JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

兵庫県宝塚市(JCC 2715)移動運用報告

2012-09-29 | 移動運用結果報告

9/29に兵庫県宝塚市(JCC 2715)武田尾温泉に移動運用に行ってきましたのでご報告します。

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湯けむりアワード対応で武田尾温泉に行ってみることにしました。

武田尾温泉は武庫川の渓流沿いにある温泉です。福知山線の武田尾駅が最寄りですので山の中ではあるものの比較的簡単に行くことができます。私は毎年オールJAは三田の羽束山からQRVしており、この武田尾からバスで向かっています。ですので何とかQRVできそうとの目処を付けていました。

夏のハイバンドシーズンが終わり、武田尾温泉へは8/16と9/1に出かけたのですが、8/16はスタート直後にマイク(ダイナミックマイクの内部コイル)が断線しQRV不能になって強制撤収、9/1は雷雨で断念し引き返し、都合2回失敗しています。

ということで三度目の正直で出発です。福知山線は宝塚から三田へと山の中を抜けてゆきますが、途中では複雑に行政界が入り組んでいます。宝塚の次の駅生瀬と西宮名塩は西宮市、武田尾は宝塚市、道場は神戸市で三田駅に達します。

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武田尾は普通電車しか停まらないものの、15分ごとに電車があるので意外と便利です。武田尾に到着。この駅は半分くらいが武庫川の上にかかる高架、残りはトンネルの中です。駅員はおらず切符はポストみたいなのに入れたらOKです。

駅前にあるのは阪急田園バスの乗り場がある細い道と武庫川だけです。付近は武庫川が宝塚市と西宮市の市境になっており、駅のある方が宝塚市になります。武田尾駅のホームから北東方向を見るとこんな感じです。

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見れば分かるとおり西宮市側は山が迫っており1車線の道路を確保するのが精一杯で運用できる場所がありません。無理に設営しても山に阻まれるだけです。このためアワードリスト上は西宮市ですが、宝塚市側からのQRVとなります。付近は深い谷で、V/Uでは山越えが難しそうですね。

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この道の正体は元の福知山線の線路敷きです。福知山線は国鉄が分割民営化される直前になって電化と複線化が行われています。電化と複線化で問題になったのは武庫川沿いに曲がりくねったこの付近の線路で、線路敷きを広げようにも地形的に難しかったこと、名塩での住宅開発や武庫川ダムの計画もあったため元の線路を使わず新しいルートに切り替えられています。この武田尾付近では新旧の線路が互いに直交することになりました。

ちなみに元の武田尾駅はこの先にあったみたいです。武庫川ダムの計画が中止されたため付近は水没を免れ、この先生瀬駅までは廃線跡をハイキングコースとしてたどることができます。

 

狭いながらも邪魔にならないスペースを見つけましたのでここで設営です。フェンスに伸縮ポールを固定してRD-S106を展開します。

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7時45分過ぎに設営が終わりスタートです。空き周波数を見つけてCQを出し始めたものの、どうもコールが返ってきません。谷底だからかCondxが悪いのか悩ましいところです。twitterで周波数をつぶやいて様子をみます。

twitterを見ていただいたJO3FRH局からコールを頂き、あわせてクラスタに載せていただきました。ようやくコールが集まるようになってきました。ありがとうございます。7エリアから6エリアまでコールを頂けます。先々週の利島や大島でお呼びいただいた方もあり、有り難い限りです。

湯けむりアワードの市境をまたぐ件はほぼ毎QSOで説明することになりました。これは意外と大変でした。ご近所(阪神地区)のお住まいの方ですと皆さん事情を納得いただけましたが、よその方はどこまでご理解いただけたか心配な点もあります。800m以内なら市境をまたいでもいいという湯けむりアワードのルール通りですが、これはQRVする上で大変な点の一つですね。

 

9時台に入ってもコンスタントに呼ばれていましたが、9時15分を回るとあまり呼ばれなくなってきました。Condxが変わってきたみたいです。元々今日は早い時間でおしまいにする予定でしたから終了を意識しつつ進めます。

9時半過ぎにコールが途絶えましたのでここで終了としました。引き上げましょう。

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帰り道で見つけた看板です。字体がおどろおどろしいですHi

