ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

空気遠近法のお勉強

2018-11-19 | スケッチ・美術展
先週は東京大学のキャンバスでスケッチする予定でしたが、あいにくの天候で中止に。

そのかわり、アトリエで空気遠近法のお勉強。


空気遠近法というと、なんだろうと思われるかと思いますが、

「距離があるとその間に空気が詰まっているから、奥行きを出すためにその空気を表現して描いてみよう」

とまあ、そんな感じのことです。



遠くに見える塔、その近くにある木、中景にある池の中の島、手前にある木の枝、そして向こうから続いてくる水面。

その間に空気の層があるのを描いていく、というお勉強でした。



普段は写真を見て絵を描くことはありません。

人物でも静物でも風景でも、かならず現物を目の前に、現場で描いています。


写真を見て描かれた絵はすぐにわかります。

写真を見てトレースして色を塗ってそれを発表している人すらもいます。


絵を描く楽しみは人それぞれなので、人がどんなことをしようと構わないのですが、私は写真を見ては描けません。
つまらなくて、途中で飽きてしまうの。

そして写真を見て描いたのだなと思われる作品にも(生意気ですが)魅力を感じません。


そういう意味ではこの絵は、アトリエのおっしょはんが中国で撮ってきた杭州の写真をイーゼルに貼り付けてそれを見ながら描いたので、はっきり言って途中で飽きました・・・


でも空気遠近法については、すこ〜〜しわかった気がするので、これを使って早くお外にスケッチに行きたいな〜と思っております。
















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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
面白いです (igu)
2018-11-20 10:34:15
空気遠近法・・・水墨画とかを観ると強く感じますよね。
湿気を含んだ空気のベールが遠く何枚も続いていく・・・

写真を見て描くのは確かに味気なさそうです。
でもjesterさんの絵、すごいです!!
距離と重たいほどの水気を含んだ空気をその場に立っていたみたいに感じます。
水面が向こう岸に遠のいていく感じもすごい・・・・空の薄曇りの光を水面から感じます。

そうそう。
jesterさんのインスタで拝見した人物スケッチも素敵でした。その人その人が皆それぞれ味わい深くてクロッキーっていいなと思いました。
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お上手です! (アリエル)
2018-11-20 17:47:02
私は絵がダメなので、憧れです。
もし生まれ変わったら、楽器より絵が、イラストでも描けるようになりたいです。

遠近法、ここまで描くのは年月がかかるのでしょうね。
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iguさん♪ (じぇ)
2018-11-21 10:10:17
iguさん、いつもコメントありがとうございます!

>空気遠近法・・・水墨画とかを観ると強く感じますよね。
湿気を含んだ空気のベールが遠く何枚も続いていく・・・
写真を見て描くのは確かに味気なさそうです。
でもjesterさんの絵、すごいです!!
距離と重たいほどの水気を含んだ空気をその場に立っていたみたいに感じます。
水面が向こう岸に遠のいていく感じもすごい・・・・空の薄曇りの光を水面から感じます。


わ〜〜ありがとうございます!
こういう感じの風景画を描きたいな〜といつも思っているのですが、実際描いていると、空気より対象物の方に目がいって、そこを説明的に描いてしまうことが多く、遠くのものを遠くへやるのがとても難しいのです。
なので、今回はスケッチに行けなかったのは残念だったけど、良いお勉強になりました。


>そうそう。
jesterさんのインスタで拝見した人物スケッチも素敵でした。その人その人が皆それぞれ味わい深くてクロッキーっていいなと思いました。


ありがとうございます!!!
人物スケッチは本当に楽しくて、あっという間に時間が過ぎていってしまいます。
そのうちこちらにも最近の作品を出しますので、ご覧くださいませ。
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アリエルさん♪ (jester)
2018-11-21 10:15:34
アリエルさん、いつもコメントありがとうございます!


>私は絵がダメなので、憧れです。
もし生まれ変わったら、楽器より絵が、イラストでも描けるようになりたいです。
遠近法、ここまで描くのは年月がかかるのでしょうね。


アリエルさん、「絵がダメ」なのは、描き慣れていないからだと思いますよ。
自転車にのる、とか、平泳ぎで泳ぐ、とかというのと同じで、絵を描くのも、ちゃんと教わればだれでもできるようになります。

もちろん、職業として絵描きとして仕事をしていくのには、それなりの才能と努力が必要かもしれませんが、ただ絵を描くのを楽しみたいというなら、誰でも、いつからでも始められます。

そして、一生楽しめる趣味になると思いますよ。
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