7月に発売されてから、長々とお付き合いいただいたこのレビューもついに最終章・・・
あとは、Nineteen Years Laterという題のエピローグを残すのみです。
なんか名残惜しい・・・
Chapter 36 「The Flaw in the Plan」 P580
(このレビューは、ハリー・ポッターの最新刊、Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter 7)(UK) Adult Editionをテキストにしています。そのChapter36についてのものです。
簡単な単語帳の「Vocabulary」のあとに、重要なネタばれを含む感想が書いてあります。
未読の方はご注意ください! )
Vocabulary;
p580 flaw ひび、きず
p590 exhilarated 陽気な
以下、物語のネタばれを含みます。それをご了解の上、よろしかったら左クリック→ドローして反転させてお読みください。
ネタばれあります! 未読の方はご注意ください!!
彼は森の中の体にもどっていました。
VoldemortやBellatrixの声が聞こえます。
Harryが死んだかどうか見に来たのはNarcissaでした。しかし彼女はHarryが生きているのを悟ると、静かな声でDracoが生きているのかをたずね、Harryが生きていることをVoldemortたちに告げませんでした。
VoldemortはHagridにHarryの体を学校に持っていくようにHagridに命令します。
Hagridに抱かれたHarryをみて、McGonagall先生、Ron、Hermione、Ginnyが、そして味方全員が悲鳴をあげます。
そんな中、歩み寄る一人の影。
Nevilleです! Nevilleは見事に最後のHorcruxの、蛇のNaginiの首をうちとります。
やった!Neville!!(親戚のオバサン一同、総立ちで拍手!!)
ええと、このシーンで、最後に首を切られたとき、Naginiはどこにいたのでしょう?
p584では、Voldemortの肩に巻きついてたのですよね。
でも、Voldemortの肩に巻きついていた蛇の首を切り落とすのって、すごく接近してないと難しいと思うんだけど・・・蛇の死骸がVoldemortの足もとに落ちたって書いてあるから、やっぱり首に巻きついていたのかしら・・・そのあと、HarryがVoldemortとNevilleの間にShieldを張るのですよね。その辺からもVoldemortとNevilleの距離感がいまいちつかめないjesterです。
さて、この騒ぎに乗じて、Cloakで姿を隠したHarryは、Voldemortを追います。
そしてMrs.Weasleyが、Hermione、Ginny、Lunaを守ろうとしてBellatrixと戦っているところに出くわします。
「You – will – never – touch – our – children – again! 」
というMrs.Weasleyの叫びに、涙・・・
あまりのBellatrixのあざけりに怒ったMrs.WeasleyはBellatrixを倒しますが、今度はVoldemortがMrs.WeasleyにむかってWandを振り上げます。その瞬間、Harryは姿を現します。
両サイドから上がる声。「Harryが生きていた!」
二人の息詰まる対決が始まります。Harryは、「SnapeはずっとDumbledoreの味方だった。Dumbledoreを殺したのはSnapeではなく、Wandの真の持ち主はDracoで、そして今の真の持ち主はHarryである」とつげます。
p592のHarryのセリフ「Oh, he dreamed of it,」のOhが、Dumbledoreの口真似になっているとおもいましたが、いかがでしょう? Dumbledoreって良くこういう風に話しますよね。
そして、飛び交う「Avada Kedavra」と「Expelliarmus」!(最後までHarryは「Expelliarmus」!!)
Voldemortは自らはなったKilling Cruseの反射によって、ついにこの世を去るのでした・・・
平和が訪れた学校。
Ron、HermioneとDumbledoreの部屋にいったHarryは、自分はElder Wandを使わないといいます。
「このWandは価値があるけれど、それ以上にトラブルを起こす。僕はもう一生分のトラブルを経験したからね」
コメント大歓迎♪
コメント欄もネタばれあります!
