JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

ハムのための琉球エアーコミューター案内

2012-07-31 | シャック便り

沖縄県で離島路線を中心に運航している航空会社が琉球エアーコミューターです。

この会社は他社が運航しない路線を多く持っており、小規模離島への渡島には不可欠な存在です。ところが今ひとつ分かりづらい面がありますので整理してみました。

 

[琉球エアーコミューターとは]
沖縄県のローカル路線を担当する航空会社で、日本トランスオーシャン航空(JTA)の子会社です。一般にはRACの愛称が使われます。全てプロペラ機での運航ながら那覇-南大東間のような片道400kmの長距離路線も抱えています。

沖縄県の離島路線は元々全てJTAが担っていましたが、小規模離島への路線をRACに移管し、ジェット機はJTA、プロペラ機はRACと住み分ける現在の形となっています。

 
[保有機材は?]
現在保有している機材は全てカナダのボンバルディア社製で、以下の2種類があります。

_dhc

DHC-8-100型機 定員39名 4機

_q300

DHC-8-300型機 定員50名 1機のみ

DHC-8-100型機は前方に電車の座席のように4人席があります。日本では珍しい進行方向と逆向きの座席があります。

DHC-8-300型機は全日空では56席で使用していますが、日本では定員が50席を越えると客室乗務員が2名必要となるためあえて50席にしています。このためややゆったりした感じを受けます。

 
[マイルが付く?つかない?]
RACはJALグループですからJALマイレージバンクのマイルが付きます。

以前は那覇-久米島など特定路線のみという制約があったのですが、2012年7月にこれが撤廃され全区間でマイルが付くようになりました。マイルの上級会員になるためのFly on Pointも全区間で加算されます。

ちなみに南大東-北大東間のフライトマイルは8マイルで、JMBでは最小のフライトマイルです。

 
[機内サービス]
JTAの沖縄県内路線と比べても非常に簡略化されており、キャンディやおしぼり程度しか出ません。飲み物は空港で買ってから乗り込んでください。トイレについても手洗いの水を止めており、おしぼりを配る方法に変えています。なお南大東-北大東、宮古-多良間線では短距離のためベルト着用サインが解除されず飛行中はトイレが使えません。空港で済ませてから乗るようにしてください。

オーディオサービスもなく、機内誌「Coralway」が置かれている程度です。

 

[他の路線との乗り継ぎ]
JALグループおよびANAグループとは乗り継ぎが可能です。乗り継ぎにすると最終目的地まで荷物を預かってくれるメリットがあります。また、到着便が遅れた場合は乗り継ぎ便が少し出発を待ってくれるか後続便に振り替えてくれます。乗り継ぎには会社が定めた所定の乗り継ぎ時間以上を確保することが求められますので、事前に時刻表や公式サイト、電話案内などで確認をお願いします。

JALグループ(日本航空・日本トランスオーシャン航空)では出発地の空港にあるカウンターで乗り継ぎの手続きをするか乗り継ぎ便として航空券を購入すればOKです。非常に簡単で便利なので乗り継ぎにしておくことをお勧めします。RACの機材運用はかなりタイトなため遅れが出る可能性があります。この点からも乗り継ぎにするメリットがあります。

ANAグループとの乗り継ぎはANAの国内線案内に電話するか空港のカウンターで確認してください。

この他のスカイマークやLCCとは乗り継ぎの取扱ができません。荷物は空港で一度受け取って預け直しですし、到着便の遅れにより乗り継ぎ便に乗れなくても自己責任となり、新しい便の買い直しで多額の出費となることもあります。利用される場合は十分に余裕をもたせた乗り継ぎ計画を立ててください。

 
[マイル上級会員の扱い]
基本的にJALやJTAと変わりません。ただしラウンジがあるのは那覇空港のみですし、多良間・大東など離島の空港では手荷物の優先引き渡しが行われない場合があります。元々定員の少ない機材ですから優先にならなくても影響はほとんどないと思います。

