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JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

3エリアでの山岳移動に注意を

2018-10-31 | シャック便り
9月に京阪神を縦断した台風21号により倒木が相次いだため、関西では登山道に被害が出たケースが相次いでいます。

 関西で登山の自粛呼びかけ 台風後、倒木避け遭難相次ぐ

登山道が倒木でふさがれ、迂回中に道に迷ったり足を踏み外して滑落し事故に巻き込まれるケースが相次ぎ、京都府内だけでもこの秋14名が遭難しており、中には死亡した登山者も出ているようです。低山だからと甘く見ないようにお願いします。


この時期V/UHFの山岳移動で山に登る方も多いと思われますが、アンテナや機材を担いで登る場合は一般の登山者よりバランスを崩しやすくなります。登山道が通行できない場合は無理しないようお願いします。


私がよく行く大山崎の天王山も現在倒木で登山できない状態になっている模様です。復旧が2月の京都コンテストに間に合えばいいのですが。
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【予告】 11/9~13鹿児島県与論町[与論島]・沖縄県名護市[屋我地島]ほか移動

2018-10-29 | 移動運用予定
本年も沖縄に移動運用に行ってきますのでご案内させて頂きます。
この予告は現時点での予定であり、変更することがあります。出発前に改めて最終のご案内を致しますのでよろしくお願いします。


(1)鹿児島県大島郡与論町[与論島]移動(JCG:46005 JIA:46-130)
 日時:11/9(金)16:30~18:30頃
     10(土)08:30~12:00頃
 場所:与論島からQRVの予定です。
 バンド:7/18/21MHz帯(SSB)


(2)国頭郡大宜味村[宮城島]移動(JCG:47001 JIA:47-108)
 日時:11/11(日)10:00~12:15頃
 場所:宮城島からQRVの予定です。
 バンド:18/21MHz帯(SSB)


(3)名護市[屋我地島]移動(JCC:4708 JIA:47-106)
 日時:11/11(日)14:00~16:45頃
 場所:屋我地島からQRVの予定です。
 バンド:7/18/21MHz帯(SSB)


(4)国頭郡伊江村[伊江島]移動(JCG:47001 JIA:47-111)
 日時:11/12(月)10:15~12:15頃
 場所:伊江島からQRVの予定です。
 バンド:18/21MHz帯(SSB)


(5)豊見城市[瀬長島]移動(JCC:4712 JIA:47-119)
 日時:11/13(火)10:00~12:00頃
 場所:瀬長島からQRVの予定です。
 バンド:18/21MHz帯(SSB)のいずれか


[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。
 荷物の関係で電鍵を持って行けないためCWの運用はありません。

・船や飛行機の欠航等により渡島できない場合や雨天の場合は中止もしくは
 スケジュールを変更することがあります。あらかじめご了承下さい。
 逆に時間ができた場合にはスケジュール外でQRVすることもあります。

・現地ではレンタカーではなくバスや船を使用します。
 時間の延長や変更、バンドの追加リクエストはお受け致しかねます。

・7MHzの予定は上記で明示されている移動地のみです。
 その他は7MHzのアンテナを持ってゆきません。

・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[@JF4CAD4]です。

・もしご連絡/ご要望等ございましたらこの記事の「コメント」でお願いします。
 ↓にある「コメント」をクリックして頂きますと書き込めるようになります。
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10月分QSL発送しました

2018-10-27 | QSL発送情報
10月分のQSLを本日ビューロー宛発送しました。
・9/15~17の宮城県移動の全て
・10/7の兵庫県宝塚市移動の全て
を発送しました。


しかしながら
・10/13~14の愛媛県松山市移動の全て
は送りきれず未発送となっています。


順次発送しておりますのでご理解のほどよろしくお願いします。
コメント (2)
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移動耳より情報

2018-10-25 | シャック便り
[宿毛フェリーが運休]
高知県の宿毛から大分県の佐伯を結んでいる宿毛フェリーが燃油高を理由に10/19から運休しています。会社側は燃油高が解消されれば再開したいとしていますが目処は立っていません。

元々この航路は1970年にコバルトラインとして開設しましたが2004年に運航会社が倒産、その後受け皿会社によりフェリー1隻で1日3往復していました。高知県と県外を結ぶ唯一の航路であり、高知市から九州に抜けるには便利な航路でした。

