JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

屋我地島移動運用メモ

2018-11-29 | シャック便り
屋我地島移動運用メモ

[名護市屋我地島]
屋我地島は「沖縄の瀬戸内海」とも呼ばれる羽地内海にある島です。名護市に属します。屋我地大橋で無人島の奥武島を介して名護市真喜屋と、ワルミ大橋で今帰仁村天底と接続され、古宇利大橋で古宇利島とも接続しています。近年人気の古宇利島へは必ず屋我地島を通ることになります。

集落は5つあり、一番大きな饒平名には市役所の支所や郵便局が置かれています。

サトウキビやパイナップルの栽培、製塩が主産業ですが古宇利島への観光客が増えていることから沿道を中心に観光客向けの店が増えています。


[島内での運用]
旧屋我地大橋の取り付け道路付近などが移動運用に向いています。

JIAアワード目当てでQRVするモービル局がいますが那覇から遠いこともあり移動運用は少ないです。


[島へのアクセス]
名護バスターミナルから北部支線の72番屋我地線があります。1日5~6本と少ないので時間にご注意ください。72番は島内の運天原バス停が終点で古宇利島には行きません。運天原バス停からは古宇利島までは徒歩約1時間です。


[島内でのアクセス]
72番のバスか徒歩になります。


[宿泊施設]
ホテルからゲストハウスまでいくつかあります。


[島内の店]
古宇利島への道路沿いを中心に観光客目当ての商店やレストラン、カフェなどあります。このほか島民向けの共同売店も集落にあります。


[注意点]
ハブがいますので夜間のQRVはご注意ください。


[おみやげ]
屋我地の塩、パイナップルなど。
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フィールドデーコンテストの結果発表

2018-11-28 | シャック便り
8/5~6に開催されたフィールドデーコンテストの結果が発表されています。結果はこちら

当日は猛暑で暑くなり、冷房の効いた自宅からQRVする局が多かったようです。


いつもお世話になっている各局では以下の方がご入賞されました。おめでとうございます。

JI4EAW局 C144 3エリア1位
JA9XAT局 C430 9エリア1位
JE9KZK局 X50 9エリア1位
JJ3EBU局 XAR 全国3位
JP1LRT局 XM2 全国2位

私は茨木市竜王山からX144で3エリア4位でした。ありがとうございました。


フィールドデーコンテストについては先日のJARL理事会で見直し(21時スタートに戻すべき・開催日の見直し)が議論されたようですが、現状を考えればもっと踏み込んだ改革が必要だと思います。

・開催時間は土曜15時から日曜18時までとし、そのうちQRVできるのは15時間以内とする。
 →海外のコンテストで良くある形態で18時でも21時でも好きな時間でスタートできます。

・固定局に対し自分で電源を調達している移動局の局種係数を引き上げる。
 →暑い中移動するインセンティブがなさ過ぎです。

・QSYルールの設定。
 →FDはクラブ局の参加が多いですが、一部局が周波数に居座り漫然とCQを出していますので、QSYルールで呼び回りを促す。

個人的にこのような改正が必要なのかな、と思っています。
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11月分QSL発送しました

2018-11-27 | QSL発送情報
11月分のQSLを本日ビューロー宛発送しました。
・10/13~14の愛媛県松山市移動の全て
・11/11の沖縄県国頭郡大宜味村宮城島移動の全て
・11/12の沖縄県国頭郡伊江村移動の全て
・11/11の沖縄県名護市屋我地島移動の約半分
を発送しました。


しかしながら
・11/9~10の鹿児島県大島郡与論町移動の全て
・11/11の沖縄県名護市屋我地島移動の残り半分

は送りきれず未発送となっています。


与論移動のQSLはプリントパックに印刷依頼中です。納品され次第発行作業を行います。

順次発送しておりますのでご理解のほどよろしくお願いします。
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滋賀坂本・三井寺御朱印巡り②

2018-11-26 | 御朱印めぐり
滋賀県大津市の坂本と三井寺の紅葉巡り、後半の三井寺です。


三井寺駅で下車し三井寺です。琵琶湖疎水沿いに歩いてゆくと到着できます。ちなみに「疎水船乗り場」とありますが、これは京都の蹴上まで疎水を和船で行けるものです。今日のような観光ピーク期には片道8千円だそうです・・・