手荷物許容量についても誤った解釈をする場合がありますが、きちんと交渉すれば許容量の優待を受けられると思います。

 
[大東島路線の特例]
南大東・北大東への便のうち、午後に運航される便は曜日により那覇→北大東→南大東→那覇もしくは那覇→南大東→北大東→那覇のいずれかの経路となります。このため利用便によっては乗り継ぎ扱いとなりますが、当日の乗り継ぎとなる場合に限り直行便と同じ運賃となる特例があります。

この特例を利用する場合、JALのWebサイトからは直接予約ができません。国内線予約に電話するか空港等のカウンター(全国のJALグループのカウンターで可能)で予約してください。

乗り継ぎとなった場合でも直行便と同じマイルとなり、南大東-北大東間の8マイルは加算されません。

 
[満席なのに空席?]
RACの運航する路線は特殊な路線が多く、満席表示なのに実際の機内には空席があることがあります。これは燃料の関係で搭乗者数を制限していることや、「村長持ち席(緊急時のため村が確保している席)」の存在が理由のようです。

「こんな離島路線に39人も乗らないだろう」と思わず早めに予約することをお勧めします。特に沖縄の年中行事や村の祭礼、船の運休日などは終日満席ということもありますからご注意下さい。

 
[持ち込める荷物]
以前はかなり厳しい制限がありましたが、現在は「100席未満の航空機」の制限通りです。

機内持ち込み 3辺合計100cm以内かつ重量10kg以内
預け荷物 20kgまで無料

「機内持ち込み可能」としているキャリーバッグの中には100席以上の機体に合うサイズで販売している製品もあります。RACでは積めない場合もありますから念のためサイズの確認をして下さい。

また、JALグループ国内線では預け荷物(有料)の最大重量は100kgですが、RACの場合は小型機であり貨物と混載されるため、搭乗便で運びきれない場合があります。預け荷物が20kgを越える場合は事前に国内線予約等に相談の上で持ち込むことをお勧めします。超過料金は1kgあたり200円です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

移動耳より情報

2012-07-30 | シャック便り

[座間味島-渡嘉敷島間の渡船を試験運航]

慶良間諸島にある2つの大きな島である座間味島(座間味村)渡嘉敷島(渡嘉敷村)は行政組織が異なることもあり、お互いを直接結ぶ航路がなかったのですが、このたび座間味村が所有する行政連絡船「みつしま」を利用した渡船が試験運航されています。詳細はこちら

期間は7/20~9/23までで、1日2往復が運航されます。定員12名で予約があった場合のみ運航されますので、上記詳細のリンクより連絡先(座間味村公営企業課)に電話で予約し利用してください(ネット等での予約は受け付けていません)。渡嘉敷側の発着港は那覇からの船が発着する渡嘉敷港ではなく西側の阿波連港になりますのでご注意ください。

これまで両島を直接行き来する場合は漁船などをチャーターするしかなく、かなり高い値段を請求されたとのレポートを見たことがあります。今回の「みつしま」による運航は座間味村の高速船がドック入りの際に似たような形で行われてきたのですが、今回は両村の商工会が主導で進めたプロジェクトだそうです。沖縄では隣り合う離島町村が互いに疎遠というケースがよく見られ、島伝いに旅することが困難です。今回のプロジェクトがそんな現状を打ち破ってくれれば面白いと思います。

 

[ジャンボフェリーが夏休み・祝日ダイヤを設定]

神戸-高松間のジャンボフェリーが夏休みや秋の土休日に特別ダイヤを組んでいます。神戸発の午前の便2本と高松発夕方の1便の時刻を変更しています。特に神戸発の朝の便が6時発→8時発となり、家族連れに利用しやすくなっているのが特徴です。

ジャンボフェリーは車なしでも利用でき、その場合片道は正規運賃でも1,800円、回数券なら1,500円を切って経済的です。青春18きっぷですと相生-岡山間が大混雑し、乗り換えも多くて疲れますが、船ならのんびり寝て過ごせる魅力があります。売店では讃岐うどんも食べられますので時間が合えば利用価値があると思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都府福知山市(JCC 2202)移動運用報告

