JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

屋久島移動運用報告③

2018-02-28 | 移動運用結果報告
2/23(金)伊丹→鹿児島空港→屋久島空港→楠川→永田→一湊→安房(続き)
安房-空港-宮之浦は県道沿いに集落が続きますが、宮之浦から先は人家が途切れがちで主要な集落は一湊と永田しかありません。島の北にあたるこのエリアは冬の季節風をまともに受けるため寒いそうで、逆に宮之浦岳などが壁になる南の平内などは風が穏やかで冬でも暖かいのだそうです。


永田に到着。屋久島では数少ない浜辺があり、ウミガメが産卵に来るそうです。ここから先は島の南西にある栗生まで集落はなくバスもここが終点となります。バスの折り返し時間が9分ですから永田では風景印のみとします。バスの待機場から川を挟んで反対側にある永田郵便局に駆け込んで風景印をお願いしました。

折り返しのバスで今度は一湊へ。「いっそう」と読みサバ漁が盛んな漁師町だそうです。また西郷隆盛が徳之島に流される際に屋久島に立ち寄っており、記念碑が一湊にあります。

13時52分に一湊バス停到着。集落にあった中学校が閉校しているなど高齢化が進んでいる感じです。近くにある郵便局で風景印をもらいました。

今年は海が荒れる日が多い上にせっかく釣り上げても釣っている途中でサメに食われることもあって鯖は不漁なのだそうです。


一湊は滝アワード「布引の滝」の対象になりますからQRVしてみましょう。宮之浦方向に歩き布引の滝公園を目指します。

滝の目の前の公園です。東屋もトイレもあるので便利ですよね。

アンテナを張り14時25分に再スタートです。

4~6エリア中心でオープンしていますが、午前中の楠川に比べて明らかにCondxが落ちている感じです。さすがに一湊まで来る移動局は少ないのか「布引の滝ファーストです」という方が結構いました。

布引の滝公園の近くに一湊入口のバス停があり、ここからバスに乗れます。バスは15時23分発と最終の17時28分発があります。最終だと空港ターミナルの閉館時刻(18時)を過ぎてしまい預けた荷物を取り出せなくなるため15時23分発にします。

14時50分を回って明らかにCondxが落ちてきました。最後一押しとならずでした。15時で終了、撤収しバス停に向かいましょう。一湊からは23局でした。


40分ほどバスに乗ってようやく空港に到着。荷物を引き取りました。次のバスを1時間待つのはさすがにきついのでグリーンホテルまでは10分ほどタクシーを利用しました。

宿に到着。

こんな感じで館内はいい雰囲気です。

宿に荷物を下ろし、向かいにあるスーパーの「たなか屋」で明日のパンなどを買っておきました。タンカンも出ていたので1箱買って発送もお願いしています。タンカンは大きなサイズがオススメだそうです。

このタンカンは翌午前中にヤマトの宅急便で集荷され、昼過ぎにフェリー屋久島2に載せられて屋久島を出航、夕方鹿児島本土に到着したらすぐ積み替えられて翌夕方には手元に届きました。自宅に届けてくれたドライバーさんも「屋久島から翌日着ってすごいね」と驚いてました。


夕食はホテル近くのお寿司屋兼居酒屋「いその香り」へ。

待ち客も出るほど盛況なので早めの時間から入店します。幸いまだ席が空いていました。

屋久島の焼酎と地魚の握りをつまみながら楽しめました。もちろん醤油は鹿児島の甘い醤油です。一般的な醤油もあるんですが鹿児島の魚には甘い醤油の方が合っているように思います。大満足でした。

お会計を済ませたらタンカンを1個もらいました。


ホテルの大浴場でのんびり。疲れが取れました。風呂上がりに「いその香り」でもらったタンカンをいただきましょう。

バッテリの充電をセットにして寝ることにします。ちなみに屋久島の電力の多くは屋久島電工の水力発電で賄っているとのこと。屋久島電工は電力のかかる炭化ケイ素を製造しており、発電コストの安い自前の発電所で発電し余った分を島内に供給しているそうです。そのため電圧の安定度が本土より低いとされています。