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ネタばれコメントをしてくださる方、できましたら、どうぞ1行目に「ネタばれあります」と書いてからコメントをお初めくださいませ。よろしくお願いします。
あとは、Nineteen Years Laterという題のエピローグを残すのみです。
なんか名残惜しい・・・
Chapter 36 「The Flaw in the Plan」 P580
(このレビューは、ハリー・ポッターの最新刊、Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter 7)(UK) Adult Editionをテキストにしています。そのChapter36についてのものです。
簡単な単語帳の「Vocabulary」のあとに、重要なネタばれを含む感想が書いてあります。
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p580 flaw ひび、きず
p590 exhilarated 陽気な
以下、物語のネタばれを含みます。それをご了解の上、よろしかったら左クリック→ドローして反転させてお読みください。
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彼は森の中の体にもどっていました。
VoldemortやBellatrixの声が聞こえます。
Harryが死んだかどうか見に来たのはNarcissaでした。しかし彼女はHarryが生きているのを悟ると、静かな声でDracoが生きているのかをたずね、Harryが生きていることをVoldemortたちに告げませんでした。
VoldemortはHagridにHarryの体を学校に持っていくようにHagridに命令します。
Hagridに抱かれたHarryをみて、McGonagall先生、Ron、Hermione、Ginnyが、そして味方全員が悲鳴をあげます。
そんな中、歩み寄る一人の影。
Nevilleです! Nevilleは見事に最後のHorcruxの、蛇のNaginiの首をうちとります。
やった!Neville!!(親戚のオバサン一同、総立ちで拍手!!)
ええと、このシーンで、最後に首を切られたとき、Naginiはどこにいたのでしょう?
p584では、Voldemortの肩に巻きついてたのですよね。
でも、Voldemortの肩に巻きついていた蛇の首を切り落とすのって、すごく接近してないと難しいと思うんだけど・・・蛇の死骸がVoldemortの足もとに落ちたって書いてあるから、やっぱり首に巻きついていたのかしら・・・そのあと、HarryがVoldemortとNevilleの間にShieldを張るのですよね。その辺からもVoldemortとNevilleの距離感がいまいちつかめないjesterです。
さて、この騒ぎに乗じて、Cloakで姿を隠したHarryは、Voldemortを追います。
そしてMrs.Weasleyが、Hermione、Ginny、Lunaを守ろうとしてBellatrixと戦っているところに出くわします。
「You – will – never – touch – our – children – again! 」
というMrs.Weasleyの叫びに、涙・・・
あまりのBellatrixのあざけりに怒ったMrs.WeasleyはBellatrixを倒しますが、今度はVoldemortがMrs.WeasleyにむかってWandを振り上げます。その瞬間、Harryは姿を現します。
両サイドから上がる声。「Harryが生きていた!」
二人の息詰まる対決が始まります。Harryは、「SnapeはずっとDumbledoreの味方だった。Dumbledoreを殺したのはSnapeではなく、Wandの真の持ち主はDracoで、そして今の真の持ち主はHarryである」とつげます。
p592のHarryのセリフ「Oh, he dreamed of it,」のOhが、Dumbledoreの口真似になっているとおもいましたが、いかがでしょう? Dumbledoreって良くこういう風に話しますよね。
そして、飛び交う「Avada Kedavra」と「Expelliarmus」!(最後までHarryは「Expelliarmus」!!)
Voldemortは自らはなったKilling Cruseの反射によって、ついにこの世を去るのでした・・・
平和が訪れた学校。
Ron、HermioneとDumbledoreの部屋にいったHarryは、自分はElder Wandを使わないといいます。
「このWandは価値があるけれど、それ以上にトラブルを起こす。僕はもう一生分のトラブルを経験したからね」
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あ、ネタバレです。もちろん。
うんうん、ここでキレたMrs.Weasley、私も感動しましたです。
そしてNeville...
あの弱々しかった彼が、自らArmyを率いるまでに成長してして、私は「20世紀少年」のある人物と重なってしかたがないのですが、「20世紀少年」はご存じないですよね・・・。
HarryとVoldemortのここでのやりとり、やりとり自体はよかったんですが、お互いにらみ合ったまま延々と話し続けるというのに若干がっかりでした。もうちょっと動きがほしかったなーなんて思うんですが。
Harry...