2012-07-29 | 移動運用結果報告

7/29に京都府福知山市(JCC 2202)農匠の郷やくのに移動運用に行ってきましたのでご報告します。

_

ハイバンドシーズンも終盤になってきました。

8月の第1週はFDですから、通常の移動運用ができるのは今週末くらいです。今シーズンはF層でもオープンしてくれる沖縄移動を除けばCondxの悪い日が多く、手応えのあった移動は6Dと大多府島移動くらいです。三宅島とか小呂島とかはもっとオープンして欲しかったのが正直なところです。

そんなハイバンド対応の締めとして今回は京都府福知山市からQRVすることにしました。

 
福知山市は京都府の丹波地方の中心で、近年近隣町村を合併し大きな市になりました。7MHzなんかはアクティブな局もいるんですが、ハイバンドではバンドによってはなかなか聞かない市です。どれだけニーズがあるか試しに移動してみることにしました。

 

朝の福知山行き電車に乗ります。福知山からは豊岡行きに乗り換え、上夜久野駅で下車します。

__2

上夜久野の駅は駅舎がありません。1日の乗降客は100人に満たない寂しい駅です。

__3

いつ作られたのか分からない駅前の案内看板は色あせてほとんど読み取ることができません。「バス」とか書いてあるので昔はここからバスの便があったようです(今は僅かな本数のコミュニティバスのみ)。

__4

それでも駅前商店に駅前旅館と昔の駅前にあったものが揃っています。それなりの駅であったことが分かります。消えかかっている文字は「なごみ旅館」でしょうか?もう営業していないと思われます。

踏切を渡って丘に上がると農匠の郷やくのに着きます。

__5

どこからか井上陽水の「少年時代」が聞こえてきそうな風景です。暑いんですが風は心地よいです。

__6

移動地は道の駅「農匠の郷やくの」の敷地内です。東屋を確保しました。道の駅移動にもできるんですが、最近は「湯けむりアワード」をはじめとした新しいアワードに各局の関心が移っているようです。このためあえて道の駅アワード対応とする必要もないのかな、と判断しました。

JARL以外の団体からもたくさんのアワードが発行され、中には人気のアワードも出てきていますが最近は人気の移り変わりが激しいですね。このため今までザコ扱いされてきた場所が急に呼ばれるようになったりとニーズの変動が激しくなってきています。まさに「ニーズは時価」になってますね。

__7

いつも通りアンテナを展開し予定通り9時30分にスタートです。

18MHzからスタートです。ざっとバンドを聞いたところ、F層で香港あたりが聞こえており、Esで8エリアが聞こえています。空き周波数でCQを出してみます。ところがQRVしている局が少なく、なかなか呼ばれません。20分で4局です。

50MHzはGWで僅かに聞こえる程度。それもなぜか2エリアの移動局が2局よく聞こえます。呼んでみたら59で取ってもらえました。付近の標高は180m前後で決して高くはないのですが、電波の通り道でもあるんでしょうか、それなり距離のある局ともQSOできました。

__8

今日は短時間なので45Wのフルパワーでも問題なさそうです。

18MHzを21MHzに張り替えてCQを出してみます。こちらも18MHzとあまり変わらず。ダメかなぁと思っていたら11時過ぎになって突然1エリアがオープン。呼ばれ始めます。

「きたきた」と思ったんですが、残念ながら10分持たずにしぼんでしまいました。うーん。

 

この前の大多府島みたいに粘ったら再オープンもありそうな気配なんですが、帰りの電車の時間を考えて本日は11時30分で終了。お昼は「農匠の郷やくの」で食べます。夜久野はそばが名物なので冷たいそばです。

__9

夜久野のそばはおいしいので店内はほぼ満席。おばちゃん3人で切り盛りしているためお客に追いつかず、出てくるまで結構時間がかかりました。ヘルシー梅そば(冷)です。素朴なんですがおいしいです。

