なにしろ毛皮を着込んでるもんですから、夏ばて気味だったわたくしも、やっと涼しくなってきて、ずいぶん元気になりました。
でも食欲の秋ですね。腹がすいて腹がすいて・・・
ゴハンはまだかしら・・・・
(談;猫)
Harry Potter and the Deathly Hallowsのレビューはクライマックスに突入です!
Chapter 34 「The Forest Again」 P554~
(このレビューは、ハリー・ポッターの最新刊、Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter 7)(UK) Adult Editionをテキストにしています。そのChapter34についてのものです。
重要なネタばれを含む感想が書いてあります。
未読の方はご注意ください! )
以下、物語の重要なネタばれを含みます。それをご了解の上、よろしかったら左クリック→ドローして反転させてお読みください。
やっとすべての謎が解けた・・・
Harryは自分が死すべきものだったことをついに理解しました。
かれもHorcruxesのひとつだったのです。
死ぬことによって皆を救う定めのものだったのです・・・
しどい・・・・
死ぬのは怖い・・・
でも死なないとVoldemortをやっつけることは出来ず、皆を救うことはできない・・・
いっそ、Hedwigのように、死を感じることもなく死んでしまいたかった・・
こんなジレンマを17歳の少年に与えるなんて、酷すぎです・・・
しかも、Horcruxesの残る1つ、蛇はまだ死んでいません。
自分が死んだあと、それをやってくれる人・・・
RonやHermione以外にも誰かに頼んでおきたい。
HarryはNevilleにこの任務をたくします。
(親戚のオバサンの一人として、Nevilleが任務を遂行してくれることを期待します!)
声をかけたい気持ちを抑えてGinnyの横を通り過ぎるHarry。
そのときHarryはSnitchのことを思い出します。
「I open at the close」
今こそcloseじゃないか。
Snitchの中には死者をよみがえらせることが出来るResurrection Stoneが。
そして、この石によって、Jamesが、Siriusが、Lupinが、Lilyがよみがえります。
「勇敢だったね」
「もう少しだよ、君を誇りに思うよ」
Harryは聞きます
「痛いのかな?」
「死ぬの?全然大丈夫だよ」とSiriusが答えます。
「一緒にいてくれるね?」とHarry。
「一番最後までね」とJames。
ああ、今ここに書いていても、号泣してしまう、悲しい、悲しいシーン。
そしてHarryは一人、Voldemortの前に出て行きます。
VoldemortがWandを振り上げ、HarryはGinnyのことを思い出します。
そして緑の光と共に
・・・everything was gone・・・・
コメント大歓迎♪
コメント欄もネタばれあります!
未読の方はご注意ください!
ネタばれコメントをしてくださる方、どうぞ1行目に「ネタばれあります」と書いてからコメントをお初めくださいませ。よろしくお願いします。
でも食欲の秋ですね。腹がすいて腹がすいて・・・
ゴハンはまだかしら・・・・
(談;猫)
Harry Potter and the Deathly Hallowsのレビューはクライマックスに突入です!
Chapter 34 「The Forest Again」 P554~
(このレビューは、ハリー・ポッターの最新刊、Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter 7)(UK) Adult Editionをテキストにしています。そのChapter34についてのものです。
重要なネタばれを含む感想が書いてあります。
未読の方はご注意ください! )
以下、物語の重要なネタばれを含みます。それをご了解の上、よろしかったら左クリック→ドローして反転させてお読みください。
やっとすべての謎が解けた・・・
Harryは自分が死すべきものだったことをついに理解しました。
かれもHorcruxesのひとつだったのです。
死ぬことによって皆を救う定めのものだったのです・・・
しどい・・・・
死ぬのは怖い・・・
でも死なないとVoldemortをやっつけることは出来ず、皆を救うことはできない・・・
いっそ、Hedwigのように、死を感じることもなく死んでしまいたかった・・
こんなジレンマを17歳の少年に与えるなんて、酷すぎです・・・
しかも、Horcruxesの残る1つ、蛇はまだ死んでいません。
自分が死んだあと、それをやってくれる人・・・
RonやHermione以外にも誰かに頼んでおきたい。
HarryはNevilleにこの任務をたくします。
(親戚のオバサンの一人として、Nevilleが任務を遂行してくれることを期待します!)
