JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

大阪府交野市(JCC 2534)移動運用報告

2007-10-21 | インポート

大阪府交野市(JCC #2534)ほしだ園地に移動運用に行ってきましたのでご報告します。





10月になり随分過ごしやすくなってきました。しかしながら忙しくて全市全郡も全く参加できず何もできない状態でした。ようやく移動に行けることとなり、出かけることとしました。


 


移動地は先月雨で流れた宇治市の大吉山にしようかと思っていたのですが、来月初めに京都2m SSB愛好会のマラソンコンテストがあるとのことでしたので宇治市はそちらに回し改めて移動地を探すこととしました。


 


この時期はGWがそんなに伸びませんし50MHzのEsもシーズンオフで全く期待できません。ということであまり人の行かない移動地を試してみることができます。一方でスズメバチが人を襲うことの多い季節ですので、管理されていない山などに行くことは危険を伴います(スズメバチがいない山と分かっているならいいのですが)。この条件で探してみたところ、交野市にある大阪府民の森「ほしだ園地」が見つかりました。場所はこちら


 


ほしだ園地の最高所は「やまびこ広場」(標高約250m)なのですが、ここは子供に人気があり事故防止のためパス。最近の親は子供を教育しないんでアンテナとか引き倒されたらケガしますしこっちも怖いです。ということで人の少ないらしい展望台で運用することにしました。


 


交野市は人口が少なくQRVされる方も少ないようです。それなら移動局となりますが、交野の場合は担ぎ上げでないと行けない場所ばかりで最近は移動される局も少ないようですね。車で移動地まで行って大きなアンテナと50Wで移動運用というケースが主流になってしまいましたね。


 



ほしだ園地には私市から国道168号を入って行きます。ここには京阪バスの路線があるにはあるのですが土日は2往復(平日でも3往復)という全く使えない路線です。園地の駐車場(有料でした)まで車で行くか京阪の私市駅から徒歩で行くかしかありません。私市駅から園地入口まで歩くと40分ほどだそうです。今朝はお天気がいいものの気温が10度以下まで下がっており、少し厚めに着込んできました。






園内は管理された山道で標識とかも整備されており特に問題なく行けます。園地入口から吊り橋(星のブランコ)のたもとに登り、そこから展望台を目指します。今は茨木の竜王山のように木製展望台が流行のようですが、ここの展望台はコンクリート造りでいかにも古くさい感じの展望台ですね。これでは人もあまり来ないでしょう。9時前に到着です。




園内にはもっと標高のある場所にもこれと同じ展望台があるらしいのですが、階段が傾いて使用禁止になっているそうです。手抜き工事ですかね?

 



ここの展望台は標高約200m。西方面一帯に開けています。京都市内~大阪市内方面には良さそうな感じです。欄干があるのでアンテナの固定が簡単にできます。

 


今日はのんびり運用を決め込んでます。本日も50MHzと144MHzのアンテナを持ってきました。移動びよりで風も弱いため50MHzは式根島で使った3エレです。いつも通り50MHzからスタートです。VFOを回すと4・5エリアの移動局が聞こえてきます。徳島・香川・岡山などとQSO成立。少しアンテナを振ってみると丹波・丹後方面にも飛んでいるようです。ポンポン山と愛宕山の間あたりを抜けているのでしょうか。


 


9時半を過ぎる頃から徐々にバンド内の局が増えはじめ、ぼちぼちのペースで呼ばれるようになりました。QRPでお呼び頂く方(でもSはとても強かったです)、アンテナ調整を兼ねてお呼び頂いた方など様々です。そういやドコモのコンテストがあるので2エリアを狙ってみよ

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10/21 大阪府交野市移動

2007-10-19 | インポート

10/21に大阪府交野市(JCC 2534)に移動運用します。


 


日時:10/21(日) 午前9時30分頃~午後2時頃まで


 


場所:大阪府交野市 ほしだ園地(約200m)からQRVの予定です。


    雨天の場合は中止します。


 


バンド:50/144MHz帯(SSB中心。FM/AMはリクエストがあればQRVします)


    当日の状況によっては28MHzや430MHzにQRVする場合もあります。


    


 


※当局の移動運用についてはこちらもご覧下さい。


※QSLカードについてはこちらをご覧下さい。


 


 


以前雨で流れた京都府宇治市移動は京都2m SSB愛好会のマラソンコンテストが11月上旬にあることから、これに合わせる形で予定しています。



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トラックバックスパム対策行いました

2007-10-18 | インポート

トラックバックスパムがまた来ているようです。


 


フィールドデーでの茨木市移動の報告に集中しているようですので、この記事のみトラックバックを拒否するようにしました。ご了承をお願いします。



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えらいものが当たってしまった…

2007-10-16 | インポート

仕事から帰るとJALからの郵便物が来ていました。マイルの実績報告書(一般宛は廃止されていますがJGC会員には送られてきます)にしては大きいので何だろうと思ってみたらこんな物が入っていました!!