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深い谷間にある無人駅ですが、電車の本数はそこそこあります。武田尾は今も昔も電車の方が便利なところです。旧駅跡に駐車場があり、車で来た西谷地区の住民はここから電車に乗って大阪方面に向かうそうです。

 

本日は7MHzで43局でした。皆様ありがとうございました。

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9/29 兵庫県宝塚市(JCC 2715)移動

2012-09-28 | 移動運用予定

以下の日程で兵庫県宝塚市(JCC 2715)武田尾温泉(湯けむりアワード1189)に移動します。

 

日時:9/29(土) 午前8時頃~午前9時半頃まで 

場所:兵庫県宝塚市 武田尾温泉付近からQRVの予定です。

    湯けむりアワードリスト上では西宮市ですが宝塚市側からのQRVです。

    雨の場合は中止します。

バンド:7MHz帯(SSB)

  

※当局の移動運用についてはこちらもご覧下さい。

※QSLカードについてはこちらをご覧下さい。

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利島移動のQSLを発注しました

2012-09-27 | シャック便り

先日の利島移動のQSLを発注しました。現在印刷をお願いしています。

300枚で印刷をお願いしていますから、大島からQRVした分の一部はカバーしきれずパソコン印刷となる予定です。印刷屋さんにお願いすると注文枚数ぴったりではなく少し多めに納品してくれるケースがあるため、パソコン印刷になるのが何枚になるかは実際に納品されてみないと分かりません。

今の予定では11月には発送できる見込です。

 
そういえば福岡の矢野印刷さんが廃業されたようですね。矢野印刷さんは規格デザインで枚数が大量の場合は安かったですし、オリジナルQSLも写真サイズに制約があるものの安く作っていたので人気がありました。

印刷屋さんは全般的にニーズが減ってきており、特に矢野印刷さんのように名刺や年賀状、折り込みチラシなどを主力にした町の印刷屋さんへのニーズが大きく減っているようです。一方で用紙やインクの価格上昇を料金に転嫁できていない業者さんも少なくなく、倒産や廃業に追い込まれる業者さんも相次いでいます。

先のAIJ投資顧問の問題で厚生年金基金の財政難が世間に明らかになりましたが、タクシーやトラック、建設業と並んで印刷業も財政難に陥っている基金が多い業種です。

 
QSLカードでも最近はパソコンでの印刷が主流で、印刷屋さんに頼んでいる方はむしろ少数派になってきています。日本人の海外運用でもハムログで打ち出した片面だけの写真がないQSLというケースが増えてきています。全部カラーとはゆかないまでも、移動運用で枚数がまとまったら印刷屋さんに頼んでみませんか?

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【予告】10/6~8 福岡県移動

2012-09-26 | 移動運用予定

またまた福岡に移動運用に行ってきますのでご案内させて頂きます。

この予告は現時点での予定であり、変更することがあります。出発前に改めて最終のご案内を致しますのでよろしくお願いします。

 
(1)小郡市移動(JCC:4022)
 日時:10/6(土)10:30~13:00頃
 場所:小郡市内からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)

(2)福岡市城南区移動(AJA:400106)
 日時:10/7(日)09:30~12:00頃
 場所:城南区 油山からQRVの予定です。
 バンド:50MHz帯(SSB)

(3)糟屋郡志免町移動(JCG:40005)
 日時:10/8(月)10:00~12:00頃
 場所:志免町内からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB) 

 
[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。
 すべて担ぎ上げで電鍵を持って行けないためCWの運用はありません。

・7MHzは30W、50MHzは5W出力です。50MHzのアンテナは2エレです。

・雨天の場合は中止もしくは一部時間帯やバンドの運用をとりやめたり、
 移動地を変更することがあります。
 逆に時間に余裕がある場合は予定外でQRVすることがあります。

・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[@jf4cad]です。

・もしご連絡/ご要望等ございましたらこの記事の「コメント」でお願いします。
 ↓にある「コメント」をクリックして頂きますと書き込めるようになります。

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兵庫県宝塚市(JCC 2715)移動運用報告

2012-09-25 | 移動運用結果報告

9/22に兵庫県宝塚市・行者山東観峰で移動運用してきましたのでご報告します。

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本日は愛・地球博コンテストです。このコンテストは参加者の意見を柔軟に聞くことで知られ、これまでも深夜帯の廃止など様々な改革を行っています。