声をかけたい気持ちを抑えてGinnyの横を通り過ぎるHarry。
そのときHarryはSnitchのことを思い出します。
「I open at the close」
今こそcloseじゃないか。
Snitchの中には死者をよみがえらせることが出来るResurrection Stoneが。
そして、この石によって、Jamesが、Siriusが、Lupinが、Lilyがよみがえります。
「勇敢だったね」
「もう少しだよ、君を誇りに思うよ」
Harryは聞きます
「痛いのかな?」
「死ぬの?全然大丈夫だよ」とSiriusが答えます。
「一緒にいてくれるね?」とHarry。
「一番最後までね」とJames。
ああ、今ここに書いていても、号泣してしまう、悲しい、悲しいシーン。
そしてHarryは一人、Voldemortの前に出て行きます。
VoldemortがWandを振り上げ、HarryはGinnyのことを思い出します。
そして緑の光と共に
・・・everything was gone・・・・
コメント大歓迎♪
コメント欄もネタばれあります!
未読の方はご注意ください!
ネタばれコメントをしてくださる方、どうぞ1行目に「ネタばれあります」と書いてからコメントをお初めくださいませ。よろしくお願いします。
>私も何故?!と思いましたが・・・
ハリーが魔法世界に入った初めての原点の場所ということで、もう一度現世に戻って生きるか、それともこのまま彼岸に渡るかの分岐点のイメージを駅に求めたのかなぁ~と思いました。
なるほど!
いろんな世界への分岐点になっているのですね!
うんうん、さすがiguさんですわ~~
>たぶん、この幻影のKing's Crossで、もしも幻影のホグワーツ特急がやって来てそれに乗ってしまったら(三途の川みたいに)、その列車の行き着く先は、本当の二度と戻れないアノ世の世界なのかもと・・・
ああ、そうなのかもしれませんね~
なんかとっても寂しいところでしたものね。
>この駅名で、いちばん強く感じたのは
やはりキリスト教の受難のイメージです。
「Cross」と言えばやはりイエスの十字架。
受難者。救世主のイメージです。
やはりそれを象徴していたのかもしれません。
自分の身を捨てて、というのは最高の愛ですものね。
Harryは死ぬことによって皆を助けるのだから、やはりどうしても重なってしまいますよね。
ハリーが魔法世界に入った初めての原点の場所ということで、
もう一度現世に戻って生きるか、それともこのまま彼岸に渡るかの分岐点のイメージを駅に求めたのかなぁ~と思いました。
たぶん、この幻影のKing's Crossで、もしも幻影のホグワーツ特急がやって来てそれに乗ってしまったら(三途の川みたいに)、その列車の行き着く先は、本当の二度と戻れないアノ世の世界なのかもと・・・
自分を納得させようとアレコレ考えましたが・・・
それでも、やっぱり疑問ですよね?
この駅名で、いちばん強く感じたのは
やはりキリスト教の受難のイメージです。
「Cross」と言えばやはりイエスの十字架。
受難者。救世主のイメージです。
人々を救う為に自ら死に赴くイメージは、今回のハリーがやったことと重なりますし、
死を前にして苦しむハリーも、聖書のイエスと重なりました。
お返事遅くなってごめんなさい!
>あくまでも独りっぽちで、死んだ後も仲間はずれで可愛そうすぎる~~と、思ったのは私だけでしょうか。
どっかの木陰から、甦ってるんだけど皆の所に行けないスネイプが じっとリリーを覗き見してたりして・・・
しくしく。
あくまでスネイプ先生はスネイプ先生なんですね~
よみがえっても実らないところが、彼らしいですわ・・・
>ハリー、お前はアスランだったのか?という章でしたね。読んでいて、なんだかハリーと一緒にほとんど上の空で、死に向かい心と体が早くも離れたように、ただ粛々と森を進んで行く心地でした。
かわいそすぎですよね、ハリー。
本当にアスランっぽいですね。
ということはやはりジーザス・クライストってことなのかしら?
この辺は読んでいて同調しちゃいましたよね。
>次の章の「King's Cross」もダブル・ミーニングですよね?
そうなんでしょうか? ここのタイトルはわたしも良く分からないのですが・・・
なぜ駅名なんでしょうね?
ここでもスネイプは甦らないの?
あくまでも独りっぽちで、死んだ後も仲間はずれで可愛そうすぎる~~と、思ったのは私だけでしょうか。
どっかの木陰から、甦ってるんだけど皆の所に行けないスネイプが じっとリリーを覗き見してたりして・・・
いや、わかってるんですけど。
ハリーにとっても大切な愛する人が甦ったこと。
ハリー、お前はアスランだったのか?という章でしたね。読んでいて、なんだかハリーと一緒にほとんど上の空で、死に向かい心と体が早くも離れたように、ただ粛々と森を進んで行く心地でした。
jesterさんがおしゃっていたように、本のタイトルはやはりダブル・ミーニングだったのですね。
次の章の「King's Cross」もダブル・ミーニングですよね?