大事なときですらAvada Kedavraは使わないんですよね。相手を殺さんとまずいだろ・・・ってときですら。まあしかたないのですが。
あんまりレパートリーないですよね、彼の攻撃は。いくら強くても学校も卒業してないしね。逆に言えば少ないレパートリーでよくやってるなという感じでしょうか。
しかしここでのExpelliarmusは初めて正しい選択だったと思いましたです。
(ネタばれ厳禁なさっている方はご注意ください!)
>私は「20世紀少年」のある人物と重なってしかたがないのですが、「20世紀少年」はご存じないですよね・・・。
「20世紀少年」、とても面白いという噂は聞いているのですが、まだ読んでないです・・・・(涙
Nevilleっぽいキャラクターが出てくるのですね~
>HarryとVoldemortのここでのやりとり、やりとり自体はよかったんですが、お互いにらみ合ったまま延々と話し続けるというのに若干がっかりでした。
なんか最後に説明してる、って感じも無きにしも非ずでしたね・・・
それからなんかVoldemortがばかっぽすぎて、仮にもLordと名のつくVoldemortなのに、少しも知性が感じられないのがちょっとかなしかったかな。
>大事なときですらAvada Kedavraは使わないんですよね。相手を殺さんとまずいだろ・・・ってときですら。まあしかたないのですが。
それがRowlingさんの意図してるところなんでしょうかね?
武装解除を相手にさせることによって先頭を終わらせようという・・・あくまで、殺し合いは目的ではない、という・・・
でもVoldemortを生かしておいてどうするねん、とも思いますけどね・・・
>あんまりレパートリーないですよね、彼の攻撃は。いくら強くても学校も卒業してないしね。逆に言えば少ないレパートリーでよくやってるなという感じでしょうか。
このシリーズ、魔法ってあんまり種類ないですよね。
VoldemortとかSnapeも、もっとすごい魔法をどんどん使ったらすごかったのに・・・
なんか流星が落ちてくるのとか、大地震がおこるのとか?(白状すると昔FFやってました・・・)
個人的にはこの章のヒーロー(ヒロイン)はモリーおばさん。普段は双子やロンの素行にしかめ面なお母さんなのに、‘Bicth!’と口汚く吠え、‘She is mine !’と啖呵を切る。何しろ相手は、あのベラです。リミッターを外して戦わなくちゃ、勝てない。そうやってなりふりかまわず全力を振り絞る「おばちゃん」が、とんでもなく気高く思えて涙腺が緩んでしまいました。
ローリング氏が一番伝えたかったのは、「誰しも間違うし自己中心的な思いを抱くことはあるが、それ自体は悪いことではない。正しくありたいと自分を律することが大事なのだ」ということだと思います。しかし、一番描きたかったシーンは、リリーがヴォルデモートの前に立ちはだかるシーンであったり、ナルシッサがヴォルデモートを欺くシーンであったり、モリーがなりふり構わずベラに立ち向かうシーンだったんじゃないかという気がします。それくらい、「お母ちゃんズ」の姿は胸に迫ってきました。
最後のエクスペリアームスは「最後までハリーはハリーだったか」と個人的には気に入っています。その一方で「続編への芽を残す」という狙いもあるのでは……と勘繰っています。これだけ見事に完結した物語なので続編なんて要らないと思いつつも、心のどこかでそれを期待している私がいます。(^^;
ほら、このあとのエピローグに魅力的なキャラクターが出てきますよね? 特異な体質の2人から生まれたやんちゃな……(以下、自主規制w
(ネタばれ厳禁なさっている方はご注意ください!)