本日はあわせて64局でした。ありがとうございました。
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屋久島移動運用報告②

2018-02-27 | 移動運用結果報告
2/23(金)伊丹→鹿児島空港→屋久島空港→楠川→永田→一湊→安房
ということで朝の鹿児島行きJAL2401便で出発です。2401便はE90です。リージョナル機なのに広くて全日空のオンボロ737-500より快適です。

J-AIRはE70とE90を合わせて27機持っています。一方全日空でリージョナル機と言えるのはIBEXのCRJ700の9機だけ。十分とは言えずオンボロ737-500を使い続けるか競争力が落ちることを承知でDHC-8-400を使うかしかありません。MRJの納入は2020年以降、一定数揃うのは2023年頃ですから地方路線の空席と高い運航コストで苦しむことは確かです。


飛行機が高度を下げると桜島と新島が見えてきました。過去2回QRVした新島は無人島となりJIAの対象から外れてしまいましたがやはり気になりますよね。今は日・水・金曜日のみ行政連絡船が出ているようです。

ほぼ定刻で鹿児島空港に到着。JAC3741便に乗り継ぎです。鹿児島空港での伊丹便と離島便との乗り継ぎは悪いことが多いのですが、今回ダイヤ上の乗り継ぎ時間は35分ありますから問題なく乗り継げます。

屋久島行きのカウンターに行く前にやっておくことが。鹿児島空港のサクララウンジが改修工事で閉鎖中のため乗り継ぎカウンターで飲み物券を配っています(サクララウンジ入室資格者のみ)。その権利があるのでしっかりもらっておきました。

事前に来ていた案内では飲み物券となっていましたが、こんなセットを出してくれました。お茶はいくらもらっても飲みますから有り難いです。

現在屋久島行きは冬ダイヤのため1日3往復と少なくなっており、輸送力確保のため全便DHC-8-400型機です。

こちらは喜界島行きJAC3781便となるATR42です。よく見ると機体オリジナルのステップを使わずにスロープを使っていますね。これ、確かにお年寄りには乗降しやすいのですが、一旦ステップを引き出してスロープを接続するのでその分時間がかかります。

JACは機材をこのATR42に統一、機材数も減らして今より小さな会社になる予定です。現在SAAB340で運行している伊丹-但馬線がどうなるのか気になっていましたが、JACの機内誌によると2018年度内にATR42に置き換えて引き続きJACが運航するようです。


JACのプロペラ機はバス連絡となります。

南国交通が請け負っており、座席のシート地の模様を見る限り横浜市営バスのお古みたいですね。

鹿児島から屋久島までは35分。開聞岳が見えなくなると早くも種子島が見え、ベルト着用サインが出ます。

屋久島が見えてきました。宮之浦岳をはじめ高い山には積雪が残っています。今年は屋久島も厳しい冬になり屋久杉見物のバスは長期間運休になったようです。


9時35分に屋久島空港に到着。

屋久島空港は滑走路1,500mでジェット化されておらず、町はジェット機による羽田との直航便が実現できるよう滑走路の延長を要望しています。一方で平地の少ない島ですし環境保護も考えなければならず延長には相当高いハードルがあることも確かです。また滑走路を延長すればJAC以外の他社も乗り入れてくることになり増える観光客に対応できるのか疑問です。屋久杉観光も自然保護を考え年間の入域者数を規制すべき状態に来ているのにこれ以上増やしてどうするのかなぁと思います。

荷物を受け取り空港のコインロッカーに使わない荷物を預けておきました。あわせて屋久島交通バスのフリー乗車券を観光協会で購入。2日券をお願いしたら値段が同じ3日券で出してくれました。3,000円になります。


今日は郵便局で風景印をもらいながら合間にQRVする形です。屋久島には8つの郵便局があり、全てに風景印があります(このほか簡易郵便局が何局かありますがこれらには風景印がありません)。お隣の口之永良部島にある口之永良部郵便局にも風景印がありましたが昨年簡易郵便局に格下げされ廃止されています。