ちょうど、カピトリーニ美術館にいったときに、あの銅像の前で娘に説明してやったので、おぼえてたんですね~
>もう一度詳しく聞きたいけど、今ぴりぴりしてて、Lupin先生の名前は禁句なんですぅ~。
いま大切な時期ですもんね。どうぞそっとしておいて上げてください。
>ルパンは小学校のとき全巻読んで、高校ではもう一度新潮文庫で読み直しました。当時、泥棒とかスパイに憧れてました(変な女子高生)。
私は、小学校のときの簡単にリライトされてるものしか読んでないんですよ。2~3年前に「ルパン」のフランス映画を見たとき、読もうと思って文庫を買って、ぱらぱらめくってまだチャンと読んでません。
jesterはとても単純な人間なので、いまだにスパイものとか泥棒ものの映画を見ると、そのあとしばらく物陰からこっそり(赤の他人を)うかがったり、見知らぬ人の雑談に聞き耳立てたりしちゃいます。(やめんか)
>欧米文学を読むとき、キリスト教的な考えがベースにあることって多いですよね。
そうですよね。それと、ハリポタで感じるのはケルトっぽい感じ。キリスト以前のケルトや北欧の神話なんかがベースにあるきがします。
以下ネタばれあります!未読の方ご注意ください!!
>ところで気になったのですが、よみがえった彼らは、みんな若いころの姿なんですね?
SiriusとLupinは死んだときの姿じゃないのはどうして?と思いました。
ふたりだけオッサンだと絵にならないからかなあ(爆)
そうなんですよ!
なんでなんでしょう? 若いときのおっさんは、Harryは知らないですもんねえ~
人生で一番輝いていたときでよみがえるのか??
そんなの誰が決めるのだ? 死んだ本人?
あっ、そうです。
長女の言うこと、いい加減に聞いてたもんで(だから、いつも怒られる)
長女の情報はどこまで本当かわかりません。
もう一度詳しく聞きたいけど、今ぴりぴりしてて、Lupin先生の名前は禁句なんですぅ~。
ルパンは小学校のとき全巻読んで、高校ではもう一度新潮文庫で読み直しました。
当時、泥棒とかスパイに憧れてました(変な女子高生)。
>ちょっとちがうけど、仏教でもブッダはシッダールタのころ、『捨身飼虎』で、飢えた虎のために命を差し出してますし。
これって、「いろはにほへと・・・」のエピソードのところでしょうか?
そういえば大学で仏教学をとってて、この話を聞いて感心した覚えがあります。
うんうん、HarryもFrodoも使命を帯びているんですよね。
けっして誰かのために死んで、死を美化しようとしているのではありません。
そこが違うんだ~。
欧米文学を読むとき、キリスト教的な考えがベースにあることって多いですよね。
日本的なものの見方では理解しにくいことが時々あります。
ここからネタバレ。
ところで気になったのですが、よみがえった彼らは、みんな若いころの姿なんですね?
SiriusとLupinは死んだときの姿じゃないのはどうして?と思いました。
ふたりだけオッサンだと絵にならないからかなあ(爆)
ネタばれあります!未読の方ご注意ください!!
>実は33章で受けたショックが大きくて、頭が混乱したままこの章に入ったんですね。
心は乱れてるけど、読むのは止められない~
って感じでしたね~このChapter。
>jesterさんがどこかでキリスト教的だと書いておられませんでしたっけ?
あ、そうですそうです。宗教でよくある、自分を捨てて救世主になる、贖い主(あがないぬし)ですね~
ちょっとちがうけど、仏教でもブッダはシッダールタのころ、『捨身飼虎』で、飢えた虎のために命を差し出してますし。
キリストも、信者はキリストの贖いによって救われたという教えで、お祈りにも、グレゴリオチャントとかにも「贖い主」という言葉がよくでてきます。
そして、一回死んで再生するところも、キリスト的ですよね。
jesterはそれもあって、Hallowは彼のことでは? と思ったのでした。
こういうの、あちゃらの文学には良く出てきます。
指輪物語のFrodoも命を捨てて指輪を廃棄にいく使命を帯びてましたし・・・
(死ななかったけど、ガンダルフはじめ、みんなFrodoは死ぬと思ってたんですよね)
>ルパン、中高生のころ大・大好きだったんです。
わ~~い、仲間だ~~!
私は小学生の頃ですか・・・少年少女文庫のシリーズを、何回も繰り返して読んでましたよ。
ちょっとスーパーマンっぽいところがかっちょい~~って思って。
>Remusはローマの建国神話に出てくるローマの建設者らしいです(オオカミに育てられたとか?)。
あの、有名な銅像の、狼の下でお乳に飲んでる双子のRomulus とRemus の名前と同じですよね。
(ちなみに、あの銅像の狼と双子は制作年代がちがっていて、あとから組み合わされたらしいです。ローマのカピトリーニ美術館でみてきましたよん)
軍神マルスの子供とかいう伝説もあります。
でも建国の父はRomulusのほうじゃなかったでしたっけ? だからRomaになったんですよね。
弟のRemusはRomulusに殺されちゃうんですよねえ・・・不吉な名前といえば不吉です。
あ、だからLupinにそうつけたのか? 狼に育てられ、途中で死ぬって見越して??