>個人的にはこの章のヒーロー(ヒロイン)はモリーおばさん。
思わずこぶしを握って「がんばれ!」と応援しました。
Bellatrixが怖いだけに、映画になったら力が入りそうです。
>ローリング氏が一番伝えたかったのは、「誰しも間違うし自己中心的な思いを抱くことはあるが、それ自体は悪いことではない。正しくありたいと自分を律することが大事なのだ」ということだと思います。
なるほど・・・・
ここまでHarryが成長してきたのは、本当に間違ったり悩んだりして、自分を律することを学んできたんですものね。それはRonなども同じですしね。
これを読んだ子供たちも、きっといろいろ感じるでしょうね。
>しかし、一番描きたかったシーンは、リリーがヴォルデモートの前に立ちはだかるシーンであったり、ナルシッサがヴォルデモートを欺くシーンであったり、モリーがなりふり構わずベラに立ち向かうシーンだったんじゃないかという気がします。それくらい、「お母ちゃんズ」の姿は胸に迫ってきました。
「題名のない子守唄」というイタリア映画をみたのですが、まさにこういう感じでした。(レビューはhttp://jester.seesaa.net/ にアップしてあります) 母は強し、です。
>最後のエクスペリアームスは「最後までハリーはハリーだったか」と個人的には気に入っています。
私もです。最後までこれで通したのですね~と思いました。
>その一方で「続編への芽を残す」という狙いもあるのでは……と勘繰っています。これだけ見事に完結した物語なので続編なんて要らないと思いつつも、心のどこかでそれを期待している私がいます。(^^;
この世界から離れるのは寂しいですよね~
私も続編に期待します!
>ほら、このあとのエピローグに魅力的なキャラクターが出てきますよね? 特異な体質の2人から生まれたやんちゃな……(以下、自主規制w
うんうん!あの子のことね?お父さんが・・・
続きはエピローグのレビューで語りましょう~
ぎゃー、文章が消えた~!
これってヴォルデモートの祟りか~!?
ネタバレありま~す。
いよいよ最終章ですね。
ここへきてハリーがずいぶんたくましくなったと思いました。
ヴォルデモートと対等に戦ってるじゃないですか!
というより、ヴォルデモートがハリーのペースにすっかりはまってる?
'Tom Liddle'と話しかけた時点で、意図的にヴォルデモートを自分と同じレベルにしたというか、彼の恐ろしさを感じなくなりましたね。
名前の持つ魔力なんでしょう。
たくましくなったといえばネビル!!
最後までヴォルデモートに楯突いて、彼の一本気なところはもう泣かせますよ~。
そして彼の活躍ぶりには、おばちゃんも思わず拍手!
この章で感動的だったのは、サムさんもご指摘のようにモリーですね。
あのモリーが、子どものたちの前にも関わらず、ベラトリクスを口汚く罵り戦いを挑む。
おばちゃんパワー炸裂!
母親として彼女の気持ちがわかるから、よくぞやってくれた!とここでも拍手。
リリーといい、モリーといい、立場が違えどナルシッサといい、母は強し。
そう思うと、せめてトンクスだけでも生き残っててほしかったなあ、と思いました。
くっちゃ寝さんにはこのハリポタレビューの最初からずっとお付き合いいただいて、支えていただきました♪ 感謝です!
あとエピローグを残すばかりですが、宜しくお付き合いくださいませ。
以下ネタバレありま~す。
>ここへきてハリーがずいぶんたくましくなったと思いました。
ヴォルデモートと対等に戦ってるじゃないですか!
というより、ヴォルデモートがハリーのペースにすっかりはまってる?
Harryの成長、すごいですね。でもjesterとしてはVoldemortがもうちょっと怖くないと、物語自体が安くなるじゃんか、と思ってしまいました。
Voldemort、アホなんだもん・・・
>'Tom Liddle'と話しかけた時点で、意図的にヴォルデモートを自分と同じレベルにしたというか、彼の恐ろしさを感じなくなりましたね。
名前の持つ魔力なんでしょう。
そういうのってあるかもしれませんね。Lordといわれる前の、人間だった頃のTomにもどした、って感じですね。
>たくましくなったといえばネビル!!
最後までヴォルデモートに楯突いて、彼の一本気なところはもう泣かせますよ~。
そして彼の活躍ぶりには、おばちゃんも思わず拍手!
Nevilleのおばあちゃんも誇らしいことでしょうね~
もちろん、親戚のおばちゃん連盟も、やってくれたね!と旗振っちゃいますよね!!
>あのモリーが、子どものたちの前にも関わらず、ベラトリクスを口汚く罵り戦いを挑む。
おばちゃんパワー炸裂!
母親として彼女の気持ちがわかるから、よくぞやってくれた!とここでも拍手。
リリーといい、モリーといい、立場が違えどナルシッサといい、母は強し。
そうですよね!!