航空会社が毎年やっている夏休みキャンペーンの「JAL夏休み家族のスマイルキャンペーン」で国内往復航空券が当たったそうです!! どうやら7月末の福岡離島(能古島・相島)移動の搭乗半券で当たった模様。来年3月中旬までの好きな時(年末年始除く)に好きな区間を往復できるそうです。

 

沖縄大好きなので沖縄に行きたいところですが、伊丹-那覇の無料航空券枠は瞬間で埋まるので無理っぽいです。福岡行きで引き当てたので福岡もいいのですが、もう移動運用のシーズンが終わったので向こうの友達と屋台で飲みに行くだけになっちまうし…で悩んでいます。

 

せっかくなので皆さんに移動サービスができればいいのですが、この時期は7MHzになってしまい、5Wだと潰されちゃうんですよね。何かいい方法があればよいのですが。


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シリコンバッテリ

2007-10-15 | インポート

秋葉原の秋月電子で「シリコンバッテリ」という謎のバッテリを販売しています。


 


電解液に硫酸を使わない鉛蓄電池で、中国で開発されたそうです。今までのシールドバッテリと全く同じように使え、充電も同じ充電器でできるそうです。しかも硫酸を使わないことでサルフェージョン(放電状態で放置すると電極に硫酸塩が付着し使用不能となる)を防止できるそうです。


 


他にも内部抵抗が低く大電流を取り出しやすいとのこと。果たしてどうなんでしょうね?


 


 


シールドバッテリと較べるとやや割高で、そのためかお使いの方を聞いたことがありません。確かにサルフェージョンを防げるのならそれはそれで有り難い話です。そういった経験があって…という方には向きかも知れませんね。電解液が違うとはいえ基本は鉛蓄電池ですから重量はシールドバッテリとほぼ同じようです。20AHまで用意されていますからFT-817どころか10W機でも十分な運用時間が確保できますが担ぎ上げるには厳しそうです。


 


 


次の日曜日は久々に移動運用の予定を入れています。週後半にご案内します。



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Radix AY-503HBを組み立てる

2007-10-11 | インポート

先日ハムフェアで購入した50MHz用3エレHB9CVのRadix「AY-503HB」を購入し組み立ててみました。


 


今まで50MHzの移動には2エレHB9CV(コメットCA-52HB)を使っていました。これは軽量でそこそこ飛ぶ使い勝手のいいアンテナなのですが、高砂や小野など京阪神から距離のある東播地区や標高の低い山での移動ではゲインが不足気味です。そこで、もう一段飛びのいいアンテナを探すとにしました。


 


移動で人気なのがコメットの4エレHB9CV(CA-52HB4)です。私も持っていますがこれは確かに飛びます。高性能な半面、ブームを2本継ぎにしているため1本当たり1.6mの長さになり担ぎ上げや飛行機での輸送に支障があります。中には3本継ぎのブームを自作して使っておられる方もいるそうです。しかし、よしんばブームを改造してもエレメントをタッピングネジで固定するなど細かいところで移動向きではない感じがします。



コンパクトで2エレより飛ぶアンテナはないか…と探してたどり着いたのがRadix社の3エレHB9CVです。Radix社は千葉県のメーカーで社長もハムだそうです。移動運用で使えるユニークなアンテナを作っていることで知られます。


 


このアンテナはRadix社の通常ブランドとは別の「Antex」というブランドで販売されており、同社の通販ページでしか製品が紹介されていないアンテナです。製品紹介はこちら。ブーム長が2m、2本継ぎですからブーム1本当たりの長さは1mです。これなら移動用のポール(1.2m)より短くて今までと同じように飛行機で輸送ができます。ゲインは約8.5dBiで2エレより2dBほど高いようです。


 


お値段はやや高く(定価17,800円)、性能的に中途半端な感じもするかも知れませんが、私のように担ぎ上げや飛行機での輸送に合う軽量・コンパクトでそこそこの性能を持ったアンテナはそうそうありません。