三井寺の一帯は長等山という山で、三井寺の他にも長等神社など寺社が多く、滋賀県神社庁もあります。昔から聖地だったため琵琶湖疎水が長等山を貫くことに反対する声もあったようです。現在は2本の琵琶湖疎水とJR湖西線のトンネルが山を貫いています。


三井寺に入る手前に三尾神社があります。伊弉諾尊を祀っています。

伊弉諾尊は長等山に降臨し地主神となりますが、身につけている三つの腰帯が卯の年・卯の月・卯の日・卯の刻に赤尾神・白尾神・黒尾神の三神となったためこの名を持つとされます。卯年生まれの方の守護神として知られます。元は三井寺の境内にありましたが明治の神仏分離によりお寺の敷地外に移転しています。

もちろん神紋もうさぎです。

拝殿の後ろにある本殿は1426年に建てられたものと判明し2014年に重要文化財に指定されています。

三尾神社の御朱印です。もちろんウサギがいます。三尾神社の神職さんは蝉丸神社も兼務されていますので蝉丸神社の御朱印はこちらでいただけます。今回はお参りしていませんので蝉丸神社は頂いていません。


三尾神社のすぐ脇が三井寺への入口です。

三井寺は天台寺門宗の総本山で西国三十三カ所の霊場としてもおなじみです。正式には園城寺というそうですが「三井寺」の方が通りがいいです。三井寺の名前は天武天皇以下三天皇の産湯に使われた霊験あらたかな泉があることに因むそうです。

7世紀に大友氏が創建した古い寺で、弘法大師空海の親族にあたる智証大師が再興しています。以後延暦寺から焼き討ちに遭ったり秀吉から寺領を没収されるなど苦難続きでしたが再興を繰り返しています。


三井寺では5箇所で御朱印が頂けます。山内をぐるぐる回ってみましょう。

本堂にあたる金堂です。秀吉は死の間際に三井寺の再興を許し、正室の高台院が寄進する形で再建されています。本尊は秘仏の弥勒菩薩像です。三井寺には智証大師像ほか秘仏が多く、中にはまれに公開されたものもありますが、金堂の弥勒菩薩像はこれまで公開されたことがなく写真も存在しないそうです。

金堂の御朱印です。


こちらは釈迦堂。元は食堂であったと言われています。

高台院の寄進で本堂が再建されたのと同じ頃にどこかから移築されたのではないかとされます。

釈迦堂の御朱印です。

このように三井寺も紅葉が見頃です。

こちらは観音堂。西国三十三カ所の14番札所です。

西国なのでもちろん御詠歌も頂けます。


このほか山内にある2つの別所(別院)でも御朱印が頂けます。

別所の一つが水観寺です。1040年に明尊大僧正が創建、本尊は薬師瑠璃光如来です。現在の本堂は1655年に再建されたものだそうです。

このようにお寺の案内板に頂ける御朱印が明示されています。これは珍しいですね。

小さなお寺ですが西国薬師霊場第四十八番札所となっています。朱印所で「御詠歌もできます」とありましたので御詠歌も頂きました。


最後は微妙寺。994年に創建され、現在の本堂は1776年のものです。

本尊は十一面観音です。

微妙寺の御朱印です。このほか黄不動の御朱印もいただけます。


微妙寺のすぐ隣に名物弁慶の力餅の茶屋があります。200年の歴史がありますが先頃大津の有名和菓子屋・叶匠寿庵が経営を引き継ぎました。力餅2本+お茶で300円と良心的。しかしながら既に16時を回っており完売とのこと。お寺も17時閉門ですからそろそろ引き上げましょう。

JR大津駅まで20分歩きました。新快速に乗って帰宅しましょう。京都でまとまった降車があるため大津からだと座れるのが有り難いです。京都駅からだと大津や山科から乗ったお客さんが座った後にドアが開くので座れませんよね。


三井寺や日吉大社はやや人が多いものの人の列ができて進まないといったことはなく、滋賀院門跡の庭園に至っては貸切状態で拝観できました。紅葉は見たいけど京都の大混雑はうんざり、という方にお勧めできると思います。