うぬぬ、もしそうならRowlingさん、深い・・・・
>だからLupin先生の、Remusの名前は最初のうちは出てこないんだ、なんて長女は言ってましたけど。
え、死んじゃうさだめだから?
それで名前が最初は出てこないってことですか?
やはりHarryは死んでしまうのか~?
ネタバレありです
4人がよみがえったシーン、もう泣けてきました~。
私は、たとえば戦争映画なんかで、誰かのために命を捧げるみたいな死を美化する映画は嫌いなんですけど、Harryの場合は違うのですよね。
彼の場合崇高な任務というか、うまく書けないけど、jesterさんがどこかでキリスト教的だと書いておられませんでしたっけ?
なるほど~と納得したんです。
だから余計にせつなくて・・・。
↓(33章)のコメントでもありましたが、Lupinがルパンと長女から教えられ、私もえ~っとびっくりしました。
ルパン、中高生のころ大・大好きだったんです。
彼は私の理想でした~
Lupinの名前については長女が詳しくて、いろいろ教えてもらったような・・・。
RemusとかSiriusって星座に関係しているんですよね。
Remusはローマの建国神話に出てくるローマの建設者らしいです(オオカミに育てられたとか?)。
だからLupin先生の、Remusの名前は最初のうちは出てこないんだ、なんて長女は言ってましたけど。
>実は、ハリーが分霊箱という可能性は、某所で第六巻読了後に検討したことがあるんですよ。
おお!ファンの方たちはいろいろ検討なさっているのですね。
確かに6巻で、もうひとつのHorcruxについてDumbledoreがはっきりしない発言をしてましたよね。
> ところが実際は(1)ヴォル卿は自覚なしにハリーに分霊してしていた(2)予言の one と the other の真意が単純な解釈どおりではなかった(3)ハリーの中のリドルだけが死に、ハリー自身は死ななかった」ということで、ローリング氏に完敗という結果でした。(^^;
この辺、わたしも予想していたのを大きく上回った話の展開で、Rowlingさん、すごいな~と思いました。
> 「こじつけ」という批判が当たらないスレスレのラインで予想を見事に裏切りまくってくれる彼女は、本当にすごい作家さんだなぁ…と感嘆するばかりです。
ここまで世界的に稼ぐ作品だと、多分Rowlingさんには3巻ぐらいから彼女専用の編集さんというか、プロデューサーというか、「ブレイン」見たいな人が何人か付いていて、それでプロットを練ったのではないか、なんてこともちょっと思ったりしますが・・・・
(あくまで推測ですけれど)
それにしても、このあとのChapterで明かされるLilyの守りにしろ、ほんとによく考えてあるなあと感嘆しました!
>Jamesが、Siriusが、Lupinが、Lilyがよみがえります。
>「勇敢だったね」
>「もう少しだよ、君を誇りに思うよ」
>Harryは聞きます
>「痛いのかな?」
>「死ぬの?全然大丈夫だよ」とSiriusが答えます。
>「一緒にいてくれるね?」とHarry。
>「一番最後までね」とJames。
>ああ、今ここに書いていても、号泣してしまう、悲しい、悲しいシーン。
そうなんです、このシーンです。このシーンで「彼ら(もちろんハリー含む!)」こそが「Deathly Hallows」なんじゃないかと、思ったんです。
実は、ハリーが分霊箱という可能性は、某所で第六巻読了後に検討したことがあるんですよ。しかし、それだと(1)予言によってハリーを倒さねばならぬと信じているヴォル卿はみずから自身の分霊箱を壊さねばならず、とんだウッカリさんということになる(2)分霊箱たるハリーが死ななければヴォル卿が死なないということでは予言の内容に反する(3)ハリーがヴォル卿を倒せないのでは物語として美しくない――ということで消したセンでした。
ところが実際は(1)ヴォル卿は自覚なしにハリーに分霊してしていた(2)予言の one と the other の真意が単純な解釈どおりではなかった(3)ハリーの中のリドルだけが死に、ハリー自身は死ななかった」ということで、ローリング氏に完敗という結果でした。(^^;
「こじつけ」という批判が当たらないスレスレのラインで予想を見事に裏切りまくってくれる彼女は、本当にすごい作家さんだなぁ…と感嘆するばかりです。
これ以下のコメントには、重要なネタばれを含む危険があります。
未読の方はご注意ください!!
ネタばれコメントをしてくださる方、どうぞ1行目に「ネタばれあります」と書いてからコメントをお初めくださいませ。
よろしくお願いします。