昨年は小瀬田・上屋久(宮之浦)・安房でもらっており、残るは北から時計回りで永田・一湊・尾之間・湯泊・栗生の5局です。いずれも島の周回道路沿いの集落にありますが今日の営業時間内に全部を回ることは無理ですから今回は島の北部にある永田と一湊を回りながらQRVしたいと思います。永田まで足を伸ばすバスが少ない上に一部は宮之浦港で別のバスに乗り換えとなるため時刻表とにらめっこして時間を詰める必要があります。


空港から北方面への次のバスは次のバスは9時55分発の宮之浦港行きです。これに乗り途中の楠川温泉から少しQRVしてみます。バス停は「楠川」ではなく「湯ノ川温泉」になります。乗り放題券を買ったらバスの発車まで5分弱。すぐにバスが来ました。

湯ノ川温泉バス停に到着。QRVできる時間が短いのでGoogleの衛星写真で見つけていた場所へ急ぎます。県道からやや外れ、人気のなさそうな場所です。次のバスまで設営・撤収込みの1時間13分が勝負です。


風が強くアンテナを張るのに少々苦戦しました。レジャーシートやアンテナを入れているビニール袋が飛ばされないよう注意し設営しました。アンテナを張り10時14分にスタートです。

スタート直後からコンスタントに呼ばれるようになりました。有り難いです。2・3エリアが強いです。平日なのでQRMが少ないのが有り難いです。

10時30分を過ぎると1・9エリアが増えてきました。QRVできる時間が短いことを話していたら皆さんショートで進めて頂けました。


次のバスの時間となりましたので10時48分で終了、撤収します。楠川温泉からは30分少々と短かったものの41局でした。さらに1時間後のバスという手もあるのでしょうがこれだとお昼を食べることができないので致し方ありません。


後続のバスは湯ノ川温泉発11時18発で宮之浦港止まりです。永田行きは宮之浦港発12時55分発までなく、1時間以上待ち時間があります。ひとまず宮之浦まで行き昨年お昼を食べた「パノラマ」で早めのお昼にしたいと思います。

その前に益救神社に行ってみます。「やく」と読み、屋久島の総鎮守です。なんと9世紀に創建されたとされ、平安時代の延喜式に記載がある古い神社です。いかにも南国の神社という風情ですね。

昨年もお参りしたものの神社の方が不在で御朱印を頂けませんでしたが、今年は授与所の窓が開いており声を掛けたら快く頂くことができました。


でもって「パノラマ」でお昼です。お客の少ない冬は昼の営業をお休みしていたみたいですが、再開したところとのこと。まだオフシーズンの平日ですからお客は私だけでした。ポキ丼と味噌汁のセットにしました。美味しいです。

ご主人と話しながら食べてましたが、なんと福岡のご出身とのこと。競争の激しい大名(天神の西隣)でお店をやっていたこともあるそうですが屋久島ののんびりした環境の方が性に合っているのかなとのこと。バスの時間を忘れそうになるくらい話してましたhi

「パノラマ」は夜もやっているのですが宮之浦発安房行きのバスの最終は18時8分ですから残念ながら・・・となります。宮之浦は民宿か高めのホテルしかなく、グリーンホテルのように気軽に泊まれないのが残念です。


急いでバス停に戻りました。宮之浦港行きが到着。終点の宮之浦港で乗り換えて永田に向かいます。

宮之浦港にフェリー屋久島2が入港してきました。折田先生像じゃなかった折田汽船が鹿児島南埠頭-屋久島宮之浦間で運航しています。1993年に石巻のヤマニシで建造された3,392t・航海速力21.8ノットの船で屋久島への生活必需品の物流を担っています。

この船の到着を受けて永田行きのバスが発車します。乗客は私を入れて3人だけ、2人は5分ほどで下車しましたので40分近く貸切でした。


続きます。
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屋久島移動運用報告①

2018-02-26 | 移動運用結果報告
計画編
毎年行っている春の鹿児島キャンプ、今年も屋久島にしました。ホントは阪神二軍の安芸キャンプを見に行きたいと思っていたのですが掛布さんが退任してしまったので断念、屋久島としました。