2日目にあたる今日は12時までですから手軽に参加できます。バンドは50MHzにしました。あとは空いた時間用に144/430MHzのホイップを持って行くことにしました。

過去何度か参加して3エリアより西からの参加はほとんどなかったため東方向に強いロケーションが有利だと思われます。そのため宝塚市の行者山にしました。昨年頂上付近の木が切られて50MHzの3エレを建てることができるようになり、以前よりもさらに飛ぶ移動地になっています。3エレに30Wでどこまで飛ぶのか楽しみです。

担ぎ上げでしか行けず、登山客もあまり来ないためFBです。

 
いつも通り阪急逆瀬川駅に到着。駅のコンビニでお弁当を調達してから光が丘北行きの始発バスに乗ります。途中まで急な坂を登ってくれるのでかなり楽に山へと登れます。

終点の光が丘北からは山に入って行きます。途中からは単調な山登りになりますが、この前の利島みたいにハードではないので有り難いです。

誰もいない山頂に到着。ふもとでは中学校が体育祭をやっていて声がよく聞こえます。

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あ、アンテナケースが先日の伊豆諸島行きでついに破れてきましたので新しいケースに取り替えました。

_50m

3エレを設営しましょう。準備ができましたので9時前にスタートです。50.300より上に行ってみましょう。

250より上のCWには1局誰かいるんですが、300より上には誰もいません。アンテナがおかしくなった訳ではないし、日程を間違えたわけでもないみたいなので単に誰もいないだけみたいです。

とりあえずCQを出してみます。何回か出してみたらようやく呼ばれました。

とはいえ参加局は少なく、なかなか局数が伸びてきません。VFOを回しても参加局はあまりいません。もう少し多いかと思っていたのですが寂しいですね。それでも先日の利島でQSOいただいた方ともつながり、有り難い限りです。

ところが9時を回ると少し参加局が増えてきました。しかしながら、どうもノイズが絡んでしまい弱い局がなかなか聞き取れません。何局かはQSOできませんでした。下界のノイズいたいで、アンテナを回すと弱くなるんですが、ビームがずれるので困ったものです。大変申し訳ありませんでした。

 
11時を回ると新しい局はほとんどおらず、のんびりムードでコンテストは終了。お昼になりましたので弁当です。弁当はリニアで温めておきましたが、リニアの稼働率が高くないのであまり暖まりませんでしたHi

午後はリニアを片づけて144MHzです。こっちもバンド内は寂しく、30分くらいで終了としました。バスと阪急を乗り継いで帰宅です。

 
本日は50MHzで39局、144MHzで5局の計44局でした。ありがとうございました。

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利島移動運用報告⑥

2012-09-24 | 移動運用結果報告

9/16(日)利島→大島→都内(続き)

さるびあ丸は所定より遅れ13時15分過ぎに大島に到着する予定です。

このまま乗り通すと17:30に竹芝に到着するのですが、ジェット船に乗り換えるため久々に大島に上陸することとします。大島から東京に帰る最終のジェット船は15時50分発で東京着は17時40分ですから2時間半ほど大島にいられる計算です。そこで湯けむりアワード対応の移動運用をすることにしました。

2.5時間なら十分に移動運用ができるように思えますが、実は難問なのです。東京行きの場合大島の到着港は元町か岡田のどちらかで、どっちになるかは海況で決まりますから当日まで分からないのです。大島の温泉は三原山温泉以外は元町にありますから元町港がベターです。到着港が元町なら2時間くらいはQRVできますが、岡田ならバスで元町までの移動時間が必要になり1時間少々しかQRVできません。

案内所で確認したら本日の大島の到着港は残念ながら岡田でした。船内で昼食のパンを食べ、一眠りしたら岡田港に到着です。

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近年岡田港の利用率が高いのですが、付近はかなり寂れています。

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営業している店は少なく、時間つぶしには向かないところです。岡田から元町へは路線バスがあります。15分で元町港に到着です。

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町役場や大島支庁(都総務局の出先機関)などの町の中枢機能は元町にあり、岡田より元町の方がまだ活気があります。

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こちらが元町港の桟橋です。一見したところ就航に問題はなさそうなんですが今日の発着は元町じゃないんですね。