温泉がありますので入りたかったんですが昼食に時間がかかったのでパスです。産直市で取れたてのゴーヤを買って帰りました。100円とは安いです。

 
12時48分発の福知山行きで引き上げます。この辺は過疎化で電車が減らされる一方で、今は1日15往復しかありません。この次の電車は14時10分だそうです。

篠山口までは順調だったんですが、その先の電車が運休や遅れになっており、篠山口で1時間半以上待たされることになりました。暑い中待たされてくたくたに疲れて帰宅となりました。

 

本日は18MHzで4局、21MHzで8局、50MHzで2局の計14局でした。ありがとうございました。来週はFDです。いつも通り茨木市の竜王山からで予定しています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7/29 京都府福知山市(JCC 2202)移動

2012-07-28 | 移動運用予定

以下の日程で京都府福知山市に移動運用に行ってきますのでご案内させて頂きます。

 
日時:7/21(土)09:30頃~11:30頃(呼ばれ具合によっては延長予定)

場所:京都府福知山市(JCC:2202)からQRVの予定です。

バンド:18/21/50MHz帯(SSB)

 
[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。
 担ぎ上げで電鍵を持って行けないためCWの運用はありません。

・雨の場合は中止もしくは途中で切り上げることがあります。

・現地からのご連絡はtwitterで行います。IDは[@jf4cad]です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大網白里市が来年1月発足へ

2012-07-26 | シャック便り

なでしこジャパンが初戦を快勝しました。

 

そのなでしこジャパンのキャプテン宮間あや選手の出身地である千葉県山武郡大網白里町が単独で市制を施行し「大網白里市」となることがほぼ決まりました。町内での同意手続きはほぼ終了し、9月の千葉県議会での承認と総務大臣の認可が下りれば来年1月に大網白里市となります。

山武郡は他に町があるため消滅郡とはなりません。

 

宮間選手は電車で何時間もかけて東京のサッカークラブに行って練習をしていたそうです。キックの正確さと戦術眼の高さは世界的に評価されていますが、カナダ戦でも大活躍でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

全市全郡コンテストの賞状

2012-07-25 | シャック便り

すっかりご紹介するのを忘れていましたが、昨年10月の全市全郡コンテストの賞状が届いています。

Acag_2012

X50Pの6エリア1位でした。皆様ありがとうございました。

 

今年の全市全郡はどうしようか現在構想中です。決まりましたらお知らせします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

移動耳より情報

2012-07-24 | シャック便り

[新石垣空港への中型機就航は各社予定無し]

来年3月開港予定の新石垣空港は2,000mの滑走路となり、ボーイング767などの中型機の離発着が可能になります。地元では観光客の増加や貨物輸送の利便性向上に期待を寄せているようです。

こういった声を受けて石垣市議会がJALおよびANAに対し新石垣空港への中型機乗り入れを要請していましたが、両社とも「予定無し」との回答があったようです。他に中型機を保有している会社がないことから、開港時点ではボーイング737型機を中心とした小型機だけになることが事実上確定しました。

 

現在の石垣空港ではボーイング737型機でさえ乗客や貨物、燃料の制限を行っていますから、新空港への移転でフル搭載での離陸が可能になれば同じ機体でも輸送力を上げることができます。加えてスカイマークの就航も予定されていることから、737型機で十分という判断は妥当だと思われます。

 

[新石垣空港のテナントが決定]

新石垣空港のターミナルビルに入居する土産物店やレストランのテナントが決定しています。詳細はこちら。テナントは物販が3年、レストランが5年の更新制だそうです。

現在の石垣空港に入居しているテナントに加え、離島ターミナル付近にあるお菓子のマルシェ(宮城菓子店)や海人工房、REKIO・GORESなんかも入るほか、竹富町商工会も入居するみたいです。石垣空港商事も入居するため今の空港名物のソフトクリームが新空港にも引き継がれ存続する可能性が出てきましたHi

_

なお、一部レストランの区画が埋まっていないようで、最悪は空きスペースのある状態で開港となる可能性があります。

 
[久米商船のフェリー琉球が就航]
久米商船の新造船「フェリー琉球」が14日から就航しました。これに伴い、久米商船のダイヤが改正されていますのでご注意下さい。

那覇(泊)・久米島(兼城)の出航時刻は朝8時30分と午後の14時で変更ありませんが、渡名喜を含めた到着時刻が従来の「ニューくめしま」運航便と新しい「フェリー琉球」運航便で異なることになります。直行便で25分、渡名喜経由便で40分の差が生じます。