今回の御朱印情報です(朱印料は特記ない限り300円)。
三尾神社   1種を社務所で授与。兼務社の蝉丸神社の御朱印も対応。
三井寺金堂  2種を堂内朱印所または金堂すぐ脇の売店で授与。
三井寺釈迦堂 1種を堂内朱印所で授与。
三井寺観音堂 6種を堂内朱印所で授与。
三井寺水観寺 2種を本堂脇の朱印所で授与。
三井寺微妙寺 2種を堂内朱印所で授与。
   
※三井寺はオリジナル御朱印帳が数種あります。各朱印所で扱っています。
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滋賀坂本・三井寺御朱印巡り①

2018-11-25 | 御朱印めぐり
紅葉見物を兼ねて滋賀県大津市の坂本と三井寺を巡ってきました。

坂本は日吉大社が鎮座しており、比叡山を下りた高僧の隠居地でした。天台宗の宗務院も麓の坂本にあります。このように日吉大社と比叡山の門前町として発展してきました。


坂本へはJR湖西線の比叡山坂本駅か京阪の坂本比叡山口駅が最寄りです。日吉大社に向かって上り坂となっています。

JRと京阪の駅のほぼ中間に「三九良」というお店があります。よもぎ餅のお店で店内でお茶とセットで頂くことができますし、持ち帰りもできます(2個340円より)。

日吉大社への参道を途中南にそれると滋賀院門跡

江戸幕府に仕え上野の寛永寺などを創建した天海が1615年に創建したお寺です。1878年に火災で焼失しましたが、比叡山の法曼院から建物を移築し再建されています。このため徳川幕府からの品が多く残されています。

立派な菊の花が出迎えてくれます。

滋賀院門跡はなんと言っても庭園が見事です。小堀遠州の作庭と言われています。

滋賀院門跡の御朱印です。


参道に戻りましょう。

日吉大社への参道からは琵琶湖が見えています。

日吉大社に到着。

見事な紅葉で夜間のライトアップもするそうです。

古事記にも記述がみられる歴史のある神社で、東京の山王祭で知られる日枝神社などのいわば総本山です。信長の比叡山焼き討ちに巻き込まれ焼失、秀吉の時代に再建されています。「日吉」は現在は「ひよし」と読みますが元は「ひえ」で「比叡山」を意味すると言われていますので比叡山の神様ということでしょう。


敷地の東西に本宮があるのが特徴で、東が山の神である大山咋神、西が大国主命です。東西の本殿はいずれも国宝に指定されています。

こちらが西本宮です。

西本宮で頂いた御朱印です。西本宮の授与所では境内末社も含めて頂くことができます。

徒歩10分で東本宮です。

こちらはややお客さんが少なめです。

東本宮の授与所では東本宮の御朱印を頂けます。


日吉大社を出て少し下ったら律院です。

延暦寺の末寺の一つで現在は大阿闍梨の叡南俊照さんが住職を務められています。俊照さんは比叡山の中でもとりわけ厳しい修行である千日回峰行を1979年に達成された方です。達成し大阿闍梨となった方は歴史上51人だそうです。

観光寺院ではないので拝観料は取っていません。ただお参りは自由にできます。

律院の御朱印です。


さらに下って坂本比叡山口駅近くに生源寺があります。

こちらも天台宗のお寺で800年頃に最澄が自らの出生地に創建したと言われています(最澄は今の膳所付近で生まれたとの説もあります)。本尊は十一面観世音菩薩です。

こちらも無料で拝観できます。天台宗に限らず各宗祖の生誕地はほぼお寺になっていますよね。空海は善通寺、法然と日蓮はともに誕生寺、親鸞は日野誕生院です。

生源寺の御朱印です。


坂本を一通り回り終えました。もちろん紅葉の時期なので観光客は多いのですが、それでも京都の紅葉の名所のような阿鼻叫喚の混雑ではなくのんびり見て回ることができるくらいです。今となっては貴重かも知れませんね。というか今の京都の状態が酷すぎますよね・・・