設営と撤収の時間を考えたら残り時間は約1時間。湯けむりアワードはマルチポイント移動の場合、時間を区切れとありますので時間を2つに区切り、大島温泉→平成の湯の順でQRVすることとしました。到着港が当日にならないと確定せず隠し球にせざるを得なかったのです。コンテストもあって空き周波数がなかなか見つかりませんが、ようやく見つかったので14時に大島温泉でスタートです。twitterで周波数をお知らせします。

わーっと呼ばれてきました。時間がないので少しでもピッチを上げないと待っていただいている多くの方に悪いのでショートQSOをお願いしました。

途中で平成の湯に切り替えてQRVし15時の終了を予告しながら進めます。15時で終了しました。

 

元町でお土産を購入しましょう。谷口酒造の麦焼酎「御神火」です。御神火は普通酒でもおいしいのですが、3年寝かせたものはまろやかで旨味が増しています。お店を見ると今まで見たことのない8年物がありました。3年物の2倍以上のお値段で泣く泣く断念し3年物にしました。バスで岡田港に戻ります。
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ジェット船の2230便は夢です。本日の最終便で竹芝まで直行する最速便です。それでも乗客が多く、ほぼ満席で出発です。

 
東海汽船がジェット船を就航させて今年でちょうど10年になります。当初の計画では片航路はジェット船がメインになり、大型客船は週末などに限る形でしたが、大島以外の就航率が想定よりも低いためジェット船への完全な置き換えに至らなかったようです。

それでもANAの羽田-大島線から乗客を奪い返すことに成功し、大島を日帰り圏に変えたなど一定の成果はあったと思います。ド派手なカラーリングで東京湾をぶっちぎる快走ぶりはすっかり名物になりました。敗れたANAの大島線はどうやら来年三宅島もろとも撤退だとの噂が出ているようです。上級会員資格のルール変更で搭乗率が下がったことも痛かったですね。

船内では岡田港にある一峰さんで作ってるシュークリームを食べたり寝たりして過ごしてました。ジェット船は17時40分に竹芝到着。地下鉄でホテルに向かいましょう。

 
2日間あわせて7MHzで247局、50MHzで135局、430MHzで1局の計383局でした。ありがとうございました。

「釣り客しか行かない」と言われた利島がイルカウオッチングで随分賑やかになってきました。利島はまだ観光客相手の店がなく不便さは残りますが島が変わるチャンスなのかも知れません。

今年の伊豆諸島行きはこれで最後です。来年は神津島か新島に行ってみたいなぁと思っています。

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利島移動運用報告⑤

2012-09-23 | 移動運用結果報告

9/16(日)利島→大島→都内

本日は昼のさるびあ丸で島を出る予定にしています。利島の島民は就航率の低いジェット船を信用しておらず、東京に行く場合大島までは大型客船、その先はジェット船に乗り換えるのが主流のようです。私もそれにならっています。

船の出航までは時間があるので早朝からQRVしてみます。

午前9時からオール岡山コンテストがありますから、早朝の人の少ない時間に限って7MHzに出てみてQRMが激しくなったら50MHzにQSYするつもりです。5時過ぎに宿を出発。朝食はおにぎりを作っておいてもらいましたので、これを受け取ってウスイゴウを目指します。

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道すがらには椿畑があります。このように下草が刈られて管理されています。約1時間でウスイゴウ園地に到着。雨は降っておらずQRVできそうです。

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さすがに2日続けてハードな登山路へは行きたくないのでウスイゴウで設営です。

まずはRD-S106をセットして7MHzでスタート。朝6時なのでまだ空き周波数があります。最初はあまり呼ばれなかったのですが、クラスタに載ったのか呼ばれてきました。1エリアを中心に朝からパイルです。まだQRMがなくて快適です。

途中でさるびあ丸が入港合図の汽笛を鳴らしました。台風16号によるうねりは明日あたりから影響が出る模様で、今日は往復条件なしの就航が決まっています。安心してQRVできます。途中で神津島のJH1OTE局にもお呼びいただきました。OTE局は先日の三宅島でもつながっており、伊豆諸島では一番アクティブな方です。神津島も一度は行きたいですね。