重量は1.9kg。2エレが0.9kgですから倍以上ですが、144MHzのアンテナ(0.5kg)とあわせても担ぎ上げのできる範囲です。ただ、同社のアンテナを使うのが初めてですので、組み立て方(特にフェーズライン部分)などをハムフェアのRadixブースで社長さんに聞いて確かめてから購入しました。しかも有り難いことにHPでの価格より安く買えました。


 






最初の組み立ては時間がかかるということでしたので、暇な日に近所の河原で組み立ててみることにしました。部品を出してみたところ、移動用のアンテナですので割と華奢な感じがします。



ブームには各エレメントに対応した穴あけとかはされておらず、自分で寸法図通りブラケットの位置を決めてやってUボルトで固定してやる必要があります。こうすることでブームの穴あけ加工が不要となり、パーツを共通化できます。このあたりでコストダウンと部品在庫の削減をやっているのでしょう。各エレメントが同一平面に来るよう位置決めをするのが結構手間がかかります。6エレとかでは大変でしょうね。


 




特徴的なのがこのエレメントの接合部です。この穴にエレメントを突っ込んで蝶ネジで締めれば完了です。同社ではこの構造のアンテナが多いようですが割と良く考えられています。


エレメントブラケットの組み立てなどがあるためスタートから1時間半ほどかかりましたが、ようやく完成です。いつもの伸縮ポールにセットし、実際の使用状態にしてSWR計で測定してみました。50.2MHzで針が動かず(ほぼ1.0)良好です。SSBで使う範囲では1.1前後のようですからちゃんとマッチングが取れています。追加の調整は何も要らないですね。


 






SWRが良くても飛ぶかどうかは別なのでバンドをワッチしてみると兵庫県朝来市移動の局がいました。ビームを振ってみるとぐっとSが上がります。2エレに比べてサイドの切れがかなりいいようです。呼んでみるとレポート59-57とのことでQSOが成立しました。標高の低い河原&調整用で2.5W出力ですから、まぁまぁの成績でしょう。飛んでくれたので完成です。


 


撤収時はエレメントをブラケットから外すだけになるので10分でできます。エレメントとブラケットは蝶ネジで固定しており簡単に着脱できます(フェーズライン部も同様でユニットごと外せる)。2度目以降の組み立てもこの着脱とエレメントの穴突っ込みで終わりですのでドライバーは不要ですし10分ほどで組み立てできるようです。簡単に組み立てられることができればそれだけ運用時間を長く取れますからFBですね。以前の2エレの時と同様エレメントにビニルテープで目印を付けて組み立て時に分かりやすくしています。


 


実戦投入は先日の式根島で行いました。約100mの標高でしたがFT-817で栃木県の那須(約300km)まで飛んでくれています。



[長所]
・2エレに比べると明らかに飛びが良好(GW)。
・全長1mなので航空機での持ち運びも簡単。
・組み立てや分解を簡単にする工夫がされており、時間が節約できる。
・3エレなのでフロントはブロードな一方、サイドはかなり切れる。
・比較的軽量で他のアンテナと一緒に担ぎ上げできる。


[短所]
・価格はコメットの4エレより高い。かたや普及品、かたや少量生産品の差?
・風の影響を受けやすい。強風時はやめた方が得策。
・初回の組み立てだけは手間がかかる。
・強度上固定用には向かない。
・重量が1.9kgあるのでポールや固定場所は2エレよりしっかりしたものが必要。



移動やコンテスト時などの仮設専用と割り切って使うならいいと思います。今までの2エレと比べると風の影響も大きくなりますから、それなりのスペースを確保できポールをきちんと固定できる場所での使用に限定されそうです。Es狙いや狭い山頂などは従来の2エレにして使い分けることになりそうです。



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羽曳野コンテスト表彰状届きました

2007-10-09 | インポート

去る4/15に開催された第19回羽曳野コンテストの表彰状(50MHz部門優勝)が届きました。当日の記録はこちら






羽曳野まで59で届くだろうということで池田の五月山に登ったところ、読み通りのロケーションで多くの方にコールを頂きました。開催時間の短い(3時間)短期決戦型コンテストですので参加しやすかったです。また、羽曳野からの運用局は1QSOで10点というユニークなルールですから、50/144MHzではロケーションさえ選べばQRPでも十分勝機があると思います。


 


なお、同封されていた書面によると「来年も開催します」とのことです。春の休日、午前中のみですので来年も参加してみようと思います。来年は20回目とのことですから皆さんも参加されてみてはいかがでしょうか?