Mrs.Weasleyにはすごい共感して、夜中だったけど大声で応援してしまった。←迷惑。
>そう思うと、せめてトンクスだけでも生き残っててほしかったなあ、と思いました。
遺された子供がほんとにかわいそうです・・・
うう、続きはエピローグにて・・・
ハリーがトム・リドルと呼びかけるシーンで、私は「真の名」という概念を思い出しました。
アーシュラ・ル・グインの作品でも登場しますが、真の名を知ることで対象を凌駕できる(≒支配できる、魔法をかけられる)というアレです。東洋では「真言」という概念がそれに通じるものと言えそうですし、日本の武家に見られた「幼名」あるいは三国志などで有名な「字(あざな)」にも似たような考え方が根底にあるように思います(諸葛亮孔明は「諸葛さん家の亮くん、通り名は孔明さん」であり、彼を本名で「亮(ないしは諸葛亮)」と呼んで良いのは目上の人間等だけで、他は「孔明(ないしは諸葛孔明)」と呼ぶのが筋)。
グリム童話の金を紡ぐ小人や「大工と鬼六」では、本名を当てることで相手を退けるという結末になっています。そういえば、良くも悪くも話題の「デスノート」では、見知った相手の本名を書くことで殺人がなされますね。古今東西、「名前」には力がありその「本当の名前」を掌握することがその者(物)を掌握することとニアリーイコールだ、と考えられてきたようです。
この章では、ついに恐怖や精神的圧力を克服した象徴として「トム・リドル」と呼び正すシーンとなっていて、従来型の「本名を知ることで相手より優位に立つ」というパターンとは異なるのですが、何となく上記のようなことを連想しました。
ヴォルデモートが「ヴォルデモート卿」などという自尊自称を悔い改め「トム・リドル」に戻るための最後のチャンスを与えようとした――このシーンはそんなふうにも見えます。悪く言えば「上から目線」ですが、良く言えば「導き手の視点」という感じ。
真の名を使うことで相手を支配できる、みたいな。
ハリーはそんなこと思いもしなかったでしょうけど、ここで「トム・リドル」の名で呼びかけたことにちょっと驚きました。
jesterさんも言われるとおり、ここでのヴォルデモートってパワーダウンしてる感じで物足りないですよね。
これがあの、みんなに名前を言うのさえ恐れられてたヴォルデモート?って感じで。
でも、ハリーに「トム・リドル」と本名で呼ばれたことは、彼にしても予想外で、なんとなくまだホグワーツにいた頃の彼に戻ったみたいな気がしたんです。
これなら意外にあっさりハリーが勝ったのも納得できます。
そうでなければ、ハリーがヴォルデモートに力で勝つのはなかなか難しそうだし。
でも、せっかくここまできて、ふたりの派手なバトルも見てみたかったですけどね~。
ネタバレあります!
>ハリーがトム・リドルと呼びかけるシーンで、私は「真の名」という概念を思い出しました。
あああ~! そういわれればそうですね~
さすがサムさん! 深いです~!!
ここでのHarryの呼びかけに微かな違和感はあったものの、そこまで考え付きませんでしたわ~
「トム・チット・トット」の童話とか、陰陽師でもでてきたし、ゲドでもそうでしたね!
「真の名」を知るということは相手を牛耳ることでもあるのですよね。
トム・リドルという名前は隠されてきたわけではないので、「真の名」なのかどうかわかりませんが、確かにLord Voldemortと呼ぶよりも、自分と目線を合わせているという気がします。
突然Harryがトム・リドルと呼んだのは、それがあったからなんですね~きっと。
>ヴォルデモートが「ヴォルデモート卿」などという自尊自称を悔い改め「トム・リドル」に戻るための最後のチャンスを与えようとした――このシーンはそんなふうにも見えます。悪く言えば「上から目線」ですが、良く言えば「導き手の視点」という感じ。
DumbledoreもVoldemortにトム、って呼びかけてましたよね、確か。
人間として呼びかけている感じがします。
しかし、Voldemortはそれに呼応して悔い改めるような善の部分を持っていないわけで、そういう彼だからこそ、「愛」というものが理解できず、自らの魔法で自滅していく・・・ということなのでしょうか?