近辺では九四オレンジフェリーと宇和島運輸フェリーによる八幡浜-臼杵航路がありますが高知から八幡浜まではかなり遠いのが実情です。


[下地島空港にジェットスターが就航]
宮古島市の下地島空港に来年春からジェットスターが就航することになりました。当初は成田との間に1日1往復で、将来的には関西などにも路線を拡大したい意向のようです。

下地島空港はパイロットの訓練用として1979年に下地島に開設されたもので、南西航空の那覇行き定期便が運航されていた時期もありました。しかしながら1994年に廃止、その後新規航空会社のエアトランセが2007年に就航するもわずか3ヶ月で撤退しています。パイロットの訓練もシミュレータに切り替わって用途を失った形になっていました。

下地島はお隣の伊良部島といくつかの橋で結ばれており、さらに伊良部大橋を介して宮古島とも行き来できるようになりましたので活用が期待されています。


[五島産業汽船の航路再開に動き]
10/2に突然全航路の運休を決めた長崎県の五島産業汽船の航路について、元従業員らが設立した新会社による運航が始まりました。

元従業員らが新しい「五島産業汽船」を設立、旧五島産業汽船から「ありかわ八号」と上五島鯛ノ浦のターミナルを買い取っています。当局からの認可に1ヶ月ほどかかると見られていましたが、航路に慣れた元従業員が運航にあたるため異例の速さで認可が下り10/19より運航を再開しています。旧会社の回数券の使用を認めるなどできる限り乗客に負担がかからない形にしているようです。

現在のところ長崎-上五島鯛ノ浦のみ1日2往復での運航ですが、新上五島町が所有している「びっぐあーす」「びっぐあーす2」を使用できないか今後協議する予定とのことです。
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興居島移動運用メモ

2018-10-23 | シャック便り
興居島移動運用メモ

[松山市興居島]
興居島は愛媛県松山市に属します。人口1,100人ほど。ミカンの栽培が主産業です。島のシンボルは標高282mの伊予小富士で、この山の麓を中心にミカン畑が広がっています。

高浜港の沖にあり、興居島が季節風を除けてくれることからこの地に港が建設されました。

集落は島内に点在しており泊港周辺と由良港周辺が大きいようです。


[島内での運用]
港もしくは海岸周辺になりそうです。


[島へのアクセス]
伊予鉄高浜駅前にある高浜港からごごしまのフェリーがあります。中島汽船と異なり車も高浜港からとなります。泊港行きと由良港行きがほぼ交互に運航されており所要時間は10~15分。泊行きが「しとらす」、由良行きが「あいらんど」です。

運賃は船内での集金となります。


[島内でのアクセス]
徒歩のみです。


[宿泊施設]
民宿が数軒あるようです。


[島内の店]
商店が数軒あります。弁当を売っているかは不明です。高浜駅の売店で弁当を売っていますのでこちらの利用が確実です。


[注意点]
特にありません。

[おみやげ]
由良港の待合所で収穫期にミカンを売っているそうです。
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怒和島移動運用メモ

2018-10-21 | シャック便り
怒和島移動運用メモ

[松山市中島怒和]
怒和島は忽那諸島の島の1つで、愛媛県松山市に属します。山口県や広島県と県境を接する島です。

元は津和地島や二神島と神和村を構成しており、怒和島に村役場がありましたが1959年に中島町と合併、さらに2005年に中島町が松山市と合併し松山市となっています。この経緯から二神島・津和地島・怒和島の3島は現在も「神和」と呼ばれることがあり中島汽船西線のフェリーの船名も「じんわ」です。

怒和島の人口は約400人。集落は定期船の立ち寄る元怒和と上怒和の2つがあり、元怒和の方がやや大きな集落です。ミカンやレモン、タマネギの栽培と漁業が島の主産業ですが過疎化と高齢化が進んでおり人口が大きく減り中学校は既に閉校しています。


[島内での運用]
港もしくは海岸周辺になりそうです。フェリーを利用の場合、元怒和の方が在島時間を長く取れるためやや有利です。


[島へのアクセス]
伊予鉄高浜駅前にある高浜港から中島汽船・西線のフェリーや高速船があります。フェリーに車を載せる場合は高浜港ではなく三津浜港からとなります。高速船は便によって神和での経路が異なりますので時刻表を確認の上でご利用ください。