昨年初めて屋久島を訪れたところ意外とフレンドリーなお店が多かったですし、湯けむりアワードなどの対象地が多くコールが集まりやすいこと、風景印のある郵便局が多いことなどが理由です。

今年も金曜朝から安房1泊で旅程を組みます。朝一番の7時10分伊丹発鹿児島行きJAL2401便に乗れば鹿児島9時発のJAC3741便に乗り継げますから屋久島空港には9時35分に到着します。直航便よりも早く屋久島に着きますし鹿児島までジェット機で快適、運賃もほぼ変わりません。

翌日は昼過ぎ安房発の高速船で鹿児島に戻ります。


いろいろ考えて以下の日程で決まりました。
2/23(金)伊丹→鹿児島空港→屋久島空港
2/24(土)屋久島→安房港→鹿児島市内
2/25(日)鹿児島市内→鹿児島空港→伊丹

3/4開催の鹿児島マラソンとのバッティングを避けるため日程をずらしています。鹿児島マラソンは募集ランナー1万人と大型イベントで宿が取れませんから避けた方がいいでしょう。

#そういや昨年は鹿児島交通などを傘下に持つ岩崎グループが鹿児島マラソンに反対し開催差し止めの仮処分を裁判所に求めていたそうです(却下されマラソンは開催)。自社のバスが交通規制で運転できなくなるから、といういささか近視眼的理由みたいですね。これでは種子屋久の高速船を巡る戦いで市丸が岩崎に実質勝利して市丸が拍手喝采を浴びるわけですよね。


バンドは季節柄7MHzのみとしました。補助バッテリとして2300mAHを持ってゆくことにします。

屋久島内のどこからQRVするかはアワードによって決めることにしました。最近はいろんなアワードが乱立して手に負えないためtwitterで希望を募りました。滝がいくつか希望が出たのでそれらを追加する形にしました。
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鹿児島から帰ってきました

2018-02-25 | シャック便り
先ほど鹿児島から帰ってきました。

金曜・土曜はお天気に恵まれ、なんとバスには冷房も入っていました。日曜は残念ながら朝から雨で買い物で過ごすこととなりました。Condxは午後になると苦しかったです。

レポートは明日以降順次アップします。


画像は鹿児島空港から。もちろん大河ドラマの「西郷どん」で鹿児島ブームを起こそうと県も躍起になっているようで、この西郷さんのイラストはあちこちで見かけました。西郷さんの2番目の奥さんの愛加那さん、3番目のイトさんはイラスト出演していますが、さすがに最初の須賀さんは出てきませんね。ちょうど今夜の放送で橋本愛さんが演じる須賀さんの短い出番は終わりのようです。

須賀さんについては短い間で離縁したことくらいしか記録がなく、その後どう過ごしたのか、いつ亡くなったのかも分からないそうです。

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2/23~24 鹿児島県熊毛郡屋久島町[屋久島]移動

2018-02-21 | 移動運用予定
以下の日程で鹿児島の屋久島から移動運用を行いますのでご案内します。
以下にて最終のご案内とさせていただきます。


(1)熊毛郡屋久島町[屋久島]移動(JCG:46009 JIA:46-121)
 日時:2/23(金)10:15頃~11:00頃 ※湯-3846(楠川温泉)
          13:30頃~15:00頃 ※滝-鹿児島07(布引の滝)
    2/24(土)09:00頃~10:30頃 ※未定(恐らく尾之間方面)

 場所:上記の通りです。

 バンド:7MHz帯(SSB)
  
 
[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。

・荒天の場合は中止もしくは一部時間帯の運用を取りやめます。

・時間に余裕がある場合はスケジュール外でQRVすることもあります。

・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[@JF4CAD4]です。
 2016年12月よりIDを変更しておりますのでご注意ください。
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移動耳より情報

2018-02-19 | シャック便り
[四国汽船が新造船「あさひ」を投入]
瀬戸内海の直島へのフェリーや旅客船を運航する四国汽船が老朽化した「あさひII(昨年「あさひ」から改名)」の置き換え用として藤原造船所で建造していた999tの船が1/19に進水式を迎え「あさひ」と命名されました。現在藤原造船所のホームページで進水式の動画を閲覧できるようになっています。