次の三井寺へは京阪の方が便利です。

かつて京津線を走っていた80型電車の復刻塗装です。当時80型は三条-四宮間の普通用、復刻塗装の施されている700型は三条-浜大津の準急用でした。80型はヨーロピアンスタイルのスマートな電車でしたがブォーンという垢抜けない独特の汽笛が特徴でした。

三井寺編に続きます。


今回の御朱印情報です。
滋賀院門跡   1種を本堂内で授与。オリジナル御朱印帳あり。
日吉大社西本宮 9種を授与所で授与。オリジナル御朱印帳あり。
日吉大社東本宮 1種を授与所で授与。
律院      1種を本堂横の祈祷所で授与。
生源寺     1種を本堂内で授与。オリジナル御朱印帳あり。

※滋賀院門跡と生源寺のオリジナル御朱印帳は延暦寺と同じものである可能性があります。
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宮城島(大宜味村)移動運用メモ

2018-11-24 | シャック便り
宮城島移動運用メモ

[大宜味村宮城島]
宮城島は国頭郡大宜味村にある島です。塩屋湾の出口を不完全に塞ぐ形で存在しており、波穏やかな塩屋湾は製塩が盛んでした。現在は150人前後の住民が住んでいるようです。

島を国道58号線が貫いており、名護方面とは宮城橋、辺土名方面とは塩屋橋で接続されています。このため意識しなければ宮城島を通過していることすら分かりません。


[島内での運用]
旧塩屋大橋の取り付け道路付近が運用に向いています。塩屋大橋と同じ方向が本土なのでビームアンテナを使用する際も適しています。

JIAアワード目当てでQRVするモービル局がいますが那覇から遠いこともあり移動運用は少ないです。


[島へのアクセス]
名護バスターミナルから北部支線の67番辺土名線があります。宮城バス停が宮城島唯一のバス停です。約1時間毎の運転ですので比較的便利です。


[島内でのアクセス]
徒歩のみです。


[宿泊施設]
ありません。


[島内の店]
カフェと自販機と下で紹介するお菓子屋さんのみです。国道58号で塩屋大橋を渡ると商店があります。


[注意点]
ハブがいますので夜間のQRVはご注意ください。


[おみやげ]
集落に「おやつやポウタ」というお菓子屋さんがあります。自宅を改装し手作りのクッキーなどを売っています。地元での評判がいいそうですが現在は月数日しか営業していませんのでお問い合わせの上でご利用ください。
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移動耳より情報

2018-11-23 | シャック便り
[沖縄バスが時刻を修正へ]
沖縄バスが12月に沖縄本島東海岸を走るバスの一部で時刻を実態に合わせ修正することになりました。対象となるのは77番名護東線のようです。

77番は那覇バスターミナルから名護バスターミナルまでを結ぶ長距離路線で、中南部での遅れを回復するためうるま市以北で制限速度を30km前後オーバーすることがあったとのこと。新聞社への投書で問題が発覚したものです。


[東海汽船が新船サイトを開設]
2020年に大型客船とジェット船各1隻を新造する予定の東海汽船が新船サイトを開設しました。今後こちらで情報発信を行う予定だそうです。

また新しいジェット船の就航に伴い「セブンアイランド虹」が引退することも明らかになりました。今後「愛」「友」「大漁」「新船」の4隻体制となるようです。


[日本エアコミューターがATR72を受領]
日本エアコミューター(JAC)がATR社のプロペラ機ATR72を受領しました。11月末で定期運航を終えるDHC-8-400型機にかわり12/1よりデビューの見込みです。初便は鹿児島発沖永良部行きJAC3801便となります。12/1の3801便にはまだ空席があるようです。

JACは元々ATR72より小さなATR42を9機揃える予定でしたが、定員の多いATR72も保有していた方が便利と言うことで1機をATR72に差し替えて発注しています。操縦資格は共通だそうですので運航面での大きな影響はないとのこと。

定員の多さを活かしジェット化されていない屋久島空港発着路線などで重宝されるものと思われます。
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与論・那覇御朱印めぐり