なお元怒和港での乗船券は乗り場近くに停車した軽トラで販売しています。何の案内もなく分かりにくいため島の人に確認して下さい。


[島内でのアクセス]
徒歩のみです。


[宿泊施設]
宿が2軒あります。


[島内の店]
商店は数軒ありますが営業しているか分かりにくい状態です。店先の自販機は稼働しています。必要な品は本土から持ち込んだ方がよいでしょう。弁当は高浜駅の売店で扱っています。フェリーの「じんわ」には売店等はありません。


[注意点]
潮位の関係で車の乗下船ができない場合があります。あらかじめ中島汽船にお問い合わせください。徒歩乗船の場合は問題ありません。


[おみやげ]
みかん、タマネギなど。常時売っているところがないので島の人に聞いてみてください。
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移動耳より情報

2018-10-19 | シャック便り
[三洋汽船が六島-真鍋島間を廃止]
笠岡諸島の定期船を運航している三洋汽船は10/1より飛島・六島航路の真鍋島寄港を廃止しました。真鍋島へは白石島・北木島経由の航路をご利用ください。

飛島・六島航路は笠岡-(神島)-(高島)-大飛島-小飛島-六島のルートで1日4便運航され、2便目だけが六島から真鍋島まで足を伸ばしていました。

六島-真鍋島間は元をたどれば三洋汽船に統合される前の六島航路(有)が運航しており、統合後も1日1往復に限り存続していましたが乗客はほとんどおらず廃止となったものです。2便を含め真鍋島以外の寄港地のダイヤは変更なく六島での停泊時間を調整しています。


[福岡市営渡船が新造船を投入へ]
福岡市営渡船が来年2月完成予定で新造船を建造中です。新しい船は志賀島・玄界島・小呂島航路のドック入り代船として、また博多湾の貸切船・納涼船として使用予定の105tの双胴船になります。

現在は、
志賀島・玄界島航路の代船および博多湾の貸切船・納涼船 きんいん3
小呂島航路の代船 みどり丸(この場合はきんいん3が玄界島航路に入る)
となっており、新造船の就航後は「きんいん3」または近い船形の「きんいん1」のどちらかが引退するものと思われます。 

ドック入り時の代船とはいえ市営渡船の航路では唯一玄界灘に出る小呂島航路での使用を考えているようです。通常使用される「ニューおろしま」は外洋でも使えるよう1,015ps×2基という73tの小さな船にしてはかなり高出力の主機関を積んでいますが、今回の新造船はどうなのかな、と気になっています。


[慶留間島への通行が困難な状態に]
先の台風24号の接近で沖縄県座間味村の阿嘉島-慶留間島を結ぶ村道が陥没、通行できない状態になっているようです。復旧には数週間かかるとのこと。

慶留間島へ行かれる方はご注意ください。
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10/13~14 愛媛県松山市[怒和島][興居島]移動

2018-10-11 | 移動運用予定
以下の日程にて愛媛県松山市に移動運用に行ってきますのでご案内させて頂きます。
以下にて最終のご案内とさせていただきます。


(1)松山市[怒和島]移動(JCC:3801 JIA:38-132)
 日時:10/13(土)11:30~14:00頃
 場所:怒和島からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)
※飛行機の到着遅れで間に合わなかった場合は中島に変更します。

(2)松山市[興居島]移動(JCC:3801 JIA:38-101)
 日時:10/14(日)08:30~10:30頃
 場所:興居島からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)


[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。
 すべて担ぎ上げで電鍵を持って行けないためCWの運用はありません。

・雨天や船が欠航の場合等は中止もしくは一部時間帯やバンドの運用を
 取りやめることがあります。

・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[@JF4CAD4]です。
 2016年12月よりIDを変更しておりますのでご注意ください。
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浄土宗京都教区特別大公開2018に行ってきました②

2018-10-09 | 御朱印めぐり
浄土宗京都教区特別大公開、後半のご紹介です。前半はこちらでどうぞ。

浄土宗京都教区特別大公開2018に行ってきました①


次は三時知恩寺です。キッチンパパのある千本上立売からは59系統で乗り換えなしです。上京区総合庁舎前で下車すればOKです。元は「今出川新町」だったのですがバス停の名前が変わりいまだに慣れませんhi 危うく乗り過ごしそうになりました。