 


当日QSO頂きました皆様、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。



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カレンダーの裏?

2007-10-05 | インポート

JARLのQSL転送についてのページで「コピー用紙のような薄い紙やカレンダーの裏などに印字された規格外のQSLカードが最近増えています。」という一文が最近追加されたようです。


 


 


カレンダーの裏ですか…幸か不幸か一度も転送されてきたことはありませんが、こんなQSLを送る局がいるんですね。そこまで酷くはありませんが、他局のQSLのレポート面に「表はJ△1□△○となっていますがJ□3○□△です」という一文が添えられたQSLが送られてきたことがあります(「1」と「3」の部分は実際は別エリアが書かれてます)。これはどうすればいいものかと一瞬悩みました(送られてきたということは転送規定上問題ないんでしょうね)。


 


QSLというのはその局の「顔」でもありますから、カレンダーの裏ってのはまずいのではないでしょうか?


 


 


もう一つの「薄い紙」は昔多かった気がします。かつては連続紙(ドットインパクトプリンタ用で両脇に穴が連続であいた紙。印刷後ミシン目で切り離した)を使ったQSLで薄いものがあったように記憶しています。当時パソコンでQSLを印刷するとこういう形となるため、致し方なかったのかも知れません。


 


さすがに今は連続紙のQSLってのは見ませんが、プリンタで作ったQSLがとても多くなったように感じます。プリンタで作ることで自由にデザインができるようになりましたので、私もまだまだ研究してみたいと思います。


 


3連休はQRVできそうにありません。全市全郡も残念ながらお休みです。



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13000mAHのニッケル水素電池が上陸

2007-10-02 | インポート

以前こちらでちらっと触れた台湾のGP社製ニッケル水素電池の最大容量版である13000mAH版が日本でも買えるようになったようです。


 


取り扱いは秋月電子です。詳細はこちら。お値段は1本2,200円だそうです。さすがにこの容量ですので単1型のサイズにも収まりきらず、高さを90mmに延長させているようです。もっとも秋月で売っているのはタブ付きのみであり、電池ボックスでの使用は想定していないようですから問題はなさそうですね。


 


 


13000mAH(=13AH)ということは下手なシールドバッテリよりも大きな容量といえます。FT-817でHIモードを使いまくっても12時間以上持つでしょう(私の使っている9000mAHはヘビーに使っても9時間程度持ちますが、それ以上ですね)。JARLのメジャーコンテストでも十分対応できると思います。データシートを見れば2.6A連続放電でも5時間持つようです。2.6Aって10W機の消費電流に相当しますね。化け物みたいなバッテリですね。


 


「GP社のバッテリは内部抵抗が高くて大電流放電時に電圧降下が顕著に出る」という説もあります。私の実感ではFMモード送信時の電圧降下が大きいなぁと。送信出力が低下している可能性がありますが、変調に影響が出ているようではないので特に問題にはしていません。


 


高性能の代わり重量が1個247g(9000mAHのだと168g)なので817で使える電圧にすると3kg近くなります。お値段も2万では済まないので…実用上どうでしょうね?最近少し安くなったとはいえ3万円代後半~4万円台する電動リール用リチウムイオンバッテリよりは安いんですけどね。



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式根島移動メモ

2007-10-01 | インポート

式根島の移動メモを作っておきました。



[新島村]
式根島は東京都新島村に所属します。村の人口は3000人ほどだそうです。JCGでは10004になります。10004については俗に「大島支庁」と呼ばれていますが、「大島支庁」とは東京都総務局の出先事務所の名前であり、例えば「東京都大島支庁新島村」という地名はありません。新島村の公式Webサイトが役場の所在地を「東京都新島村本村1丁目1番1号」としている通り伊豆諸島の各町村(および小笠原村)には所属する郡はなく、「東京都」に直接町村名が続きます。



「東京都大島支庁新島村」という言い方は「兵庫県阪神北県民局猪名川町」と言っているのと同じ状態ですので、郵便の宛先等では使わない方がいいと思います。アマチュア無線で使うかどうかは「QRAというQ符号をオペレータの名前の意味で使う/使わない」と似てるかも知れません。私は正式な住所にならって「東京都新島村」と呼ぶようにしています。


 


 


[式根島]