2018-11-22 | 御朱印めぐり
先日与論島と沖縄に行った際に神社を回り御朱印を頂いてきました。


[与論]
与論島では2つの神社で頂けます。

1つは按司根津栄神社です。「アジニッチェ」と呼ばれているので以下この名前で。

アジニッチェの神職さんは神社ではなく茶花の観光協会または神社近くのご自宅にいらっしゃいます。公式サイトの「授与品」のページに携帯電話の番号が記されており、そちらに電話して欲しいとのこと。電話したところ本日は観光協会にいらっしゃるそうです。「御朱印帳を観光協会に預けてもらえれば翌日観光協会でお渡しできます」とのこと。

与論では他に与論城跡の地主神社で御朱印がもらえるそうですから、先に地主神社で頂き、さらにアジニッチェにお参りしてから観光協会に行くことにしました。


自転車を借りて与論城跡に行こうかと考えていたら「高台で大変だからバスの方がいいですよ」と宿の方に言われたのでバスにします。

与論の路線バスは南バスが運行しています。茶花から概ね県道一周線を回って茶花に戻るもので、北の集落を先に回る北回り便と逆の南回り便があります。どこから乗ってもどこまで行っても200円で停留所以外でもコース上なら自由に乗降できます。

郵便局近くのAコープで飲み物を買って戻ったらいい具合に15分後に南回りのバスがあります。さらに約1時間後に北回りがあって効率よく回れそうです。

バスが到着。城跡に行きたいと申告しておきました。バスはすごくのんびりと走ります。メーターを見たらぴったり時速20kmです。


与論城跡に到着。沖縄風のグスクですが未完成で終わってしまったそうです。薩摩による琉球侵攻までは琉球王朝の支配下にあり、伊平屋島などと同じく沖縄本島の周辺離島の色合いが濃かったためです。琉球から切り離され薩摩の領地になってからは現在のような独特の奄美文化になってゆきました。

地主神社がありました。小さな与論で複数の御朱印を頂けるとは有り難いです。

80mほどの高台にあるので辺戸岬が見えました。宮司さんいわく「条件が良ければ伊江島の城山も見えるよ」とのこと。

地主神社の御朱印です。


ここからアジニッチェまでは徒歩10分。あわせてお参りしても次のバスには十分間に合います。

神社への道は看板があるので迷わず着けます。

アジニッチェの「按司(アジ)」は琉球王国の王族や地方豪族など諸侯を意味するようです。与論の豪族だった根津栄を祀っている神社、となります。根津栄は武勇で知られたものの琉球王の怒りを買い攻められて討ち死にしたそうです。恐らく根津栄を祀る祠ができ、それが薩摩の支配下に入り日本風の神社に変わっていったのでしょう。


お参りを済ませ近くの小学校前のバス停でバスを待ちます。この与論小学校、こんな看板があります。

「釣りバカ日誌」でおなじみ北見けんいち先生が寄贈したそうです。北見先生は与論に別荘を構えているそうで、知り合いの漫画家さんのサインも含めあちこちで見かけました。

バスで茶花に戻り観光協会へ。申し出たら宮司さんが出てこられました。まだ若い方で一家で神社を継いできたのでしょう。御朱印帳と御朱印料を渡してお願いしました。明日昼頃観光協会に出向いて引き取ることになりました。

こうして頂いたアジニッチェの御朱印です。


[那覇]
那覇市内では沖縄で最も格の高い神社である波上宮などで頂けます。波上宮は既に頂きましたので今回は奥武山公園にある護国神社と沖宮を回ってみます。

奥武山公園はゆいレールの奥武山公園駅が便利です。1959年に沖縄初の運動公園として開設され、プロ野球の試合も行われる沖縄セルラースタジアムなどがあります。

2つの神社は公園内にあります。

沖縄県護国神社へ行く前にこちらをご紹介します。

旧制度での最後の沖縄県知事だった島田叡の記念碑です。神戸市須磨区生まれで沖縄での地上戦が濃厚になった昭和20年に1月に赴任しています。前知事は戦いに巻き込まれることを恐れて東京から帰任せず解任されており、島田知事は自らの死を覚悟しての赴任でした。着任後台湾からの食料調達に成功するなど県民生活の安定を図りましたが、戦渦に巻き込まれ為す術なく6月9日には県組織の解散に追い込まれています(これにより組織としての沖縄県は一旦消滅)。その後糸満市付近の壕に逃げ込みましたが26日頃に消息不明となり、いまも遺骨が見つかっていないそうです。