新町通を北に上がり三時知恩寺に到着。

室町時代に足利義満の娘・性善尼が創建しています。宮中で行われた1日6回の勤行のうち昼間の3回をこのお寺で行うようになったことがお寺の名前の由来だそうです。こちらは長らく尼寺となっており、現在のご住職も尼僧とのことです。

通常は非公開ですが過去に「京の冬の旅」などでの公開実績があるようです。浄土宗の特別公開ならではの貴重なチャンスです。

こちらが本堂。門跡寺院でしたので菊のご紋が屋根瓦にあります。本堂とお寺所蔵の妖怪巻物を公開しています。内部は撮影禁止ですが庭はOKとのことでした。

小さいながら趣があります。

三時知恩寺の御朱印です。妖怪巻物から見開きで頂きました。御朱印の呼び出し番号が私で100番近い番号になっていましたので盛況だったようです。


次の光照院門跡へは徒歩で行くことができます。光照院門跡はその名の通り皇女が門主を務めていたお寺で、現在も尼寺だそうです。

1356年に後伏見天皇の皇女進子内親王が開いたお寺で、併設されている常磐会館は昭和天皇の大嘗祭で大甞宮朝集所として使用された建物だそうです。

こちらが入口なのですが右側の塀は台風21号の風で倒壊してしまったそうです。

光照院も本堂を公開しています。御朱印待ちの拝観者が多かったです。

こちらの本堂は昭和30年代に美術商社の山中商会が青蓮院近くに所有していた倉庫を移築したものだそうです。山中商会は大阪の美術商社で主に中国の古美術を西洋に輸出していた有数の美術商社でしたが、昭和20年の敗戦で海外資産を没収されてしまい没落、倉庫が不要になり譲ったのでしょう。倉庫になる以前は禅寺のお堂だったと推定されていますがどこのお堂だったかは未解明とのこと。

この辺の経緯はお寺でも長らく分かっていなかったそうですが、私が訪れた際に経緯を知る老婦人が偶然拝観に来ており、聞き取った内容を元にお寺の方から「今しがた分かりました」という形で説明がありました。

光照院の御朱印です。こちらも見開きの御朱印をやっていましたので頂きました。


歩いて地下鉄今出川駅に到着。最後は光照寺です。地下鉄の竹田駅まで乗り通せばいいので距離の割に楽できますが、帰りの買い物を考えて一旦四条で下車します。

夕食のおかずに錦市場の井上さんでおばんざいをいくつか買っておきます。錦市場は外国人で大混雑しているため井上さんに近い堺町通から最短距離で入るようにしています。四条通からですと野村證券の角を北に上がる形です。

井上さんは「チョコレートコロッケ」などキッチュな商品も出していますが、なんと言っても正統派のおばんざいに定評があります。さつまいも+黒豆の「いとこ煮」、アスパラの土佐煮を買っておきます。ご飯と味噌汁があればちょうどいい夕食になります。

お店の正面でおばちゃんに注文すると量り売りしてくれますが通りの混雑が激しく注文すら大変ですから、最近は店内に入ってパック詰めされたおばんざいをピックアップするようにしています。ざるかごに入れてお会計をお願いします。


四条駅から地下鉄に乗り直し光照寺を目指します。

終点の竹田駅で下車。竹田は地下鉄と近鉄の共同使用駅で、近鉄京都線に乗り入れる電車もあります。午後になり日差しがあって暑いです。

周囲は住宅地で「ホントにこんなところにお寺があるの?」と思いたくなります。地図を頼りに道を進むと光照寺の山門が見えました。

本堂と庫裏、墓地がある典型的な旦那寺で、本堂を公開しています。

堂内で無料で写経や写仏体験ができます。お寺のお子さんが小坊主さんとなって御朱印帳の受け渡しなど対応していました。一家で守っているお寺にとって跡継ぎがいることは頼もしいでしょうね。

光照寺の御朱印です。


あと少し時間に余裕があるので近くの北向山不動院をお参りします。

1130年に覚鑁により開山された天台宗のお寺で、御所を守るため北を向いた重要文化財の不動明王像(秘仏)があります。

現在の本堂は1712年のもので、元は東山天皇の御殿であったそうです。「住職がちょうどお経を上げていますので一緒に手を合わせてみてはどうですか」とのことでしたのでご一緒させて頂きました。