「なおしま」が赤の水玉が特徴的なデザインに対し「あさひ」は赤の菱形が採用されています。

「あさひ」は現在試運転中で今後四国汽船に引き渡されたのち3月中旬より就航の予定です。また3/10(土)に直島宮浦港で「あさひ」の内覧会が開催されます。


[中島汽船が新造船「ななしま」投入、あわせてロゴを刷新]
松山市の忽那諸島の定期船を運航している中島汽船が新しいフェリーを3月から投入します。新しいフェリーは「ななしま」で、内海造船瀬戸田で建造されています。現在予備船となっている最古参の「第二ななしま」が引退し、東線の「なかじま」が予備船に回るものと思われます。

また親会社石崎汽船とイメージを合わせた新ロゴを導入しています。「ななしま」は既に新しいロゴになっているようです。


[東運輸が準急を廃止]
石垣島で路線バスを運行している東運輸が空港-市内間のバスで運転していた準急(10番・アートホテル ANAコンチネンタル経由)を廃止しました。これまで準急として運転していた便は全て普通便に変更されています。

準急は八重山支庁前-空港間がノンストップで所要38分と普通便の44分に対し6分速かったのですが、通過する区間は利用が少なく普通便でも通過するケースが大半で、普通便のダイヤを適正化し今回所要時間を40分に短縮しています。このため準急を廃止しても差し支えないと判断したものと考えられます。

なお東運輸では空港連絡バスとして10番の他にサンエー経由の4番も運転しており、こちらは普通便のみながら所要時間35分と同社では最速となっています。
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東急世田谷線沿線御朱印巡り③

2018-02-18 | 御朱印めぐり
東急世田谷線沿線御朱印巡り、いただいた御朱印の一部をご紹介します。

太子堂八幡神社の御朱印です。神職の方の手作り印だそうで、ほのぼの系です。時折新しい印が登場するそうです。

ちなみに右隣は日本橋小網町の小網神社の御朱印です。都心のコンパクトな神社ですがお参りする人の多い神社です。正統派の御朱印ですね。


右が松陰神社、左が世田谷八幡神社の御朱印です。松陰神社は明治維新150年と入っていますね。


左が目青不動の教学院の御朱印です。ちなみに右はその前の週に天王山の宝寺で頂いた御朱印。目青不動の方もまさかお隣が京都の御朱印とは思わなかったでしょうね。


右が円光院、左が豪徳寺の御朱印です。円光院には玉川八十八カ所の判がありますね。なぜか両方とも「本尊」の文字があります。京都ではまず見ないので珍しいです。


今回はここまでです。世田谷線沿線にはまだ御朱印を頂ける寺社があります。休日の1日のんびり回るのも面白いかと思います。
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東急世田谷線沿線御朱印巡り②

2018-02-16 | 御朱印めぐり
東急世田谷線沿線御朱印巡りの後半です。宮の坂駅からです。


すぐ近くに世田谷八幡宮があります。

1091年に源義家が宇佐神宮の分霊を祀ったのがはじまりとされています。その後1546年に円光院を創建した吉良頼康が再興しています。

相撲により豊作を占う神事が行われていたため現在も土俵があります。地域の氏神様としてお参りする人が絶えないようです。


続いて豪徳寺へ行ってみましょう。小田急に豪徳寺駅がありますが、世田谷線の宮の坂駅の方が近いです。

豪徳寺は曹洞宗の寺院です。彦根藩主の井伊直孝が井伊家の菩提寺に定め、寺の名前を豪徳寺と改めています。直孝が寺の前を通りかかると寺の飼い猫が招くかのような仕草をしたため寺に入ると急に雷雨となり、雨宿りの間に住職から良い話を聴くことができたので寺のために寄進を行い井伊家の菩提寺としたとされています。このため招き猫の発祥とされ、招き猫だらけになっています。

豪徳寺の招き猫をモチーフとしたのがあの「ひこにゃん」です。もちろんひこにゃんも豪徳寺に来たことがあるようで写真がありました。

境内には井伊直弼の墓もあります。安政の大獄を指揮した井伊直弼と大獄で刑死した吉田松陰の墓は国士舘大学を挟む形で800mほどしか離れていない位置にあることになります。