危機的状況の中で県民生活を守ろうとした島田の縁から兵庫県と沖縄県は本土復帰の年に友好提携を結んでいます。

一礼して護国神社に向かいます。1936年に沖縄県出身の物故軍人を祀り創建、沖縄戦に巻き込まれ亡くなった民間人も合祀されており、先の島田知事も合祀されていることになります。

大きな神社ですので神職の方が常駐されており社務所で御朱印を頂けます。

沖縄県護国神社の御朱印です。


お隣が沖宮です。沖縄では天照大神と同一とされる天受久女龍宮王御神が主祭神です。創建年は不明ですが、琉球王朝時代に那覇港の海中からご神木が見つかり、これを祀ったのが始まりとされています。1975年に奥武山の天燈山に遷座しています。天燈山は那覇港を見渡せる場所にあり、今も沖縄の拝所のようですから神社と拝所が同じ場所にあることになりますね。

エアー鳥居です。正式な鳥居とは別にあるみたいです。こんなのあるんですね。

こちらも神職の方が常駐していますので御朱印を頂けます。

沖宮の御朱印です。


今回の御朱印情報です(特記ない限り御朱印料は300円)。
按司根津栄神社 1種を授与。公式サイト掲載の携帯番号に連絡してください。500円。
地主神社    社務所で1種を授与。500円(清め塩の授与含む)。
沖縄県護国神社 社務所で1種を授与。
沖宮      社務所で1種を授与。オリジナル御朱印帳あり。

このほか那覇の神社では安里八幡宮と末吉宮が御朱印を管理している波上宮で、識名宮は神職さんがおられる時に限り頂けます(電話等で要相談)。
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与論島移動運用メモ

2018-11-21 | シャック便り
与論島移動運用メモ

[大島郡与論町]
与論島は鹿児島県の奄美群島にある島です。鹿児島県の最南端にあたります。与論島の全域が大島郡与論町で中心は島の西海岸にある茶花集落です。人口は約5,200人です。

珊瑚礁が隆起した島で、サトウキビの栽培、モズク養殖などが盛んです。

与論島は沖縄本島最北端の辺戸岬から約20kmと近いため琉球文化の影響を強く受けており、宮古島の酒の回し飲み「オトーリ」に似た「与論献奉」でも知られています。

1980年代には伊豆諸島の新島とともに「ナンパ島」と呼ばれるほど若者を集めましたがその後衰退し活気が失われました。「スカーレット」などで知られこの島で永遠の眠りについている小説家の故森瑤子先生、「釣りバカ日誌」で知られる漫画家の北見けんいち先生が別荘を構えるなどのんびり過ごせる別荘地としても脚光を浴びており、外国人観光客で混雑する沖縄を避けて訪れる旅行客も増えています。

大潮の前後の干潮に現れる百合ヶ浜、与論城跡などが観光スポットで、ダイビングも楽しめる島です。


[島内での運用]
海岸や公園などが候補になるでしょう。


[島へのアクセス]
日本エアコミューター(JAC)の鹿児島・奄美大島からの路線に加え、琉球エアコミューター(RAC)の那覇からの路線があります。東京や大阪からですと鹿児島・奄美大島・那覇のいずれかからこれらの便に乗り換えが必要です。全てプロペラ機で定員が少ないため早めの予約が無難です。

このほか鹿児島-那覇間のマルエーフェリー・マリックスラインのフェリーが1日1往復寄港します。供利港(与論港)に発着しますが、海況によっては茶花港になる場合があります。船の就欠航・使用港は2時間前に決まりますから島の代理店に電話で確認してください。マルエーの代理店は有村運送店(0997-97-3251)、マリックスの代理店は龍野運送店(0997-97-3151)です。

港は桟橋が突き出ただけで波やうねりに弱く、冬場や台風シーズンには「条件付き(接岸を試みるがダメな場合は通過)」または「抜港(通過)」となることがあります。


[島内でのアクセス]
南バスによる島内循環バスがあります。港や空港は経由しません。便により回る方向が決まっているようですがルート上であれば停留所以外でも乗降ができます。