近畿三十六不動尊の霊場ですので御朱印が頂けます。北向山不動院の御朱印です。

竹田駅からは地下鉄で京都駅に戻ることができます。京都からは新快速で帰りましょう。座れませんけどね。


浄土宗京都教区の特別公開は今回初めて回りましたが、なかなか興味深かったです。新築されたばかりのお寺もあれば不思議な経緯をたどった本堂を持つお寺もありました。それぞれ歩んできた歴史が異なっていてそれらを紐解くだけでも面白いです。

お寺に興味を持ってもらうことが目的ですからお寺によってはご住職の趣味である写真を展示していたり、落語会を開いたりするところもあるそうで個性ある特別公開になっています。

会期中の1日や2日間だけでもOKでお寺の負担が少ないことから檀那寺でも参加しやすくなっているようです。来週以降も公開されるお寺がありますので公式サイトで拝観できるお寺を確認の上出かけてみて下さい。


京都にある他の宗派では例えば日蓮宗が妙顕寺や妙覺寺など八本山のポータルサイトを開いたり、春秋に特別公開を行うようになり、近年「入りづらい雰囲気」の払拭に努めるようになりました。その一方で日蓮宗だけでなく他の宗派を含めて本山の塔頭や市内の檀那寺などは依然として入りづらい雰囲気があり、このような各宗派主催での特別公開を展開して欲しいなぁと思っています。


最後に御朱印情報のまとめです。朱印料は特に明記がない限り300円です。
安祥院    本堂で1種を授与。
悟真寺    拝観受付で1種を授与。
浄光寺    庫裏で1種を授与。
三時知恩寺  本堂で3種を授与。見開きは600円。
光照院門跡  本堂で3種を授与。見開きは600円。
光照寺    本堂で1種を授与。
北向山不動院 納経所で1種を授与。 

スケジュールの都合上今月は難しいためまた来年出かけてみたいと思います。
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浄土宗京都教区特別大公開2018に行ってきました①

2018-10-08 | 御朱印めぐり
浄土宗 京都教区が毎年この時期に行っている寺院特別大公開に行ってきました。

以前触れた通り京都府内(亀岡市以南)にある浄土宗のお寺が特別公開を行うもので、「ふつうのお寺にふつうにお参り」のキャッチコピーの通り総本山の知恩院から洛中の檀那寺(檀家からのお布施で生計を立てている末寺)、宇治市や木津川市など郊外のお寺まで86ヶ寺が参加しています。京都府内でお寺の数が最も多い宗派は浄土宗だそうで、府内に約600のお寺があるそうですから今回の特別公開にはそのうち約15%のお寺が参加していることになります。

浄土宗は法然が開いた宗派で、知恩院を総本山とし京都には大本山として金戒光明寺(通称:くろ谷さん)、知恩寺(通称:百万遍さん)、清浄華院があります。阿弥陀如来を本尊とし、「南無阿弥陀仏」と唱えることで極楽浄土に行けるという教義です。

総本山や大本山は特別公開期間中も含め通年公開されていますが、特別公開には普段拝観謝絶だったり拝観可能でも入りづらいお寺も含まれており、そういったお寺を拝観できる貴重なチャンスです。公開内容や御朱印の有無は専用サイトで紹介されています。


今年は10/1(月)~28(日)まで開催されていますが、各寺院が無理なく公開できるよう通しで公開することを強制しておらず、小さな檀那寺ですと期間中の1日とか2日間だけというところが結構あります。公開時間も午前の3時間のみなど短いところもあり、事前にしっかりルートを決めて回ることをお勧めします。

特別公開のサイトでは日付を指定すると当日公開されている寺院だけを抜き出してリストアップしてくれます。10/8に公開される寺院の中から以下のお寺をピックアップしました。

・三時知恩寺 新町上立売下ル(市バス:上京区総合庁舎前か地下鉄今出川)
・光照院門跡 新町寺之内下ル(同上)
・浄光寺   千本寺之内東入ル(市バス:乾隆校前)
・悟真寺   太秦東蜂岡町(嵐電:太秦広隆寺)
・安祥院   東山五条東入ル(市バス:五条坂)
・光照寺   竹田新幡木町(地下鉄:竹田)

拝観できるのは安祥院が7-16時、光照寺が13-17時、あとは10-15時です。JR京都駅からならば安祥院→悟真寺→浄光寺→三時知恩寺→光照院門跡→光照寺と回ると効率が良さそうです。