 
8時になるとQRMがひどくなってきました。まだ9時前でコンテストは始まっていませんが日曜日ですからバンドが混雑してきたようです。この辺が潮時かも知れません。RD-S106を片づけて50MHzにQSYしましょう。ウスイゴウ園地は東日本方面には相性がよいため、北方向にビームを向けてCQを出してみます。

バンドをぐるっとチェックすると山形県飽海郡移動の局がいたので呼んでみるとコールバックがありました。よく聞こえていました。CQを出してみると結構呼ばれます。ウスイゴウのロケーションから1エリアが中心になっていまいますが、北関東や山梨県なんかも強いです。

標高の割に飛ぶしノイズが少ないのでFBな移動地だと思います。

10時30分には宿に戻ってきて欲しいとのことでしたので9時30分で終了とします。本日利島からは7MHzで71局、50MHzで49局の合計120局でした。2日合わせてちょうど300局です。

 
歩いて宿に戻り、宿で精算を済ませて港に送ってもらいました。

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利島は出発30分前までに乗船手続きを済ませる必要があります。通常東海汽船の乗船券は右端の乗船票に連絡先とかを書いて乗船時に係員に渡すんですが係員の少ない利島の場合は待合所の発券口で乗船票を切り離して渡すことになっています。

船は10分以上遅れて新島を出たそうです。船が近くに来るまでは待合所で涼んでおきました。

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利島港の就航率改善を図るために西岸壁が整備されましたが、昨年の台風で大きな被害が出てしまい現在復旧工事中です。クレーンのブームが上がっている箇所のケーソン(岸壁の基礎を構成する巨大な鉄の箱)が大きくずれています。クレーン船を持ってきてつり上げて据え付け直すそうです。工期は2年かかるんだとか。

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さるびあ丸がやってきました。利島港内での左ターンを間近で見ると迫力があります。12時過ぎに到着しました。

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大島までの短時間利用ですから2等和室です。そういえば新しい橘丸は2等和室が大部屋ではなく頭の部分をケージで覆ったようなものになるようです。沖縄で乗ったマルエーフェリーで似たようなスタイルの2等和室がありました。さるびあ丸も古くなってきたのでいずれ置き換えの日が来るのでしょうが、それまでは橘丸との間で船内設備の差が大きくなりますから同じ料金だと不公平かも知れませんねHi

さるびあ丸は所定より遅れ13時15分過ぎに大島に到着する予定です。

   

中途半端に思われるかも知れませんが続きます。

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9/22 兵庫県宝塚市(JCC 2715)移動

2012-09-21 | 移動運用予定

「愛・地球博記念コンテスト」参加のため以下の日程にて9/22に兵庫県宝塚市(JCC 2715)に移動します。

 

日時:9/22(土) 午前9時頃~午後1時頃まで

場所:兵庫県宝塚市 行者山東観峰(383m)からQRVの予定です。

バンド:50/144MHz帯(SSB中心)

    今回50MHzのアンテナは3エレです。

  

※当局の移動運用についてはこちらもご覧下さい。

※QSLカードについてはこちらをご覧下さい。

 

・この移動運用のレポートは利島のレポートが完結次第作成します。

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利島移動運用報告④

2012-09-21 | 移動運用結果報告

9/15(土) 大島→利島(続き)

片づけてウスイゴウを出発し15時に利島館に到着しました。利島館は島で唯一の旅館(あとは民宿が数軒)で、豆腐の製造販売も行っています。旅館とはいえ民宿との差はなく、料金も同じです(伊豆諸島の民宿は協定料金なのかどこもほぼ同じ)。

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豆腐は毎日作っているわけではなく、小売りができるのは「豆腐あります」の看板が出ているときだけみたいです。利島のように小さい島では1人でいくつもの仕事を兼ねていることが多く、例えば利島館のすぐ近くにある民宿「かおり荘」は商店とティーサロンも兼ねています。

宿に荷物を下ろしバッテリに充電をかけておきます。都会のホテルみたいに外出時にオートで電源が切れるなんてことはないので部屋を空けている間も充電されてゆきます。

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利島の集落は平地がなく、島の中でも比較的緩やかな北向きの斜面に段々になって存在しています。道は急で狭いので車の場合は島民ルールで一方通行になっているらしいんですがよく分かりません。一応集落内には地図が整備されているので観光客にも商店や宿などの場所が分かりやすくなっています。