世田谷線の電車に1本だけ招き猫電車があります。

つり革もこの通り。


宮の坂駅から再び電車に乗りましょう。終点の下高井戸駅が近くなってきました。手前の松原駅で下車。赤堤六所神社にお参りします。

1584年に創建され、赤堤村(世田谷区赤堤)の鎮守として地域を見守ってきました。現在の拝殿は1969年完成のようです。

幼稚園を併設していますがこの日は休日なので子供たちの声は聞こえず静かな森の中の神社でした。


六所神社を回り終えて預かっていた神社用・寺院用の御朱印帳が両方とも満願(一杯)になりました。世田谷線は山下駅で小田急線(豪徳寺)、下高井戸で京王線に乗り換えができます。今回はお土産のケーキを買うため終点の下高井戸まで行きました。


世田谷線沿線は都内屈指の住宅地ですが神社仏閣が多数残っており、年4日のボロ市の日を除けば手軽に回ることができます。飲食店も多く疲れたら休憩を取りやすいのも魅力だと思います。お近くの方は一度回ってみてください。


今回頂いた御朱印の情報です(御朱印料は特記ない限り300円)。
世田谷八幡 1種を授与所で授与。直書き(スタンプの場合あり)
豪徳寺   1種を寺務所で授与。直書き。オリジナル御朱印帳あり。
赤堤六所社 1種を社務所兼ご自宅で授与。直書き。

頂いた御朱印は③でご紹介します。
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東急世田谷線沿線御朱印巡り①

2018-02-15 | 御朱印めぐり
関東UHFコンテストへの参加を断念したため御朱印巡りで東急世田谷線沿線を回ってみます。

23区で最も人口が多い世田谷区は人口92万人。戦国時代に世田谷城があり、いっぱしの城下町でした。城主の吉良氏が整備した寺社仏閣が今もいくつか残っています。江戸時代は彦根井伊家の飛び地領となり世田谷には代官所が置かれ大場家が代々その役に就いていました。

世田谷線は1925年に開業した三軒茶屋-下高井戸間5.0kmの路線で、元は玉川電気鉄道の路線でしたが戦前東急に吸収されています。道路上を走る区間はないものの路面電車の法令で敷設されているため最高時速は40km/hに制限されています。もっとも駅と駅の間隔は短く、一番長い区間でも800mしかないのでスピードを出せないでしょうね。電車の床面とホームの高さが合わせてあり、停留所もスロープが設置されているなどバリアフリー化され利用しやすくなっています。

今回は世田谷線を乗り降りしながら駅から徒歩数分以内の神社や寺院を回ってゆきたいと思います。


三軒茶屋へは渋谷駅から田園都市線が便利です。以前は渋谷-二子玉川間は新玉川線で田園都市線は二子玉川以遠だけでした。これは世田谷線と同じく玉川電気鉄道が開業させた玉川線を近代化・地下化した路線だったことに由来します(世田谷線は玉川線の支線)。現在は新玉川線だった区間も含めて田園都市線になっています。

JR渋谷駅に「玉川口」という改札口がありますが、これはかつて玉川線への乗り換えができる改札口だった名残だそうです。


三軒茶屋に到着。

世田谷線に乗る前にすぐ近くの教学院へ。江戸を守るための五色不動の一つ・目青不動のお寺として知られています。五色不動は白・黒・赤・青・黄の五色で、このうち目黒と目白は山手線の駅名ともなっています。ちなみに目赤不動は本駒込、目黄不動は三ノ輪と江戸川区平井の2カ寺にあります。

教学院は1311年に開山した天台宗の寺院で、江戸時代は青山にあったようです。明治時代には廃寺になった麻布の正善寺から目青不動を引き継ぎ、さらに三軒茶屋に移転しています。