JR京都駅に到着。先月末に発売終了前最後の昼特を買ってありますので安く利用できます。有効期限は3ヶ月ですから年内はストックしている昼特が使えますが来年早々からの「京の冬の旅」では使えなくなります。JR京都駅で地下鉄と市バスの1日乗り放題券を買いました。十分元が取れる計算です。

まずは安祥院へ。市バスの206系統や100系統で五条坂下車です。ご存知の方も多いと思いますが五条坂は清水寺の最寄りであり、時間帯によっては京都駅前のバス乗り場に長蛇の列ができてしまいます。ようやく乗れたバスもぎゅうぎゅうに詰め込まれてしまいますから比較的空いている早い時間に行くことにします。それでも一杯でしたが国立博物館の刀剣展示目当てのお客が一気に降りて楽になりました。

五条坂バス停に到着。こんなところにスギ薬局がありますが、住民向けではなく明らかに外国人観光客向けなのでしょう。

安祥院は942年に朱雀天皇の勅願で創建され、のちこちらに移転しています。本堂を公開しています。

こちらが本堂。本尊は木食上人作の阿弥陀如来です。

また安祥院は2.6mある日限地蔵尊が安置されていることでも知られています。


次は悟真寺です。京都の東側にある安祥院から西にある悟真寺への移動は距離があって無駄なように思えますが、悟真寺や三時知恩寺などは10時からの公開で時間に余裕があるためこのルートにしました。206系統で東山三条に行き、地下鉄東西線で一気に太秦天神川に行けばスムースに嵐電に乗り換えられます。

太秦天神川から太秦広隆寺へは嵐電で2駅と近いです。

太秦広隆寺駅到着。乗ってきた101号は書類上は1929年に藤永田造船所で製造されたことになっていますが、車体も足回りも交換されておりあくまで書類上ということみたいです。

国宝の弥勒菩薩像で有名な広隆寺が目の前にありますが御朱印はスタンプとのことです。惜しいなぁと思います。

広隆寺のすぐ近くにある悟真寺に到着。江戸時代の絵師円山応挙や一族の墓があり「応挙寺」とも呼ばれているそうです。

応挙から8代目にあたる円山慶祥さんが昨年完成させた内陣の天井画やふすま絵などを公開しています。

ご覧の通り本堂は新築されたばかりなのでピカピカです。内陣の天井画は華やかな色遣い、襖絵は松葉の一本一本まで墨で鮮やかに描かれています。内部は撮影禁止なのでどのような感じかは円山さんのサイトでご確認ください。ホームページの天井画が悟真寺のものです。我々は見ることができませんが、百年後にこの絵はどのように見えるのでしょうね。


安祥院と悟真寺のご朱印です。


次は浄光寺。千本寺之内にあります。先ほどのルートで地下鉄東西線の二条駅から市バスで乾隆校前に行く方法と嵐電で北野白梅町に出て千本今出川で乗り換える方法があります。乗り換えが少ないのは二条駅ルート(2回:白梅町経由だと3回)ですから二条駅ルートです。二条駅からは6・46・206系統が使えます。

乾隆校前バス停で下車。浄光寺に向かいます。

1596年に浄誉により創建されたお寺と言われ、先ほどの悟真寺は円山応挙の墓所でしたがこちらは文人画家の池大雅の墓所となっています。池大雅の書と宗祖法然の一枚起請文(法然が死の直前に書いた遺訓)を公開しています。

本堂は火災で一部を焼失、現在は北隣にあった蔵の部分を内陣に、元内陣の部分を外陣とした仮本堂だそうです。本尊は運び出され無事だったとのこと。ご住職は今年体調を崩されたそうですが、熱心に説明をされていました。


浄光寺のご朱印です。


お昼近くになりましたのですぐ近く(千本上立売東入ル)にあるキッチンパパでお昼にします。お米屋さんがやっている洋食屋さんで、「本日のお米」のご飯とハンバーグなどの洋食を出しています。自慢のご飯はもちろん自家精米でおかわり無料です。

人気店で待つ場合もありますが近くに来ると立ち寄りたくなります。

ハンバーグとチキン南蛮のセットです。ここのご飯は本気で美味しいので少しおかわりしました。「ご飯を食べさせる洋食」なんですね。


長くなりましたので今回はここまで。ご朱印情報は最終回の最後にまとめて掲載します。
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