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たったこれだけで収まるような小さな集落です。

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集落の商店を覗いてみました。売っている物は非常に少なく、店の外の自販機で飲み物を買って宿に戻りました。 ちなみに利島ではパンは貴重品で、食事にと思っても売り切れていることが多いようです。パンは本土から持ってゆきましょう。

 
バッテリが少し充電されましたので7MHzのQRVに出かけます。

集落から港に向かう途中に「海の歴史広場」という公園があります。ここには「しらゆり丸」というはしけが保存されています。

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伊豆諸島では昭和の初めに大島の岡田港に桟橋が完成したものの、他の島では桟橋の整備が遅れ、利島港に至っては1980年頃まで桟橋がない状態でした。港の脇にある前浜からしらゆり丸を出し、沖合に停泊した客船との間で人や物の受け渡しをやっていたそうです。

_106

誰も来そうにないのでここで設営です。16時前に空き周波数を見つけスタートさせました。twitterで周波数を公開するとわーっとパイルになってきました。きましたね~

利島からのQRVは少ないため「利島ファーストです」「1エリアで最後まで残っていた利島とQSOできました」という方も少なからずおられます。朝からの50MHzとの2バンドという方もおられます。東京都なんですけど超レアなんですよね・・・

青ヶ島みたいに荷物の別送が必要な訳でもないし、御蔵島みたいにイルカの客と宿の取り合いになることもないんですが利島は渡島が難しい島なのは確かだと思います。

 
夕方ですから1エリアから西が中心で6エリアなど遠くの局も聞こえます。福岡の各局には事前に連絡を入れていたのでQRVを待ってくれていたようです。有り難い限りです。

バッテリはまだ持ちそうですが日が暮れてきました。街灯は壊れたままで日が暮れると片づけすらできなくなるため17時30分で終了としました。最後に「明朝夜明けから再度出ます」と宣言し終了しました。片づけて宿に引き上げましょう。延々パイルが続き、1.5時間で93局でした。62QSO/hなんで7MHzにしてはいいペースですね。

 
夕食はもちろん魚料理になります。今日は自家製豆腐を使った揚げ出し豆腐も出てきました。なかなか濃い味の豆腐でおいしいです。

夕食とお風呂のあとで窓から430MHzの1/2λホイップを突き出す形で430MHzに出てみます。残念ながら誰にも呼ばれなかったので諦めて寝ます。酷使されたバッテリを充電しながら寝ましょう。窓は開けっ放しなんですが湿度が高く蒸し暑いです。

 

本日は7MHzで93局、50MHzで86局、430MHzで1局の計180局でした。4年前の初日は181局でしたのでほぼ同じペースですね。明日も頑張りたいと思います。

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利島移動運用報告③

2012-09-20 | 移動運用結果報告

9/15(土) 大島→利島
夜が明けました。間もなく大島です。

昨日竹芝の出航が遅れていますが途中で時間調整の停泊をするので時刻通りの到着予定です。雨は降らなかったみたいですね。

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朝5時に大島の岡田港に到着です。ちょうど夜明けの時間です。約半数はここで降りてゆきます。特2等船室は大島出航後に再度消灯しますから、明るいうちに荷物整理をやっておきました。あわせて持ち込んだ加古川の西川パンとコーヒーで朝食にしましょう。

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いつも通りデッキで島を見ながらのひとときです。

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利島が見えてきました。下船の準備アナウンスが流れましたので下船口に向かいます。というか特2等船室はこの画像のすぐ左手にありますから急がなくても間に合います。

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いよいよ利島です。利島に突っ込む形で接近し、港の中で名物の左ターンをして接岸です。無事利島に到着です。どうやら島の駐在さんは交替したようですね。前任の少し年を取った方はアマチュア無線の免許をお持ちだったみたいですが、若い駐在さんに変わっています。

この便では30人以上のお客さんが下船しました。島の人口の約1割。かなり多い方です。

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今回も利島館さんにお世話になります。あらかじめ電話で到着便を伝えていたので迎えに来てくれました。4年ぶりの利島ですが、以前とは島が大きく変わっていました。

