帰られたのではないかと思われます(とはいえ本日もジェット船1往復が欠航しています)。


 


 


伊豆大島の場合は島の西岸にある元町港と北にある岡田港を海況によって使い分けていますが、この時期は季節風の影響をモロに受ける元町港に寄港することはほとんどないようです。一方の岡田港は西に山があるため風が弱く、この時期はほぼ100%岡田になるようですね(*)。写真左にある屏風みたいな山が岡田港の風よけになってくれるわけです。






こういう風に複数の港を使い分けられる島ですと就航率をある程度確保できるそうです。新島とか神津島なんかも複数の港を使い分けるようです。逆に港が1つしかなく桟橋が外洋に突き出した形の利島や御蔵島は「寄港できたらラッキー」程度の就航率に下がってしまい、食糧の確保に困ることもあるそうです。離島の厳しい現実だと思います。


 


私のように他のエリアから出かける者にとってはこの時期に島に渡ることは極めてリスクが高いです。来年暖かくなったら3エレのHB9CVを持って伊豆大島を再訪したいと思っています。


 


(*)…かつては年間で元町港6:岡田港4程度であったそうですが、現在は逆になっている模様です。これは5年前に就航させたジェット船が軽量で停泊時に風波の影響を受けやすいことが直接の理由とされていますが、「竹芝桟橋への距離が短くなる岡田港は燃料が節約でき運航コスト的に有利だ」とか「東海汽船の子会社が運営する岡田港から元町地区への連絡バスの収入アップが見込める」など東海汽船側の事情だという説も流れているようです。岡田港周辺には商店がほとんどなく、地元大島の土産物屋さんにとっては元町寄港の方が有り難いそうです。



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