渡名喜への寄港は双方発の朝の便と4~10月の金曜日午後の久米島発で変更ありませんが渡名喜の発着時刻が船によって変わるため、特に日帰りで渡名喜島へ行く際はダイヤの確認を怠らないようにして下さい。

ニューくめしまについても新造船への置き換えが計画されており、今回のダイヤはそれまでの暫定的なものとなりそうです。どちらの船で運航しているかは久米商船に電話をすれば教えてくれます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JA6VDB局の沖縄県本部町(水納島)移動

2012-07-23 | シャック便り

いつも福岡でお世話になっているJA6VDB 尾前OMが沖縄県国頭郡本部町の水納島からQRVされますのでご紹介します。

 

日時:8/2(木)夕方~5(月)朝

バンド:7/10/18/21MHz帯

昨年は台風で延期になっていますが、今年はスケジュール通り進むことをお祈りしています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JARLコンテストの意見募集が公告される

2012-07-22 | シャック便り

今日は朝からハイバンドや50MHzがオープンし大盛況だったみたいです。私の方は溜まっていたQSLを作成していました。何とか未発行を解消できました。

 

さて、JARLコンテスト委員会より「JARLコンテストについての意見募集(第1回目)」として意見募集が公告されています。詳細はこちら。今回は1回目とのことで、以下2点の意見募集が行われています。

 

(1)FDコンテストの実施時期について

JARL会員の平均年齢が高くなっており、酷暑の8月上旬に開催することの是非についての意見募集となります。変更する場合は他のコンテストとの開催期日を入れ替えることになる模様です。

個人的には深夜帯がコンテストに組み込まれている以上、北日本ではこの時期が妥当と考えざるを得ないと思います。7月の6Dと入れ替えたとしてもV/UHFでは移動運用が有利であり、酷暑の中の移動運用となることから、入れ替える意味があるのか疑問です。

 

(2)160mバンドの復活について

160mバンドはかつてJARLのコンテスト対象でしたが、当時の狭い周波数帯では一杯になり、オフバンド運用も見られたため廃止されました。その後このバンドは1.8MHz帯が拡張され、一部支部やクラブ局等の主催コンテストではコンテスト対象として使用されています。JARL主催コンテストにおいても160mバンドをコンテスト対象に復活させるかどうかの意見募集となります。

どれくらい混雑するのか未知数ですので、一度実証のためのコンテストを開催する手もあるかと思います。

 

今後あと2回意見募集を行うようです。今回の2件以外にも長年のしがらみなどで時代の変化についてゆけていってない点があると思います。どこまでメスが入れられるのか注目したいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡山県備前市(JCC 3113)大多府島移動運用報告

2012-07-21 | 移動運用結果報告

7/21に岡山県備前市(JCC 3113)大多府島に移動運用に行ってきましたのでご報告します。

_

日生諸島への移動運用も回を重ね、有人島4島全てを回り終えています。備前市のハイバンドがないというリクエストがあり、今回は少々趣向を変え、日生諸島からハイバンド対応の移動を試してみることにしました。そのため18/21/50MHzとなります。50MHzはEs狙いです。

もちろん夏の暑い時期ですので日除けの東屋があることが条件になり、条件を満たす大多府島に出かけることとしました。ここは公園があり、遊具で地上高の嵩上げもできるため有利ではないかと思います。

 
今回も3エリアから日帰りです。いつもの新快速の始発に乗り、姫路で播州赤穂行きに乗り換えます。青春18切符の期間になりましたので、姫路-相生間がものすごく混雑します。激混みの山陽本線で岡山までさらに1時間混雑に耐えることを考えたら相生から赤穂線で岡山を目指す方が楽だと思うんですけど赤穂線に乗る人はほとんどいません。おかげでこっちは楽に行くことができます。