話が脱線しましたが、式根島は本島である新島から数km離れた島です。人口は600人ほどです。標高の高い火山を擁することの多い伊豆諸島の島では珍しい平坦な島で、最高所でも100mほどしかありません。口伝では江戸期の大津波で新島と分断されてしまったとされますが、これは事実ではないようです。地質学的には新島よりも古いものの、水で苦労したのか無人島だった時代があるなど人が住んだ歴史は断続的にしかないそうです。明治初期に定住が始まり、この時期を開島としているそうです。電気と水道は新島から海底管で送っているようです。


 


現在新島には7MHzを中心にアクティブにQRVされている方がおられますが、式根島はアクティブな固定局がいない模様です。移動頼みになりますが、クラスタを参照すると年に数回程度移動局がQRVしているようです。


 



[島内での運用]
比較的平坦な島で、HFでは浜辺など運用できそうな場所が随所にありますが、V/UHFでは標高が稼げず見通し距離の確保が難しい島です。東~南側(新島・神津島方面)に開けている場所が多い一方、北に開けているのは今回移動した標高99mの神引山くらいではないかと思われます。



神引展望台の近くまで車道が通じています。観光客が必ずと言っていいほど訪れますので、アンテナにはステーを取るなど安全対策はしっかりとしましょう。天気がいいと神引山から富士山が見えるようです。また、伊豆半島の南端石廊崎より南にありますので、西方面は紀伊半島まで海が続きます。東京方面には伊豆大島の三原山や利島(宮塚山)が邪魔しますが山岳回折で使える可能性もあります。東京までは約160kmですから簡単なアンテナで飛ばすことのできる距離の限界に近いです。


 


ちなみにお隣の新島にはロランC(GPS普及前に主流だった船舶用の位置特定システム)の本局があります。1.6MW(kWの1000倍!!)というとてつもない出力ですが、長波なのでHFでも特に影響はないみたいです。


 


なお、式根島では指定場所以外でのキャンプは禁止です。神引山は指定外ですので、キャンプやたき火等はしないでください。


 



[島へのアクセス]
野伏港へ東海汽船の大型客船またはジェット船が就航しています。季節によりダイヤが変更されますので確認が必要です。また、下田からの神新汽船も利用できます。下田から神津島・新島・利島などを回る航路で曜日によって寄港する順番が異なります(水曜運休)。神新汽船の寄港は一日1回のみ、小型船のため海況によってはハードに揺れる短所があります。神新汽船のダイヤや運行状況は東海汽船のサイトにあります。


 


なお伊豆諸島航路にはフェリーは一切ありません。(貨物扱いにすれば別ですが)愛車で島に行くことはできませんのでご注意ください。重い荷物は郵便局から別送するか、事前に東海汽船貨物課に相談した方がいいと思います。


 


その他式根島~新島間には村営船「にしき」もあります。「にしき」と調布~新島空港の新中央航空を組み合わせることもできそうです。ただし新中央航空は積める荷物の制限が5kg以内と厳しいので利用の場合は機材を別便で送った方が無難です。


 


式根島の野伏港は入江になっており、比較的欠航が少ないようです。しかし、海況によっては繰り上げ出航(本来のダイヤより前倒しで運航)や下り便対応(東京行きの乗客を東京発の下り便に乗船させること。終着または途中の港からどこにも寄港せず東京に引き返す)といった対応が取られますので情報収集は怠らない方がいいです。当日の運航は現地宿泊先又は野伏港の東海汽船に確認してください。


 



[島内でのアクセス]
レンタカー、レンタルバイク、レンタサイクルがあります。小さな島ですので、荷物が多くないなら徒歩でも十分回れます。


 



[宿泊施設]
民宿、ロッジなど。詳しくは観光協会に問い合わせてください。島内では温泉が何カ所かあります(しかも無料温泉もあり!!)ので温泉巡りもいいと思います。


 



[島内の店]
港からの通りを中心に結構な数の商店が集まっています。小規模なスーパーなどがあり、弁当も売っていますから食料や飲料水など一般的な生活物資の調達に困ることはないと思います(特殊品は東京から持参のこと)。この島の規模では珍しいですが居酒屋やイタリアンの店など食事どころも揃っています。上記観光協会のサイトで商店が紹介されています。


 



[おみやげ]
式根島産のお土産は少なく、牛乳せんべいや漁協が養殖しているシマアジを分けてもらうなどしかないそうです。お隣の新島で作った商品は多いです。島内の商店で手に入ります。港の待合所には売店がありませんので注意してください。



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