最近イルカの群れが利島付近に居着くようになり、イルカウオッチングを目当てにしたお客さんが急増しているそうです。おかげで利島館は今夜満室だそうで、部屋に入れるのも昼の定期船出航後になるみたいです。前回宿泊客は私だけでしたから随分賑わっています。

利島と新島の間にある無人島の鵜渡根島付近に御蔵島の群れからはぐれたはぐれイルカが居着いていることは聞いていたんですが、さらに御蔵島からイルカが移り住み、今では16頭前後のイルカが居着いているらしいです。

イルカは大量の魚を食べますので、雄山の噴火で全島避難があった三宅島やすぐ隣の御蔵島は魚が豊富で住みやすかったのですが、群れが大きくなりすぎてエサが十分に確保できなくなり利島に移り住んだのではないかと見られています。加えて御蔵島のイルカウオッチングが過熱しすぎてイルカにとって静かに生活しにくくなったことも理由だろうと言われています。

まだまだ受け入れ態勢は十分とは言えないのですが、利島は御蔵島よりも船の就航率が少し高いためお客を呼べる可能性があります。村としてもイルカを保護する方針のようですし、釣り客にしか知られていなかった利島にとって知名度アップの千載一遇のチャンスが来たみたいです。

 
今朝は50MHzにQRVするつもりです。宮塚山に雲がなければ宮塚山、雲があるなら登山口にあたるウスイゴウ園地からになります。

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今朝の宮塚山はこんな感じです。なんか行けそうな気配です。

迎えの車で急な坂を上り、利島館に到着。満室で部屋に入れないので宮塚山の登山口まで送ってくれました。道は集落を抜けたら椿林の中の急な坂が続きます。宮塚山への登山道は3ルートあり、上りは南の南ヶ山園地から、下りはウスイゴウ園地へ下るルートが一般的なようです。

今回は南ヶ山園地からのルートを利用します。比較的楽なルートで毎年利島小学校の子供も登るらしいんですが、これが登山道です。

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・・・あとはお察し下さいHi

踏み跡があるので登山道を見失うことはないものの、倒木もあって荒れた道です。伸縮ポールを杖代わりにして登ります。小1時間かかって宮塚山の展望台に到着。

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右奥は大島です。こりゃすごいです。山頂からは少し北に下ったところにありますが十分な標高が稼げます。

 

わくわくしながら50MHzの3エレを立てます。8時15分に50.160MHzでスタートです。利島からの50MHzのQRVは非常に少ないので1エリアを中心にコンスタントに呼ばれます。

都心からは140km前後離れているんですが、いい設備をお持ちの方はS9+、スタンダードな方でもS9でメーターを振ってきています。中にはQRPの方もいるんですがリアルで59です。都内でこれだけのロケーションは多摩西部くらいしかないはずですよね。

9時過ぎにJA3KYS局に呼ばれたのでビームを西方向に向けました。はっきり聞こえてきます。しばらく西方向にして続けていたら倉敷のJA4RF局からもお呼びいただきました。はっきり聞こえていて驚きです。私はバッテリ運用ですし利島は集落周辺にしか送電されておらずノイズの発生源から距離があってバンドのノイズレベルが低いのです。このため遠くの局であってもクリアに聞こえます。

 
快調に呼ばれていましたが、9時半過ぎ頃から急に雲がかかり雨になってきました。ひとまずアンテナをクランクダウンしてレジャーシートで給電点の雨除けをやっておきます。リグは展望台の床板を屋根代わりにできる階段の踊り場ですから何とか雨除けができています。

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しかしながら雨は強弱を繰り返してやまないためこれ以上は無理と判断して撤収することにしました。

 

滑らないよう伸縮ポールを杖代わりにしてどうにかこうにかウスイゴウ園地まで戻ってきました。山頂は依然雨なんですがここはやんでいます。

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本土から持ち込んだパンでお昼です。疲れたので1個食べたらもう十分って感じです。
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430MHzはコールバックが1局しかなかったため、一息ついたら雨で濡れたアンテナを乾かすことを兼ねてウスイゴウ園地から50MHzに出てみます。ここですと西方向はあまり期待できず1エリア中心となります。

昼下がりのGWがあまり伸びない時間だからか1エリアからが中心になりますがそこそこコールが続きます。しかしながらバッテリがなくなってきたので14時で集落に引き上げます。

 

長くなりましたので続きます。

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