__2

日生着は10時16分で、日生港10時30分の船に接続します。暑いので歩くのだけでも大変です。

乗り場前の小屋で切符を買いましょう。売り場のおじいちゃんが味のある人で、いろいろ話をすると面白そうなんですがいつも出航時間まで余裕がなく長話ができないのが残念です。
__3

10時30分発の便は「みしま3」です。お隣には見慣れない船が。

__4

「たいせい8号」というそうです。この船も大生汽船の所属です。僚船の「ニューみしま」はこちら。

__5

日生のドックに入っています。「たいせい8号」は20ノット出るらしいので乗ってみたかったのですが、今日は夕方以降の運航だそうで残念。「みしま3」は汽笛を鳴らして出航です。

瀬戸内海ならではのおだやかな海をのんびり走ります。鹿久居島は今回も乗下船客がなく通過。鹿久居島は日除けのある移動地がないため涼しくなったらもう一度7MHzでQRVしたいと考えています。

__6

頭島を過ぎたら大多府島に到着。早速東屋で設営です。

__7

アンテナは遊具に設置します。

__8

これで地上高が6m以上になりますから飛びの上で有利です。11時30分に21/50MHzでスタートです。まずは21MHzでCQ。時折コールバックがあるんですけど後が続きません。50MHzに至っては空振り続きです。

仕方ないので21MHzを18MHzに変更。沖縄県の多良間島から移動局が出ていたのでコールしました。沖縄からは渡名喜村も出ていたのですが、こっちは西日本より東日本が有利なようでダメでした。どちらもなかなかQSOできない珍しいところです。

__9

暑いんですけど東屋で風が通って何とか過ごせます。大多府島からのハイバンドの運用って過去にあったんでしょうか?

 

午後に入っても全然ふるわず。ここまで5局しかQSOできず、各バンドともオープンしないのです。このままおしまいかなぁと思っていたら13時前になって突然18MHzのバンド内が騒がしくなってきました。CQを出してみるとコールが集まるようになりました。

1エリアを中心に次々と呼ばれるようになります。「備前市は1エリアからはなかなかQSOできない」との声が多かったです。ログがどんどん埋まってゆきます。よかったです。

帰りに予定していた船は14時10分発です。しかしながらオープンが続いているので次の15時52分発まで時間を延長することにしました。14時10分の船が出航してもなおオープンしており、1エリアだけでなく3エリアまでオープン。こんな近距離は久しぶりです。さらに6エリアもオープンし、楽しくなりました。

 

その後Condxは下がり、14時30分で18MHzは呼ばれなくなりました。再度21MHzに張り替えて6エリア中心で少しQSOしフィニッシュ。船で引き上げましょう。よくオープンしてくれました。あ、50MHzは全然でした・・・

 

日生なのでお好み焼きを食べて帰りたいところですが、1時間に1本しか電車がなく時間が合いません。そこで持ち帰りをお願いして電車で食べることにしました。

__10

名物カキオコはオフシーズンで、この時期冷凍カキを出す店もあるんですがお店のおばちゃんから「生の方がおいしいよ」と聞かされていますので、夏限定のエビのお好み焼き(エビオコ)にしました。

ガラエビというエビを使っています。痛みやすいので普通は干しエビにするそうですが日生では水揚げされたばかりの新鮮なエビを生で使うことができます。熱を加えるとエビが小さく縮んでしまって存在感がなくなってしまうものの、ダシが出て旨味のあるお好み焼きになります。画像の左上とかにエビが見えるでしょうか?

エビオコを食べていたら県境を超えたあたりからかなり激しい雨になりました。岡山は大丈夫だったので意外です。エビオコは播州赤穂駅に着くまでに食べきりました。播州赤穂からは新快速で乗り換えなしの一直線です。

 

本日は18MHzで72局、21MHzで13局の計85局でした。今日の夏空のように久々にスカッとオープンし、楽しむことができました。皆様ありがとうございました。ハイバンドのシーズンもいよいよ終盤に入ってきました。来週は可能なら日曜日にどこかからQRVします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする