JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

沖縄移動報告⑥

2010-05-31 | 移動運用結果報告

5/23(日) 那覇→宮古島→多良間島

本日は多良間島です。宮古郡多良間村になります。宮古郡は宮古島や伊良部島などにあった町村が平良市と合併して宮古島市になってしまい今は多良間村のみとなってしまいました。

多良間島は宮古島と石垣島の中間にある楕円形をした平坦な島で、サトウキビの栽培が盛んです。この多良間島と沖合にある水納島とが多良間村です(本島北部の本部町にも水納島がありますがこれとは別)。水納島は集団移住が行われたため、現在住んでいるのは1世帯のみだそうです。そこまで無茶しなくても十分レアなので多良間島にしました。

多良間村は職住が近い環境と子育て政策が功を奏し、出生率が日本一の3.14だそうです。最低の渋谷区(0.75)の実に4倍以上です。

多良間からのQRVは非常に少なく、全バンド入れても年1回程度です。今年は3月にHF中心でQRVされた方がいたようです。「しまった」と思ったのですが、50MHzはオープンしなかったようですから、まだまだ価値ありと見て出かけることにしました。

 
多良間島へは宮古空港から1日2往復の飛行機で20分。あるいは宮古島の平良港から1往復のフェリーがあります(所要2時間)。那覇からの直行便がないため宮古乗り継ぎで多良間へと向かいます。私は乗り継ぎがスムースなこと、JALのマイルを貯める関係で以下の乗り継ぎにします(宮古-多良間間はマイル対象外)。

行き 那覇8:50発(RAC801便)宮古9:50着 宮古10:15発(RAC891便)多良間10:35着

帰り 多良間16:15発(RAC898便)宮古16:40着 宮古17:50発(JTA570便)那覇18:35着

まずは那覇8時50分発のRAC801便で宮古に向かいます。RACと付いているとおり琉球エアーコミューターでプロペラ機のDHC-8-100です。宮古行きはほとんどがジェット機なんですが、この便は整備拠点がある那覇からの機材の送り込みを兼ねているのでしょうね。そういった事情なのかお客はたったの6人。ガラガラで快適です。

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DHC-8-100はジェット機で40分の宮古まで1時間かけて飛んでくれます。9時50分に宮古空港到着。

多良間行きのRAC891便は10時15分発です。一旦制限区域を出てまた保安検査を受ける面倒な乗り継ぎです。待合室の売店でお弁当を買ってすぐに飛行機に乗り込みます。

 
多良間行きもDHC-8-100です。というか朝宮古まで乗ってきた飛行機そのもので、クルーも全く同じ。CAさんに「またお世話になります」と挨拶して乗り込みます。宮古行きがガラガラだったので多良間はさらにガラガラかと思いきやなんと満席。さらにすごいのは飛行機に積む貨物がやたら多く、なかなか出発できません。狭い貨物スペースにバラ積みするので作業が進まず、本来なら多良間への到着時刻10時35分になってもまだ宮古から出発できません。

相当に遅れてようやく出発。客も貨物も一杯でよろよろしながら離陸しました。多良間までの飛行時間は15分。ベルト着用サインが消えることなく多良間空港に到着です。

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貨物が一杯のためアンテナがなかなか出てきません。15分近くかかってようやく受け取れました。
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出口には口蹄疫防止で消毒マットがありました。多良間は牛を育てていますし、家畜でヤギを飼っているお宅も多いため口蹄疫は人ごとではないそうです。

私は宿泊先の「夢パティオたらま」に送迎をお願いしました。ここは村営のコテージで、島一番の設備らしいです。といっても1泊2食で6300円です。多良間村と書かれた車で送ってくれました。

飛行機が満席だったことを話すと「今日は船が休みですからね~」とのこと。しかも土曜日に宮古島市内でスポーツ大会が重なり、多良間に帰る人が多くて今日は午後の便も満席らしいです。船が休みになると人も貨物も飛行機しかないので大変だそうです。

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宿泊先でQRVできればいいのですが、まだ部屋の掃除が終わってないそうで別の場所でQRVします。島の周回道路で見つけた「ふるさと海浜公園」にしました。ここは東屋やトイレがあり、本土方向は海なので開けています。シャワーもあるので海水浴もできますが、今日は波があるので残念ながら泳げません。

急いで50MHzのアンテナを設営し、ようやく12時30分にスタートです。予定からかなり遅れてしまいました。

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最初はJA4ANF清水OMにお呼び頂きました。清水OMからは以前多良間のリクエストを頂いており、VFOを回してお探し頂いていたとのこと。QSOできてよかったと思っています。

その後クラスタに乗ったのかどんどんコールが増えて行きました。昨日の伊江村以上のコールが集まっています。多良間の50MHzは2年程度は出ていないはずなので常に7~8局呼んでいるのが分かります。昨年の渡嘉敷のときのような蹴倒されそうな迫力ではなく、比較的スムースに進むパイルです。

とはいえどんどんコールが増え、ついにはコールの欠片さえ判別が付かなくなりました。開始わずか15分後から交通整理のためエリア指定を行いました。

いつも通り1・2・3・4+5・6・7+8・9+0のCAD式で回しています。これだと各エリアの数がかなり平均化され、1周を回す時間も短くできます。

エリア指定で交通整理ができたので指定は1周で終了。オープン戦に戻します。エリア指定をする前に比べてかなり落ち着いてきました。コンスタントに進み、ログも快調に埋まってゆきます。

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12時が30分で55QSO、13時台も75QSOとすごい状態です。もちろんOne day AJDは簡単に達成、パイルの中からいつもお世話になっている方の元気な声も聞こえてきました。各局からも「多良間の50MHzがやっとできました」と言われ、島に来てよかったな。と思いました。

14時になるとオープンが終わってきたのか相手のSが弱かったりQSBが大きくなりました。最後まで50の局を拾って15時で50MHzを終了します。170QSOオーバーで本当によくオープンしましたね。

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お昼は宮古空港で買った焼きそばです(230円だったと思う)。もちろん麺は沖縄そば。もちっとしておいしかったです。

 
一息ついたあとで21MHzにQRVします。こちらもオープンが収束に向かっているのか大パイルにはならず、なぜか1エリアか6エリアに続けて呼ばれるだけでした。

21も呼ばれなくなったので18MHzに切り替えます。こちらはわずか4QSOでコールが途切れました。

 
18もオープンが収束しましたので宿に戻って荷物を整理してから島を歩いてみます。集落は島の北に固まっています。似たような建物が多く、道に迷いやすいです。

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商店で飲み物を補給してから集落のはずれにある八重山遠見台に来ました。ここは船の監視所だったそうです。今は高い展望台が建てられています。しかも誰も来ないようですから、ここで再度QRVです。展望台の上から斜めに18MHzのダイポールを張ります。

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広場が狭いので急角度になりあまり好ましくはないですが何とかなりそうです。

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展望台の上は風が強く、お天気もあと少ししか持ちそうにありません。17時50分に再スタートです。

集落にいた島の人いわく「たぶん日が暮れると降るんじゃないかな」とのことでしたので日没時間までに宿に帰れるよう逆算して18時30分で終わることにしました。

オープンしているようで、18MHzは次々呼ばれます。まんべんなく開いており、短時間でOne Day AJDを達成です。

 

18時30分が近くなりました。終了の予告をしながら進めます。QSOに手間取った局がいたので少し延長し、2分ほど過ぎたところで「これで終了します」とアナウンスして終了です。

宿に戻る途中で雨がパラパラしてきました。島の人の言ったとおりでした。これではアンテナを外に出せませんね。夜間の運用とリニアは断念。大浴場に入ってのんびりしてアンテナや荷物の片づけをして寝ました。

 

多良間への渡島が遅れてしまい、お待ちいただきました方には大変申し訳ありませんでした。おかげさまで多くの方にお呼びいただき、本日は18MHzで33局、21MHzで20局、50MHzで173局の計226局とQSOできました。コンテストを除けば1日のQSO記録を更新しました。皆様本当にありがとうございました。

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沖縄移動報告⑤

2010-05-30 | 移動運用結果報告

5/22(土) 那覇→伊江島→那覇(続き)

アンテナの設営が終わり10時10分からスタートです。空き周波数がなかなかないほど賑やか。わくわくしながら50.300MHzで第一声です。

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ちょっと長めにCQを出したあと、いきなり数局呼んでいただきました。皆さん59で非常に強いです。1~3エリア中心でハイピッチで呼ばれてゆきます。常に数局が呼んでくれ、やっている方も力が入ります。取れる順にどんどんQSOしてゆきます。いつも3エリアでお世話になっている方やTwitterやブログなどの情報を見てお探し頂いていた局もおられ、有り難い限りです。

最初の30分で45QSOと快調です。徐々に6や9などの局からのコールも来るようになりました。恐らく1~3のパイルに巻き込まれて聞こえてこなかった局なのでしょうが、皆さんとQSOでき有り難いです。

11時台になっても絶好調で、66QSO/hです。相変わらず1エリアから北九州までが開いている模様です。手が空いたときにクラスタをチェックすると沖縄各所からたくさんの局がQRVしているみたいです。他局はレンタカーでさすがに離島まで来る人間は少ないでしょうから土日は離島に逃げてますHi

 

12時回ってもまだコールがあります。そろそろ目の前の弁当が気になります。 Twitterで「飯食う暇無し」と書き込んでおきましたHi JN4VOX局からは「伊江村呼ばれるって言ったでしょ」とReが。その通りでしたね。

12時40分で50MHzのオープンが一段落したのでシルバン弁当で買った弁当でお昼にしましょう。このどっさり感が沖縄の弁当らしくて素敵です!! しかも500円。まだほんのり暖かいです。

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飯食って気合いを入れ直してから21MHz帯に出てみましょう。時刻は13時です。こっちは50MHzのようなパイルにはなりませんが、QRPの局2局と立て続けにQSOできました。1時間ほどで20局とQSOできて一段落です。

最後に18MHzにQRV。もうオープンが終わりかけであまり呼ばれません。15時での終了を宣言して続けます。他バンドでお世話になった方が多いですが、18の伊江村は少ないそうです。Condxも落ちましたので予定通り15時で終了です。

 

片づけをしてから16時の船までの間、島内を散歩してみましょう。

やんばる駅伝はまだやっているようです。暑いので走るのは大変だと思います。各町村の役場の車を使ってランナーに指示を出しており、東村・伊平屋村などアマチュア無線ではレアな町村の車が次々と通って行きました。ちなみに本部町が優勝、地元伊江村も4位と健闘したそうです。

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これはアーニー・パイルの碑。アーニー・パイルはピューリッツアー賞を受けたアメリカのジャーナリストで、沖縄戦の従軍記者でした。彼はこの地で銃撃され生涯を閉じています。まわりは激戦地だったとは思えないのどかさです。

このパイルを顕彰するため、戦後米軍に接収された東京宝塚劇場は「アーニー・パイル劇場」を名乗っていましたし、那覇の国際通りの名前は「アーニー・パイル国際劇場」という映画館が国際通りに面して存在したことに因むそうです。

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パイルの碑の隣にはお土産を売る雑貨屋さんがあります。琉球ガラスや焼き物の器をはじめ、ハンドメイドのスタンプなんかも売っていました。スタンプはQSLに押すのにいいですね。

 

帰りの船の時間が近くなりましたので港に引き上げましょう。伊江島のターミナルはやたら豪華で、おみやげ物屋さんも入っています。特産のピーナツや黒糖を使ったお土産がたくさん並んでいます。最近はイエソーダという島の水や塩などを使ったソーダを売っているようです。

伊江島16時発の船で本部に戻ります。このフェリーは短時間の航海にしては珍しく売店があり、ホットドッグなんかも売っています。デッキでタッチューを見ながら冷えたイエソーダを1本。

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瀬底大橋をくぐると本部港到着です。

お客に中学生が多いなぁと思ったら「うずまさ中学の皆さんはしばらく下船を待ってください」と声がします。うずまさ?しかも港で待っているのは桂中学校の生徒。あぁ、京都の太秦ですか。伊江島は修学旅行生を何人かずつ民泊(一般のお宅で食事や宿泊をしてもらう)で受け入れているそうです。島の暮らしを実体験してもらうという点では面白いですね。

帰りの那覇行きはマルエーフェリーです。港の事務所は閑散としていて、那覇までの切符を珍しそうに売ってくれました。乗船券にマルエーの旧社名「大島運輸」が入っていますからいかに売れない区間かってことでしょうね。下船客は多かったのですが、乗船客は私だけ。船は楽でいいのに皆さん使わないんですかね?

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帰りは「フェリーあけぼの」です。那覇まで2時間弱ですから横になって寝ておきます。まだ新しい船のようで、2等の大部屋はこんな風に1人ずつ頭が入るボックスになっています。客は少なく船室の好きなところで寝てくれということでした。パイルで頑張った体には有り難いです。

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ちなみにこのマルエーフェリー、昨年千葉英会話講師殺人事件の容疑者逮捕に協力したことで一躍有名になりましたが、その直後に座礁事故で船を失うという天国と地獄を味わった会社です。

船は残波岬を避けるように弧を描く航路で本島沖を進みます。揺れらしい揺れすらない快適な航海です。一眠りして牧港の火力発電所や豊見城のラジオ送信塔の光が見えたらまもなく那覇です。

定刻より10分ほど遅れて19時過ぎに那覇港に到着。旭橋からゆいレールに乗ってホテルに戻ります。

 
今夜は安里の名店「うりずん」です。うりずんはドゥル天をはじめとした料理もさることながら泡盛がいろいろ味わえます。私はビールが全然ダメなのでひたすら泡盛です。今夜も泡盛が旨いですよ~

 
本部まで往復フェリーは経済的ですし横になれて楽です。スケジュールがあえばこのパターンで本部町の瀬底島とか水納島とかも行ってみたいですね。

本日は18MHzで6局、21MHzで20局、50MHzで181局の計207局とQSOできました。ありがとうございました。

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5/30 大阪府泉大津市移動

2010-05-29 | 移動運用予定

沖縄の移動報告の途中ですが、以下の日程で明日(5/30)大阪府泉大津市(JCC 2508)に移動します。

 

日時:5/30(日) 午前9時頃~13時頃まで

場所:泉大津市からQRVの予定です。

バンド:18/21/50MHz帯(SSB中心)

    ハイバンドが好調ですので144/430MHzはお休みします。

    50MHzのAM/FMはリクエストがあればQRVします。

    今回50MHzのアンテナは3エレです。

  

※当局の移動運用についてはこちらもご覧下さい。

※QSLカードについてはこちらをご覧下さい。

この移動運用のレポートは沖縄のレポート後となります。よろしくお願いします。

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沖縄移動報告④

2010-05-29 | 移動運用結果報告

5/22(土) 那覇→伊江島→那覇

いよいよ離島移動の週末になりました。土曜日は北部の離島伊江島です。国頭郡伊江村になります。

沖縄に行ったことがある方ならお判りかと思いますが、沖縄本島は南北に細長く、那覇から本部町の美ら島水族館付近まで行こうとすると高速道経由でも2時間ほどかかり日帰りではなかなかの強行日程です。

ましてや離島の伊江島となると大変なのか、移動運用はほとんどありません。島には7MHzとかに出ておられる固定局がいらっしゃるのですが、18や50MHzには出ておられないようです。

 

島に渡るには本部町にある本部港から1日4往復の村営フェリーを利用します。この本部港のダイヤをじーっと見ていると面白いことが分かりました。那覇と本土を結ぶフェリーのうち、鹿児島との便が本部港を経由するのです。毎日マリックスラインマルエーフェリーのどちらか片方の船が出航しており、ダイヤは以下の通りです。

那覇07:00発→本部08:50着(マリックスの場合 マルエーは09:00着)
本部09:00発→伊江島09:30着(伊江村営フェリー)

マリックスの就航日に限り船が定刻で本部港に着けば何とか間に合いそうです。乗り継ぎ時間が10分と短く、何かあれば渡島に失敗しますが、この乗り継ぎに賭けてみることにしました。

しかも帰りの船も
伊江島16:00発→本部16:30着(伊江村営フェリー)
本部17:10発→那覇19:00着(マルエーフェリー)

ですから十分に乗り継ぎが可能です。船ならレンタカーが不要ですし、寝て行け楽ちんです。

滞在中にマリックスの船が那覇を出航するのは20・22・24日。QRVする方の多い22日の土曜日に渡ることにしました。

 
鹿児島行きの船は朝7時に那覇港を出ます。那覇港のターミナルはゆいレールの旭橋駅から歩いて10分少々です。今日は「クイーンコーラル8」。5千トン弱とほぼ「さるびあ丸」に近いです。本部まで2等片道1900円。レンタカーや路線バス乗り継ぎより経済的で、所要時間も約2時間ですから時間的にも遜色ないです。

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船では横になっておきます。ちなみにこの船、那覇から本部・与論・沖永良部(和泊)・徳之島(亀徳)・奄美大島(名瀬)を経由して夜を越し、鹿児島には翌朝8:30に到着します。本部行きって書いてませんがこの部屋らしいです。

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長距離便のため一番安い2等でもマット付きでさるびあ丸より快適です。ちなみにマリックスは旧照国郵船で、大型フェリー「さんふらわあ」を最初に投入するなど威勢のいい会社でしたが、船の時代が終わると途端に苦しくなり倒産、航路を鹿児島-沖縄に絞り経営再建を果たしたのち現社名に変更しています。

 

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少し寝たら本部港が見えてきました。下船口で船員さんに聞いてみると到着が定刻の8時50分から少し遅れるようです。伊江島行きの船に乗りたい旨話したら、地上係員に連絡を取ってくれ、下船口に横付けしたバスでそのまま伊江島行きのフェリーまで送ってくれました。

「切符は島で精算して」ということで買わずに乗船。すぐに出航となりました。ギリギリで伊江島への乗り継ぎに成功しました。

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伊江島行きは「フェリーぐすく」という船です。今日は島で「やんばる駅伝」という駅伝大会があるようで、座席は満席、デッキもたくさんの人がいます。米軍基地があるためアメリカ人が多く乗っているのも特徴です。

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伊江島が見えてきました。島の中央にそびえるシンボル城山(ぐすくやま:通称タッチュー)がよく見えます。近くで見るとなかなかの迫力です。この城山、地質学的には世界でも珍しいんだとか。9時30分に到着です。

 

下船後に船賃を精算しましたので移動地に向かいましょう。

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この伊江島、意外にもファミリーマートがあります。フェリーで商品を送り込んでいるそうですが、この規模の離島で全国チェーンのコンビニがある例は珍しいと思います。

でもご飯の上におかずがどっさり盛られた沖縄の弁当が食べたいのでコンビニではなく島のシルバン弁当というお店で弁当を買います。

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威勢のいいおばちゃんが弁当を売っていました。見えた中身も豪快でしたので期待が持てます。

 

移動地はシルバン弁当から歩いて5分ほどの具志漁港近くの公園です。ウミガメの日除けがあります。

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10時に到着です。急いで設営しましょう。Twitterで「50が開いてますよ」とのことでしたので50のアンテナを準備です。

 

長くなりましたので続きは次回に。

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沖縄移動報告③

2010-05-28 | 移動運用結果報告

5/21(金) 那覇→与那原町→那覇

今日は島尻郡の与那原町です。JCCアクティブリストを見ていると那覇周辺でQRVが少ないのが中部の中城村や南部の与那原町です。どちらも面積が狭く固定局もいるのかいないのか分からない状態です。かつ知名度も低いので移動局も来ないようです。こういう「分かる人は分かる」玄人好みの移動は平日向きでしょうね。

昨年秋は中部のうるま市まで出かけましたので、今回は南部の東海岸にある与那原町にしました。ここは沖縄県で渡名喜村に次ぐ2番目に面積の狭い自治体で、人口は1.5万人ほど。与那原町ってどこなの?と言われそうですが、これが意外と那覇から近く、首里からだと直線で4kmほどです。バスも那覇バスターミナルから頻発しています。最近は海岸線を埋め立てて住宅地を整備しており、徐々に人口が増えているみたいです。

今朝は薄曇り。午後からは雨との予報です。

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那覇バスターミナルから東陽バスに乗ります。渋い色合いとタイヤに翼で「東陽」の社章がなかなかの存在感です。東陽バスは前面に系統板(「23」とか「90」とか系統の数字を書いた板)を出さないのが特徴です。ほぼ全車が日野製のようです。

那覇バスターミナルから約30分。市街地がずっと続き、一旦南風原町を経由して与那原というバス停で下車します。意外と賑やかなようです。

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場所は町役場近くの高台にある上ノ森公園にしました。沖縄の移動運用で欠かせない東屋がなかったので木陰で店開きです。

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アンテナの設置場所から本土方向はこんな感じでまずまず開けています。

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お天気の関係で午前のオープンに賭ける形です。各バンド開かなくなったら無理に粘らず早めに那覇に帰る予定です。平日なのでこの程度でもいいかな、とか思っています。

 

50MHzのHB9CVとダイポールをセットします。まだ朝早いので50は開いておらず21MHzからスタートです。時刻は9時30分です。

平日ですから大きなパイルになることはならないものの、コンスタントなペースです。6エリア本土や1エリアからのコールが多いのですが、8エリア南部あたりまでワイドにお呼びいただけます。興味深かったのは石垣市の局からお呼びいただいたことです。同じ沖縄県内ながら約400km(ほぼ東京-大阪間)離れた石垣とはうまくゆけばスキップせずQSOできる訳ですね。

1時間でちょうど30QSOです。Twitterを見ていると50MHzの沖縄ビーコンのSが本土で上がってきたそうです。興味があるのでコールが途切れたところで50MHzにQSYしてみました。残念ながら空振り続きでした。本土のSも落ちてきましたので11時過ぎで50は終了しました。

その後は18MHzに出てみます。こちらは何とかオープンしており、HS59-MY57程度が多いのですが、QSOできています。いつも3エリアでお世話になっている方ともQSOができて嬉しい限りです。ただ、まだ暑さに対し完全に体が慣れないせいもあり、アンテナの張り替え作業をしたり、少し呼ばれたりすると息が上がります。初日から軽めの内容にしてはいますが、やはりきついですね。

 

12時を回って雲行きが怪しくなってきました。各バンド聞こえなくなったこともあり、12時30分で終了。与那原からバスに乗って那覇に戻ります。途中の古波蔵あたりで雨が降り始めました。早めに切り上げて正解でした。

 

お昼はちょっと変わったところで揚げパンのアントシモにしました。泊埠頭のすぐ近くにあり、オープン僅か1年ながら人気のようです。

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注文電話もひっきりなしの状態なので揚げたてで出てくるのが嬉しいです。

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しっかりしたサイズの揚げパンで、あん入りはお餅が入っていてカマンベールみたいになっています。カレー入りもラフテー(豚の角煮)が入っていておいしいです。1個165円(しかも5個以上のときは150円!!)は安いと思いました。とまりんのベンチで食べてみて「こりゃ売れるわ」と納得。

ちょうど今やっている阪神百貨店の沖縄物産展に出てるみたいです(ただし値段は251円と大阪価格ですHi)。
 

雨は降ったりやんだり。午後は国際通りでお土産を買います。今回は旅程上この日と最終日しか時間に余裕がないので買っておきました。行きの飛行機でもらった「ちゅらナビ」の出番ですなHi

意外と早く済んだので夕方少しだけホテル近所の公園から出ました。意外にも那覇からのQRVはこれが初めてです。国内がかなりオープンしている一方、那覇市内で今ひとつのロケーションのせいか少ししか呼んでもらえずでした。厳しいですね~

今夜も白ヒゲのおじさんのお店へ。昨年粟国でお世話になった東京の方が来られるというので連日の訪問となりました。今夜はスンシーイリチー(メンマの炒め煮)です。本土の沖縄料理店ではまず見ないレアなメニューです。

 
与那原町や中城村の他にも沖縄本島でQRVの少ない町村がいくつかあるようです。日帰りでこういうところを回るのも面白そうですね。

本日は那覇でのQSOも含め18MHzで14局、21MHzで48局、50MHzで3局の計65局でした。ありがとうございました。

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沖縄移動報告②

2010-05-27 | 移動運用結果報告

5/20(木) 伊丹→那覇→浦添→那覇


沖縄に向け出発です。もちろんいつものJAL2081便です。昨年は新型インフルエンザの流行で修学旅行が延期になり、500人乗りの飛行機に50人程度しか乗らないガラガラで快適な飛行機でした。今年は例年通り修学旅行が大量に乗っているようです。

ということで一般客は上級座席のクラスJを普通席扱いにして座らせてくれました。加算マイルやお菓子は出ませんが、1000円の料金を払わずに快適な座席に座れます。

機内ではおなじみ特典満載の冊子「ちゅらナビ」が配られました。これはおみやげ屋さんや飲食店(那覇の「うりずん」など有名店でも使えます)で見せると割引やオマケの特典があるので使えば使うほどお得です。私もばんばん使ってますHi

ほぼ定刻で那覇空港に到着。お天気はまずまずです。機内からボーディングブリッジに出るとむわっとする暑さが包んできます。これぞ沖縄ですな~

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空港を出ると暑いのが分かっているので機内で着ていた長袖をささっと半袖に着替えてから預け荷物にしているアンテナを受け取ります。早速ゆいレールに乗って宿泊予定の那覇市内のホテルにいらない荷物を預けておきます。

 

お昼は「我部祖河食堂」で沖縄そばにしました。このお店は北部の名護周辺のお店なのですが、那覇の三越近くにアンテナショップを出しており名護まで行かなくても食べることができます。ソーキそばはこの店が発祥なのだとか。

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ソーキ(スペアリブですな)の味付けがおいしかったです。

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お腹がいっぱいになったので浦添に行きましょう。以前よく行った宜野湾の嘉数高台公園は普天間基地の件が落ち着かないためしばらく行けそうにありません。普天間の映像の多くがこの嘉数から撮られておりのんびりQRVできないのです。嘉数と同様那覇から近く、展望台からワイヤーアンテナを張ることのできる浦添大公園は貴重な存在です。

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今日は平日なので50MHzはお休みし18/21MHzのダイポールだけ移動地に持って行くことにします。21MHz用のダイポールは今年新しく作ったもので、今回が最初の実戦投入です。

展望台から斜めにダイポールを張ってみます。暑くなってきました。両方同時に張ると干渉しますから片方のアンテナはだらんと落としておきます。QSYするときは張り替える必要があります。

14時に18MHzからスタート。1エリアを中心に6~7エリアまで開いています。パイルにはなりませんが、ちょうど1時間で17局とQSOできました。

 

それでは21MHzにQSYしてみましょう。自作アンテナでの最初のQRVです。いつもながらですが自作アンテナを調整してSWRが下がっていても最初に誰かとQSOできるまでは「飛ぶかなぁ~」と少々不安に思います。

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CQを出したところ、愛媛県松山市のJE5CIL局からコールがありました。HS59-MY59でQSO成立しました。どうやら動いているようで安心しました。その後もまずまずでしたが、Condxが落ちてきましたので予定を少しオーバーして16時15分で終了としました。

 

ホテルに戻る前に那覇バスターミナルでバスの回数券を買っておきます。沖縄のバス回数券は割引率が約15%と高く、しかも4社共通で金額不足の時は現金をプラスすればいいので使い勝手がいいです。ただし売り場が那覇バスターミナルや各社の営業所とかに限られるので買いづらいのが玉に瑕です。期限がありませんから買えそうなタイミングで買っておくのがコツです。

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夕食は白ヒゲのおじさんのお店に行きました。昨年粟国でお世話になって以来沖縄滞在中必ず一度は行くようにしています。相変わらず大歓迎して頂きました。ということで11時前にホテルに帰着。荷物の整理とバッテリの充電をセットして寝ることにしましょう。

 

浦添大公園は交通の便がよく飛びも悪くないのでFBなんですが、嘉数が使えない状態が長引きそうな感じで、浦添のウェイトが高くなってしまっています。同じ場所ばかりだと飽きられるでしょうから、那覇近郊で展望台のあるところを開拓してみたいと思います。

本日は18MHzで17局、21MHzで9局の計26局の皆さんとQSOできました。ありがとうございました。

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沖縄移動報告①

2010-05-26 | 移動運用結果報告

毎年の沖縄ですが、今年も行くことにしました。この時期はハイバンドや50MHzがそこそこ開きますから楽しめます。

 
今回のスケジュールはこんな感じです。
5/20(木) 伊丹→那覇→浦添→那覇
 21(金) 那覇→与那原町→那覇
 22(土) 那覇→伊江島→那覇
 23(日) 那覇→宮古→多良間島
 24(月) 多良間島→宮古→那覇
 25(火) 那覇→浦添→那覇→伊丹

昨年の5日間から今年は6日間になりました。これは毎回スケジュールを組む上で大きな制約になっている伊丹-那覇間の飛行機(JAL2081/2088便)がこの日程でしか確保できなかったためです。その代わり片道なんと11,800円。随分と安いですね。

 

毎年5月は珍しい離島を回っています(昨年:粟国・渡嘉敷島 おととし:渡名喜)。今年は伊江島と多良間島にしました。

伊江島は沖縄一の観光名所・美ら島水族館の沖に浮かぶ島です。国頭郡伊江村になります。伊江島をはじめ伊平屋・伊是名など北部の離島は皆さん行かないようで、伊江島からのハイバンドや50MHzのQRVはここのところありませんでした。これはいいと思っていたらなんと1週間前に50MHzでのQRVがあったようです。うーん・・・何でこう続けて他局と重なるかなぁ?渡名喜に行くとかダミーで言ったら誰か行かないかな、と思ったりもしてますHi やっぱパイル浴びるなら渡名喜でしょ!!

さて、一方の多良間島も空路があるものの那覇からの直行便がなく、行きにくい場所です。この多良間も今年春に他局のQRVがありました。ただ50MHzのシーズンではなかったので助かりましたHi JCCアクティブリストに記録されている50MHzのQRVは2007年6月が最新です。

さらに21日は那覇近郊でQRVの少ない島尻郡与那原町を入れました。意外にもJCCアクティブリストに記録されている50MHzのQRVは2007年7月が最新です。

 
装備は毎年のものをベースにハイバンドと50MHzが中心です。
18MHz 自作ダイポール
21MHz 自作ダイポール
50MHz 2エレHB9CV
予備  RD-S106(7/21/28/50)

今年はZA-721を外し21MHzを自作ダイポールにました。これは沖縄から7MHzで本土が開きにくいためです。さらに伸縮ポールで上げることができて自由度が上がりますし、同軸ケーブル込み500g以下に軽量化することもできます。

万一の際の予備としてRD-S106(+コイルセット)を持ってゆきます。これは軽量でコンパクト、コイルやエレメントを組み替えることで7/21/28/50のアンテナとして使えますから、予備機材としては最適です。