このほかタクシー、レンタカー、レンタサイクルがあります。


[宿泊施設]
いずれもやや古いものの茶花集落を中心にホテルや民宿があります。電話での予約時に利用便を伝えると空港や港まで送迎してくれるので便利です。


[島内の店]
茶花集落を中心にスーパー、飲食店がほぼ一通り揃っています。一番大きなスーパーは茶花のAコープです。この他ホームセンターのニシムタなどがあります。24時間営業のコンビニはありませんのでご注意ください。

金融機関は茶花に奄美大島信用金庫や与論郵便局があります。


[注意点]
与論島にはハブはいませんのでご安心ください。また沖縄とほぼ同じ強烈な紫外線ですから日焼け止めなどの対策は怠らないようにお願いします。


[おみやげ]
黒糖、黒糖焼酎、もずくそばなど。市街の店や空港などで買えます。黒糖焼酎は有村酒造の「島有泉」が島唯一の銘柄です。

なお与論島からは沖縄同様「イモ類(生のサツマイモ・紅芋など)」「柑橘類の苗」の持ち出しが禁止されています。加工されたイモ類や柑橘類の実は大丈夫です。
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沖縄・与論移動運用報告⑦

2018-11-20 | 移動運用結果報告
11/13(火)那覇→伊丹
あっという間に最終日です。早いものですね。

今日は豊見城市の瀬長島から出てみる予定でしたが午前は雨が降ったりやんだりになるようです。これでは無理なので断念しました。8時台はかなり強く降りましたので定宿でテレビを見て時間をつぶします。

#二日酔いはしていませんので念のため(汗)

雨の止み間に空港へ行き、先に搭乗手続きと荷物預けをやっておきました。


<このあと頼まれ物の御朱印を頂きに行っていますがこれは別記事で>


那覇市内でまだもらっていない風景印をもらいに行きましょう。東町郵便局と新都心郵便局です。

ゆいレール旭橋駅で下車。

新しい那覇バスターミナルが完成、供用が始まりました。

地下に駐機場があるためこんな感じでバスが出てきます。

バスターミナルとは58号を挟んで反対側に東町郵便局があります。旧郵政省関連の事務所が入居していた建物で、JS6の免許を発行する沖縄総合通信事務所もこちらに入っていました。現在総通はバスターミナルの向かいに移転しています。

少し歩いて「玉那覇ウシ商店」で沖縄そばにします。

そういえば今回は最初で最後の沖縄そばになります。昼間に親子丼とかマグロの漬け丼とか贅沢してましたもんね(汗)


ゆいレールに乗り直しおもろまち駅で下車。ヤマダ電機の建物内に新都心郵便局があります。このため郵便局にしては珍しく午前10時からの営業開始です。

国際通りで最後の買い物。旧三越の建物は昨年まで「ハピナハ」という観光客向け商業施設として使用されましたが閉館、その後建て替え計画が延期になったため再度改装して食をテーマにした施設になるそうです。12月オープンだとか。

ジミーのチーズケーキを買い18時10分発のJAL2088便で伊丹に帰りましょう。いつも通り大東寿司を夕食に購入。


那覇空港は国内外のLCCの増加で非常に混雑するようになりました。このため新滑走路の建設が進んでいますが3割くらいしか発着機が増えないと言われています。混雑空港に指定して発着枠の調整をやった方がいいのではないかと思います。主要空港のうち羽田・成田・伊丹・関西・福岡は国から、新千歳と中部もIATAから混雑空港に指定されていますので那覇も同レベルの発着調整が必要ではないでしょうか。

那覇空港混雑のため出発が遅れ、さらに伊丹空港の滑走路に落下物があったとのことで生駒上空でぐるぐる回らされました。生駒山上遊園地の飛行塔じゃないんだけどなぁ・・・結局45分遅れで到着。荷物を引き取ったら21時でした。


5日間合わせて7MHzで352局、18MHzで116局、21MHzで103局の計571局でした。皆さまありがとうございました。

次回沖縄は来年5月下旬の予定です。場所は今のところ未定です。最近は本島の市町村だけでなく離島への移動局も増えてきており移動地選びに苦労するようになってきています。リクエストがありましたらよろしくお願いします。
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