目青不動はこの不動堂にいますが秘仏とのこと。御朱印は庫裏でと掲示があるので古い民家のような庫裏のブザーを押すと対応して頂けました。


では世田谷線に乗りましょう。どこまで乗っても1回150円(ICは144円)ですが、1日乗車券があり330円で乗り放題になります。三軒茶屋の駅員に申し出ると買えます。

世田谷線の電車は2両で、先頭(うしろの車両だと最後尾)のドアから車内に入り、運賃を払う形です。ちょうど前乗り・中降りの都バスを背中合わせでくっつけたようなシステムです。


すぐ次の西太子堂で下車します。北に行くと太子堂八幡神社があります。平安時代以前から鎮座していたと考えられており、その後安土桃山時代に八幡神社となり、1937年に造営された社殿が空襲を免れて現存しています。

ウサギが飼われているなどのんびりした感じのする住宅街の神社です。

太子堂八幡は手作りの御朱印が3種類あります。季節で意匠を変えているようで、お参りの人が途絶えない神社でした。


西太子堂駅に戻り、松陰神社前で下車です。名前の通り吉田松陰を祀る松陰神社があります。商店街を抜けた先です。

何とも近代的な神社です。

松陰神社は幕末の思想家吉田松陰が祭神で、安政の大獄で刑死した松陰の墓を長州藩の別邸があったこの地に置き、1882年に創建された神社です。

ちなみに山口の萩にも松陰神社があり、あちらには松下村塾の建物が残されていますが、世田谷の松陰神社にもレプリカながら松下村塾があります。


松陰神社前からお隣の世田谷駅へ。駅近くに円光院があります。

真言宗豊山派のお寺で、16世紀に世田谷城主吉良頼康が菩提寺として創建、その後荒廃するものの1983年に再興されています。境内は手入れされており明るい感じがします。

円光院は玉川八十八カ所(川崎市・世田谷区など多摩川に近い寺院の霊場巡り)の霊場になっているので御朱印が頂けます。

円光院の隣にある大吉寺も御朱印が頂けるようですが、当日は葬儀があるようなので遠慮しておきました。


この世田谷駅からお隣の上町駅あたりまでの界隈では毎年1月と12月に2日ずつ(曜日にかかわらず15・16日)「ボロ市」が開かれます。時代により農機具・ボロ布など扱う品が変わり現在は骨董や手作り雑貨が中心で都内屈指のノミの市となっています。

最近はボロ市見物の団体ツアーもあるようで名物の「代官餅」は買うのに1時間半待ちになるほか、商品を見ようにも人混みが激しくてままならないなど大変な混雑になるそうです。ボロ市の年4日間のためだけに沿道にお店を借りているという人もいるそうで(年361日は休業)、いかにボロ市が賑わうか分かりますよね。


今回はここまで。後半は②でご紹介します。


ここまでの御朱印情報です(御朱印料は特記ない限り300円)。
教学院   1種を庫裏で授与。直書き。オリジナル御朱印帳あり。
太子堂八幡 3種を授与所で授与。直書き。オリジナル御朱印帳あり。
松陰神社  1種を授与所で授与。直書きで500円。オリジナル御朱印帳あり。
円光院   1種を庫裏で授与。直書き。
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【予告】2/23~24 鹿児島県熊毛郡屋久島町[屋久島]移動

2018-02-14 | 移動運用予定
以下の日程で鹿児島の屋久島から移動運用を行いますのでご案内します。
この予告は現時点での予定であり、変更することがあります。出発前に改めて最終のご案内を致しますのでよろしくお願いします。


(1)熊毛郡屋久島町[屋久島]移動(JCG:46009 JIA:46-121)
 日時:2/23(金)10:15頃~11:00頃 ※湯-3846(楠川温泉)
          13:30頃~15:00頃 ※滝-鹿児島07(布引の滝)
    2/24(土)09:00頃~10:30頃 ※未定(恐らく尾之間方面)

 場所:上記の通りです。

 バンド:7MHz帯(SSB)
  
 
[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。

・荒天の場合は中止もしくは一部時間帯の運用を取りやめます。

・時間に余裕がある場合はスケジュール外でQRVすることもあります。

・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[@JF4CAD4]です。
 2016年12月よりIDを変更しておりますのでご注意ください。

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