さらに今年は電源を確保できる多良間専用でFT-817用のリニアHL-45Bを持って行くことにしました。うちのニッケル水素バッテリでHL-45Bを動かすテストを何度かやったのですが、電圧が落ちてしまいリニアが停止します。今のところAC電源を確保できるところ限定での利用になりそうです。

 
今年の沖縄は平年より早く6日に梅雨入りしました。昨年のような空梅雨ではなくしっかり降っているようです。

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沖縄移動のQSL発行について

2010-05-25 | QSL発送情報

本日までの沖縄移動では大変多くの皆様にお呼びいただきました。QSLの発行および発送ですが、以下の通り予定しています。

・浦添市移動(20・25日) 6月発送分でお送りする予定です

・与那原町移動(21日) 6~7月発送分でお送りする予定です

・伊江村移動(22日) 7月発送分でお送りする予定です

・多良間村移動(23・24日) QSLを印刷屋さんに頼みますので7月以降発送します

 

上記の通り発送がかなり遅れる移動地がございます。発行は確実に行いますのであしからずご了承ください。SASEでの発行は別途ご相談の上スケジュール調整可能です。必ずメールやコメント等で事前にご相談ください。常置場所には住んでおりませんので古いコールブックの住所に送られてもすぐの発送はできませんのであらかじめご了解ください。

SWLの方も同様となります。ご事情がある場合はあらかじめご一報いただけますと幸いです。

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沖縄から帰ってきました

2010-05-25 | シャック便り

先ほど沖縄から帰ってきました。

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沖縄は梅雨の時期でしたが、雨に見舞われたのは21日の午後と24日でした。勝負となる土日はお天気が持ち、両日とも1日で200QSOを越える大オープンでした。夢中になってパイルをさばいていました。

現地や本土から有形無形の形で多くの方にサポートを頂きました。この場をもちましてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 

QSLにつきましては別途記事を立てますのでそちらをご覧ください。レポートは明日以降順次アップします。

画像は多良間村での運用風景です。50MHzの大パイルを5WでさばいていましたHi

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5/20~25 沖縄県伊江村 多良間村他移動

2010-05-18 | 移動運用予定

本年も沖縄に移動運用に行ってきますのでご案内させて頂きます。
一応これが最終版ですが、当日のお天気等で予定が変わることがあります。その場合は何卒ご容赦ください。

(1)浦添市移動(JCC:4709)
 日時:5/20(木)14:00~16:00頃(Condxにより延長可能です)

 場所:浦添市 浦添大公園展望台付近からQRVの予定です。

 バンド:18/21MHz帯(SSB)

 

(2)島尻郡与那原町移動(JCG:47002)
 日時:5/21(金)9:00~13:00頃(オープン収束まで運用予定)

 場所:与那原町内からQRVの予定です。

 バンド:18/21/50MHz帯(SSB) 50MHzのFM/AMは当日リクエストください。

 

(3)国頭郡伊江村[伊江島]移動(JCG:47001 JIA:47-111)
 日時:5/22(土)10:00~15:00頃

 場所:伊江村(伊江島)からQRVの予定です。
    船の乗り継ぎができなかった場合は国頭郡本部町移動に変更します。

 バンド:18/21/50MHz帯(SSB) 50MHzのFM/AMは当日リクエストください。

 

(4)宮古郡多良間村[多良間島]移動(JCG:47004 JIA:47-137)
 日時:5/23(日)11:30~17:00頃(可能なら夜間もQRVします)
      24(月)朝~14:00頃

 場所:多良間島からQRVの予定です。

 バンド:7/18/21/50MHz帯(SSBのみ)

 
(5)浦添市移動(JCC:4709)
 日時:5/25(火)10:00~13:00頃

 場所:浦添市 浦添大公園展望台付近からQRVの予定です。

 バンド:18/21MHz帯(SSB)

 
[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。
 荷物の関係で電鍵を持って行けないためCWの運用はありません。

・船や飛行機の欠航等により渡島できない場合や悪天候の場合は中止もしくは
 スケジュールを変更することがあります。あらかじめご了承下さい。
 逆に時間ができた場合にはスケジュール外でQRVすることもあります。

・周波数の高いバンド優先です(50MHzがオープンした場合は最優先にします)。
 もし6mでJR6が聞こえている場合はQSO中にお知らせいただけましたら幸いです。
 なお、50MHzのアンテナはすべて2エレになります。

・現地からのご連絡はこの記事の「コメント」もしくはTwitterで行います。
 Twitterは[jf4cad]です。

・もしご連絡/ご要望等ございましたらこの記事の「コメント」でお願いします。
 ↓にある「コメント」をクリックして頂きますと書き込めるようになります。

コメント (10)
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